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51話 『真実への道③』
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「ローラさーん、連れて来ましたよー」
「は、ははは初めまして……リビアといいます」
「ほほう、君がこの剣を作ったのか」
リビアは緊張し固まっている。ローラさんはオミーネさんの剣を手に取るとじっくり品定めするかのように見ていた。
「伝説の鍛冶師はローラさんのお父さんなんだって。だからってわけじゃないけどリビアももう少しリラックスしたらどうだ?」
「あなたのその剣、ローラさんが打ったんでしょ……? それだけでもヤバいわ……私からしたら伝説級よ」
まぁ初対面だし無理にとは言わないほうがいっか。同じ鍛冶の道を目指す者同士だ、何かのきっかけですぐに仲良くなるだろう。
「うーんやっぱりなんか違う……なんだろう。ねぇあなたはわかる?」
「えッ!? 私のよりローラさんの作った剣のほうが丁寧で芯もぶれてないというか」
「そうじゃない。あの男は心が入ってるっていってた」
ローラさんの意図がわからずリビアは困っていたが、たぶん声が聞こえるという曖昧な部分をローラさんは探しているのだろう。
「そういえばオミーネさん、その剣はわがままなヤツだって言ってましたね。もしかして意思が聞こえているとか?」
でも鍛冶師でもないのにさすがにそんなことは……。いや、オミーネさんならありそうだな。
あのなんともいえない職業、確かに一人で剣を見てぶつぶつ言ってれば他人からしたら面白い絵面だが、本人はいたってまじめだ。何か関係しているのかも。
「とにかく打ってもらえばわかるわね」
もうとっくに陽が落ち始め夕飯の準備を始める頃だ、さすがのリビアも今からは無理だろう。
「いいんですか!?」
「お、おい、今から打つって……大丈夫なのか?」
「夜通しなんて鍛冶師からしたら当たり前のことよ」
リビアが元気よく言い切るとローラさんが感心した様に頷く。
「まだ若いのにわかってるねぇー」
「いえ、鍛錬なくして高みにはいけませんから!」
「じゃあ俺は邪魔にならないよう脇で見させてもらおうかな。ルーク、すまんが中は狭いからこの辺で待っててくれ」
「ククゥ!」
リビアとローラさんが道具や段取りの確認をしている。そしていよいよ始まり、一本目の剣が出来上がった。
「ど、どうですか?」
「あれとは違うわね」
「結構出来はいいように見えるけどな」
「ん-手順は間違いないはずなんだけど」
オミーネさんの剣とリビアが今打った剣を交互にみるがどちらも大差があるようにはみえない。ローラさんは感じている違和感というのが気になっているようだ。
「あなた、この剣を作ったときはどうしたの?」
「あれは刃こぼれが酷かったので修理しただけなんです……」
「そういえばリビアも錬金術師だったよな」
「あのときは確かに錬金術を使ったけど……私も……?」
「ローラさんも錬金術師なんだよ」
「えっ……えーーーーー!?」
「なぜか彼にばれてしまってな。まぁばれてしまったものは仕方がない」
いうほど隠しているようにも見えなかったけど……。まぁそのおかげでライルも助かったわけだし良しとするか。
「えっ、じゃっじゃあ鍛冶に錬金術を活用したりは……」
「もちろん使っている。私流だがすでに鍛冶製法としても取り入れてあるよ」
「あの、も、もう一度剣を作らせてください。今度は遠慮なく錬金術を使うので!」
「なら私の方法も少し教えよう。それで何か違いがわかるかもしれない」
同じ錬金術師だと分かると二人はさらに集中、時間が過ぎることもまったく気にしていない様子だった。さすがに俺は腹が減ったため飯を食うことにして外へ出る。
「ルーク、待たせたな。飯にしよう」
「ククゥ」
「あぁ、あの二人はたぶん夜通しだ。あとで夜食でも作って持ってくよ」
こうして俺はルークと一緒に外で夕飯を食べることにした。辺りに響く鉄を打つ音は、なんとなしに心地がいい。少しゆっくりしたところで作り置きしておいた夕飯を工房に持っていく。
「二人とも、飯を持ってきたから食べれるときにでも食ってくれ」
「おーすまないね」
「ありがとう……もう少しだから待ってて」
「俺のことは気にしないでくれ」
下手に口を挟んで集中力を切らさせてしまっても悪いからな。俺はすぐに外へ出ると地面に座りルークと川を眺める。
「リリアは元気にしてるかなぁ」
「クゥ~」
「そうだよな……俺たちがいなくてもなんとかやってるだろう」
「クルルルル」
「ん~でも心配だ」
「クウゥ」
「ははは、そのときはよろしく頼むよ」
久しぶりにゆっくりとルークと話をしていると工房の扉が開かれた。
「ねぇ、できたからレニも見てくれる?」
「おう、今行く」
工房に入ると二本の剣が置かれている。片方は普通だが、もう一つは何かが違う。
「来たか、ちょっと見比べた感想を教えてくれ」
「んーこっちは普通の剣ですね。たぶんですがさっきのと何も変わってない――だけどこっちは何かが違う。なんだろうな……」
「やっぱりそうか」
ローラさんは俺の感想がそうくるとわかっていたかのように、違和感のある剣を手に取った。リビアはばつが悪そうにしている。
「手法の問題じゃないでしょうか」
「いや、これではっきりした。あなたにあって私にないもの」
「そんなこと……! たまたまですよ絶対」
「鍛冶にマグレなんてものはない。本物の天才っていうのは父さんやあなたみたいな人を言うのかもね」
ローラさんはしばらく黙り込む。一つのことに特化した人たちだからこそ、更に上の遠さがわかるのかもしれないな……。
「ちょっと一人にさせて。ついでに君、剣を借りるよ」
「えっ、あぁどうぞ」
ローラさんに剣を渡すと三本を並べ真剣に見渡している。リビアはまさか自分の剣がローラさんに評価されるなどと思っていなかったのか少しおろおろとしていた。
「私も何かお手伝いを……」
「大丈夫、これを一人で乗り越えられないようであれば、私は父さんに近づくことはできない」
「で、でも」
「リビア、今日はもう休むとしよう」
ローラさんを工房に残し俺たちは出ていった。翌朝になってもローラさんはでてこず、俺はとりあえず食べやすいように作ったご飯を持っていく。
リビアは何か察したのか、ローラさんが出てくるまでは工房に入らないといいルークと外で待つことにした。
「ローラさん、飯でも食っていったん休みましょう」
「…………君か、すまないね」
俺は適当に見つけた椅子を持っていきローラさんにご飯を渡す。疲れ切っているのか食事にいつもの元気がない。
「まったく……恥ずかしい話だが、あと一歩が掴めないんだ」
「それじゃあ俺から一つ注文します」
「この剣の研ぎ直しかい? 何かつかめたら研いであげるよ、だから少し待ってほしい」
「いえ、実は俺と同じくらいの女の子が旅の連れにいるんです。はぐれてしまって探しているんですが……もし見つけて旅を再開したとき、その子を守れるようにしたいんです」
「新しい剣がほしいってことね」
「違います。その剣を、もっと強く鍛え直してください」
「えっ……」
ローラさんはいったい何を言われたのか一瞬わかっていなかったようで、別の剣を見渡し最終的に俺の剣をみた。
「その剣はたぶん悔しかったんです。だから、まだやれるって。もっと力があるって伝えたかったんだと思います」
「この剣が?」
「はい、皮肉にもその剣を持っていた前任者と俺たちの旅をするという目的は一緒です。だからこそ剣は訴えかけてきたのかもしれません」
正直それっぽい言葉を並べてはみたが、全部俺の妄想や願望だ。
だが今のローラさんのような職人に必要なのは慰めや同情ではない。あくまで俺の考えだが……こういう職人が行き詰ったときはひたすら試練を与えるべきだ。
「剣が悔しい……そんなこと考えたことなかった」
「ローラさんなら真実に辿り着けると信じてますよ。それじゃ、俺はこの辺で」
ローラさんは何かを深く考え始めたようだったので俺は邪魔にならないよう静かに工房を後にした。外に出るとルークとリビアが仲良く座っている。
「クゥー」
「あ、どうだった?」
「わからない。ただ、リビアが言っていた剣の心というのは伝えてきたよ」
「そっか……」
「さ~てと、こんなときは家の中の掃除でもするか!」
「なんでそうなるのよ」
「ただで泊まるわけにもいかないだろ。ローラさんも一人で大変なようだし、それに……リビアが弟子入りでもしたらもっと大変だぞ?」
「な、なんでそれを」
「おっ、当たりか。やっぱあんなすごい人が師匠になってくれれば嬉しいよな~」
「普通は出会うことすら難しいのよ……それに私程度の腕じゃ弟子入りなんて無理」
「大事なのは心だろ? きっと大丈夫、さぁそんなことより掃除だ掃除! ほらいくぞ!」
「まったく……あなたの主人はいつもあぁなの?」
「クゥ~」
こうして俺たちは家の掃除を始めた。夕食になってもローラさんは出てこなかったため、俺は夕飯を届けすぐに出ていく。少しは進んでるみたいだし邪魔だけはしちゃいけない。
深夜、静かな川の流れと一緒に打ち音が響き――――朝早くローラさんが家の中に入ってきた。
「は、ははは初めまして……リビアといいます」
「ほほう、君がこの剣を作ったのか」
リビアは緊張し固まっている。ローラさんはオミーネさんの剣を手に取るとじっくり品定めするかのように見ていた。
「伝説の鍛冶師はローラさんのお父さんなんだって。だからってわけじゃないけどリビアももう少しリラックスしたらどうだ?」
「あなたのその剣、ローラさんが打ったんでしょ……? それだけでもヤバいわ……私からしたら伝説級よ」
まぁ初対面だし無理にとは言わないほうがいっか。同じ鍛冶の道を目指す者同士だ、何かのきっかけですぐに仲良くなるだろう。
「うーんやっぱりなんか違う……なんだろう。ねぇあなたはわかる?」
「えッ!? 私のよりローラさんの作った剣のほうが丁寧で芯もぶれてないというか」
「そうじゃない。あの男は心が入ってるっていってた」
ローラさんの意図がわからずリビアは困っていたが、たぶん声が聞こえるという曖昧な部分をローラさんは探しているのだろう。
「そういえばオミーネさん、その剣はわがままなヤツだって言ってましたね。もしかして意思が聞こえているとか?」
でも鍛冶師でもないのにさすがにそんなことは……。いや、オミーネさんならありそうだな。
あのなんともいえない職業、確かに一人で剣を見てぶつぶつ言ってれば他人からしたら面白い絵面だが、本人はいたってまじめだ。何か関係しているのかも。
「とにかく打ってもらえばわかるわね」
もうとっくに陽が落ち始め夕飯の準備を始める頃だ、さすがのリビアも今からは無理だろう。
「いいんですか!?」
「お、おい、今から打つって……大丈夫なのか?」
「夜通しなんて鍛冶師からしたら当たり前のことよ」
リビアが元気よく言い切るとローラさんが感心した様に頷く。
「まだ若いのにわかってるねぇー」
「いえ、鍛錬なくして高みにはいけませんから!」
「じゃあ俺は邪魔にならないよう脇で見させてもらおうかな。ルーク、すまんが中は狭いからこの辺で待っててくれ」
「ククゥ!」
リビアとローラさんが道具や段取りの確認をしている。そしていよいよ始まり、一本目の剣が出来上がった。
「ど、どうですか?」
「あれとは違うわね」
「結構出来はいいように見えるけどな」
「ん-手順は間違いないはずなんだけど」
オミーネさんの剣とリビアが今打った剣を交互にみるがどちらも大差があるようにはみえない。ローラさんは感じている違和感というのが気になっているようだ。
「あなた、この剣を作ったときはどうしたの?」
「あれは刃こぼれが酷かったので修理しただけなんです……」
「そういえばリビアも錬金術師だったよな」
「あのときは確かに錬金術を使ったけど……私も……?」
「ローラさんも錬金術師なんだよ」
「えっ……えーーーーー!?」
「なぜか彼にばれてしまってな。まぁばれてしまったものは仕方がない」
いうほど隠しているようにも見えなかったけど……。まぁそのおかげでライルも助かったわけだし良しとするか。
「えっ、じゃっじゃあ鍛冶に錬金術を活用したりは……」
「もちろん使っている。私流だがすでに鍛冶製法としても取り入れてあるよ」
「あの、も、もう一度剣を作らせてください。今度は遠慮なく錬金術を使うので!」
「なら私の方法も少し教えよう。それで何か違いがわかるかもしれない」
同じ錬金術師だと分かると二人はさらに集中、時間が過ぎることもまったく気にしていない様子だった。さすがに俺は腹が減ったため飯を食うことにして外へ出る。
「ルーク、待たせたな。飯にしよう」
「ククゥ」
「あぁ、あの二人はたぶん夜通しだ。あとで夜食でも作って持ってくよ」
こうして俺はルークと一緒に外で夕飯を食べることにした。辺りに響く鉄を打つ音は、なんとなしに心地がいい。少しゆっくりしたところで作り置きしておいた夕飯を工房に持っていく。
「二人とも、飯を持ってきたから食べれるときにでも食ってくれ」
「おーすまないね」
「ありがとう……もう少しだから待ってて」
「俺のことは気にしないでくれ」
下手に口を挟んで集中力を切らさせてしまっても悪いからな。俺はすぐに外へ出ると地面に座りルークと川を眺める。
「リリアは元気にしてるかなぁ」
「クゥ~」
「そうだよな……俺たちがいなくてもなんとかやってるだろう」
「クルルルル」
「ん~でも心配だ」
「クウゥ」
「ははは、そのときはよろしく頼むよ」
久しぶりにゆっくりとルークと話をしていると工房の扉が開かれた。
「ねぇ、できたからレニも見てくれる?」
「おう、今行く」
工房に入ると二本の剣が置かれている。片方は普通だが、もう一つは何かが違う。
「来たか、ちょっと見比べた感想を教えてくれ」
「んーこっちは普通の剣ですね。たぶんですがさっきのと何も変わってない――だけどこっちは何かが違う。なんだろうな……」
「やっぱりそうか」
ローラさんは俺の感想がそうくるとわかっていたかのように、違和感のある剣を手に取った。リビアはばつが悪そうにしている。
「手法の問題じゃないでしょうか」
「いや、これではっきりした。あなたにあって私にないもの」
「そんなこと……! たまたまですよ絶対」
「鍛冶にマグレなんてものはない。本物の天才っていうのは父さんやあなたみたいな人を言うのかもね」
ローラさんはしばらく黙り込む。一つのことに特化した人たちだからこそ、更に上の遠さがわかるのかもしれないな……。
「ちょっと一人にさせて。ついでに君、剣を借りるよ」
「えっ、あぁどうぞ」
ローラさんに剣を渡すと三本を並べ真剣に見渡している。リビアはまさか自分の剣がローラさんに評価されるなどと思っていなかったのか少しおろおろとしていた。
「私も何かお手伝いを……」
「大丈夫、これを一人で乗り越えられないようであれば、私は父さんに近づくことはできない」
「で、でも」
「リビア、今日はもう休むとしよう」
ローラさんを工房に残し俺たちは出ていった。翌朝になってもローラさんはでてこず、俺はとりあえず食べやすいように作ったご飯を持っていく。
リビアは何か察したのか、ローラさんが出てくるまでは工房に入らないといいルークと外で待つことにした。
「ローラさん、飯でも食っていったん休みましょう」
「…………君か、すまないね」
俺は適当に見つけた椅子を持っていきローラさんにご飯を渡す。疲れ切っているのか食事にいつもの元気がない。
「まったく……恥ずかしい話だが、あと一歩が掴めないんだ」
「それじゃあ俺から一つ注文します」
「この剣の研ぎ直しかい? 何かつかめたら研いであげるよ、だから少し待ってほしい」
「いえ、実は俺と同じくらいの女の子が旅の連れにいるんです。はぐれてしまって探しているんですが……もし見つけて旅を再開したとき、その子を守れるようにしたいんです」
「新しい剣がほしいってことね」
「違います。その剣を、もっと強く鍛え直してください」
「えっ……」
ローラさんはいったい何を言われたのか一瞬わかっていなかったようで、別の剣を見渡し最終的に俺の剣をみた。
「その剣はたぶん悔しかったんです。だから、まだやれるって。もっと力があるって伝えたかったんだと思います」
「この剣が?」
「はい、皮肉にもその剣を持っていた前任者と俺たちの旅をするという目的は一緒です。だからこそ剣は訴えかけてきたのかもしれません」
正直それっぽい言葉を並べてはみたが、全部俺の妄想や願望だ。
だが今のローラさんのような職人に必要なのは慰めや同情ではない。あくまで俺の考えだが……こういう職人が行き詰ったときはひたすら試練を与えるべきだ。
「剣が悔しい……そんなこと考えたことなかった」
「ローラさんなら真実に辿り着けると信じてますよ。それじゃ、俺はこの辺で」
ローラさんは何かを深く考え始めたようだったので俺は邪魔にならないよう静かに工房を後にした。外に出るとルークとリビアが仲良く座っている。
「クゥー」
「あ、どうだった?」
「わからない。ただ、リビアが言っていた剣の心というのは伝えてきたよ」
「そっか……」
「さ~てと、こんなときは家の中の掃除でもするか!」
「なんでそうなるのよ」
「ただで泊まるわけにもいかないだろ。ローラさんも一人で大変なようだし、それに……リビアが弟子入りでもしたらもっと大変だぞ?」
「な、なんでそれを」
「おっ、当たりか。やっぱあんなすごい人が師匠になってくれれば嬉しいよな~」
「普通は出会うことすら難しいのよ……それに私程度の腕じゃ弟子入りなんて無理」
「大事なのは心だろ? きっと大丈夫、さぁそんなことより掃除だ掃除! ほらいくぞ!」
「まったく……あなたの主人はいつもあぁなの?」
「クゥ~」
こうして俺たちは家の掃除を始めた。夕食になってもローラさんは出てこなかったため、俺は夕飯を届けすぐに出ていく。少しは進んでるみたいだし邪魔だけはしちゃいけない。
深夜、静かな川の流れと一緒に打ち音が響き――――朝早くローラさんが家の中に入ってきた。
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