90 / 262
第一章
88話 英雄研究
しおりを挟む
「まずは私の能力について考えたい」
「と、言うと?」
「何故そもそも『英雄召喚』なのかだ。私自身が強くなれる訳じゃない。あくまでも歳三のような英雄、つまりは他人に依存したスキルなんだ。こんなまどろっこしい必要があるか?」
神とやらが私をこの世界に導いたのなら、もう少し明確な力を与えて欲しかった。母がくれたこの腕輪が無ければ、私は文字通りの無能だっただろう。
不確定要素が多すぎる。
実際、父は魔剣という武器を自分自身の手元に出せる。母も特別な視る力を目に宿す。
貴族に限ったことではない。
一般にいる魔物を使役した状態で召喚する召喚士。契約したモンスターを操るモンスターテイマー。
いずれも魔力を用いて、“別の場所“から呼び出しているだけだ。術士の魔力が切れれば元の場所に強制送還となる。
その点歳三らは、生まれ変わった私と違い、本来この世界の住人ではない。そして『英雄召喚』のスキルを発動させ続けなくとも現に歳三は目の前に存在し続ける。
『召喚』とは付くが、もはや生み出したかのようである。
「そうだな……、俺が予想するに、生前の出来事が大きく関わっているな」
「聞かせてくれ」
「例えば、レオは歴史好きだったとかか?」
「言われてみればそうだが……」
前世はゴリゴリの文系だった。この世界での数学は未だ発展しておらず、しかも貴族においては十分すぎる程の知識があるので誤魔化せているが、数字はからきし駄目だった。
「そんでもって俺、土方歳三。『幕末ノ志士』は少々ぶっ飛んだスキルだぜ」
「ああ。ほぼ不死身だな」
私は思わずにやける。
「生憎、俺は不死身じゃなく、函館で死んだ。どこで不死身のイメージを俺に抱いた?」
「うーん、最後まで戦い続けた新撰組という後世のキャラ付けか……?」
「俺の見立てでは恐らくそれだ。レオの抱く歴史上の人物へのイメージを具現化したのが俺たち英雄として召喚されている」
「……なるほどな」
辻褄は合う。
「あと、やけに技の覚えが良くなった」
「どういう意味だ?」
「初めてウルツと戦った時のことだ。池田屋の時と近藤さんが討ち取られて江戸に戻った時にしか会ったことのない斎藤一の剣術が、ふと浮かんできた」
父との一騎打ちで見せた歳三の牙突のことだ。
ほとんど行動を共にした沖田総司らではなく斎藤一の剣術というのが引っかかる所ではある。
「そしてウルツとの戦いは負けた。その時、俺はウルツの魔剣を見て、飛ぶ剣撃を思いついた。あれはこの世界での戦い方を実感させられたからな」
「それが盗賊との戦いで見せた『裂空斬・一閃』か」
「そうだ。そしてまたあの時見たアルガーの身のこなしが、俺に新たなヒントを与えた」
「ま、待て!また新技を覚えたってことか?」
「そうだ。普通、剣術ってのは何年もの鍛錬によってのみ習熟する。コイツはちょっとばかし、おかしいことだ」
「異様な吸収力……。それは私が歳三に対して、柔軟に西洋の戦術を用いて戊辰戦争を戦い抜いたというイメージがそうさせたのか……?」
「かもな、ってのが俺の考えだ。だが単に真似してるって訳じゃなく技を作り直してるって感じだから、それなりに鍛錬も必要だ。……新しい敵と戦ってる間は無敵とはいかないな。──今は何とか魔法を覚えられねェかと試してみてるぜ」
歳三は得意気に口角を上げた。その裏には血も滲む努力が垣間見える。
私のスキルは『英雄“召喚“』だ。つまりベースとしてあるのは事実上の英雄。しかし、この世界に来る際に天から授かる能力は私が左右しているのか……。
「その話、大変興味深いですね」
開けておいた書斎の扉から、孔明がひょっこり顔を出した。
「お疲れ孔明。聞いていたのか」
「ええ。……レオの能力について、ですが、私もお役に立てるかもしれません」
「聞かせてくれ」
孔明は私の言葉に頷き羽扇を広げた。
「私の『神算鬼謀』ですが、それはレオの学んだ戦争の歴史を垣間見ることができる能力です」
「ああ」
見るだけ。しかしそこに孔明の頭脳が合わされば、どのような新しい戦略が生み出されるのか。
「ここで考えてください。私からしたらレオの生きた時代は未来です。しかし、レオから見た未来の戦いは私も覗くことができません。これはつまり、“スキルはレオの想像できる範囲“であると考えられます」
「あくまでも私基準であると?」
「そうです。「未来を見る」「戦術」これらについて何か私に抱いていた印象はありませんか?」
「そうだな……。恐らく私の孔明への印象は『三国志演義』というものをベースにしているな。占いや祈祷で天候を操ったり、未来を見透かしたかのような戦術を用いて敵を撃破したり……」
