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(一体何を買おうとしてたんだろう……)
シンヤは考えた。
すると、突然、お腹が鳴ってしまった。
グゥ~ッ!
「お昼ご飯を食べに行きましょう……」
「そうですね……」
二人は、近くのレストランに入った。
「いらっしゃいませ!」
店内は賑やかだった。
「空いてますか……?」
「ちょうど席が空いたところですよ!」
「良かった……」
二人は、案内されたテーブルについた。
「メニューが決まりましたら、お呼びください!」
「わかりました……」
シンヤはメニューを見た。
(どれも美味しそうだな……)
「決まりました!」
「はい!では、呼んできます!」
店員は厨房へと向かって行った。
しばらくして、料理が運ばれてきた。
「お待たせしました!こちらがステーキセットになります!」
目の前に置かれた皿を見ると、肉が乗っていた。
「おお!」
(すごいボリュームだ!)
「こっちが、サラダになります!」
次に、野菜が乗った大皿が置かれた。
「こちらもどうぞ!」
パンが入ったバスケットが置いてあった。
「ありがとうございます!」
「それでは、ごゆっくり!」
シンヤはフォークを手に取った。
そして、食べ始めた。
(うまい!)
一口食べると、止まらなかった。
「シンヤさん……」
イレイナは心配していた。
「はい?」
「そんなに急いで食べたら、喉に詰まりますよ……」
「そうかもしれませんね……」
「私もいただきます!」
イレイナは自分の分を取り分けた。
「いただきます!」
シンヤと同じスピードで食べていた。
「ふぅ……。食べきれましたね……」
「はい……」
「次は、デザートにしましょうか……」
「そうですね……」
二人はケーキを注文した。
数分後、二人の前にケーキが運ばれた。
「わあ!」
「綺麗ですねぇ……」
「それじゃあ、早速……」
シンヤが手を伸ばした時、誰かが横切った。
「ちょっと待って!」
「えっ?」
見ると、女の子がいた。
「あなた達も、ここで食事するの?」
「はい……」
「そうなんですか……。私は、アサシメリアと言います……。よろしくお願いします……」
「僕は、シンヤといいます……。よろしく……」
「イレイナよ……。よろしくね……」
「ところで、なんの話をしてたんですか……?」
「実は、一緒にダンジョンに行かないかと思って……」
「なるほど……。でも、どうして僕たちに声をかけたんですか?」
「だって、同じ宿にいたから……」
「ああ……」「それに、あなた達は強いわ……。だから、ぜひ仲間になってほしいの!」
「そういうことなら、喜んで仲間になりますよ……」
「本当!?」
「ええ……」
「やったー!」
アサシメリアは喜んだ。
「でも、どうして僕たちが強そうなんですか?」
「それは、あなた達の装備を見てたらわかるよ……」
「えっ?そうなの?」
シンヤは自分の服を見下ろした。
「うん……」
「全然気がつかなかったよ……」
「とにかく、明日はダンジョンに行くの?」
「そのつもりだよ……」
「楽しみにしてるよ!」
「僕たちも楽しみですよ……」
「ありがとう!またね!」
アサシメリアは去っていった。
「なかなか元気のある子だったなぁ~」
「そうですね……」
「さて、そろそろ出ようか……」
「はい……」
シンヤとイレイナは会計に向かった。
「お代は金貨2枚になります!」
「高っ!?」
「いいから払っとけ!」
「はい!」
シンヤは金貨を支払った。
(高いなぁ……)
宿屋に戻ったシンヤは、自分の部屋に入った。
「ふう……」
ベッドの上に寝転んだ。
「今日はいろいろあって疲れた……」
(もう眠くなってきたよ……)
そのまま眠りについた。
翌朝、シンヤは目を覚ました。
窓から外を見ると、太陽が昇っていた。
「よし!行くか!」
シンヤは着替えを済ませると、ロビーへと向かった。
「おはようございます!」
「あら、おはよう!」
「お出かけですか……?」
「はい!」
「気をつけてね!」
「ありがとうございます!」
シンヤは宿を出た。
「あっ!シンヤさん!待ってください!」
後ろからイレイナの声が聞こえた。
「どうしたんですか……?」
「忘れ物ですよ……」
「あれっ!すみません!」
「これを持って行ってください……」
「これは、ナイフ?」
「護身用です……」
「ありがとう!使わせてもらうよ!」
「あと、これも持っててください……」
イレイナは、ポーションを渡した。
「わかりました!」
シンヤとイレイナは、ダンジョンに向かって歩き出した。
しばらくすると、大きな建物が見えてきた。
「ここがダンジョンだね!」
「そうみたいですね……」
入り口には、兵士が立っていた。
「あのぉ~……」
シンヤは話しかけた。
「どうされましたか?」
「この中に入りたいんですけど……」
「そうですか……。では、身分証明書を出してもらえますか?」
「これでいいですか?」
シンヤはギルドカードを見せた。
「はい!結構です!」
兵士はカードを返した。「それじゃあ、頑張ってきて下さいね!」
二人はダンジョンの中へと入っていった。
「なんかワクワクするな!」
「そうですね……。早く行きましょう!」
2人は進んでいった。
10分ほど歩いただろうか、通路が分かれていた。
「どっちに行きますか?」
「うーん……。右に行こう!」
「わかりました!」
二人は右に進んだ。
さらに10分程歩くと、広い空間に出た。
そこには、たくさんの魔物がいた。
「おおっ!たくさんいるぞ!」
「そうですね……」
「とりあえず、倒しながら進もう!」
「わかりました!」
シンヤとイレイナは戦闘を開始した。
「グギャアアッ!!」
ゴブリンが襲ってきた。
「はあぁっ!」
シンヤは、剣で斬りつけた。
「ギィッ!」
ゴブリンは倒れた。
「次はこいつらか!」
シンヤは、コボルトの群れに突っ込んだ。
「ふっ!」
シンヤは、コボルト達を次々と倒していった。
「ガウッ!」
ウルフの爪が迫ってきたが、シンヤはそれをかわして蹴り飛ばした。
「はぁっ!」
そして、次々と倒していった。
「残りは、あいつだけだ!」
シンヤは考えた。
すると、突然、お腹が鳴ってしまった。
グゥ~ッ!
「お昼ご飯を食べに行きましょう……」
「そうですね……」
二人は、近くのレストランに入った。
「いらっしゃいませ!」
店内は賑やかだった。
「空いてますか……?」
「ちょうど席が空いたところですよ!」
「良かった……」
二人は、案内されたテーブルについた。
「メニューが決まりましたら、お呼びください!」
「わかりました……」
シンヤはメニューを見た。
(どれも美味しそうだな……)
「決まりました!」
「はい!では、呼んできます!」
店員は厨房へと向かって行った。
しばらくして、料理が運ばれてきた。
「お待たせしました!こちらがステーキセットになります!」
目の前に置かれた皿を見ると、肉が乗っていた。
「おお!」
(すごいボリュームだ!)
「こっちが、サラダになります!」
次に、野菜が乗った大皿が置かれた。
「こちらもどうぞ!」
パンが入ったバスケットが置いてあった。
「ありがとうございます!」
「それでは、ごゆっくり!」
シンヤはフォークを手に取った。
そして、食べ始めた。
(うまい!)
