『白雪姫は毒リンゴで殺された』

高岩唯丑

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生徒会活動記録 柳佳乃

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 張り紙がされてから一週間、生徒総会が行われた。そこで、生徒会が張り紙をしたと謝罪する。
 非難、批判が相次ぐかと思われたが、会長 月華院夜慧がした事、と皆が妙に納得して、特に何事もなかった。
 その後、夜慧会長による、張り紙をした動機の説明があり
「白雪姫を、死に追いやってしまった責任は、周りの人間にある、そして、発達障害という物が、世に広がり始めている現代において、同じ事を起こす事は許されない、知らなかった、では、もう済まされない、親しき友を、愛しき親友を、毒リンゴで、殺してしまわないように……学ぼう」
 そう、締めくくり、講演会へと繋げた。
 この生徒総会は、一般公開もされていた。外部の人を招き入れる事は、かなり大変だったが、夜慧会長の手腕ラリアットで何とか実現した。
 それほど、たくさんの人が来たわけではないが、それでも何かを変えるきっかけになると信じている。
 講演会を終えた生徒たちは、教室に戻り、クラス単位で勉強会が行われた。どんな事が行われたのか、どんな話がされたのか、わからない、下校時間には、みんなの顔が変わったのは、確かだと思う。

 辛い思いをする学校生活は、もう誰にも送ってほしくない。

 追伸、夜慧会長による、美穂先生への、お仕置きが執行されたらしい、人知れず、何が行われたかわからない。ただ夜慧会長が、プラスチック定規を持っていると、美穂先生が、お尻を手で庇って、怯えだすようになった。
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