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 「な、なんなんだ……お前は!?」
「あら? わたくしが誰かなんて些細な問題ですわよ? そんなことより――」
わたくしはドレスの裾を捲り上げると下着を脱ぎ捨てる。
そして股間から生えたペニスを見せつけるようにしながら、ベッドの上で仰向けに横になっている王太子殿下の上に跨った。
「お待ちくださいませ! そ、その……お、おちんぽ様でわたくしのおまんこを犯してくださいましぃ!」
「なっ……何を言っているんだ、貴様は!? ひゃうぅん♥」
騎乗位で腰を振りながら、王太子殿下の乳首を指先で弄ぶ。
すると彼は可愛らしい悲鳴を上げて身を捩らせた。
(ふふっ♪ 可愛い反応をするじゃないですか)
思わず嗜虐心がくすぐられる。
しかし、まだ我慢だ。
もっと焦らしてあげないと……。
「ほーら、どうしましたかぁ? ここが気持ちいいんでしょう?」
「あひっ♥ は、放せぇ! この淫乱女男め!」
「まぁ酷い言われようですね……」
わたくしはわざとらしく傷ついた表情を浮かべてみせる。
だが内心ではほくそ笑んでいた。
(誰が淫乱だって?)
こんな状況になっても自分のことを気丈に睨みつけてくる王太子殿下を見下ろしながら、わたくしは興奮が高まっていくのを感じていた。
そう、今まさに自分が男として求められているのだ。
それがわたくしにとって最高の快感だった。
「くっ……殺せ!」
「嫌ですよぉ~♪ それに、あなたには生きててもらわないと困るんです」
「どういうことだ?」
「決まってますでしょう? 復讐のためですわ」
「ふんっ……お前のような変態女の恨みなど買ってないぞ?」
「あらあら……それはどうかしらねぇ?」
「何だと?」
「ふふっ……これでもわたくし、元・聖女なんですよ?」
「それが一体――ひぐぅ!?」
わたくしの言葉の意味を理解しかけたところで、王太子殿下が苦悶の声を上げる。
見れば、彼の股間に生えていたはずの男性器が無くなっていた。
いや、それだけではない。
よく見ると胸も平らになっていた。
どうやら魔法で女性化していたようだ。
「お分かりになりましたか? これは呪いなのです」
「まさか……俺にも呪印を施したというのか!?」
「ええ、もちろんですとも。あなたが逃げられないようにね♪」
「ふざけるなぁ! 俺は絶対に屈しないからな!」
「ふふっ……威勢だけは良いですけど、身体の方は正直みたいですね」
「くっ……」
悔しそうな顔をしながら顔を背ける王太子殿下だったが、その頬は羞恥に染まっていた。
おそらく、自分の性欲の強さに気づいてしまったのだろう。
「大丈夫ですよ。恥ずかしがることはありません」
「うるさい!貴様に何が分かると言うんだ!」
「分かっていますよ。あなたのことは何でもね♪」
「なっ……何を言って――」
わたくしは人差し指を立てて唇に当てると、「静かに」という意味を込めて微笑む。
すると王太子殿下は押し黙ってしまった。
「あなたはプライドの高い方だ。だから、きっと今まで誰にも頼らず生きてきたのでしょう?」
「……」
「でも安心してください。これからは全てわたくしに任せてくれればそれでいいのです。もう何も考えなくていいんですよ?」
「だ、だが――」
何か反論しようとした王太子殿下であったが、途中で口を閉ざしてしまう。
おそらく本能的に察してしまったのだろう。
自分が逆らうべきではない相手だということを……。
「さぁ、一緒に堕ちましょう? 快楽の世界へ……」
「あっ……ああぁぁ!!」
耳元で囁きながら優しく抱きしめてあげると、王太子殿下は甘い吐息を漏らした。
(ふふっ……これで第二段階は完了かな)
こうしてわたくし(僕は彼を堕とすことに成功。
あとはゆっくりと時間をかけて調教していくだけだ。
(楽しみだなぁ……早くわたくし(僕)好みのメスにしてあげたいなぁ)
そんなことを考えながら、わたくし(僕)は舌なめずりをするのであった。
「んっ……ちゅぱぁ、ぷはぁっ!」
「はぁ……はぁ……くそっ!」
わたくしにクンニされた王太子殿下は、口惜しげな声を漏らしながら拳を振るう。
しかし、今の彼は丸腰であり、さらには女性化しているため威力は半減していた。
(ふぅん……どうやら本当に女性化したようですね)
僕はその事実を確認すると、さらに責めを強めることにした。
「ほーら、気持ちいいんでしょう?」「あひっ、 だ、誰がぁ!」
「素直になってください。そうすれば楽になれますから」
「う、嘘をつくな! 気持ちいいわけないだろうが!」
「強情ですね……」
仕方がない。
こうなったら奥の手を使うしかないか。
「ならば、もっと激しくしてあげますね♪」
「はっ……? ちょっ! 待て! これ以上は無理ぃぃぃぃぃぃ!!!」
次の瞬間、王太子殿下が絶叫する。
しかし、わたくしは容赦なく手マンを続けた。
「あひっ、そこダメぇ! おかしくなるぅ!」
「ほーら、ここが良いんでしょ?」!!
「やめろぉ! それ以上されたらイっちゃうぅぅ!!」ビクビクッと身体を震わせながら絶頂を迎える王太子殿下。
しかし、わたくしは手を休めることなく動かし続けた。
「あひっ、またイク! イッてるのにぃぃ!」
「まだまだですよぉ♪」
「やめっ、もう許してくれぇ!」
「駄目です。あなたには本当の快感というものを教えてあげます」
「い、嫌だ……怖い……助けてくれ……」
ついに恐怖が限界を超えたのか泣き出してしまう王太子殿下。
だが、それでもわたくしは容赦しなかった。
むしろ、より一層激しく責め立てる。
「ひぎぃ! 死ぬ! 死んじゃうぅ!」
「大丈夫です。あなたは死にませんから」
「そういう問題じゃなぁい! このままだと狂ってしまう!」
「なら、いっそのこと壊れてしまいなさい」
「やだぁ!こんなの知らないぃぃ!!」
王太子殿下が悶え苦しむ姿を見ているうちに、わたくしも我慢できなくなってくる。
「はぁ……はぁ……そろそろ私も……」
「お願いだ……もう止めてくれ……」
「あらあら、それは無理なお願いですね」
懇願してくる王太子殿下に対して、わたくしは冷たく言い放つ。
そして―――
「では、いただきます♪」
「あがぁ!?」
一気にペニスを突き入れた。
その直後だった。
「あっ……ああぁぁ! 熱いのが中に入ってくるぅぅぅ!!」
王太子殿下が激しく痙攣し始める。
(おや? まさか――)
わたくしは慌てて引き抜こうとする。
しかし、遅かったようだ。
「あひっ、出るぅ! 精液出ちゃうぅぅ!!」ドピュルルルーっと勢いよく射精した王太子殿下。
その顔はとても幸せそうに蕩けていた。
(これは予想外だなぁ……。まぁ、でも結果オーライだし別にいいよね?)
こうして王太子殿下は完全に堕ちたのであった。
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