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55話 『情報屋②』
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「救いの魔女について、できるだけ詳しく教えてほしい」
「ほう……それならばこれくらい必要だな」
男は三本の指を立てた。まぁ当たり前だが硬貨三枚分ってことだろうな。限りなく真実の情報がほしいため俺は五枚の硬貨を渡した。
「若いのにわかってるじゃねぇか……取引成立だ、どこから聞きたい?」
「まずわかる限り最初から頼む」
「よし、この辺りにオアシスがあるのは知ってるか?」
「あぁ、この町に着いて一番に行ってみたが占領されていた」
「それなら話は早い。少し前だがあそこで少女が倒れているのが見つかった」
「もしかして、その女の子はピンク色の髪をした……」
「なんだそこまで知っていたのか。そうだ、見かけない服装でどこから来たのか誰もわからない」
やはりリリアで間違いなさそうだ、問題は周りで何が起きているのか……。オアシスを独占して使っていたのも王子の指示らしいからな。
「王子が関わっているみたいだったが」
「奥のほうに神殿があっただろう? あそこが王たちの居城になっている」
「あの神殿は誰が作ったんだ?」
「その情報については別にもらわないといけないな」
そういって男は指二本を立てた。やり口が汚いように見えるがこういう奴こそ嘘はつかない。いや、つけないともいうな。俺は硬貨を三枚渡した。
「ほう……兄ちゃん羽振りがいいな」
「俺にはそれくらい大事な情報なんでね」
「訳アリのようだが聞かないでおこう、巻き込まれちゃ面倒だからな。えーっと、そんで神殿と王についてか――」
男は硬貨をしまうと少し考え喋り出した。
「ここは何年か前に魔物の大群に襲われてな。そんとき年端もいかないような小さな子供が現れ魔物を一掃した。そして子供は摩訶不思議な魔法で城を今の神殿へと変え、一冊の本を残しどこかへ消え去っていった」
「魔法……いや、それよりもその本ってもしかして絵日記じゃ……」
「いや、そこまでは分からねぇ。こればかりはどこまで本当か怪しい部分もある」
「なるほど……それで王たちはなぜその少女を救いの魔女と?」
「詳しくは分からんが噂では神殿にある本の内容と関係しているらしい。んでオアシスの件に繋がるんだがな、王子が甚くその少女を気に入って婚約を発表したんだ」
「なんだって!?」
「び、びっくりするじゃねぇか……お静かに頼むぜ」
「す、すまない。続けてくれ」
いきなり王子様が普通の少女と婚約するなんておかしいだろ……。王様や周りの連中は止めなかったのか?
「そんで発表のときに救いの魔女と公表し、少女の水浴び場としてオアシスの使用を禁じたんだ」
「町の人は誰も反発しなかったんですか」
「最初はしたさ。だが唯一許されたのは日に一度だけ、決まった時間に決まった量の水を汲むことのみ。それ以外は水浴びも含め飲むことも禁じられた」
「そうだったのか…………」
もしリリア本人だとしたら、そんなことは絶対にしないしさせないと思うが……。それに本の内容も気になるし何より婚約って……。
「その少女に会うことは?」
「無理だな、今は婚約の準備だと言われ神殿に入れん」
「そうか……わかった、ありがとう」
「また何かあればいつでも。もちろん、いただくものは頂くがな」
俺は店を出ると人目につかない場所へと向かう。そしてものまねしが反応する場所に向けて声をかける。
「話は聞いてたよな」
「誰もいませーん…………」
「今すぐにでも状況が知りたい、すまんがいってきてほしい」
「ここには誰もいませーん……」
「ならば仕方ない、ルークからミントに頼み込んでもらうか。ルークもリリアのことは心配してるだろうしな」
「ちょ、なんでそうなるんだよ!」
「ミント頼む、俺たちの大切な仲間かもしれないんだ。それにこのままじゃ一生オアシスは使えないぞ」
「まったくもう…………危ないと思ったらすぐに戻るからね」
「あぁ、自分の身を一番に考えてくれていい」
「はぁ~あ~どうしていつもこうなるんだ」
ミントはぶつくさ言いながらも神殿の様子を探りにいった。あとは宿屋で待つか……。一応ルークと一緒に何が起きてもいいように待機しておこう。
* * * * * * * * * * * *
「まったく、こんな悪趣味な場所に住む奴らの気がしれないよ……」
いくら人の目に映らないように魔法を使っているといっても物には当たるし、魔力だって感知される。無敵なわけじゃないんだぞ。
しかし僕の憩いの場を占領するなんて……、その魔女に一言いってやりたい気分だ。
「人の気配は……あっちか」
少女のいる部屋を探し廊下を飛んでいると人が歩いてくる――念のため人間の前で意味もなくウロウロしてみた。うん、ちゃんと見えてないようだ。
なぜいちいちこんなことを確認したのか……。それは、あの男がなぜかいつも僕のいる方向を知っていたからだ。
あいつ、魔力を一切感じないくせにこの状態の僕が見えるなんて異常だろ……いったいどうなってるの。
とりあえず普通の人間には見えていないようで一安心、さっさと探して戻るとしよう。廊下を飛びまわっていると、ある一室から変な声が聞こえてきた。
「クマクマ、クマ―」
なんだ今の声……少し調べてみるか。小石を拾い扉に投げつけると部屋の中から少女の声がする。
「ん? 誰かきたのかな」
「クマー」
扉が開かれ少女が顔を覗かせると周りを確認する。扉の隙間から部屋に入るとちょうど下にいた変な生き物と目が合った。
なんだこいつ……従魔か? つうかなんでこっち見てるんだ……姿は見えてないはずなのに。
「クマッ?」
おいおいこっちを指すな、バレるじゃないか! っていうか、なんでわかるんだよもう!
「どうかした?」
……この女には見えていないはずだ……とりあえずどこかに隠れないと。
「クマ、クマー」
「ごめんなさい……あなたの言ってること、わからないの」
「クマー……クマッ!」
「あ、もしかして……」
突如隠れた鞄が大きく開けられ、そして隣にあった本が抜き取られた。
「これが気になってるの?」
「クマクマ」
「え、違う?」
こ、ここは危険すぎる……早く抜け出さないと!
焦り出したそのとき、扉の開かれる音と共に男の声が聞こえてくる。
「また遊んでいたのか。いい加減そんな子供じみた魔法ではなく、もっと強力な魔法をみせてくれ」
「……ごめんなさい」
「預言の本の通りであれば次の災厄を止めるのは君、そしてその力を誇示すれば他国との交渉も優位に立てる。身寄りのなかったお前が王子である私の妻となれるのだ。ありがたく思え」
「王子、そろそろお時間です。王の面会にいきましょう」
「クマ―クマ―」
「まったく……こんな魔法がなんの役に立つというのだ」
抜け出すなら今しかない。鞄から出ると、閉められる扉の隙間からギリギリで部屋を出る。
ふ~、もうこんなことはごめんだよ……さっさとここを出て報告に戻ろう。
「ほう……それならばこれくらい必要だな」
男は三本の指を立てた。まぁ当たり前だが硬貨三枚分ってことだろうな。限りなく真実の情報がほしいため俺は五枚の硬貨を渡した。
「若いのにわかってるじゃねぇか……取引成立だ、どこから聞きたい?」
「まずわかる限り最初から頼む」
「よし、この辺りにオアシスがあるのは知ってるか?」
「あぁ、この町に着いて一番に行ってみたが占領されていた」
「それなら話は早い。少し前だがあそこで少女が倒れているのが見つかった」
「もしかして、その女の子はピンク色の髪をした……」
「なんだそこまで知っていたのか。そうだ、見かけない服装でどこから来たのか誰もわからない」
やはりリリアで間違いなさそうだ、問題は周りで何が起きているのか……。オアシスを独占して使っていたのも王子の指示らしいからな。
「王子が関わっているみたいだったが」
「奥のほうに神殿があっただろう? あそこが王たちの居城になっている」
「あの神殿は誰が作ったんだ?」
「その情報については別にもらわないといけないな」
そういって男は指二本を立てた。やり口が汚いように見えるがこういう奴こそ嘘はつかない。いや、つけないともいうな。俺は硬貨を三枚渡した。
「ほう……兄ちゃん羽振りがいいな」
「俺にはそれくらい大事な情報なんでね」
「訳アリのようだが聞かないでおこう、巻き込まれちゃ面倒だからな。えーっと、そんで神殿と王についてか――」
男は硬貨をしまうと少し考え喋り出した。
「ここは何年か前に魔物の大群に襲われてな。そんとき年端もいかないような小さな子供が現れ魔物を一掃した。そして子供は摩訶不思議な魔法で城を今の神殿へと変え、一冊の本を残しどこかへ消え去っていった」
「魔法……いや、それよりもその本ってもしかして絵日記じゃ……」
「いや、そこまでは分からねぇ。こればかりはどこまで本当か怪しい部分もある」
「なるほど……それで王たちはなぜその少女を救いの魔女と?」
「詳しくは分からんが噂では神殿にある本の内容と関係しているらしい。んでオアシスの件に繋がるんだがな、王子が甚くその少女を気に入って婚約を発表したんだ」
「なんだって!?」
「び、びっくりするじゃねぇか……お静かに頼むぜ」
「す、すまない。続けてくれ」
いきなり王子様が普通の少女と婚約するなんておかしいだろ……。王様や周りの連中は止めなかったのか?
「そんで発表のときに救いの魔女と公表し、少女の水浴び場としてオアシスの使用を禁じたんだ」
「町の人は誰も反発しなかったんですか」
「最初はしたさ。だが唯一許されたのは日に一度だけ、決まった時間に決まった量の水を汲むことのみ。それ以外は水浴びも含め飲むことも禁じられた」
「そうだったのか…………」
もしリリア本人だとしたら、そんなことは絶対にしないしさせないと思うが……。それに本の内容も気になるし何より婚約って……。
「その少女に会うことは?」
「無理だな、今は婚約の準備だと言われ神殿に入れん」
「そうか……わかった、ありがとう」
「また何かあればいつでも。もちろん、いただくものは頂くがな」
俺は店を出ると人目につかない場所へと向かう。そしてものまねしが反応する場所に向けて声をかける。
「話は聞いてたよな」
「誰もいませーん…………」
「今すぐにでも状況が知りたい、すまんがいってきてほしい」
「ここには誰もいませーん……」
「ならば仕方ない、ルークからミントに頼み込んでもらうか。ルークもリリアのことは心配してるだろうしな」
「ちょ、なんでそうなるんだよ!」
「ミント頼む、俺たちの大切な仲間かもしれないんだ。それにこのままじゃ一生オアシスは使えないぞ」
「まったくもう…………危ないと思ったらすぐに戻るからね」
「あぁ、自分の身を一番に考えてくれていい」
「はぁ~あ~どうしていつもこうなるんだ」
ミントはぶつくさ言いながらも神殿の様子を探りにいった。あとは宿屋で待つか……。一応ルークと一緒に何が起きてもいいように待機しておこう。
* * * * * * * * * * * *
「まったく、こんな悪趣味な場所に住む奴らの気がしれないよ……」
いくら人の目に映らないように魔法を使っているといっても物には当たるし、魔力だって感知される。無敵なわけじゃないんだぞ。
しかし僕の憩いの場を占領するなんて……、その魔女に一言いってやりたい気分だ。
「人の気配は……あっちか」
少女のいる部屋を探し廊下を飛んでいると人が歩いてくる――念のため人間の前で意味もなくウロウロしてみた。うん、ちゃんと見えてないようだ。
なぜいちいちこんなことを確認したのか……。それは、あの男がなぜかいつも僕のいる方向を知っていたからだ。
あいつ、魔力を一切感じないくせにこの状態の僕が見えるなんて異常だろ……いったいどうなってるの。
とりあえず普通の人間には見えていないようで一安心、さっさと探して戻るとしよう。廊下を飛びまわっていると、ある一室から変な声が聞こえてきた。
「クマクマ、クマ―」
なんだ今の声……少し調べてみるか。小石を拾い扉に投げつけると部屋の中から少女の声がする。
「ん? 誰かきたのかな」
「クマー」
扉が開かれ少女が顔を覗かせると周りを確認する。扉の隙間から部屋に入るとちょうど下にいた変な生き物と目が合った。
なんだこいつ……従魔か? つうかなんでこっち見てるんだ……姿は見えてないはずなのに。
「クマッ?」
おいおいこっちを指すな、バレるじゃないか! っていうか、なんでわかるんだよもう!
「どうかした?」
……この女には見えていないはずだ……とりあえずどこかに隠れないと。
「クマ、クマー」
「ごめんなさい……あなたの言ってること、わからないの」
「クマー……クマッ!」
「あ、もしかして……」
突如隠れた鞄が大きく開けられ、そして隣にあった本が抜き取られた。
「これが気になってるの?」
「クマクマ」
「え、違う?」
こ、ここは危険すぎる……早く抜け出さないと!
焦り出したそのとき、扉の開かれる音と共に男の声が聞こえてくる。
「また遊んでいたのか。いい加減そんな子供じみた魔法ではなく、もっと強力な魔法をみせてくれ」
「……ごめんなさい」
「預言の本の通りであれば次の災厄を止めるのは君、そしてその力を誇示すれば他国との交渉も優位に立てる。身寄りのなかったお前が王子である私の妻となれるのだ。ありがたく思え」
「王子、そろそろお時間です。王の面会にいきましょう」
「クマ―クマ―」
「まったく……こんな魔法がなんの役に立つというのだ」
抜け出すなら今しかない。鞄から出ると、閉められる扉の隙間からギリギリで部屋を出る。
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