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 「な、なんで脱いでるんだ!?」
「僕が脱がないと始まらないだろ?」
「いやそうだけど……」
「ほら、早く脱げよ。時間ないぞ?あ、それとも脱がして欲しいのか?」
「はぁっ!?ち、違う!自分で脱げるわ!」
イケメン君は慌てて上着を脱いだ。上半身裸になったところで手錠をかけベットに寝転ぶよう指示を出す。そしてズボンもパンツも全部脱がせるとイケメン君は恥ずかしそうにもじもじしている。そんな姿のイケメン君をじっくり観察する。顔よしスタイル良しの完璧人間である。羨ましい限りだ。しかし筋肉はあまりついておらず細身だがしっかりと引き締まっている。乳首の色は綺麗なピンクだった。
「へぇー意外と可愛い色してるじゃん」
「う、うるさい……見んなよ……」
「見るなって言われてもさぁ……じゃあそろそろ始めようか。まずはこれ飲んでくれるかな?」
「これって何だよ……」
「媚薬だよ。これを飲めば気持ちよくなることが出来るんだよ。だからちゃんと飲んでね」
「嫌だって言ったらどうすんだよ」
「そうだねぇ……無理やりでも飲ませるけど」
「お前本当最低だな!!」
「まあまあ落ち着いて。とりあえず飲んでくれればいいから」
イケメン君は渋々媚薬を飲み干した。これで準備は整ったわけだ。これから楽しいお仕置きタイムの始まり始まり~♪
「じゃあお楽しみの時間を始めましょうかね~」
「くっ……」
イケメン君の足を広げて指を一本入れる。まだ誰も受け入れたことの無いそこは固く閉ざされている。
「力抜いてくれないと痛い思いするのは君の方なんだからね」
「分かってるよ……。つーかさっきまで散々俺のこと弄んでた奴がよく言うぜ」
「それもそうだな。じゃあ早速始めるとしよう」
イケメン君の中に入れた指をゆっくり動かしていく。するとだんだん柔らかくなってきたのでもう一本増やしてみる。二本入ったことで動きやすくなった。バラバラに動かすようにしたり出し入れを繰り返したりしながら徐々に広げていく。最初は苦しそうな声を出していたが今では甘い声を出しながらビクビクしていた。
「ふあっ……そこだめぇ……」
「ここがいいのか?じゃあもっと擦ってやるよ」
「ひゃあああん!!ダメだって言ってるのにぃ!!」
前立腺を見つけてから執拗に責め続けると段々と身体全体が熱を持ち始めた。先ほどまでは強気な態度を見せていた彼だったが今はすっかり蕩けてしまい僕のされるがままになっていた。そんな姿が可愛くて仕方がない。
「ははっ随分と良い表情するようになったじゃないか」
「はぁっ……こんなことされて喜べるはずないだろぉ……」
「嘘つけ。本当は嬉しいんだろ?素直になれよ」
「誰がお前なんかに……ひっ!?や、やめて……!これ以上はほんとにおかしくなっちゃうぅ!」
さらに激しく動かせば面白いくらいに反応してくれた。もうそろそろ大丈夫だろう。僕は指を引き抜くとズボンに手をかけた。ベルトを外すとパンツごと一気にずらす。そして大きくなった自分のモノを取り出すと彼の後孔にあてがいゆっくりと挿入していく。初めての感覚にイケメン君は息を止めていた。
「ぐっ……いっ……」
「ごめんね。ちょっと我慢してね」
痛みに耐えている様子の彼を落ち着かせるためにキスをする。舌を入れれば応えるように絡めてきた。少し力が抜けたところで奥へと進めていった。全て収まると一度動きを止める。馴染むまで待とうとしたのだが、その必要は無かったようだ。彼は自ら腰を動かし始めたのだ。
「ちょっ!いきなり動くなって」
「んんっ……だって……早く終わらせたいし……」
「そんなこと言って本当は気持ち良くなりたかったんじゃないのか?」
「そんなわけあるかよ!」
「ふーん。じゃあいらないってことだよね?」
「えっ……?」
「はい没収~」
「あっ……!?返せよ!」
「嫌だね」
イケメン君のものを握りしめると上下に扱いた。突然のことに驚いたようで必死になって抵抗してきたが無視して行為を続ける。しばらくすると先端から白濁液が出てきた。それを潤滑油代わりにして手の動きを速める。
「あっ……ああぁぁぁぁ!!!」
「っく……締め付けすぎだって……」
絶頂を迎えたイケメン君はそのまま気絶してしまった。僕もそろそろ限界だったのでそのまま中に出すことにした。熱いものが注がれていく感覚を感じたのか小さく反応したような気がしたが多分気のせいだろう。全部出し終わると中から引き抜いた。


そこから溢れ出る精液を見て再び興奮してしまいそうになるがまだ時間があるので何とか抑えることができた。
「ふー終わった。さて次は誰を呼ぼうかな~」
とりあえず一旦休憩しようとシャワーを浴びに行く。ついでに媚薬の効果が無くなるまでの時間を延長しておいた。これでしばらくは楽しめるなとニヤリと笑った。
次のターゲットはどうしようかと悩んでいるとインターホンが鳴った。モニターを確認するとそこにはスーツ姿の男が映っていた。この人確か会社の社長だったよな……。面倒なことにならないといいんだけど。とりあえず玄関を開けるとそこにいた人物はやはり社長さんであった。名前は確か……
「こんにちわ。今日もよろしくお願いしますね」
「あ、はい」
「あれ、何か元気無いですね?どうかしたんですか?」
「いえ別に何でもありませんよ。それよりどうぞ上がってください」
