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擬似支配
ご主人様を思い出す
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聡介の命令には逆らえない。
いつも聡介の命令に従ったら、自分はどうなってしまうのだろうか。という好奇心で一杯になる。
鞭跡を指先でなぞる。
僕はプレイルームの外でも、聡介に支配されている。それはもう過去の自分では想像もできないほどの快感だ。この世界で誰かと繋がっていると感じることができる。
昨日のプレイと聡介の声が思い出される。
容赦なくケインが振り下ろされる。苦手な太ももを連続で打たれる。
「ああっっ」
自然と手がペニスを掴み、しごき始める。
指先を上下に往復させて、裏筋を刺激する。腫れた臀部を何度も打たれる。
自らの手で尿道口をぐりぐりと刺激して、爪を立てる。
「いっううんっ」
聡介とのプレイより、穏やかな達し方。
全然物足りない。
ゆきはローションを手に垂らすとアナルにあてがう。
「んっ」
もやのかかったような感覚だ。昨日プレイしたばかりで簡単に指が入り込む。奥まで挿入して、とんとんと刺激する。
「うんん」
迫り上がってくるような快感がない。ゆきはさらに激しく、指を出し入れしてアナルを刺激する。
『ほら、簡単にイっちゃだめだよ。まずはゆっくり浅い所をいじめて。』
「なんでっっ、さっきまで全然気持ちよくなかったの、に…。」
聡介の命令が頭の中で響いて、先ほどまでの鈍い感覚が嘘のように、イくのが我慢できなくなる。
「ううんっっん」
ゆきは自らの手でペニスの根本を掴む。
そして浅い位置を何度も刺激する。
「うんんっ」
『自分でローターを入れて、10分我慢しようね』
過去にされた命令を思い出す。ゆきはローターをアナルに挿れて、振動を強に設定する。
「あああっ」
喘ぎ声が漏れる。すぐにイッてしまいそうだ。前立腺への直接的な刺激。アナルから漏れ伝わる振動すらペニスで拾い上げる。
「10分はむっりっ。」
あの時は我慢が出来なくておしおきされた。聡介はまだ挿入に慣れていない僕のアナルにアナルビーズを押し込んで、一気に引き抜く。というのを何度か繰り返して遊んだ。
「あああん」
あの時の快感が思い出される。ペニスを握ってイかないように耐える。
『可愛いね。イッていいよ。』
「ああっ」
ゆきは、想像の中の聡介に許しを得て達した。
僕は激しいプレイが好きだ。何も考えられないくらい、痛くて、苦しくて、奪われるようなプレイが好きだ。
なのになぜ、今思い出すのが聡介の温かい掌なのだろう。
まだ、オナニーをしていたいのに、再びペニスが立ち上がる事はなかった。
「そういえば、聡介、プレイの時一度もイッたことがない。」
聡介は僕とのプレイでは物足りないのかも知れない。再会した当初、聡介はSMクラブのNo1だったし。
そこまで考えて、心がちくりと痛んだ。
おかしいな。僕たちはプレイルームでだけ擬似支配を楽しむ関係だ。それでも、相手が満足していないと被支配者としてプライドが傷つくものなのだろうか。
僕は、アナルのローターをランダムな時間間隔で振動するように設定した。
そうすると、このもやもやした気持ちが消えてくれるような気がした。
ローターを入れたまま外出して、ご主人様の命令を守るから。
こんなドMでいけない僕におしおきをして。
命令を守った僕を快感でぐちゃぐちゃになるまで虐めて。
そしてご主人様も満たされて。
いつも聡介の命令に従ったら、自分はどうなってしまうのだろうか。という好奇心で一杯になる。
鞭跡を指先でなぞる。
僕はプレイルームの外でも、聡介に支配されている。それはもう過去の自分では想像もできないほどの快感だ。この世界で誰かと繋がっていると感じることができる。
昨日のプレイと聡介の声が思い出される。
容赦なくケインが振り下ろされる。苦手な太ももを連続で打たれる。
「ああっっ」
自然と手がペニスを掴み、しごき始める。
指先を上下に往復させて、裏筋を刺激する。腫れた臀部を何度も打たれる。
自らの手で尿道口をぐりぐりと刺激して、爪を立てる。
「いっううんっ」
聡介とのプレイより、穏やかな達し方。
全然物足りない。
ゆきはローションを手に垂らすとアナルにあてがう。
「んっ」
もやのかかったような感覚だ。昨日プレイしたばかりで簡単に指が入り込む。奥まで挿入して、とんとんと刺激する。
「うんん」
迫り上がってくるような快感がない。ゆきはさらに激しく、指を出し入れしてアナルを刺激する。
『ほら、簡単にイっちゃだめだよ。まずはゆっくり浅い所をいじめて。』
「なんでっっ、さっきまで全然気持ちよくなかったの、に…。」
聡介の命令が頭の中で響いて、先ほどまでの鈍い感覚が嘘のように、イくのが我慢できなくなる。
「ううんっっん」
ゆきは自らの手でペニスの根本を掴む。
そして浅い位置を何度も刺激する。
「うんんっ」
『自分でローターを入れて、10分我慢しようね』
過去にされた命令を思い出す。ゆきはローターをアナルに挿れて、振動を強に設定する。
「あああっ」
喘ぎ声が漏れる。すぐにイッてしまいそうだ。前立腺への直接的な刺激。アナルから漏れ伝わる振動すらペニスで拾い上げる。
「10分はむっりっ。」
あの時は我慢が出来なくておしおきされた。聡介はまだ挿入に慣れていない僕のアナルにアナルビーズを押し込んで、一気に引き抜く。というのを何度か繰り返して遊んだ。
「あああん」
あの時の快感が思い出される。ペニスを握ってイかないように耐える。
『可愛いね。イッていいよ。』
「ああっ」
ゆきは、想像の中の聡介に許しを得て達した。
僕は激しいプレイが好きだ。何も考えられないくらい、痛くて、苦しくて、奪われるようなプレイが好きだ。
なのになぜ、今思い出すのが聡介の温かい掌なのだろう。
まだ、オナニーをしていたいのに、再びペニスが立ち上がる事はなかった。
「そういえば、聡介、プレイの時一度もイッたことがない。」
聡介は僕とのプレイでは物足りないのかも知れない。再会した当初、聡介はSMクラブのNo1だったし。
そこまで考えて、心がちくりと痛んだ。
おかしいな。僕たちはプレイルームでだけ擬似支配を楽しむ関係だ。それでも、相手が満足していないと被支配者としてプライドが傷つくものなのだろうか。
僕は、アナルのローターをランダムな時間間隔で振動するように設定した。
そうすると、このもやもやした気持ちが消えてくれるような気がした。
ローターを入れたまま外出して、ご主人様の命令を守るから。
こんなドMでいけない僕におしおきをして。
命令を守った僕を快感でぐちゃぐちゃになるまで虐めて。
そしてご主人様も満たされて。
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