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エピローグ
新たな旅立ち
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ヨシキ達は東の大陸から帰ってきた。
ジャックは自分の故郷へ帰り、仲間たちと毎晩宴会をやっているそうだ。町一番の勇者としてみんなから信頼されているらしい。
ヨシキとゼロは武器屋のバーカウンターで飲んでいた。
「武器代を払うよ、マスター」ヨシキは財布から現金を取り出して渡した。
「そろそろ結婚してくれてもいいんじゃないの?ヨシキ」ゼロはまっすぐヨシキを見て言った。
「王妃が男じゃまずいから、俺のメイドにならなってくれてもかまわないぞ」
「メイドなんか嫌よ。私は高貴な存在なんだから」ゼロはふくれた。
「これからどうするんだ?」マスターはヨシキに聞いた。
「ああ、のんびり再建していくよ」ヨシキはウイスキーを一口含んだ。
「じゃ、またねヨシキ」ゼロは立ち上がって「お代はヨシキ持ちね」と言い店を出た。
ヨシキはその後すぐに店を出て、ゼロが天を見ている姿を見た。
「じゃ、私行くわ」
ゼロの背中からバサっと大きな羽が生えた。
「天国から応援してるわ。愛してるヨシキ」
ゼロは光に包まれて空へと飛んで行った。
ヨシキはそれを眺めて「ああ、任せろ」と言い、涙をぬぐった。
ジャックは自分の故郷へ帰り、仲間たちと毎晩宴会をやっているそうだ。町一番の勇者としてみんなから信頼されているらしい。
ヨシキとゼロは武器屋のバーカウンターで飲んでいた。
「武器代を払うよ、マスター」ヨシキは財布から現金を取り出して渡した。
「そろそろ結婚してくれてもいいんじゃないの?ヨシキ」ゼロはまっすぐヨシキを見て言った。
「王妃が男じゃまずいから、俺のメイドにならなってくれてもかまわないぞ」
「メイドなんか嫌よ。私は高貴な存在なんだから」ゼロはふくれた。
「これからどうするんだ?」マスターはヨシキに聞いた。
「ああ、のんびり再建していくよ」ヨシキはウイスキーを一口含んだ。
「じゃ、またねヨシキ」ゼロは立ち上がって「お代はヨシキ持ちね」と言い店を出た。
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ゼロは光に包まれて空へと飛んで行った。
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