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 「まだだ……。俺は負けるわけにはいかないんだ……!」
シンヤは剣を振って反撃しようとした。その時、上空から何者かが現れて、剣で攻撃を受け止めた。
「大丈夫かい……?」
「あなたは……?」
「僕は魔王軍の幹部の一人、オラーシャリエロ。よろしくね……」
「ああ……。俺は勇者のシンヤだ……」
そこにセリーナが現れた。
「シンヤさん、大丈夫ですか……!?」
「心配かけてすまない……。それよりも、どうしてここに来たんだ?」
「オラリイアさんが知らせてくれました……。それで急いで駆けつけたんですけど……。それより、早くここを離れましょう……」
「そうだな……」
シンヤたちはその場を離れた。
「逃してしまったか……。まあ、いい……。いずれまた会うことになるだろう……」
ダスリタージョはそう言い残し、どこかへ去って行った。
シンヤたちが宿に戻ると、そこにはオラリイアの姿があった。
「おかえり……。怪我は治ったようだな……」
「ああ……。オラリイアのおかげだよ……」
「ところで、あいつは何者なんだい……?」
「あれは魔王軍の四天王らしい……」
「何だって……!?じゃあ、このまま放っておいたらまずいんじゃないかい……!?」
「いや……。今のところ、俺を殺すつもりはないようだ……。それに、今は戦うべき時じゃない……」
「そうか……。君が言うなら間違いないだろうな……」
「とにかく今日は休もう……」
「分かったよ……」
翌日、シンヤたち3人は旅の準備を整えていた。
「それじゃあ、行こうか……」
「そうですね……」
「うん……。それじゃあ、行くとしよう……」
3人は街を出て、次の目的地である王都に向かった。
そのときセリーナが声をかけた。
「あの……、シンヤさん……。ちょっと聞きたいことがあるんですけど……」
「どうしたんだ……?」
「実は……、私、昔から占いが得意なんですよ……。良かったら占わせてもらえませんか……?」
「そうなんだ……。でも、どうしてそんなことをするんだ……?」
「えっと……。それは……。やっぱりいいです……。それより、早く行きましょう……!」
「どうしたんだろう……?」
「どうしたんだい……?」
「分からない……。とりあえず、先に進むぞ……」
それから数時間後、3人はようやく王都に到着した。
「やっと着いたな……」
「はい……」
「そうだね……」
シンヤは門番に話しかけた。
「すみません……。この国の王様に会いたいのですが……」
「そういうことなら、城に行けば会えるはずだよ……」
シンヤは城に向かい、中に入っていった。
そしてセリーナは受付の女性に話しかけた。
「すみません……。この国で占い師をしている人を知りませんか……?」
「それなら、この城の近くにある占いの館に行くといいわよ……」
「ありがとうございます……」
セリーナはシンヤとオラリイアを連れて、その建物に向かった。
「着きましたよ……。ここみたいですよ……」
「よし……。早速入っていくとするか……」
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