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 アルスレイヤルは納得したように言った。
「なら、私も手伝います……」
「いいのか?」
「はい!」
「ありがとう……なら、行くぞ!」
「はい!」
2人はワロバーンの方へ向かった。
「奴はまだ動けないようだ……」
「そうですね……チャンスです!」
「そうだな……でも、どうしたら倒せるか……」
「それは簡単ですよ……」
「どういう事だ?」
「私が囮になりますから、その間に攻撃してください……」
「本気か?」
「はい……私は覚悟を決めています……」
「わかったよ……なら、任せたぞ……」
「任せてください!」
アルスレイヤルはワロバーンに近付き、話しかけ始めた。
「おい!こっちを見ろ!」
すると、ワロバーンがこちらを見た。そして、口を大きく開き、噛みつこうとした。
「来たぞ!」
モサークは剣を構え、攻撃に備えた。
「さあ来い!」
ワロバーンはアルスレイヤルに噛みつき、持ち上げようとした。
「うっ……!」
「くそ……離れやがれ!」
モサークは剣を振り回し、攻撃をした。だが、あまり効いてはいなかった。
「どうすれば……」
モサークとアルスレイヤルは徐々に壁際まで追い詰められていた。
「このままじゃ……」
その時だった。ワロバーンは突然、苦しみだした。
「何だ!?」
「これは一体……」
2人が戸惑っている間に徐々に弱っていき、最後には倒れてしまった。
「倒したのか……」
「みたいですね……」
「やったぜ!」
モサークは喜び、剣を掲げた。だが、すぐに異変に気付いた。
「ん?何か様子がおかしいような……」
「確かに変ですね……」
「うわぁー!!」
2人の足元が崩れ始め、2人はそのまま落ちていった。
「ここはどこなんだ……?」
モサーク達はどこかの部屋にいた。そこには巨大な機械があった。
「何でしょう……これ……」
「わからないけど……嫌な予感しかしないぞ……」
モサークは恐る恐る触れてみた。すると、画面のようなものが現れた。
『モサーク・バーバリアン』
「えっ……!?」
画面にはモサークの名前が表示された。
「どうして俺の名前が……?」
「モサークさん、どうかしましたか?」
「いや、何でも無い……」
モサークは誤魔化したが、内心では焦っていた。
「それより、ここを出る方法を考えないと……」
「そうですね……早くここから出ないと……」
2人は出口を探したが、見つからなかった。
「困ったな……」
「そういえば、あの画面は何なんでしょうか?」
アルスレイヤルは画面に触れた。すると、また別の文字が表示された。
『武器選択・剣・槍・斧・盾・拳・杖・弓・銃・棍棒・その他・爆弾・自爆スイッチ・ワープ装置・転送ボタン・脱出カプセル・脱出用ロケットランチャー・その他・その他』
「これは一体……?」
アルスレイヤルが悩んでいると、モサークが答えを出した。
「もしかして……武器が選べるんじゃ……」
「なるほど……」
「とりあえず、試してみよう……」
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