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 アルスレイヤルが話し始めた。
「まだ、村を襲った魔物を倒していません……」
「それもそうだな……」
「俺が行ってきますよ……」
「モサーク1人でか?」
「ええ、その方が早いと思います……」
「わかった……任せるぞ……」
モサークは魔物の方へ向った。
「さっきは油断したが、今度は負けねえ!」
モサークは剣を抜き、構えた。
「行くぜ!」
モサークは勢い良く飛び出した。
「はぁっ!」
モサークは連続で斬りかかったが、全て避けられてしまった。
「何っ!?」
その時、背後に気配を感じた。
「後ろだ!」
モサークはすぐに振り返り、攻撃を防いだ。
「こいつは一体……」
そこには大きな蛇のような生物がいた。しかも、背中には翼があった。
「こいつ、まさかwaバーンなのか……」
モサークは驚いた。なぜなら、この世界ではドラゴンと同じぐらい強いとされているからだ。
「だが、やるしかない……」
モサークは剣を構えたが、突然、ワロバーンは姿を消した。
「消えた!?」
「下です!」
モサークは声を聞いて、すぐにその場から離れた。すると、地面の中から出てきた。
「危なかった……」
「気を付けて下さい!」
「わかった……」
モサークは警戒しながら、近付いた。
「くらえっ!」
モサークは剣を振りかざし、攻撃した。すると、刃先が当たった部分が砕けた。
「よし!効いてるぞ!」
モサークはそのまま何度も斬ったが、傷は浅かった。
「なんて硬さだ……」
モサークは一旦距離を取った。
「くそ……どうすれば良いんだ……」
モサークは悩んでいた。
「このままじゃ……まずいな……」
モサークは再び剣を構えて走り出した。
「うおぉー!」
モサークは剣を振りかざし、振り下ろした。
「ぐわぁ!」
モサークの攻撃は避けきれず、攻撃を受けてしまった。そのまま地面に叩きつけられ、動けなくなった。
「しまった……!」
「大丈夫ですか!?」
アルスレイヤルが心配して、駆け寄ってきた。
「大丈夫だ……それより奴の動きを止めてくれ……」
「わかりました!」
アルスレイヤルは杖を取り出し、呪文を唱えた。
「氷結魔法・アイスフィールド!!」
すると、辺り一面の地面が凍りついた。
「これで動きを止めるはずです!」
「よし!今のうちに……」
モサークは起き上がり、ワロバーンの足に向かって剣を突き刺そうとした。
「これで終わりだ!」
しかし、モサークの前に尻尾が現れ、吹き飛ばされてしまった。
「がはっ!」
「モサークさん!」
モサークは壁に激突してしまった。
「く……くそ……」
「大丈夫ですか!?」
「平気だよ……」
「無理しないでください!」
「そうも言ってられないんだよ……」
モサークは立ち上がり、剣を握り締めた。
「まだだ……」
「でも……!」
「俺はこんなところで死ぬわけにはいかない……」
「どうしてそこまでするんですか?」
アルスレイヤルの質問にモサークは答えた。
「俺には夢があるんだ……」
「夢?」
「ああ、いつか自分の国を作って平和な世界にする事だ……」
「そんな事が……」
「だから、ここで死んだら何もかも終わってしまうんだ……」
「わかりました……」
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