ヨシキとゼロ

ミミヨシ

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南の国へ

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車をボッテ村の入り口にとめて3人は中へ入った。
村の景観はズンドバ村と似てる。
奥のほうに大きな家があり、おそらくそこが村長の家だ。
とりあえず村長には用事はない。武器屋を探すことにした。
ぐるっと歩いて回り、店らしき建物を発見した。
ドアの横に拳銃の飾り物がある。
3人はドアを開けて中へ入った。
「いらっしゃい」真正面にカウンターがあり店主がいた。
店の中は薄暗い。
壁に拳銃がずらっと立てかけてある。
ガラス張りのケースの中には手投げ弾やらなんやらよくわからない物まであった。
その中にヨシキですら初めて見る武器があった。
「店主、これはなんだ?」その武器に指をさして訊ねた。
店主はケースから出してカウンターの上にそれを置いた。
「これは最新の手投げ弾で、地面に落ちた時点で前方に電流を放つ物だよ」
「なるほど」ヨシキは手に取ってじっくり見た。
メーカーの刻印がしてあった。スティルフィールと書いてある。
ゼロが一緒に覗き込んで言った。「聞いたことあるわ。新鋭の兵器会社ね」
中々の値段だが買うことにした。
「まいどあり」店主は紙袋に入れて渡した。


店を出て「腹減ったなあ。飯でも食おうぜ」ジャックが言った。
「そうだな、肉がいい」ヨシキが言った。
3人は飲食店を探した。
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