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第二章 危険な依頼と怪しい依頼人
いざ!千崎の家へ
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そしていよいよ潜入当日。
今日のミッションは千崎の家のセキュリティを調べることと黒い箱を探すこと。
これを今日だけで終わらせられるのだろうか。
確か影山さんに黒い箱だけじゃ探しにくいと言ったら龍の刻印が入ってるって教えてくれたな。
でもそんな簡単に見つけられる気がしない。
不安と緊張と様々なドキドキを抱えて千崎の家のチャイムを鳴らす……前に千崎が現れた。
「歩夢くん、待ってたよ」
いや、来るの早っ。
監視カメラか何かで来るの所見てたんだろうか。
「今日はよろしくお願いします、千崎さん」
「あははっ。そんな固くならないで大丈夫だよ。さ、入って」
千崎はにこやかに門の中へおれを誘導した。
改めて見ると本当に大きい家だ。
想像以上に広い庭にキョロキョロしながら千崎の後ろをついていく。
綺麗に手入れされた花が咲いてるくらいで門から玄関までは特に変わった様子はない、かな。
あ、監視カメラ発見。
庭はカメラが四、五個くらいか。
この分だと見えないけど裏庭にもカメラがありそうだ。
確かにこれだと不法侵入しても即見つかるな。
庭を少し歩くとやっと玄関にたどり着いた。
千崎がドアを開けると待機していただろう使用人二人が頭を下げる。
「ようこそいらっしゃいました、御子柴歩夢様」
「……お邪魔します」
今時いるんだ、お抱え使用人って……。
さすがお金持ち。
何もかもスケールが違うな。
そしてその使用人二人が男なのはきっと千崎の趣味だろうか。
どちらかといえば可愛い系の顔だし。
「俺の部屋はあっちの方だよ」
なんて言いながら千崎はおれの肩を抱きながら歩き出す。
おれはそれを軽くあしらって千崎の後を付いていく。
……うん、広い!
これじゃセキュリティ調査も大変だけど目的の箱を探すのも一苦労だ……。
「俺の部屋ここね」
そこは広い煌びやかな部屋だった。
これも千崎の趣味、なのか?
とりあえず高そうな絵やらものやらが部屋の隅にゴロゴロと……。
カーペットやベッドはアラビアン?アジアン?風な感じだ。
てかあの天蓋付きベッド、めちゃめちゃデカい。
「適当な所に座って」
「わかりました」
カーペットの上に腰を下ろすときらきらしたインテリアが目に入る。
そこで千崎も隣にきた。
いや、落ち着かん!
「緊張してる?」
「そんなことは……」
なくもない。
だっていきなり本題に入るわけにもいかないし何話していいかもわからない。
ついこの前ちょっと顔合わせたくらいの間柄だ。
そして何よりもこの部屋が落ち着かない。
「今日はボタン掛け違えてないね」
千崎がおれの胸元を指差して言う。
「あ、あれは忘れてくださいっ」
「え~どうしようかな~」
千崎はニヤニヤと笑いながらおれの頭をぽんぽんと撫でる。
この前もだけどこの人もボディタッチ多いな。
てかもしかして子供扱いされてる?
「なんて、少しは緊張解れたかな?」
「え、あっ」
「はははっ、歩夢くんはわかりやすくて可愛いね」
バレバレか。
千崎って実はいい人……?
ちょっと、いやだいぶ変わってるけど。
本当にこの人が影山さんの物を盗んだのかな?
もしかしたら勘違いってことも……。
いやいや、依頼は依頼だ。
とりあえず探ってみないと。
「あのすみません、お手洗い借りたいんですが……」
「いいよ~」
千崎は快く返事したかと思うとそこでニヤリと笑っておれの耳元に口を寄せ囁くようにこう言った。
「……もしかして着いてきて欲しいの?」
「いやいや、結構ですっ」
突然の千崎の発言におれは慌てて首を横に振る。
「うそうそ冗談。本当に歩夢くんはいい反応するね」
千崎はケラケラと笑う。
本当に冗談、なんだよな……?
「部屋出て左に進んで突き当たりを左に曲がった所ね」
「はーい」
元気よく返事をして部屋を出る。
さぁて探検に出発だ!
