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世界の終わり
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二人がスケート場へ向かうと、キャー、と悲鳴が聞こえ、集まっていた人たちが四方八方に走り出していた。
「何事だ?」ヨシキはスケート場へ走り出した。
「ヨシキ!アンドロイドが現れたわ!」ゼロが駆け寄ってくる。
「なに!?」胸ポケットからプラズマガンを取り出した。「行くぞゼロ」そのままスケート場中央へ走っていくとアンドロイドが人を襲っていた。
アンドロイドは何人もの人を殴り倒し、バッグを奪っていた。金品目的らしい。
ヨシキは銃を構えアンドロイドへ向けて引き金を引いた。バンッバンッ。アンドロイドは素早くかわしたが2発の銃弾は肩に命中した。だが、アンドロイドは倒れない。こちらを振り向き、銃を向けてきた。
バンッ。その時、一人のおっさんがアンドロイドの腕を掴み、そのまま上へ向けた。銃弾は宙を切った。
すぐさまおっさんはアンドロイドのボディーに一撃パンチを食らわせる。アンドロイドは怯んだ。「今だ!頭を狙え!」
ヨシキはもう一度引き金を引く。バンッ。今度は頭に命中した。
ズサッ。アンドロイドは頭から地面に倒れた。奪い取ったバッグも地面にばらまかれた。
「やったわね、ヨシキ」ゼロはヨシキに駆け寄った。
「ああ」ヨシキはプラズマガンを胸ポケットに仕舞った。
おっさんがこっちへ歩いてきた。「なかなかの腕前だなお前」ヨシキに向かって言った。
「まあな、あんたも大したもんだ。アンドロイド相手に怯まないなんてな」
「俺の名前はジャック。この街のチャンピオンだ。この程度、容易いもんよ」
「ジャック・・・。あんたが町長さんが言ってたやつか。なるほど、さすがはチャンピオンってだけあって身のこなしは上等だ。俺はヨシキだ」
そこに町長がゆっくりと歩いてきた。「ジャック、よくやった」町長とジャックは握手をした。「お前をこの彼に紹介しておいた。ついていくがよい。鍛錬になるぞー、ほっほっほ」
「アンドロイドを倒しに行く手伝いをしてほしい」ヨシキは言った。
「ああ、なるほどな。ヨシキって王様のヨシキか。俺はつえーからな、まあ俺がいれば安心だ。ついてってやるよ。どうせ暇してたところだ」
ジャックは仕事をしていない。毎日スケートを滑って夜は酒屋で晩酌をしながら悪友としゃべる毎日だ。
「そうか、よろしく」ヨシキはジャックと握手をした。
「景気づけに今晩酒場で待ってるからあんたもこいよ。友達を紹介するよ」
「ああ、ゼロと二人で行く」
「わかったわ、じゃあ後でね」
ヨシキとゼロはその日は町長の家に泊まることになった。
「何事だ?」ヨシキはスケート場へ走り出した。
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「なに!?」胸ポケットからプラズマガンを取り出した。「行くぞゼロ」そのままスケート場中央へ走っていくとアンドロイドが人を襲っていた。
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バンッ。その時、一人のおっさんがアンドロイドの腕を掴み、そのまま上へ向けた。銃弾は宙を切った。
すぐさまおっさんはアンドロイドのボディーに一撃パンチを食らわせる。アンドロイドは怯んだ。「今だ!頭を狙え!」
ヨシキはもう一度引き金を引く。バンッ。今度は頭に命中した。
ズサッ。アンドロイドは頭から地面に倒れた。奪い取ったバッグも地面にばらまかれた。
「やったわね、ヨシキ」ゼロはヨシキに駆け寄った。
「ああ」ヨシキはプラズマガンを胸ポケットに仕舞った。
おっさんがこっちへ歩いてきた。「なかなかの腕前だなお前」ヨシキに向かって言った。
「まあな、あんたも大したもんだ。アンドロイド相手に怯まないなんてな」
「俺の名前はジャック。この街のチャンピオンだ。この程度、容易いもんよ」
「ジャック・・・。あんたが町長さんが言ってたやつか。なるほど、さすがはチャンピオンってだけあって身のこなしは上等だ。俺はヨシキだ」
そこに町長がゆっくりと歩いてきた。「ジャック、よくやった」町長とジャックは握手をした。「お前をこの彼に紹介しておいた。ついていくがよい。鍛錬になるぞー、ほっほっほ」
「アンドロイドを倒しに行く手伝いをしてほしい」ヨシキは言った。
「ああ、なるほどな。ヨシキって王様のヨシキか。俺はつえーからな、まあ俺がいれば安心だ。ついてってやるよ。どうせ暇してたところだ」
ジャックは仕事をしていない。毎日スケートを滑って夜は酒屋で晩酌をしながら悪友としゃべる毎日だ。
「そうか、よろしく」ヨシキはジャックと握手をした。
「景気づけに今晩酒場で待ってるからあんたもこいよ。友達を紹介するよ」
「ああ、ゼロと二人で行く」
「わかったわ、じゃあ後でね」
ヨシキとゼロはその日は町長の家に泊まることになった。
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