16 / 19
番外編
一途すぎる
しおりを挟む
「お前らって、付き合う前とあんま変わんねぇよな。本当に付き合ってんの?」
「付き合ってるし、大智みたいにデレてられるかよ!」
悠太はクスクスと笑いながらいつもと変わらずに答えるが、遥は顔を真っ赤にさせながら俯いた。
そんな二人を見た大智は、少し不服そうに立ち上がった。
「悠太、この本借りてくわ!」
「あぁ…」
大智が部屋を出て行くなり、遥は悠太に抱きついた。
だが、悠太は気にすることなく本を読み続けている。
「…ゆ…うた……」
「ん…どしたん?」
本を読む手を止め、遥の方へ目をやれば少し涙目になっている。
「ぼ、僕のこと……本当に好き?」
「今更ながらな事、聞くんだね」
遥は、頭を縦に振り悠太の顔を見ればオデコにキスをされる。
「遥、大好きだよ。いや、愛してる」
「僕も愛してる。」
遥は更に、ギュッと悠太を抱き締めた。
「付き合ってるし、大智みたいにデレてられるかよ!」
悠太はクスクスと笑いながらいつもと変わらずに答えるが、遥は顔を真っ赤にさせながら俯いた。
そんな二人を見た大智は、少し不服そうに立ち上がった。
「悠太、この本借りてくわ!」
「あぁ…」
大智が部屋を出て行くなり、遥は悠太に抱きついた。
だが、悠太は気にすることなく本を読み続けている。
「…ゆ…うた……」
「ん…どしたん?」
本を読む手を止め、遥の方へ目をやれば少し涙目になっている。
「ぼ、僕のこと……本当に好き?」
「今更ながらな事、聞くんだね」
遥は、頭を縦に振り悠太の顔を見ればオデコにキスをされる。
「遥、大好きだよ。いや、愛してる」
「僕も愛してる。」
遥は更に、ギュッと悠太を抱き締めた。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
告白ゲームの攻略対象にされたので面倒くさい奴になって嫌われることにした
雨宮里玖
BL
《あらすじ》
昼休みに乃木は、イケメン三人の話に聞き耳を立てていた。そこで「それぞれが最初にぶつかった奴を口説いて告白する。それで一番早く告白オッケーもらえた奴が勝ち」という告白ゲームをする話を聞いた。
その直後、乃木は三人のうちで一番のモテ男・早坂とぶつかってしまった。
その日の放課後から早坂は乃木にぐいぐい近づいてきて——。
早坂(18)モッテモテのイケメン帰国子女。勉強運動なんでもできる。物静か。
乃木(18)普通の高校三年生。
波田野(17)早坂の友人。
蓑島(17)早坂の友人。
石井(18)乃木の友人。
美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした
亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。
カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。
(悪役モブ♀が出てきます)
(他サイトに2021年〜掲載済)
王様のナミダ
白雨あめ
BL
全寮制男子高校、箱夢学園。 そこで風紀副委員長を努める桜庭篠は、ある夜久しぶりの夢をみた。
端正に整った顔を歪め、大粒の涙を流す綺麗な男。俺様生徒会長が泣いていたのだ。
驚くまもなく、学園に転入してくる王道転校生。彼のはた迷惑な行動から、俺様会長と風紀副委員長の距離は近づいていく。
※会長受けです。
駄文でも大丈夫と言ってくれる方、楽しんでいただけたら嬉しいです。
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
キミと2回目の恋をしよう
なの
BL
ある日、誤解から恋人とすれ違ってしまった。
彼は俺がいない間に荷物をまとめて出てってしまっていたが、俺はそれに気づかずにいつも通り家に帰ると彼はもうすでにいなかった。どこに行ったのか連絡をしたが連絡が取れなかった。
彼のお母さんから彼が病院に運ばれたと連絡があった。
「どこかに旅行だったの?」
傷だらけのスーツケースが彼の寝ている病室の隅に置いてあって俺はお母さんにその場しのぎの嘘をついた。
彼との誤解を解こうと思っていたのに目が覚めたら彼は今までの全ての記憶を失っていた。これは神さまがくれたチャンスだと思った。
彼の荷物を元通りにして共同生活を再開させたが…
彼の記憶は戻るのか?2人の共同生活の行方は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる