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01.春哉視点《朝の風景》
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俺の弟、《瀬野夏樹》は世界一可愛いと思う、いや、間違いない。世界一かわいい。
朝目が覚めると自分の部屋、自分のベッドの上。俺の横にはまだ可愛く寝息を立てている二歳下の弟、夏樹。
これが俺にとって毎朝の日常風景だ。
ナツにも勿論自室も自分のベッドもあるが、こんなに可愛い弟と一緒に暮らしてるのになんでわざわざ違うベッドで寝る必要がある?俺にはさっぱり分からない。
小さい頃から一緒に寝るのが当たり前だったせいもあり夏樹も毎晩自分から俺のベッドに潜り込んでくれる。可愛い、ほんとうに可愛い。
溺愛する弟の寝顔を眺めているとカーテンの隙間から差し込む朝日が眩しかったのか眉間に少し皺を寄せて「んんー・・・」と俺の方へ寝返りを打つ。可愛い横顔を正面から眺めて一日の夏樹パワーをチャージする。
「そろそろ起こすかなー」
眠っている夏樹の唇に自分のそれを近づけていく。毎朝俺のキスで夏樹を起こすのも勿論俺の日常。
昔《眠れる○の美女》を二人で観てから少しづつ夏樹の身体に仕込んでいった。
ゆっくりと唇を合わせ、ちゅ、ちゅっと何度か柔らかく潤んだ唇に吸い付いてから、まだ眠りの中にいるため力の入っていない歯列を舌でそっと割ると、上顎の裏をゆっくりと舐めあげた。
「ぁ…んぁ…」と夏樹から甘い吐息がこぼれたのに気分が良くなり今度は歯の裏側をひとつひとつ嬲っていく。舌を動かすたびにピクンと体が動くのに煽られ更に口内の粘膜を刺激してやると「ふぁっ…ぁぁん、」と一際甘い声を上げる。
しばらくそれを堪能していると、モゾ…となつの身体が動いた。
そっと唇を離して夏樹の顔を確認すると、目を覚ました瞳と視線が合わさった。先程まで閉じられていたそれは涙で潤み、吸い込まれそうなほど澄んだ黒い瞳でこちらを見つめていた。
「起きたね。おはよう、なつ。今日も可愛い」
そっと快感で赤らんだ目尻に触れるとそれにすら感じるのか「ぁっ」っと震える。
「ハルおはよう…もう、朝から激しいのは駄目だっていつも言ってるのに…!」キスで乱れた呼吸を整えながら潤んだ瞳で睨みつけてもなんの効果もない。むしろ逆効果だってことをいつになったらこの可愛くて仕方ない弟は気づくのだろうか。
「えー、だってなつの駄目って気持ちよすぎて朝からアンアン言っちゃうから駄目ってことでしょ?それなら問題ないよ。だって俺がなつの可愛いところが見たいんだもん」
「もんって…、可愛く言ったら許されると、あ、ちょ!はる駄目だって!んんっ…」
静止する声を無視してもう一度その甘美な唇に吸い付き貪る。ジュッと舌を強く吸い上げると先程の刺激がまだ残っているのか言葉とは反対に夏樹の顔はあっという間にもうトロトロだ。
キスに意識を持っていかれている隙きを狙って、布団の中の夏樹の中心にパジャマの上からそっと触れると「んんんッッ」と甘い悲鳴を上げた。
「なつ、おはようのキスに感じちゃったんだね、勃ってる」
「ちがっ…や…、だって、はるが悪いんでしょ!!駄目だって言ってるのに!」
顔を真っ赤にさせながら中心に触れている俺の手をどかそうと伸ばしてきた夏樹の両手を片手で易易と捕らえ、一つにまとめて拘束する。ついでに足同士も絡めて拘束すると逃げることも出来なくなった。
「ちょ、はるぅ!学校、遅刻するって!」
「まだ大丈夫だって。それに、これをどうにかしないと準備もできないでしょ?」
耳元で囁きながら既に半分立ち上がったそれを布越しにゆるゆると撫でると途端に逃げようとしていた身体から力が抜け「ぅんっ…んんっ…っ」と口から溢れ出す嬌声を唇を噛み締め必死に堪える。
