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世界の終わり
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バーまでは原子バイク(原子力で動くバイク)で向かった。
10分くらいでバーに着いた。その道中もやつらは姿を現さなかった。
カラン。ヨシキはバーのドアを開けた。
「よう、よく来たな。いいウイスキーが入ったところだ」マスターはウイスキーの瓶を手に持っている。
「ああ、一杯頂こうか」
「私はカクテルー」ヨシキとゼロは椅子に座りながら言った。
一時呼吸を置いてウイスキーを傾けながらヨシキが口を開いた。「マスター、あれあるか?」
マスターはうん、と頷き奥の部屋へ消えていった。
しばらくしてプラズマガン2丁を持って来た。
「はいよ、2つ合わせて2千ドルだ。安くしとくよ、あんたは常連だからな」ガタっと2丁の銃をテーブルに置いた。
「ありがとな」ヨシキは財布から2千ドルを渡した。
「行くんだろ?しばらく会えなくなるな」
「ああ、取り敢えず北へ向かう」
「あっちは人が多く住んでるから仲間も見つかるだろう。まああんまり無茶はするなよ」
「分かってる」ヨシキはウイスキーのグラスをコトっと置いた。
「マスター、また会う日まで元気でね」ゼロが言った。
「酒代はつけといてくれ。また会った時にまとめて払う」
「ああ、絶対生きて帰ってこいよ。死んだりしたら一生恨むからな」マスターは二人のグラスを片付けた。
ヨシキとゼロは店を出た。二人はバイクに跨りヨシキはゼロを家まで送る。
家に到着し、ゼロはバイクから降りた。「ありがと。ちょっと酔っちゃったけど風が気持ちよかったわ」
「出発は明日だ。朝8時に迎えに来る」そう言ってヨシキは自宅へバイクを走らせた。
10分くらいでバーに着いた。その道中もやつらは姿を現さなかった。
カラン。ヨシキはバーのドアを開けた。
「よう、よく来たな。いいウイスキーが入ったところだ」マスターはウイスキーの瓶を手に持っている。
「ああ、一杯頂こうか」
「私はカクテルー」ヨシキとゼロは椅子に座りながら言った。
一時呼吸を置いてウイスキーを傾けながらヨシキが口を開いた。「マスター、あれあるか?」
マスターはうん、と頷き奥の部屋へ消えていった。
しばらくしてプラズマガン2丁を持って来た。
「はいよ、2つ合わせて2千ドルだ。安くしとくよ、あんたは常連だからな」ガタっと2丁の銃をテーブルに置いた。
「ありがとな」ヨシキは財布から2千ドルを渡した。
「行くんだろ?しばらく会えなくなるな」
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「あっちは人が多く住んでるから仲間も見つかるだろう。まああんまり無茶はするなよ」
「分かってる」ヨシキはウイスキーのグラスをコトっと置いた。
「マスター、また会う日まで元気でね」ゼロが言った。
「酒代はつけといてくれ。また会った時にまとめて払う」
「ああ、絶対生きて帰ってこいよ。死んだりしたら一生恨むからな」マスターは二人のグラスを片付けた。
ヨシキとゼロは店を出た。二人はバイクに跨りヨシキはゼロを家まで送る。
家に到着し、ゼロはバイクから降りた。「ありがと。ちょっと酔っちゃったけど風が気持ちよかったわ」
「出発は明日だ。朝8時に迎えに来る」そう言ってヨシキは自宅へバイクを走らせた。
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