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 私の初恋の相手であるイケメンの先輩を紹介しましょう。この先輩と私は、大学二年の夏休みに近所の夏祭りで出会いました。その時、私は浴衣を着ていましたが、先輩はTシャツに短パンというラフな格好をしていました。そして、私を見てこう言ったのです。「君みたいな可愛い女の子がこんなところで何してるんだい?」と。
その瞬間、私は恋に落ちてしまいました。今思い返しても胸キュンしてしまいますね。先輩は背が高くて顔もハンサムだったから、女子学生にも人気がありました。でも、私はそんなこと関係なく先輩のことを好きになったんです。先輩の方も私に好意を抱いてくれたらしく、それからすぐに付き合うことになりました。
私たちは、同じ大学の文学部に所属していて、先輩の方が一つ年上だったのですが、お互いに敬語を使わずにタメ口で話す仲になりました。付き合い始めてからも、先輩はとても優しくしてくれて、デートや旅行ではいつもリードしてくれたんですよ。そんな素敵な先輩と毎日のように一緒にいるうちに、私はどんどん彼に惹かれていきました。本当に大好きになっていったんです。
先輩には高校時代からの彼女さんがいらっしゃいましたが、私たちの関係を知った彼女は嫉妬したりしないどころか応援してくれるようになりました。そして、「二人が上手くいくように祈ってる」と言ってくれたんです。その言葉を聞いた時、私はすごく感動しましたし嬉しかったですね。彼女がいなかったら今の幸せな生活はなかったと思います。
さて、彼女と別れてからというもの、先輩は徐々に積極的になっていきました。二人でドライブに行った時に突然キスされたりしたこともあれば、手を繋いだり腕を組んだりすることもあったんです。もちろんそれ以上のことはありませんでしたが、私にとってはそれだけでも十分幸せでした。好きな人と愛し合えるなんて夢のようだと思いましたよ。
そうやって幸せな日々を送っていたある日のこと、先輩がある提案をしてきました。それは、先輩の実家に行ってみたいというものだったのです。彼は実家を離れて一人暮らしをしていたので、私は興味本位で行ってみることにしたんです。そして、そこで私は衝撃的な光景を目の当たりにしました。なんと、そこには先輩の部屋があったんです! しかも、その部屋というのは、私の家の隣にあるアパートの一室だったんです。つまり、私は先輩と同じ屋根の下で暮らしていたということになるわけですよ。
もうびっくり仰天でしたね。まさか、自分の家の隣に恋人が住んでいたとは……。まあ、これはまだ序章に過ぎなかったんですけどね。その日の夜、私は彼の部屋に泊まることになったんですが、そこでさらなる事実が判明しました。なんと、そこは私の部屋の真下にあたる場所だったんです。
これには驚きました。まさか、私が住んでいるアパートの下に先輩の家があるだなんて想像すらしていなかったですからね。当然のごとく、最初はかなり動揺しました。でも、よく考えてみれば、今まで隣に住んでいた人が誰なのか気になっていたことが何度もあったじゃないですか。だから、先輩のことを知るチャンスだと思えばいいんじゃないかと思い直して、結局泊まることにしたんです。
夜中に目が覚めた私は、トイレに行きたくなって隣の部屋に行こうとしたんです。すると、いきなり扉が開いて彼が出てきたんですよ。それで、私は驚いて悲鳴をあげてしまったんです。だって、先輩は上半身裸で下半身にはトランクスしか穿いてなかったんですから。どうやら、寝ている間に汗をかいたらしく、シャワーを浴びようとしていたようなんです。それを見た瞬間、心臓が爆発しそうなくらいドキドキしましたね。
その後、先輩は「驚かせてごめん」と言いながら謝ってくれました。私は、「大丈夫ですよ」と答えました。そして、そのまま先輩と一緒にベッドに戻ったんです。その時、彼は私を抱き寄せてくれて、耳元でこう囁いてくれたんですよ。「これからもずっと君のことを大切にするから」って。
私は思わず泣いてしまいました。あんなことを言われたら泣くしかないですよね? だって、それまで先輩からは一度も好きだとか愛してるとか言われてなかったんですから。きっと、私の気持ちに気づいてくれていたんでしょうね。それがわかっていただけに余計嬉しくて泣けてきたんです。
その夜、私たちは一つの布団の中で抱き合って眠りました。翌朝目覚めるまでは夢のような時間でした。目を開けた時、目の前に大好きな人の顔があって、さらには彼の手が自分の身体に触れているというシチュエーションは今でも忘れられません。
朝になると、私たちはお互いに照れ臭くなってしまいました。先輩の方は私が眠っている間に手を握ったりしていたらしいんですが、私は全然記憶になくて。でも、恥ずかしさよりも嬉しさの方が勝っていました。好きな人に抱きしめられていると思うだけで幸せな気分になれたんです。
私たちはすぐに服を着替えて外に出ました。そして、近くの喫茶店に入って朝食を食べました。その後はぶらぶらと街を歩き回りました。デートというより散歩といった感じでしたが、それでも楽しかったですね。先輩と一緒ならどこへ行っても楽しいんだろうなと改めて思いました。
夕方になりかけた頃、私たちは電車に乗って先輩の地元に向かいました。着いた場所は海沿いの小さな町で、とても綺麗な場所でしたよ。夕日が海に沈んでいるところなんか感動的でした。
先輩のおうちに行くと、お姉さん夫婦が出迎てくださいました。とても優しい方たちで、先輩のことを可愛がっているようでした。そして、夕食の時間になり、私たちはみんなでご飯を食べました。私は、先輩の家族と過ごす時間はとても居心地が良いと感じていました。先輩のお父さんやお母さんとも仲良くなれましたし、弟さんやその彼女さんのことも好きになれそうでした。
そして、食事が終わった後、私は先輩に告白されたんです。家族の前で。
「実は君のことが好きなんだ」って。
最初は驚きましたけど、すごく嬉しかったですね。こんな風に私のことを考えていてくれる人がいるなんて幸せだと思いました。
もちろん私はOKしました。先輩が私のことを好きなように、私も彼のことが大好きだったんです。その日の夜は、先輩の家に泊めてもらいました。
翌朝、私は彼と二人で先輩の両親に会いに行きました。交際を認めてほしいと言うために。でも、それは失敗してしまいました。だって、二人は結婚前提で付き合っていると思っていたんですから。私は、彼に愛されているという自信がなかったんですよ。だから、どうしても認めてもらえないと思ったんです。
結局、その日は帰ってきてしまいました。私は帰り道で泣き出しちゃったんですけど、先輩は何も言わずにそっと肩を抱いてくれたり頭を撫でてくれたりしたんです。その優しさにますます惚れ直しましたね。本当に素敵な人でした。
その後、私たちはもう一度話し合いの場を設けようと決めました。そして、先輩の実家に行った時にプロポーズしてくれたんです。「僕と結婚してください」って。
その時、私はすでに先輩のことが好きすぎて頭がおかしくなりそうだったのですが、断る理由なんて一つもありませんでした。むしろ、こちらからお願いしたいくらいだったんです。だから、喜んで返事をしました。彼のことが大好きな気持ちを込めて。
こうして私たちの恋物語は幕を閉じることになりました。これからは夫婦として一緒に人生を歩んでいくことになるわけですが、正直不安だらけですよ。だって、今まで恋人同士だった二人がいきなり結婚するんですもん。そりゃあ、戸惑うなって方が無理ってもんですよ。でも、私は信じています。どんな困難が訪れても、先輩と二人なら乗り越えられるはずなんだと。だから、私は今この手紙を書いているんです。
どうか、最後まで読んでくださいね。
追伸:先輩は浮気しないで待っていてくれるかなぁ……。
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