『三国志演義』は二次創作だ。西晋代に陳寿が書いた『三国志』を元に、千年も後の明代に成立した歴史小説なのである。
「それは或る意味私の戦略勝ちですね。……敢えてそのように摩訶不思議な力があるかのように見せ、味方を鼓舞し敵を畏怖させる。本当は、軍略は周りにいた優秀な将が助言を、天候については単なる予測ですよ」
「て、天気予報ってことか……?」
「ふふ、現実はそんなものですよ。ですがレオの勘違いのおかげで、本当にその力を手に入れたようですがね……」
私が知りたい、一年後、十年後のこの世界。それは私も知りえない以上、孔明のスキルでもってしても未来予知など不可能だ。
天から授かったこの『英雄召喚』のスキルで、召喚した英雄に私がスキルを授ける。
各人が所有する固有のスキルが神から与えられたものならば、もはや私の『英雄召喚』は神にも等しい能力と言えるのかもしれない。
いや、それは思い上がりが過ぎるか。
「……これは私のほんのささやかな助言ですが──」
私の悩む心中を見透かしたのか、孔明は言葉を続けた。
「例えば次の英雄を誰にするか考える時、レオの思い入れが強い人物が良いでしょう」
「それは何故だ?」
「恐らく、レオがどれだけその人物について知っているかでスキルの強さが決まります。……簡潔に言えば、好きな人を呼べばそれは最善の結果を招くのです」
「……なるほどな。考えておこう」
強力であるが故に使い所が選ばれる。それに数年単位の待機期間があるなら尚更だ。
寿命というタイムリミットがある為、生涯で使える回数も限界がある。
いや、そもそもこの世界で天寿をまっとうできるとも限らないが……。
「焦らなくていいぜ。次がいつになるかは分からないしな」
「ああ」
私は歳三と孔明の自己分析の入念さに驚かされた。やはり自分の第二の人生の出生は気になるだろうか。
彼らを、説得したとはいえ、半ば無理やり安らかな眠りからこの戦乱の世に呼び出した責任を果たすべきだと、私は意を新たにした。
「と、言うと?」
「何故そもそも『英雄召喚』なのかだ。私自身が強くなれる訳じゃない。あくまでも歳三のような英雄、つまりは他人に依存したスキルなんだ。こんなまどろっこしい必要があるか?」
神とやらが私をこの世界に導いたのなら、もう少し明確な力を与えて欲しかった。母がくれたこの腕輪が無ければ、私は文字通りの無能だっただろう。
不確定要素が多すぎる。
実際、父は魔剣という武器を自分自身の手元に出せる。母も特別な視る力を目に宿す。
貴族に限ったことではない。
一般にいる魔物を使役した状態で召喚する召喚士。契約したモンスターを操るモンスターテイマー。
いずれも魔力を用いて、“別の場所“から呼び出しているだけだ。術士の魔力が切れれば元の場所に強制送還となる。
その点歳三らは、生まれ変わった私と違い、本来この世界の住人ではない。そして『英雄召喚』のスキルを発動させ続けなくとも現に歳三は目の前に存在し続ける。
『召喚』とは付くが、もはや生み出したかのようである。
「そうだな……、俺が予想するに、生前の出来事が大きく関わっているな」
「聞かせてくれ」
「例えば、レオは歴史好きだったとかか?」
「言われてみればそうだが……」
前世はゴリゴリの文系だった。この世界での数学は未だ発展しておらず、しかも貴族においては十分すぎる程の知識があるので誤魔化せているが、数字はからきし駄目だった。
「そんでもって俺、土方歳三。『幕末ノ志士』は少々ぶっ飛んだスキルだぜ」
「ああ。ほぼ不死身だな」
私は思わずにやける。
「生憎、俺は不死身じゃなく、函館で死んだ。どこで不死身のイメージを俺に抱いた?」
「うーん、最後まで戦い続けた新撰組という後世のキャラ付けか……?」
「俺の見立てでは恐らくそれだ。レオの抱く歴史上の人物へのイメージを具現化したのが俺たち英雄として召喚されている」
「……なるほどな」
辻褄は合う。
「あと、やけに技の覚えが良くなった」
「どういう意味だ?」
「初めてウルツと戦った時のことだ。池田屋の時と近藤さんが討ち取られて江戸に戻った時にしか会ったことのない斎藤一の剣術が、ふと浮かんできた」
父との一騎打ちで見せた歳三の牙突のことだ。
ほとんど行動を共にした沖田総司らではなく斎藤一の剣術というのが引っかかる所ではある。
「そしてウルツとの戦いは負けた。その時、俺はウルツの魔剣を見て、飛ぶ剣撃を思いついた。あれはこの世界での戦い方を実感させられたからな」
「それが盗賊との戦いで見せた『裂空斬・一閃』か」
「そうだ。そしてまたあの時見たアルガーの身のこなしが、俺に新たなヒントを与えた」