一口食べると、止まらなかった。
「シンヤさん……」
イレイナは心配していた。
「はい?」
「そんなに急いで食べたら、喉に詰まりますよ……」
「そうかもしれませんね……」
「私もいただきます!」
イレイナは自分の分を取り分けた。
「いただきます!」
シンヤと同じスピードで食べていた。
「ふぅ……。食べきれましたね……」
「はい……」
「次は、デザートにしましょうか……」
「そうですね……」
二人はケーキを注文した。
数分後、二人の前にケーキが運ばれた。
「わあ!」
「綺麗ですねぇ……」
「それじゃあ、早速……」
シンヤが手を伸ばした時、誰かが横切った。
「ちょっと待って!」
「えっ?」
見ると、女の子がいた。
「あなた達も、ここで食事するの?」
「はい……」
「そうなんですか……。私は、アサシメリアと言います……。よろしくお願いします……」
「僕は、シンヤといいます……。よろしく……」
「イレイナよ……。よろしくね……」
「ところで、なんの話をしてたんですか……?」
「実は、一緒にダンジョンに行かないかと思って……」
「なるほど……。でも、どうして僕たちに声をかけたんですか?」
「だって、同じ宿にいたから……」
「ああ……」「それに、あなた達は強いわ……。だから、ぜひ仲間になってほしいの!」
「そういうことなら、喜んで仲間になりますよ……」
「本当!?」
「ええ……」
「やったー!」
アサシメリアは喜んだ。
「でも、どうして僕たちが強そうなんですか?」
「それは、あなた達の装備を見てたらわかるよ……」
「えっ?そうなの?」
シンヤは自分の服を見下ろした。
「うん……」
「全然気がつかなかったよ……」
「とにかく、明日はダンジョンに行くの?」
「そのつもりだよ……」
「楽しみにしてるよ!」
「僕たちも楽しみですよ……」
「ありがとう!またね!」
アサシメリアは去っていった。
「なかなか元気のある子だったなぁ~」
「そうですね……」
「さて、そろそろ出ようか……」
「はい……」
シンヤとイレイナは会計に向かった。
「お代は金貨2枚になります!」
「高っ!?」
「いいから払っとけ!」
「はい!」
シンヤは金貨を支払った。
(高いなぁ……)
宿屋に戻ったシンヤは、自分の部屋に入った。
「ふう……」
ベッドの上に寝転んだ。
「今日はいろいろあって疲れた……」
(もう眠くなってきたよ……)
そのまま眠りについた。
翌朝、シンヤは目を覚ました。
窓から外を見ると、太陽が昇っていた。
「よし!行くか!」
シンヤは着替えを済ませると、ロビーへと向かった。
「おはようございます!」
「あら、おはよう!」
「お出かけですか……?」
「はい!」
「気をつけてね!」
「ありがとうございます!」
シンヤは宿を出た。
「あっ!シンヤさん!待ってください!」
後ろからイレイナの声が聞こえた。
「どうしたんですか……?」
「忘れ物ですよ……」
「あれっ!すみません!」
「これを持って行ってください……」
「これは、ナイフ?」
「護身用です……」
「ありがとう!使わせてもらうよ!」
「あと、これも持っててください……」
イレイナは、ポーションを渡した。
「わかりました!」
シンヤとイレイナは、ダンジョンに向かって歩き出した。
しばらくすると、大きな建物が見えてきた。
「ここがダンジョンだね!」
「そうみたいですね……」
入り口には、兵士が立っていた。
「あのぉ~……」
シンヤは話しかけた。
「どうされましたか?」
「この中に入りたいんですけど……」
「そうですか……。では、身分証明書を出してもらえますか?」
「これでいいですか?」
シンヤはギルドカードを見せた。
「はい!結構です!」
兵士はカードを返した。「それじゃあ、頑張ってきて下さいね!」
二人はダンジョンの中へと入っていった。
「なんかワクワクするな!」
「そうですね……。早く行きましょう!」
2人は進んでいった。
10分ほど歩いただろうか、通路が分かれていた。
「どっちに行きますか?」
「うーん……。右に行こう!」
「わかりました!」
二人は右に進んだ。
さらに10分程歩くと、広い空間に出た。
そこには、たくさんの魔物がいた。
「おおっ!たくさんいるぞ!」
「そうですね……」
「とりあえず、倒しながら進もう!」
「わかりました!」
シンヤとイレイナは戦闘を開始した。
「グギャアアッ!!」
ゴブリンが襲ってきた。
「はあぁっ!」
シンヤは、剣で斬りつけた。
「ギィッ!」
ゴブリンは倒れた。
「次はこいつらか!」
シンヤは、コボルトの群れに突っ込んだ。
「ふっ!」
シンヤは、コボルト達を次々と倒していった。
「ガウッ!」
ウルフの爪が迫ってきたが、シンヤはそれをかわして蹴り飛ばした。
「はぁっ!」
そして、次々と倒していった。
「残りは、あいつだけだ!」
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