「ありがとうございます。では遠慮なくお邪魔させていただきますね」
とりあえずリビングへ案内するとソファーに座ってもらう。飲み物を用意するためキッチンへと向かうと冷蔵庫からお茶を取り出しコップに注ぐ。それを持って社長のところへ戻ろうとした時だった。急に強い力で腕を引っ張られたと思ったら気づけば床に押し倒されていた。何が起きたのか理解出来ずにいたら目の前には綺麗な顔があった。
「へぇ~貴方って結構可愛い顔しているじゃないですか。それになかなか美味しそうですねぇ……」
「な、何する気だよ!」
「何って……決まってるでしょう?セックスですよ」
「はっ!?」
何を言っているんだこいつは!ふざけるなと文句を言いながら暴れるが力が強く全く歯が立たない。するとネクタイで両手首を縛られてしまった。そしてシャツの中に手を入れられる。乳首に触れた瞬間ビクッと身体が跳ねた。その様子を見てクスっと笑う男に腹が立ち睨みつけるが全く効果が無かった。「そんな怖い顔をしないで下さいよ。すぐに気持ちよくなりますから」
「誰がお前なんかに抱かれるもんか!!」
「まあまあそんなこと言わずに」
「あっ……やめっ……」
胸を弄りながら下半身に手を伸ばしてくる。下着ごと脱がされると萎えた性器を握ってきた。他人に触れられるなんて初めてのことだった。気持ち悪いと思いながらも身体は正直に反応してしまう。
「ふふっ感じてるみたいですね。安心してください。ちゃんと可愛がってあげますから」
「誰がお前なんかに……ひゃう!?」
「ここが良いんですよね?」
「やだぁ!そこ触っちゃダメぇ!」
先ほどよりも強く握られて思わず声が出てしまった。すると嬉しかったのかさらに激しく扱かれていく。嫌なのに声を抑えられない。先走りのおかげで滑りが良くなったのか先ほどより強い刺激を感じる。このままだとイってしまうと焦っていると今度は後ろに指を入れてきた。最初は一本だったが二本、三本とどんどん増やされていく。
「もういい加減諦めたらどうですか?ほらココもこんなになっているじゃありませんか」
「あっ……あああっ……だめぇ!!イクぅぅぅ!!!んああああ!!!」
「くっ……凄い締めつけ……私もそろそろ限界なので挿れさせてもらいますね」
「えっ……嘘だろ……まだイッたばかり……」
「すみませんね。もう我慢出来ないんです。責任取ってもらいますよ」
「ひっ……い、いやだ……助けて……!」
「無駄ですよ」
必死になって抵抗するが押さえつけられていて身動きが取れない。その間に男は自分のモノを取り出すと後孔にあてがい一気に挿入してきた。あまりの質量の大きさに息が詰まりそうになった。
「ひっ……ぐっ……くるしぃ……抜いてくれよぉ!」
「そんなに締めつけないでください。すぐ出てしまいそうになりますから」
「む、無理だって……んんっ!」
「ふふふ。貴方の中とても温かいですね。まるで私のものを離さないと言っているようです」
「違う!そんなこと思ってない!!」
「本当に素直じゃありませんね。でもそういうところがまた良いんですよね~」
勝手に納得して腰を動かし始めた。苦しいのに快感を感じてしまっている自分が嫌になる。どうして自分はこうなんだろうと泣きたくなった。しばらくすると男は射精したようでようやく解放される。やっと終わったと安堵していると再び中に出された。その衝撃で再び絶頂を迎えてしまった。
「あっ……ああぁぁぁ!!!」
「おやおや随分と敏感なんですねぇ。もしかしてこういうことをされるのは初めてだったんですか?」
「当たり前だろ……こんなことされたら誰だってそうなるに決まってる」
「ふふっ。それは光栄です。ではもっと気持ち良くして差し上げましょうか」
「はっ!?ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
「待ちませんよ。だって私はまだまだ満足していませんから」
結局その後何度も犯され続けた。途中から記憶が無いのはきっと気を失っていたからだろう。目が覚めた時にはすでに夜になっていた。隣には裸の社長さんが寝ている。その姿を見た途端激しい嫌悪感に襲われた。早くここから出て行こうと急いで服を着ると部屋から出て行った。玄関の扉を開ける直前後ろから呼び止められたが無視をしてそのまま外に出た。
「何なんだよあいつ!最低すぎる!!」
思い出すだけで吐き気がする。あんな奴に抱かれてしまった自分にも腹が立った。だが一番許せないのはこの薬の効果である。もしあのままだったら僕は……考えるだけでも恐ろしい。「とりあえず家に帰ろう……」
これ以上ここにいるとまた変な気分になってしまいそうだ。今ならまだ間に合うかもしれないと思い早足で歩き出した。
家に帰ってからすぐにシャワーを浴びに行った。中に残っている精液を掻き出し綺麗にする。本当は全部出しておきたかったのだが時間が無さそうだったので仕方なく断念した。浴室を出るとリビングへ向かう。そこには誰もいなかったためホッとした。
ソファーに座って一休みしていると急に強い眠気に襲われる。耐えきれず目を閉じた瞬間意識が途切れた。……ここはどこだ?真っ暗で何も見えない。ただ分かることは誰かに抱きしめられているということだけだった。
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