俺が育て上げた快楽に弱い愛しいこの身体は小さな刺激もすべて拾い上げてしまう。いつも口では駄目だって言ってくるけど、少し弄ってやれば途端に淫靡な快楽に酔いしれて結局流されてしまうのが本当に可愛い。
「こら、唇噛んじゃダメだって言ってるだろ?」
たしなめるように唇の隙間を舐めてやると、その舌を追いかけるように唇が開かれ舌が差し出される。無意識にしている誘うような仕草に笑みを深めながらその舌に深く吸い付き、再び愛しくてたまらない口内を堪能する。
自らの口に招き入れた愛らしい舌をもぐもぐと甘噛すると、それに合わせて手の中のものがピクンピクンと揺れた。そっと下着の中に手を入れて人差し指で先に触れるとそこは既に先走りで溢れていた。
「ひぁぁあんっ先っぽ、駄目…っ」
「駄目じゃなくてイイだろ?」
指先でくるくると円をかくように鈴口を刺激し、カリにそっと爪を立てると身体に電流を流されたようにビクンッと身体が跳ね上がる。
「や、も、…イクっっイっちゃう、からぁ…ぁんぅっ」
「いいよ、可愛くイクところ見せて?」
クッと尿道口に爪を立てる。
「ひぁぁぁやああああっっっっんっんぁっ」
ナツがイク瞬間をじっと見つめる。
頬は紅色に染まり快楽で潤んだ瞳は未だ絶頂の中にいるのか宙を見つめている。乱れた甘い吐息をこぼしている口の端からは唾液が糸を引いて枕を濡らし、その身体は不規則にピクンピクンと揺れていた。あぁ本当に可愛い。
「今日も可愛くイけたね、えらいよなつ。」
「はぁ…はぁ…もう、今日体育あるのにぃぃ…はるのバカぁ~」
拗ねたなつが握った拳で俺をポカポカと叩きながら胸に顔を埋めてくる。あぁもうそんな可愛いことしてたら第2ラウンド突入するぞコノヤロウ。
「ほら、そろそろ起きよう?朝ごはん何が食べたい?」
胸に埋められた頭を撫でながら機嫌をとるために優しく声をかける。
「・・・・・・・・・フレンチトースト」
「了解、用意しとくからお風呂入っておいで」
「ん・・・」
もそりとなつがベッドから起き上がり自分の精液で汚れたパジャマを下着ごと脱いでそれをかかえると、何も無かったかのように脱衣所へ向かった。
これが俺、瀬野春哉の朝の日常。
朝目が覚めると自分の部屋、自分のベッドの上。俺の横にはまだ可愛く寝息を立てている二歳下の弟、夏樹。
これが俺にとって毎朝の日常風景だ。
ナツにも勿論自室も自分のベッドもあるが、こんなに可愛い弟と一緒に暮らしてるのになんでわざわざ違うベッドで寝る必要がある?俺にはさっぱり分からない。
小さい頃から一緒に寝るのが当たり前だったせいもあり夏樹も毎晩自分から俺のベッドに潜り込んでくれる。可愛い、ほんとうに可愛い。
溺愛する弟の寝顔を眺めているとカーテンの隙間から差し込む朝日が眩しかったのか眉間に少し皺を寄せて「んんー・・・」と俺の方へ寝返りを打つ。可愛い横顔を正面から眺めて一日の夏樹パワーをチャージする。
「そろそろ起こすかなー」
眠っている夏樹の唇に自分のそれを近づけていく。毎朝俺のキスで夏樹を起こすのも勿論俺の日常。
昔《眠れる○の美女》を二人で観てから少しづつ夏樹の身体に仕込んでいった。
ゆっくりと唇を合わせ、ちゅ、ちゅっと何度か柔らかく潤んだ唇に吸い付いてから、まだ眠りの中にいるため力の入っていない歯列を舌でそっと割ると、上顎の裏をゆっくりと舐めあげた。
「ぁ…んぁ…」と夏樹から甘い吐息がこぼれたのに気分が良くなり今度は歯の裏側をひとつひとつ嬲っていく。舌を動かすたびにピクンと体が動くのに煽られ更に口内の粘膜を刺激してやると「ふぁっ…ぁぁん、」と一際甘い声を上げる。
しばらくそれを堪能していると、モゾ…となつの身体が動いた。
そっと唇を離して夏樹の顔を確認すると、目を覚ました瞳と視線が合わさった。先程まで閉じられていたそれは涙で潤み、吸い込まれそうなほど澄んだ黒い瞳でこちらを見つめていた。
「起きたね。おはよう、なつ。今日も可愛い」
そっと快感で赤らんだ目尻に触れるとそれにすら感じるのか「ぁっ」っと震える。
「ハルおはよう…もう、朝から激しいのは駄目だっていつも言ってるのに…!」キスで乱れた呼吸を整えながら潤んだ瞳で睨みつけてもなんの効果もない。むしろ逆効果だってことをいつになったらこの可愛くて仕方ない弟は気づくのだろうか。
「えー、だってなつの駄目って気持ちよすぎて朝からアンアン言っちゃうから駄目ってことでしょ?それなら問題ないよ。だって俺がなつの可愛いところが見たいんだもん」
「もんって…、可愛く言ったら許されると、あ、ちょ!はる駄目だって!んんっ…」
静止する声を無視してもう一度その甘美な唇に吸い付き貪る。ジュッと舌を強く吸い上げると先程の刺激がまだ残っているのか言葉とは反対に夏樹の顔はあっという間にもうトロトロだ。
キスに意識を持っていかれている隙きを狙って、布団の中の夏樹の中心にパジャマの上からそっと触れると「んんんッッ」と甘い悲鳴を上げた。
「なつ、おはようのキスに感じちゃったんだね、勃ってる」
「ちがっ…や…、だって、はるが悪いんでしょ!!駄目だって言ってるのに!」
顔を真っ赤にさせながら中心に触れている俺の手をどかそうと伸ばしてきた夏樹の両手を片手で易易と捕らえ、一つにまとめて拘束する。ついでに足同士も絡めて拘束すると逃げることも出来なくなった。
「ちょ、はるぅ!学校、遅刻するって!」
「まだ大丈夫だって。それに、これをどうにかしないと準備もできないでしょ?」
耳元で囁きながら既に半分立ち上がったそれを布越しにゆるゆると撫でると途端に逃げようとしていた身体から力が抜け「ぅんっ…んんっ…っ」と口から溢れ出す嬌声を唇を噛み締め必死に堪える。
俺が育て上げた快楽に弱い愛しいこの身体は小さな刺激もすべて拾い上げてしまう。いつも口では駄目だって言ってくるけど、少し弄ってやれば途端に淫靡な快楽に酔いしれて結局流されてしまうのが本当に可愛い。
「こら、唇噛んじゃダメだって言ってるだろ?」
たしなめるように唇の隙間を舐めてやると、その舌を追いかけるように唇が開かれ舌が差し出される。無意識にしている誘うような仕草に笑みを深めながらその舌に深く吸い付き、再び愛しくてたまらない口内を堪能する。
自らの口に招き入れた愛らしい舌をもぐもぐと甘噛すると、それに合わせて手の中のものがピクンピクンと揺れた。そっと下着の中に手を入れて人差し指で先に触れるとそこは既に先走りで溢れていた。
「ひぁぁあんっ先っぽ、駄目…っ」
「駄目じゃなくてイイだろ?」
指先でくるくると円をかくように鈴口を刺激し、カリにそっと爪を立てると身体に電流を流されたようにビクンッと身体が跳ね上がる。
「や、も、…イクっっイっちゃう、からぁ…ぁんぅっ」
「いいよ、可愛くイクところ見せて?」
クッと尿道口に爪を立てる。
「ひぁぁぁやああああっっっっんっんぁっ」
ナツがイク瞬間をじっと見つめる。
頬は紅色に染まり快楽で潤んだ瞳は未だ絶頂の中にいるのか宙を見つめている。乱れた甘い吐息をこぼしている口の端からは唾液が糸を引いて枕を濡らし、その身体は不規則にピクンピクンと揺れていた。あぁ本当に可愛い。
「今日も可愛くイけたね、えらいよなつ。」
「はぁ…はぁ…もう、今日体育あるのにぃぃ…はるのバカぁ~」
拗ねたなつが握った拳で俺をポカポカと叩きながら胸に顔を埋めてくる。あぁもうそんな可愛いことしてたら第2ラウンド突入するぞコノヤロウ。
「ほら、そろそろ起きよう?朝ごはん何が食べたい?」
胸に埋められた頭を撫でながら機嫌をとるために優しく声をかける。
「・・・・・・・・・フレンチトースト」
「了解、用意しとくからお風呂入っておいで」
「ん・・・」
もそりとなつがベッドから起き上がり自分の精液で汚れたパジャマを下着ごと脱いでそれをかかえると、何も無かったかのように脱衣所へ向かった。
これが俺、瀬野春哉の朝の日常。
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