22 / 26
22.甦り
しおりを挟む
トゥッセとまた語りたくないのか?そのセリフを聞いた時、英雄はきつく目を閉じた。
語りたいに、決まっている。彼はずっとトゥッセの真意を考え続けたのだから。
「どうでもいいわけないだろう。禁呪を使ったら、街が滅ぶって言ってるだろうが。何人死ぬと思ってるんだ。万が一、自分たちだけ生き残れたとしても、焼け野原で家族を抱えてどうするつもりだ」
だが、英雄は自分の心情を語ることなく、根気強くマードック少尉の説得を続けている。
「滅ばないかもしれないだろう。私はこの貴重な月蝕を逃すことなどできん。甦りの機会を見送るなど、二度殺すようなものだ。私は禁呪を識っているのだから」
しかしマードックは聞こうとしなかった。
「今思えば、魔王討伐に第一討伐隊と第二討伐隊が破れたのは僥倖だった。
第三討伐隊として、他の国との連携するために、禁呪が解放されたからな。
その頃には魔力のある人間は幾人も残っていなかったから、私程度の魔力しかなくても、君と同様、禁呪を学ぶ機会に恵まれた。
だからこそ、私は家族を甦らせることができる」
英雄はマードックと、甦りの禁呪の是非について、平行線の会話を続けている。
話の間に、英雄の杖がかすかに動き、先からゆっくりと魔力があふれ出す。青白い光がそっと地を這うのが見えた。
しかしめざとく、マードックが見とがめた。
「セヌート。勝手に魔法陣を展開するな。魔力ならこちらの甦りの方に流せ。助手の命が惜しければ」
キースは襟首を持たれて、エインズリーの手からマードックの方へ、むりやり移動させられる。手も足も縛られているのだ。首が締まってとても苦しい。
キースはマードックに、首を起点に後ろから抱え込まれた。首にマードックの腕が回される。少し絞められると、息が止まってしまう姿勢だ。
「英雄。問答は終わりだ。じきに月が欠ける。禁呪に魔力を流してもらおう」
マードック少尉は、英雄の鏡のようだ。
過去を取り戻そうと必死なのだ。
ただ彼は生きている人々を、頭から追い出してしまっている。
目の前にいる生者より、死者を取ったのだ。
英雄が、マードック少尉と同じように、すべてを亡くなった相棒だけに振り切ってしまえば、英雄も甦りに没頭したに違いない。
そうならないよう、今まで協会長や若旦那が、英雄の正気をどうにかつなぎ止めてきたのだ。
――キースは王都に出てきてから知った。
自分が魔王討伐の第4陣として育成されたことを。
まだ魔王が存在していたある日、田舎の村に騎士と魔術師がきて、今までに比べると破格の値段で、戦い方と魔術を教えてくれるようになった。だから貧乏な農家のキースも、魔術を学べることができたのだ。
当時は魔物を倒せる人間を増やすためだと言っていたが、今ならわかる。もう王都には戦える人材が、魔力がある人間がいなかったのだ。だから田舎まで人を派遣した。
魔王を英雄たちが倒してくれなければ、次に旅立つのは自分たちだっただろう。家族に渡すため、わずかの金と引き換えに討伐隊に入り、戦いに出向いたに違いない。
そうなれば、攻撃魔法が苦手な自分は、すぐに戦死しただろう。家族は遺髪すら手にすることもなく、泣いただろう。英雄が、先に戦った者たちがいなければそんな未来があったはずだ。
命を救われている。
英雄やマードック少尉の苦悩を代償に、キースも、この世も、全部が救われている。
キースは英雄にむくわなければならない。
キースはマードック少尉に首を絞められる危険を厭わず、声を出した。
「おれは魔王討伐が達成されなければ、第4討伐隊として出兵していたはずでした。あなたがたはどちらも命の恩人です。ありがとうございました」
キースを抑えているマードックの腕がきつく締まる。
「私は君の命より、妻と娘の命のほうが大事だった」
それは英雄も同じだ。赤の他人より、相棒の、トゥッセの命のほうが大事だったに違いない。
だが、ここにはマードック少尉の妻も娘もトゥッセもいない。
この場に生きているのは、マードックとセヌートとキースなのだ。
「セヌート様。おれのことは構わず、どうぞ思う通りに」
英雄は脱力したらしく、手からカランと杖を落とした。
「……俺もトゥッセに会いたいしな。陣に魔力を流そう。だが、その前にその魔法陣には書き直したい場所がある。訂正の準備をしてくれ」