怪しまれるからあまりゆっくりはしてられない。
とりあえず左に行ってみるか。
……少し歩いてみたけど廊下にはカメラはなさそうだ。
それならと、来た道を戻り奥の方へ進む。
千崎の部屋に入る前に見えたある部屋が気になったからだ。
そこは見るからにセキュリティが厳重になっていた。
鉄で出来た扉の横にロック解除のためのパネル。
ここに何か重要な物があるのは間違いなかった。
もしかしたらここに黒い箱も……?
ここ、すごく気になる。
扉に触れさえすれば鉄に干渉して開けることは出来そうだけど、警報が鳴らないとも限らな――
「なぁに?そこが気になるの?」
「!?」
突然耳元で千崎の声がして慌てて振り向く。
いつの間に……!
千崎はおれの真後ろにいた。
「いいよ。歩夢くんになら見せてあげる」
千崎は流れるような動作でタッチパネルに何やら入力していく。
こっそり見とこ。
英語やら記号やらがびっしりでよくわからないや。
この辺は影山さんがなんとかしてくれるだろう。
そして気付けばパネルには『OK』の文字が。
程なくして、鉄の扉が音を立ててゆっくり開いた。
「……すご」
こういうのってドラマとかでしか見たことない!
開いた扉の先にあったのはたくさんの棚とショーケース。
そしてそこにずらりと並ぶたくさんの……。
「銃だ……」
「そ!これは俺のコレクションだよ。珍しい物を集めるのが俺の趣味でね。そこに並んでるのは海外のオークションで手に入れた一点物なんだ」
……これは本物か……?
銃とか詳しくないからわかんないけど本物を持つには許可証とかが必要だったはず。
千崎がコレクションについて語っているのをよそにおれはショーケースの中を見て回る。
ショーケースには銃以外にも綺麗な宝石とかも飾ってあった。
それにしても凄い数だな。
これじゃセキュリティも厳重になるわけだ。
……とそこで部屋の隅のとあるものが目に止まった。
それは小さなショーケースに一つだけ入っている黒い箱。
箱の右下に龍のマークが入っている。
ビンゴだ……!
「千崎さん、これはなんですか?」
怪しまれないように自然に尋ねる。
「あぁそれはね最近手に入れた貴重なモノだよ。ただ、箱に複雑な仕掛けが施されていてね。まだ開けることが出来ていないんだ。でも中身は本物だよ。だって箱には龍の刻印が入っているんだから!」
千崎が興奮気味に捲し立てる。
中身はそんなに価値のあるものなのか。
さすがにちょっと気になる。
おれはそのショーケースの近くにロック解除用と思われるタッチパネルを確認した後、千崎の目を盗んでタッチパネルの写真を撮った。
影山さんはどういうセキュリティかさえ分かればどうにでもなるらしいけど、こんなんでいいのか?
まぁこれで今日の目的は達成か。
あとは逃走用経路をちょっと調べたら帰るか。
「千崎さん、おれこういう広い家初めて入ったんですよ。もし差し支えなければ他の部屋も見たいです!」
「好奇心旺盛な子は可愛いね。おーけー!じゃあ次はあっちの部屋ね」
―――――
その後も千崎に案内され色んな部屋に入っては気になるところをこっそり写真に収めた。
こんなもんか。
逃走経路も見えたしあとは影山さんに渡す資料を作成しないと。
さて、帰るか。
気付けばもう夕方。
千崎に帰ることを告げると門の外まで送ってくれた。
「千崎さん、今日は本当にありがとうございました!また遊びに行ってもいいですか?」
「もちろんだよ。なんなら毎日でも」
千崎がつっとおれのかおを指でなぞる。
距離が近い!
「毎日は無理ですけど、それじゃあ一週間後また来てもいいですか?」
「一週間後ね、オーケー!予定空けとくよ」
千崎ははにかみながらウインクする。
千崎はなんだか上機嫌だ。
「ね、歩夢くんは一目惚れって信じる?」
「……え?」
急な質問に戸惑うと千崎はなんでもないと笑った。
「じゃあまたね、歩夢くん」
千崎がひらひらと手を振る。
こうして人生初の潜入調査が終わったのだった。
今日のミッションは千崎の家のセキュリティを調べることと黒い箱を探すこと。
これを今日だけで終わらせられるのだろうか。
確か影山さんに黒い箱だけじゃ探しにくいと言ったら龍の刻印が入ってるって教えてくれたな。
でもそんな簡単に見つけられる気がしない。
不安と緊張と様々なドキドキを抱えて千崎の家のチャイムを鳴らす……前に千崎が現れた。
「歩夢くん、待ってたよ」
いや、来るの早っ。
監視カメラか何かで来るの所見てたんだろうか。
「今日はよろしくお願いします、千崎さん」
「あははっ。そんな固くならないで大丈夫だよ。さ、入って」
千崎はにこやかに門の中へおれを誘導した。
改めて見ると本当に大きい家だ。
想像以上に広い庭にキョロキョロしながら千崎の後ろをついていく。
綺麗に手入れされた花が咲いてるくらいで門から玄関までは特に変わった様子はない、かな。
あ、監視カメラ発見。
庭はカメラが四、五個くらいか。
この分だと見えないけど裏庭にもカメラがありそうだ。
確かにこれだと不法侵入しても即見つかるな。
庭を少し歩くとやっと玄関にたどり着いた。
千崎がドアを開けると待機していただろう使用人二人が頭を下げる。
「ようこそいらっしゃいました、御子柴歩夢様」
「……お邪魔します」
今時いるんだ、お抱え使用人って……。
さすがお金持ち。
何もかもスケールが違うな。
そしてその使用人二人が男なのはきっと千崎の趣味だろうか。
どちらかといえば可愛い系の顔だし。
「俺の部屋はあっちの方だよ」
なんて言いながら千崎はおれの肩を抱きながら歩き出す。
おれはそれを軽くあしらって千崎の後を付いていく。
……うん、広い!
これじゃセキュリティ調査も大変だけど目的の箱を探すのも一苦労だ……。
「俺の部屋ここね」
そこは広い煌びやかな部屋だった。
これも千崎の趣味、なのか?
とりあえず高そうな絵やらものやらが部屋の隅にゴロゴロと……。
カーペットやベッドはアラビアン?アジアン?風な感じだ。
てかあの天蓋付きベッド、めちゃめちゃデカい。
「適当な所に座って」
「わかりました」
カーペットの上に腰を下ろすときらきらしたインテリアが目に入る。
そこで千崎も隣にきた。
いや、落ち着かん!
「緊張してる?」
「そんなことは……」
なくもない。
だっていきなり本題に入るわけにもいかないし何話していいかもわからない。
ついこの前ちょっと顔合わせたくらいの間柄だ。
そして何よりもこの部屋が落ち着かない。
「今日はボタン掛け違えてないね」
千崎がおれの胸元を指差して言う。
「あ、あれは忘れてくださいっ」
「え~どうしようかな~」
千崎はニヤニヤと笑いながらおれの頭をぽんぽんと撫でる。
この前もだけどこの人もボディタッチ多いな。
てかもしかして子供扱いされてる?
「なんて、少しは緊張解れたかな?」
「え、あっ」
「はははっ、歩夢くんはわかりやすくて可愛いね」
バレバレか。
千崎って実はいい人……?
ちょっと、いやだいぶ変わってるけど。
本当にこの人が影山さんの物を盗んだのかな?
もしかしたら勘違いってことも……。
いやいや、依頼は依頼だ。
とりあえず探ってみないと。
「あのすみません、お手洗い借りたいんですが……」
「いいよ~」
千崎は快く返事したかと思うとそこでニヤリと笑っておれの耳元に口を寄せ囁くようにこう言った。
「……もしかして着いてきて欲しいの?」
「いやいや、結構ですっ」
突然の千崎の発言におれは慌てて首を横に振る。
「うそうそ冗談。本当に歩夢くんはいい反応するね」
千崎はケラケラと笑う。
本当に冗談、なんだよな……?
「部屋出て左に進んで突き当たりを左に曲がった所ね」
「はーい」
元気よく返事をして部屋を出る。
さぁて探検に出発だ!
怪しまれるからあまりゆっくりはしてられない。
とりあえず左に行ってみるか。
……少し歩いてみたけど廊下にはカメラはなさそうだ。
それならと、来た道を戻り奥の方へ進む。
千崎の部屋に入る前に見えたある部屋が気になったからだ。
そこは見るからにセキュリティが厳重になっていた。
鉄で出来た扉の横にロック解除のためのパネル。
ここに何か重要な物があるのは間違いなかった。
もしかしたらここに黒い箱も……?
ここ、すごく気になる。
扉に触れさえすれば鉄に干渉して開けることは出来そうだけど、警報が鳴らないとも限らな――
「なぁに?そこが気になるの?」
「!?」
突然耳元で千崎の声がして慌てて振り向く。
いつの間に……!
千崎はおれの真後ろにいた。
「いいよ。歩夢くんになら見せてあげる」
千崎は流れるような動作でタッチパネルに何やら入力していく。
こっそり見とこ。
英語やら記号やらがびっしりでよくわからないや。
この辺は影山さんがなんとかしてくれるだろう。
そして気付けばパネルには『OK』の文字が。
程なくして、鉄の扉が音を立ててゆっくり開いた。
「……すご」
こういうのってドラマとかでしか見たことない!
開いた扉の先にあったのはたくさんの棚とショーケース。
そしてそこにずらりと並ぶたくさんの……。
「銃だ……」
「そ!これは俺のコレクションだよ。珍しい物を集めるのが俺の趣味でね。そこに並んでるのは海外のオークションで手に入れた一点物なんだ」
……これは本物か……?
銃とか詳しくないからわかんないけど本物を持つには許可証とかが必要だったはず。
千崎がコレクションについて語っているのをよそにおれはショーケースの中を見て回る。
ショーケースには銃以外にも綺麗な宝石とかも飾ってあった。
それにしても凄い数だな。
これじゃセキュリティも厳重になるわけだ。
……とそこで部屋の隅のとあるものが目に止まった。
それは小さなショーケースに一つだけ入っている黒い箱。
箱の右下に龍のマークが入っている。
ビンゴだ……!
「千崎さん、これはなんですか?」
怪しまれないように自然に尋ねる。
「あぁそれはね最近手に入れた貴重なモノだよ。ただ、箱に複雑な仕掛けが施されていてね。まだ開けることが出来ていないんだ。でも中身は本物だよ。だって箱には龍の刻印が入っているんだから!」
千崎が興奮気味に捲し立てる。
中身はそんなに価値のあるものなのか。
さすがにちょっと気になる。
おれはそのショーケースの近くにロック解除用と思われるタッチパネルを確認した後、千崎の目を盗んでタッチパネルの写真を撮った。
影山さんはどういうセキュリティかさえ分かればどうにでもなるらしいけど、こんなんでいいのか?
まぁこれで今日の目的は達成か。
あとは逃走用経路をちょっと調べたら帰るか。
「千崎さん、おれこういう広い家初めて入ったんですよ。もし差し支えなければ他の部屋も見たいです!」
「好奇心旺盛な子は可愛いね。おーけー!じゃあ次はあっちの部屋ね」
―――――
その後も千崎に案内され色んな部屋に入っては気になるところをこっそり写真に収めた。
こんなもんか。
逃走経路も見えたしあとは影山さんに渡す資料を作成しないと。
さて、帰るか。
気付けばもう夕方。
千崎に帰ることを告げると門の外まで送ってくれた。
「千崎さん、今日は本当にありがとうございました!また遊びに行ってもいいですか?」
「もちろんだよ。なんなら毎日でも」
千崎がつっとおれのかおを指でなぞる。
距離が近い!
「毎日は無理ですけど、それじゃあ一週間後また来てもいいですか?」
「一週間後ね、オーケー!予定空けとくよ」
千崎ははにかみながらウインクする。
千崎はなんだか上機嫌だ。
「ね、歩夢くんは一目惚れって信じる?」
「……え?」
急な質問に戸惑うと千崎はなんでもないと笑った。
「じゃあまたね、歩夢くん」
千崎がひらひらと手を振る。
こうして人生初の潜入調査が終わったのだった。
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