「ま、待て!また新技を覚えたってことか?」
「そうだ。普通、剣術ってのは何年もの鍛錬によってのみ習熟する。コイツはちょっとばかし、おかしいことだ」
「異様な吸収力……。それは私が歳三に対して、柔軟に西洋の戦術を用いて戊辰戦争を戦い抜いたというイメージがそうさせたのか……?」
「かもな、ってのが俺の考えだ。だが単に真似してるって訳じゃなく技を作り直してるって感じだから、それなりに鍛錬も必要だ。……新しい敵と戦ってる間は無敵とはいかないな。──今は何とか魔法を覚えられねェかと試してみてるぜ」
歳三は得意気に口角を上げた。その裏には血も滲む努力が垣間見える。
私のスキルは『英雄“召喚“』だ。つまりベースとしてあるのは事実上の英雄。しかし、この世界に来る際に天から授かる能力は私が左右しているのか……。
「その話、大変興味深いですね」
開けておいた書斎の扉から、孔明がひょっこり顔を出した。
「お疲れ孔明。聞いていたのか」
「ええ。……レオの能力について、ですが、私もお役に立てるかもしれません」
「聞かせてくれ」
孔明は私の言葉に頷き羽扇を広げた。
「私の『神算鬼謀』ですが、それはレオの学んだ戦争の歴史を垣間見ることができる能力です」
「ああ」
見るだけ。しかしそこに孔明の頭脳が合わされば、どのような新しい戦略が生み出されるのか。
「ここで考えてください。私からしたらレオの生きた時代は未来です。しかし、レオから見た未来の戦いは私も覗くことができません。これはつまり、“スキルはレオの想像できる範囲“であると考えられます」
「あくまでも私基準であると?」
「そうです。「未来を見る」「戦術」これらについて何か私に抱いていた印象はありませんか?」
「そうだな……。恐らく私の孔明への印象は『三国志演義』というものをベースにしているな。占いや祈祷で天候を操ったり、未来を見透かしたかのような戦術を用いて敵を撃破したり……」
『三国志演義』は二次創作だ。西晋代に陳寿が書いた『三国志』を元に、千年も後の明代に成立した歴史小説なのである。
「それは或る意味私の戦略勝ちですね。……敢えてそのように摩訶不思議な力があるかのように見せ、味方を鼓舞し敵を畏怖させる。本当は、軍略は周りにいた優秀な将が助言を、天候については単なる予測ですよ」
「て、天気予報ってことか……?」
「ふふ、現実はそんなものですよ。ですがレオの勘違いのおかげで、本当にその力を手に入れたようですがね……」
私が知りたい、一年後、十年後のこの世界。それは私も知りえない以上、孔明のスキルでもってしても未来予知など不可能だ。
天から授かったこの『英雄召喚』のスキルで、召喚した英雄に私がスキルを授ける。
各人が所有する固有のスキルが神から与えられたものならば、もはや私の『英雄召喚』は神にも等しい能力と言えるのかもしれない。
いや、それは思い上がりが過ぎるか。
「……これは私のほんのささやかな助言ですが──」
私の悩む心中を見透かしたのか、孔明は言葉を続けた。
「例えば次の英雄を誰にするか考える時、レオの思い入れが強い人物が良いでしょう」
「それは何故だ?」
「恐らく、レオがどれだけその人物について知っているかでスキルの強さが決まります。……簡潔に言えば、好きな人を呼べばそれは最善の結果を招くのです」
「……なるほどな。考えておこう」
強力であるが故に使い所が選ばれる。それに数年単位の待機期間があるなら尚更だ。
寿命というタイムリミットがある為、生涯で使える回数も限界がある。
いや、そもそもこの世界で天寿をまっとうできるとも限らないが……。
「焦らなくていいぜ。次がいつになるかは分からないしな」
「ああ」
私は歳三と孔明の自己分析の入念さに驚かされた。やはり自分の第二の人生の出生は気になるだろうか。
彼らを、説得したとはいえ、半ば無理やり安らかな眠りからこの戦乱の世に呼び出した責任を果たすべきだと、私は意を新たにした。
18
お気に入りに追加
100
あなたにおすすめの小説
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
大日本帝国、アラスカを購入して無双する
雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。
大日本帝国VS全世界、ここに開幕!
※架空の日本史・世界史です。
※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。
※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる