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学園生活、1年目 ~前期~
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しおりを挟むなんだかんだあった特別授業。
大きな出来事もなく平和に終わった(と私は思っている)。
今日は薬草学の授業。
本日の授業は、実地で薬草を取りに行き、ポーションを作るというもの。
なので、1年生5クラスが合同で行います。
薬草学の授業はこちらでは一般常識の学問となる。家庭科…なのかなあ…?
「なんかすっごく大掛かりだね」
「まぁそうよね、薬草採取する為に学園が管理している山に入るんだもの。クラスごとに別々の日にやるよりも、学年一気にやった方がいいと思ったんじゃないかしら?」
「ピクニックみたいだけどね」
「否定はしないわ」
そう、学園所有とはいえ、立派な山。裏山とでもいうのか?王都の外れに位置しているけれど魔物は出ないそうなので、身の安全については保証されています。
ここに1年生の5クラス合同授業。
午前中は山にハイキング…いえ、薬草採取。調合できる広場でポーション作成。
出来た人から教師に提出し、品質を鑑定してもらって、基準のレベルを超えていれば合格。
不合格ならば採取からもう一度。薬草も採れたてがいいのかしら?一度の採取で取ってきていい量はポーション一つ分、と決められている。
早く終わればランチタイム。
それこそ山の中の景色がいい場所でも構わないし、学園に戻って食事に行ってもいいそうだ。なんというイベント形式。やっぱりただの遠足かもしれない。
基本的に誰と行くかは自由。
私はいつも通り、キャズにディーナ、ドロシーにメグ。
ドロシーなんかは「腕がなるわ!」とウキウキ。
好きだもんね、薬草学…。
山道を歩くので、私はロングTシャツにパーカー。レギンスにトレッキングシューズ。伸縮性のある膝丈のスカート。帽子にリュックと、気分は山ガールなのです。
キャズやディーナはパンツスタイル、ドロシーとメグは私とほとんど一緒。
「あんたのリュック何入れてんのよ」
「これは今日お屋敷のシェフが『腕によりをかけて作りました!』ってすごい量の弁当を・・・」
「あ、だから昼持ってこないで!って魔法の手紙飛んできたの?」
そうです、朝ご飯の時に、『それ何人前を想定して作った?』とばかりの弁当を満面の笑みで差し出してきたマートン。
持てるわけ無いでしょ!と抗議したのだけど、横からセバスさんが『こんな時のために』とマジックバッグリュックバージョンを差し出してきた。
なので、重くはないんです。
でも、気持ちが重いの。ホントに。
『お友達と召し上がってください!』というので慌てて4人に魔法の手紙を飛ばした。あれよ、声を鳥の形にして本人に送るヤツ。
「あれは驚きましたわ~、食事中に窓をすり抜けてきたんですのよ?触れるとコズエさんの声がしたんですもの」
「私もびっくりしたわ、でも父さんや母さんが帰りが遅い時によく飛ばしてくれていたから、知ってはいたんだけどね」
メグとドロシーはそう言って笑う。
キャズやディーナも、自室にいる時に魔法の鳥が飛んできたから、いったい何事かと思ったらしい。
「授業ではやったけど、まさか自分の所にくるとは思わなかったわよ。でも楽しみだわ、あんたの所のご飯が食べれるなんて思ってなかったし!」
「私もだ。昼は食堂で調達しようと思っていたから、助かった」
「私も楽しみですわ」
「そうそう、楽しみ!」
「言ったね?今の言葉、後で撤回しないでね」
あの量を見ても今の気持ちを是非忘れないでもらいたい。ケリーなんかにも手伝ってもらうべきなのか。今から言っておいた方がいいかな?
********************
先生達からの説明が終わり、皆山に続々と向かっていく。
男子も女子も数人ずつのグループを作り、たわいない話をしながら歩いていく。
私達も固まり、進んでいく。
道中、山歩きには相応しからぬドレッシーなワンピースのお嬢様を数人見た。
…あれが普通の格好なのかも。だったら制服の方が動けたのではないだろうか。
もちろん、入ってすぐの所に薬草が生えている訳はなく、ある程度奥まった場所に群生しているとの事。
そこを目指してのんびり歩く。楽しいです。
「お散歩気分でいいね」
「そうね、空気も美味しいわ。王都内なのにこんなに自然がいっぱいなのね?」
「不思議よねぇ。王都の中にあるとは思えないくらい」
王都、といっても中はかなり広いし、大きな森もある。
地球の都市を思い浮かべて考えてみると都市の作りが不思議だけど、ここはファンタジー色が濃厚なので同じように考えてはいけないのである。
30分ほどハイキング。
山を中盤くらいまで登ってきたのだろうか、大きな広場に出た。そこには簡易的なテントがたくさん設営されており、調合ができるように整えられていた。先生達の待機場所でもあるようで数人控えているのが見えた。
最初の先生の説明によると、この山の薬草群生地は数箇所あって、全てこの広場がある場所から放射状に位置している。なので一箇所行って別の場所にも、という時はこの広場を経由する必要がある。
お昼ご飯などの荷物は、一旦ここで預けられる。私もいったんリュックを預けて、採取に必要な物だけを入れた斜めがけの小さいバッグを身につけた。
振り返ると、皆も同じように準備万端で待っている。
「さて、じゃあ私が先頭に立つわね!」
ドロシーが先頭に立つ。薬師の娘だけあって、いい薬草の生えそうな場所に心当たりがあるようだ。
初めてくる場所でも、日当たりや周りの草花からなんとなくこっちというカンが働くらしい。
ドロシーの先導で進む途中、貴族クラスのお嬢様グループに会う。
あっちの方にも薬草生えてるのかな?道が随分細い方に進んで行くけれど。
広場から15分ほど歩くと、森を抜けた。
そこには一面お花畑。よく見るとところどころに薬草がこんもりと生えていた。
「「「「おおー!!!」」」」
「ざっとこんなもんよ!」
「あ、毒消しになるやつとかある」
「・・・あんたのその鑑定魔法、ホントに性能良すぎない?」
「てへへ」
「ったく・・・でもいっそのこと、それでいい薬草探して採って行けばいいんじゃない?」
「そうだね、後の調合は慎重にやろう!
じゃあとりあえず、そっちのと・・・」
『できる事はなんでも許可します』って言ってたので、余すところ無く使います。
まぁこれ使える貴族の人達もやってるでしょ?だって途中そんな事話してるの聞こえたもんね。
私の鑑定魔法を使って、品質のいい薬草を人数分採取。
ついでに私は滋養強壮に使える木の実も取っておく。
これを入れたポーション、ゼクスさんが好きなのよね。なんでも徹夜続きの時に効くんだって。
私が作った『ケアポーション』(勝手に命名)味見してみたら、見事にあの味でした。翼をさずけるやつ。
ちなみに、私が作った通常のポーションはオロCの味でした。美味しいからまぁいいか。
ポーションってどんな味なんだろ?と思いながら作ったんだけど、出来上がったやつを味見したらこれがわりと美味しかった。何かに似てるんだよな…って思ったらオロ○ミンCだったのよ。炭酸もシュワっと強めです。でも色は綺麗な青なんだよなぁ…ブルーハワイ的な。
怪我することもなく広場に戻る。
すでにいくつかのグループが調合を始めていた。
調合に必要な器具は準備されており、水も近くの小さな川に汲みに行けばいいとの事。
手分けして準備をする事にして、私は川に水を汲みに行く。ポーションに必要な量だから、そんなに大変ではない。
********************
川に着くと、すでに何人か思い思いに水を汲んでいた。小さな滝がいくつかあり、そこから清水が流れている。
せっかくだから、あの小さい滝から汲もう。
私と同じ事を考える人も多く、それぞれの滝に近寄って水を汲んでいた。私も並ぼうとした時、一番細く流れている滝に目が吸い寄せられる。
そこには手水舎があり、そこへ水がチョロチョロと流れ出している。けれど水は溢れていない。
なんだっけ、ああいうの水琴窟って言うんじゃないっけ。鎌倉のお寺で見た事あるなぁ…内部に空洞があって、そこに水が流れるんだよね。だから水溢れてないのか。
懐かしくなった私は、その小さな手水舎に寄っていった。案の定、そこには手水舎の近くに竹筒の様なものが刺さっている。耳を寄せると水琴窟独特の硬質な鈴のような音が聞こえた。
しかしこれって静かな庭園とかじゃないと聞こえないのでは?よくここで音聞こえるなぁ。誰が作ったんだろ。
そんな事を思いつつ、水琴窟の音に聞き入っていると不思議そうに声を掛けられた。
「なぁ、そんなとこでいったい何してんだ?あんた」
「え」
見上げると、赤毛のイケメンが私を見ていた。
瞳は琥珀色をした甘い色。面白い変わった女だ、と思われているのがわかる目をしている。
「何か聞こえるのか?」
「え?ええ、そう。聞いてみたい?」
「あんたがそう言うなら聞いてみる価値はあるかもな」
クスッと笑う顔の色っぽさ!
待ってください、何のフェロモン出てるんですか?
これは他の女子だと腰が砕けますよ!
私が場所を譲るとそこにしゃがみこみ、『へえ・・・』と感心したような小さな声をあげた。目を伏せて聞き入っている様子なので、私はそっとそこを移動し、滝の水を汲んでみんなの所へ帰った。
邪魔するのも悪いしね。
後で皆にも教えて聞きに来ようっと。
********************
材料を運び、次はポーションの作成だ。
作り方は簡単。
1、薬草を刻みます。
2、薬草と水を鍋に入れます。
3、煮詰めながら魔力を適量流します。
4、ちょうど良く混ざると色が変わります。
はい、できあがり。
…と私は魔術研究所で教わった。
しかし、授業ではもっと細かく、薬草はできるだけ同じ細さに刻むだとか。
かき混ぜる時は一定の早さで、とか。
流し入れる魔力は常に一定を保つ、だとか。
「どんだけ大雑把だったんだ・・・」
「何ブツブツ言ってんのよ」
「ほらコズエにキャズ!集中してよ」
「「ハーイ」」
しかしドロシー先生のおかげで、私達は難なくポーションを作り上げる。
瓶に詰め替えて、先生に提出。
ちなみに評価はネスティ先生が担当する。
鑑定魔法をかけた先生は満足そうに頷いて笑顔を向けてくれた。
「はい、よろしい。合格ですわ」
「ネスティ先生味見とかしないんですね」
「全部味見していたら大変ではありませんか。
品質が適正レベルを超えていれば合格です」
まぁ確かにひと口にしたって全員分飲んだら大変なことになるよねぇ…。
合格をもらった私達は早速お昼ご飯に。
さてどこで食べようか…と話をした結果、この広場のもっと上に景色のいい所があると先生達から教えてもらったので、そこで食べることに。
「ハーイ、全員頑張って食べてー」
「ちょっ!何よこの量!」
「これはすごいな」
「コズエのお屋敷のシェフさん、張り切ったわねぇ」
「まぁっ!美味しそうですわぁ」
サンドイッチからおかず、デザートまで用意されたお弁当に、皆で舌鼓。
いつもよりメグがたくさん食べてくれたおかげで、なんとか完食した。さっきネスティ先生が『お昼ご飯余ったらわけてくださいまし』と言っていたので、一人分はよけておいた。先生持ってこなかったのかしら?
ランチをしながらさっき見つけた水琴窟の話をすると、皆興味あるから聞いてみたいとのこと。
帰る前に寄っていこう、と決まったので向かうことにした。
********************
広場に戻り、ネスティ先生にお弁当をお届けすることに。
先生達が待機しているテントの一角には人だかりができていた。
その中心には困った顔の先生達と、王子様達が。
「え、えっと・・・ネスティ先生?」
「あら、持ってきてくださいましたの?助かりますわ、もうお腹がぺこぺこ」
私を見つけたネスティ先生はさっと輪から抜け出て、こちらへ来た。
いかにも揉めてます、という場から逃げ出す様に。
「何か、ありました?」
「いえね、何でも貴族生徒の一部の姿が見えないと騒いでいる子達がいるんですのよ」
「いなくなった、んですか?」
「貴族生徒の中には、すでに授業を終えて帰った生徒もおります。
ここには魔物は出ませんし、そういった魔物に襲われたりという身の危険もありません。
もしも何かがあったとしても、自分達で切り抜ける力もないのでは困りますわね」
ネスティ先生はそう言うと、手近な椅子に腰掛けてお弁当を膝の上で開く。サンドイッチをぱくりと摘み、あいだあいだに話をする。
「一応探索魔法を一定時間おきに使用し、生徒達の動向を各教師は把握しているはずですわ。
私のクラスの生徒はあと2グループがそこで調合していますが、他は皆調合を終えました。貴方達を含めて、まだ山にいるグループは4グループですわね。
他の先生達も同じように把握しておりますし、姿が見えないというのは考えられません」
教師達はちゃんと自分の担当生徒の把握をしているそうだ。でもその事実を知らない生徒が『いない』と騒ぎ立てているのだと。
チラリと見れば、王子様達はその騒ぎを鎮めるためにそこにいるようだ。…あれ?あそこにいるの、さっき水琴窟のとこで見た男子生徒では?あの人やっぱり貴族生徒だったんだ。見たことない顔だものね。
「先生、いなくなったという生徒は誰なのかわかっているんですか?」
「ええ、貴族クラスの生徒です。そのグループの皆の姿がないと言っているんですわ。担当の教師はきちんと把握している、と言っていますから、山にいることは間違いないですわね」
キャズの質問に、ネスティ先生はお弁当を食べきって答えた。あっ食べるの早い。
そんな中、一人の女生徒の声が響いた。
「大変じゃないですか!私、探しに行きます!」
私達がそちらをみると、平民の女子生徒がくるりと踵を返す所だった。なぜか一人で森の奥に駆け出していく。
「待ちなさい、ミス・マール!」
「ちょっと!?アリシア!?」
「えっ!?行くの!?」
隣のクラスの先生と、おそらく彼女と同じグループの女子生徒。何度か合同授業で見た事があった。
駆け出していった生徒は、隣のクラスのアリシアさんだ。放っておけない、と心配そうな顔をして走り去る。
王子様は周りの生徒と顔を見合わせると、彼女を追って走っていった。続くのはいつも側にいるオリヴァー・ドランと、先ほど見かけた赤毛の生徒。
「なんですの、今のは?アリシア・マールに王子殿下ですか?ミスタ・ドランにミスタ・サヴァンも行ったようですが」
「止めたのですが・・・」
どうやら、騒ぎを聞きつけたアリシアさんが、早く見つけてあげないと、と率先して探しに行ってしまった。
一人では…と思った王子殿下達は、自分達が行くからあまり大騒ぎにしないでくれと言いおいて、追いかけたそうだ。
「アリシアったら、全くもう」
「確かに心配かもしれないけど、やみくもに行ってどうするんだか・・・でもああいう所がアリシアのいい所でもあるんだけど」
…いや普通にめんどくさい女の子な気がするが。お友達2人は追いかけず、その場でおっとりのんびり、待っている。
一人で探しに行ってどうするのアリシアさん。フラグ?これは何かのイベントのフラグなんですか?
せめて先生達の一人でも連れていけばいいのに。
しかし貴族のお嬢様達、ねぇ?
確かさっき薬草採取行く途中で、森の奥の細い道に入っていった子がいたけど、あの子達じゃないわよね?
「何変な顔してんのよコズエ」
「キャズさん、心配してる顔って言ってくれる?」
「何、なんか気になるの?」
「さっき、薬草取りに行く時に、森の奥の方に進んでった貴族のお嬢様達いたのよね。あの子達じゃないよな~って思ったんだけど、まさかね」
「待ってコズエ、それってどっち?」
キャズの横からドロシー。
ドロシーに聞かれるまま、私は道を説明…できたらよかったんですけど。いかんせん途中で見た記憶だし、はっきり向こうの方とは言えない。
こちらに戻ってきたネスティ先生によると、確かに該当の貴族生徒はまだ山の中にいるらしい。
もしかしたら怪我をして動けないのかも、という話も出始めているとか。
「ネスティ先生、それってどっちの方向とかわかります?」
「何か知っているのですか?ミス・ヤマグチ」
「同じ、だとはハッキリ言えないんですけど」
私はさっき見かけた貴族生徒の話をした。
申し訳ないが、方向の指定はできないけど、もう一度その辺りまで行けば場所はわかると思う、と告げた。
ネスティ先生はしばし考え込んだが、私を見て言う。
「わかりました、ミス・ヤマグチのグループはもう一度そこまで行ってみてくださいませ。方向を確認したら戻って報告を。よろしいですね?
それまでに私達は捜索隊の準備をしておきます。もしかしたら救護しなくてはならない状況かもしれません。
他の生徒はそれまでに下山させます。行ってくれますか?」
私達は顔を見合わせる。
もちろん全員が頷いた。何かあるかもしれないが、ここで離ればなれになるのも不安だ。
万が一を考えて、先生達からディーナに短剣を渡される。この中で刃物の取り扱いに長けているのはディーナだからね。
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