マードックの腕が少し緩んだ。
「どの部分だ。原書のまま正確に再現したはずだ」
「だから原書そのままだと、成功しないんだよ。間違っているのは、魂の回帰を願う部分だ。街を壊さずに甦りを行うなら、呪を書き直さなきゃならない」
がりがりと英雄は頭をかく。
「月蝕が始まっちまう。早く準備をしよう」
マードックの意識は、もう魔法陣に向いている。
その時、英雄はしっかりキースを見つめながら、言った。
「お前は俺が何を研究しているかわかっているな?」
英雄の右手、長いローブが大きく上にひるがえったのを見たとき、キースはマードックのゆるんだ拘束を解き、とっさにかかんだ。
英雄がいつも話していた、トゥッセの玉が数個、宙を舞う。
倉庫の中で、小さな爆発が同時に起きた。
室内に煙が充満する。
「きゃっ」
「なんだ?!」
悲鳴と戸惑っている声。
それを押さえて、英雄の声が響いた。
「ハハハ!遅い。遅い。お前ら本当に、英雄に力づくで言うことを聞かせられると思ったのか!」
「魔王と戦った、この!俺に!」
倉庫全体に、魔力と共に青白い光を発して魔法陣が展開されていく。素晴らしい速さだ。
トンっと英雄が杖を突く音が響く。それは陣の完成の合図。
白煙が薄まったころ、全ては決していた。
英雄はトュッセがいなければ、彼が時間を稼がなければ、自分は戦えない。魔力が多いだけの、教科書通りの凡庸な魔術師だというが 、時間稼ぎなど不要だった 。
立っていたのは、マードックを踏みつけた英雄ただ一人。
「やっぱりトゥッセの玉は役に立つな」
と、ご満悦だ。
「……でも俺が投げると、精度が低くなるんだよな」
キースは、つくづくトゥッセというのはどういう人物だったのだろうと思う。
英雄は戦いになると、爆走するタイプのようだ。どうやって相棒をしていたのだろう。
ほかの人々は床にのびていた。うめいていることと、煙幕の間からみえた魔法陣から考えると、英雄はこの倉庫全体に麻痺の魔術をかけたようだ。魔力にあかせた力技だ。
「な……ぜだ」
踏みつけられたまま、マードックが切れぎれに尋ねる。
「相棒に……もう一度、会いたくはないのか」
「会いたいさ」
英雄は即答した。
「だが、おれはトゥッセの判断を否定しないことに決めたんだ。
おれは、トゥッセが、孤児がいない世界を願って、戦ったことを覚えている。
これからこの世界を生きる誰かのために、俺たちは命をかけたんだ」
英雄はしっかりとマードック少尉を見据えた。
「大事な相手の、死ぬ直前までの意思を否定するな。大事なら、相手の全ての人生を肯定してやれ。
それが共に生きると決めた俺たちの責任だ 。覚悟を、無駄にしてやるな 。
あんたの妻が遺書に書いた内容を、汲んでやれ」
英雄は婚約者を亡くしたと訴えた女性とエインズリーを見遣る。
「婚約者が、命を賭して成し遂げようとしたことを、1番そばにいたお前たちが否定するな。
お前たちは、大事な人を生き返らせたいんじゃない。
お前たちは自分の未来が、奪われたことが許せないだけだ 。
愛しい人と生きていく未来が、奪われたと嘆いているだけだ 」
彼らの利己心を一言で切り捨てて、英雄はもう一度、倉庫全体に魔法陣を展開させた。甦りを望む人々全員の、意識を奪い眠りにつかせた。
「あとは協会長に任せようぜ」
英雄は魔術でできた白い鳥を飛ばした。
あらかじめ魔法陣を仕込んだ物を持つ者同士が、伝言を交わせる鳥だ。
そして英雄はキースを拘束していた縄を切った。
「悪かったなこんなことに巻き込んじまって。ケガはないか?」
薄汚れた倉庫の床から、キースを立ち上がらせる。
「マードック少尉では、甦りの禁呪を扱うには魔力が足りないから、気が済むならと思って、好きにさせてたんだ。
俺が断っていれば、甦りはできないと思って。こんなに乱暴な手に出るとは思わなかったんだ。穏便にすませたつもりで、裏目に出ちまった」
キースは、英雄としっかりと手をつないだ。
その手は、皮が厚く硬くなった戦いを知る者の手だった。傷のある、戦乱を生き残った者の手。
月が赤く染まる頃、キースたちは協会長から派遣された魔術師と、衛兵に犯人たちを引き渡した。
こうして、あっさりと甦りの騒動は幕を閉じた。
語りたいに、決まっている。彼はずっとトゥッセの真意を考え続けたのだから。
「どうでもいいわけないだろう。禁呪を使ったら、街が滅ぶって言ってるだろうが。何人死ぬと思ってるんだ。万が一、自分たちだけ生き残れたとしても、焼け野原で家族を抱えてどうするつもりだ」
だが、英雄は自分の心情を語ることなく、根気強くマードック少尉の説得を続けている。
「滅ばないかもしれないだろう。私はこの貴重な月蝕を逃すことなどできん。甦りの機会を見送るなど、二度殺すようなものだ。私は禁呪を識っているのだから」
しかしマードックは聞こうとしなかった。
「今思えば、魔王討伐に第一討伐隊と第二討伐隊が破れたのは僥倖だった。
第三討伐隊として、他の国との連携するために、禁呪が解放されたからな。
その頃には魔力のある人間は幾人も残っていなかったから、私程度の魔力しかなくても、君と同様、禁呪を学ぶ機会に恵まれた。
だからこそ、私は家族を甦らせることができる」
英雄はマードックと、甦りの禁呪の是非について、平行線の会話を続けている。
話の間に、英雄の杖がかすかに動き、先からゆっくりと魔力があふれ出す。青白い光がそっと地を這うのが見えた。
しかしめざとく、マードックが見とがめた。
「セヌート。勝手に魔法陣を展開するな。魔力ならこちらの甦りの方に流せ。助手の命が惜しければ」
キースは襟首を持たれて、エインズリーの手からマードックの方へ、むりやり移動させられる。手も足も縛られているのだ。首が締まってとても苦しい。
キースはマードックに、首を起点に後ろから抱え込まれた。首にマードックの腕が回される。少し絞められると、息が止まってしまう姿勢だ。
「英雄。問答は終わりだ。じきに月が欠ける。禁呪に魔力を流してもらおう」
マードック少尉は、英雄の鏡のようだ。
過去を取り戻そうと必死なのだ。
ただ彼は生きている人々を、頭から追い出してしまっている。
目の前にいる生者より、死者を取ったのだ。
英雄が、マードック少尉と同じように、すべてを亡くなった相棒だけに振り切ってしまえば、英雄も甦りに没頭したに違いない。
そうならないよう、今まで協会長や若旦那が、英雄の正気をどうにかつなぎ止めてきたのだ。
――キースは王都に出てきてから知った。
自分が魔王討伐の第4陣として育成されたことを。
まだ魔王が存在していたある日、田舎の村に騎士と魔術師がきて、今までに比べると破格の値段で、戦い方と魔術を教えてくれるようになった。だから貧乏な農家のキースも、魔術を学べることができたのだ。
当時は魔物を倒せる人間を増やすためだと言っていたが、今ならわかる。もう王都には戦える人材が、魔力がある人間がいなかったのだ。だから田舎まで人を派遣した。
魔王を英雄たちが倒してくれなければ、次に旅立つのは自分たちだっただろう。家族に渡すため、わずかの金と引き換えに討伐隊に入り、戦いに出向いたに違いない。
そうなれば、攻撃魔法が苦手な自分は、すぐに戦死しただろう。家族は遺髪すら手にすることもなく、泣いただろう。英雄が、先に戦った者たちがいなければそんな未来があったはずだ。
命を救われている。
英雄やマードック少尉の苦悩を代償に、キースも、この世も、全部が救われている。
キースは英雄にむくわなければならない。
キースはマードック少尉に首を絞められる危険を厭わず、声を出した。
「おれは魔王討伐が達成されなければ、第4討伐隊として出兵していたはずでした。あなたがたはどちらも命の恩人です。ありがとうございました」
キースを抑えているマードックの腕がきつく締まる。
「私は君の命より、妻と娘の命のほうが大事だった」
それは英雄も同じだ。赤の他人より、相棒の、トゥッセの命のほうが大事だったに違いない。
だが、ここにはマードック少尉の妻も娘もトゥッセもいない。
この場に生きているのは、マードックとセヌートとキースなのだ。
「セヌート様。おれのことは構わず、どうぞ思う通りに」
英雄は脱力したらしく、手からカランと杖を落とした。
「……俺もトゥッセに会いたいしな。陣に魔力を流そう。だが、その前にその魔法陣には書き直したい場所がある。訂正の準備をしてくれ」
マードックの腕が少し緩んだ。
「どの部分だ。原書のまま正確に再現したはずだ」
「だから原書そのままだと、成功しないんだよ。間違っているのは、魂の回帰を願う部分だ。街を壊さずに甦りを行うなら、呪を書き直さなきゃならない」
がりがりと英雄は頭をかく。
「月蝕が始まっちまう。早く準備をしよう」
マードックの意識は、もう魔法陣に向いている。
その時、英雄はしっかりキースを見つめながら、言った。
「お前は俺が何を研究しているかわかっているな?」
英雄の右手、長いローブが大きく上にひるがえったのを見たとき、キースはマードックのゆるんだ拘束を解き、とっさにかかんだ。
英雄がいつも話していた、トゥッセの玉が数個、宙を舞う。
倉庫の中で、小さな爆発が同時に起きた。
室内に煙が充満する。
「きゃっ」
「なんだ?!」
悲鳴と戸惑っている声。
それを押さえて、英雄の声が響いた。
「ハハハ!遅い。遅い。お前ら本当に、英雄に力づくで言うことを聞かせられると思ったのか!」
「魔王と戦った、この!俺に!」
倉庫全体に、魔力と共に青白い光を発して魔法陣が展開されていく。素晴らしい速さだ。
トンっと英雄が杖を突く音が響く。それは陣の完成の合図。
白煙が薄まったころ、全ては決していた。
英雄はトュッセがいなければ、彼が時間を稼がなければ、自分は戦えない。魔力が多いだけの、教科書通りの凡庸な魔術師だというが 、時間稼ぎなど不要だった 。
立っていたのは、マードックを踏みつけた英雄ただ一人。
「やっぱりトゥッセの玉は役に立つな」
と、ご満悦だ。
「……でも俺が投げると、精度が低くなるんだよな」
キースは、つくづくトゥッセというのはどういう人物だったのだろうと思う。
英雄は戦いになると、爆走するタイプのようだ。どうやって相棒をしていたのだろう。
ほかの人々は床にのびていた。うめいていることと、煙幕の間からみえた魔法陣から考えると、英雄はこの倉庫全体に麻痺の魔術をかけたようだ。魔力にあかせた力技だ。
「な……ぜだ」
踏みつけられたまま、マードックが切れぎれに尋ねる。
「相棒に……もう一度、会いたくはないのか」
「会いたいさ」
英雄は即答した。
「だが、おれはトゥッセの判断を否定しないことに決めたんだ。
おれは、トゥッセが、孤児がいない世界を願って、戦ったことを覚えている。
これからこの世界を生きる誰かのために、俺たちは命をかけたんだ」
英雄はしっかりとマードック少尉を見据えた。
「大事な相手の、死ぬ直前までの意思を否定するな。大事なら、相手の全ての人生を肯定してやれ。
それが共に生きると決めた俺たちの責任だ 。覚悟を、無駄にしてやるな 。
あんたの妻が遺書に書いた内容を、汲んでやれ」
英雄は婚約者を亡くしたと訴えた女性とエインズリーを見遣る。
「婚約者が、命を賭して成し遂げようとしたことを、1番そばにいたお前たちが否定するな。
お前たちは、大事な人を生き返らせたいんじゃない。
お前たちは自分の未来が、奪われたことが許せないだけだ 。
愛しい人と生きていく未来が、奪われたと嘆いているだけだ 」
彼らの利己心を一言で切り捨てて、英雄はもう一度、倉庫全体に魔法陣を展開させた。甦りを望む人々全員の、意識を奪い眠りにつかせた。
「あとは協会長に任せようぜ」
英雄は魔術でできた白い鳥を飛ばした。
あらかじめ魔法陣を仕込んだ物を持つ者同士が、伝言を交わせる鳥だ。
そして英雄はキースを拘束していた縄を切った。
「悪かったなこんなことに巻き込んじまって。ケガはないか?」
薄汚れた倉庫の床から、キースを立ち上がらせる。
「マードック少尉では、甦りの禁呪を扱うには魔力が足りないから、気が済むならと思って、好きにさせてたんだ。
俺が断っていれば、甦りはできないと思って。こんなに乱暴な手に出るとは思わなかったんだ。穏便にすませたつもりで、裏目に出ちまった」
キースは、英雄としっかりと手をつないだ。
その手は、皮が厚く硬くなった戦いを知る者の手だった。傷のある、戦乱を生き残った者の手。
月が赤く染まる頃、キースたちは協会長から派遣された魔術師と、衛兵に犯人たちを引き渡した。
こうして、あっさりと甦りの騒動は幕を閉じた。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
王道学園なのに会長だけなんか違くない?
ばなな
BL
※更新遅め
この学園。柵野下学園の生徒会はよくある王道的なも
のだった。
…だが会長は違ったーー
この作品は王道の俺様会長では無い面倒くさがりな主人公とその周りの話です。
ちなみに会長総受け…になる予定?です。
奴の執着から逃れられない件について
B介
BL
幼稚園から中学まで、ずっと同じクラスだった幼馴染。
しかし、全く仲良くなかったし、あまり話したこともない。
なのに、高校まで一緒!?まあ、今回はクラスが違うから、内心ホッとしていたら、放課後まさかの呼び出され...,
途中からTLになるので、どちらに設定にしようか迷いました。
貴方の事を心から愛していました。ありがとう。
天海みつき
BL
穏やかな晴天のある日の事。僕は最愛の番の後宮で、ぼんやりと紅茶を手に己の生きざまを振り返っていた。ゆったり流れるその時を楽しんだ僕は、そのままカップを傾け、紅茶を喉へと流し込んだ。
――混じり込んだ××と共に。
オメガバースの世界観です。運命の番でありながら、仮想敵国の王子同士に生まれた二人が辿る数奇な運命。勢いで書いたら真っ暗に。ピリリと主張する苦さをアクセントにどうぞ。
追記。本編完結済み。後程「彼」視点を追加投稿する……かも?
君がいないと
夏目流羽
BL
【BL】年下イケメン×年上美人
大学生『三上蓮』は同棲中の恋人『瀬野晶』がいても女の子との浮気を繰り返していた。
浮気を黙認する晶にいつしか隠す気もなくなり、その日も晶の目の前でセフレとホテルへ……
それでも笑顔でおかえりと迎える晶に謝ることもなく眠った蓮
翌朝彼のもとに残っていたのは、一通の手紙とーーー
* * * * *
こちらは【恋をしたから終わりにしよう】の姉妹作です。
似通ったキャラ設定で2つの話を思い付いたので……笑
なんとなく(?)似てるけど別のお話として読んで頂ければと思います^ ^
2020.05.29
完結しました!
読んでくださった皆さま、反応くださった皆さま
本当にありがとうございます^ ^
2020.06.27
『SS・ふたりの世界』追加
Twitter↓
@rurunovel
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
弟枠でも一番近くにいられるならまあいいか……なんて思っていた時期もありました
大森deばふ
BL
ユランは、幼馴染みのエイダールが小さい頃から大好き。 保護者気分のエイダール(六歳年上)に彼の恋心は届くのか。
基本は思い込み空回り系コメディ。
他の男にかっ攫われそうになったり、事件に巻き込まれたりしつつ、のろのろと愛を育んで……濃密なあれやこれやは、行間を読むしか。←
魔法ありのゆるゆる異世界、設定も勿論ゆるゆる。
長くなったので短編から長編に表示変更、R18は行方をくらましたのでR15に。
My heart in your hand.
津秋
BL
冷静で公平と評される風紀委員長の三年生と、排他的で顔も性格もキツめな一年生がゆっくり距離を縮めて、お互いが特別な人になっていく話。自サイトからの転載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる