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それから数日後……~~~ ラビオリオ達はギルドでクエストを受けていた。
「おい、アルスレイヤル!これなんかいいんじゃないか?」
「どれだ?」
「ほら!このゴブリンの討伐依頼だ!」
「ふむ……悪くないな……」
「じゃあ、これにしようか?」
「ああ!」
「じゃあ、受注してくるよ!」
「頼んだ!」
「はい!」
「行ってきます!」
「おう!」
~~~ 数分後……
「ただいま!」
「おかえり!」
「それで、報酬はいくらだったんだ?」
「えっとね……銀貨10枚だって!」
「おお!なかなか高いじゃないか!」
「うん!」
「よし、早速行くか!」
「はい!」
「了解です!」
~~~ しばらくすると……
「あっ、あそこですね……」
「ほんとだ……」
「うわー、いっぱいいるね……」
「でも、なんとかなりそうですね」
「そうだな!」
「よし、作戦通りに行くぞ!」
「わかった」「わかりました」
「まずは、俺が突っ込んであいつらを蹴散らす」
「で、残ったやつを2人で倒すということだな?」
「そういうこと!」
「では、行きましょう!」
「ああ!」
~~~ 3人はゴブリン達に向かって走っていった。
「オラァッ!」
アルスレイヤルは次々とゴブリンを倒していった。
「フッ!」
ラビオリオも負けじと、ゴブリンを倒していった。
そして、最後の1体になった時だった。
「グガアアッ!」
突然、ゴブリンの体が光り始めた。
「なっなんだ!?」
「わかりません……」
次の瞬間、その光が収まったと思ったら……
そこには、先ほどまでのゴブリンではなく、赤い肌をした大きな怪物がいた。
「なんだよ……こいつ……」
「わからない……」
その時、怪物が喋った。
「我ハ魔王軍ノ幹部デアル……貴様ラヲ殺ス者ダ……覚悟シロ!」
「なにぃ!?」
「嘘だろ……」
「マジですか……」
「グワァッ!」
次の瞬間、ラビオリオ達は吹っ飛ばされた。
「ぐはぁっ!」
「くそぉ……」
「痛い……」
ラビオリオ達は地面に倒れていた。
「クカカッ!コノ程度ナノカ?マアイイ……トドメダ!」
「ちくしょう……」
~~~
「はあ……はあ……」
「大丈夫か?」
「ああ……」
「なんとかな……」
「ラビオリオさん達は?」
「それが……まだ戦ってるみたいだ」
「そんな……」
~~~
「はあ……はあ……」
「はあ……はあ……」
「はあ……はあ……」
「もう終わりか?」
「まだまだ……これからだぜ!」
「そうですよ……」
~~~
「はあ……はあ……」
「はあ……はあ……」
「クカカッ!モウ限界ミタイダナ!」
「うるせぇ……」
「お前だけは……絶対に許さない……」
「そうです……」
「ソノ目……気ニ入ッタゾ!ナラバ、最後ノ一撃ヲ見セテヤロウ!」
~~~
(俺にもっと力があれば……)
この時、ラビオリオの頭に声が響いた。
~力が欲しいか……~
(誰だ?)
~私は汝の中に存在する存在だ……~
(どういうことだ……)
~今は説明している暇はない……だが、これだけは言っておこう……~
「さっきから何ブツクサ言ッテイル?」
「なんでもねぇよ……」
「ソウカ……デハ、死ネ!」
「チィッ!」
「ラビオリオ!」
「ラビオリオさん!」
~~~
「うおおおっ!!!」
「ナニッ!?」
「これは……」
アルスレイヤル達の目に映っていたのは、今まで見たこともないような速さで動きながら、ゴブリンを切り刻んでいくラビオリオの姿だった。「すごい……」
「これが……ラビオリオの力なのか……」
「グオォッ!クソッ!」
ゴブリンは反撃を試みたが、ラビオリオの攻撃速度には追いつけなかった。
~~~
「はあああああっ!」
「グガァッ!」
「これで、終わりだああっ!!!」
「グアアアッ!」
こうして、ラビオリオはゴブリンを倒した。
「はあ……はあ……やったのか?」
「ああ……終わったよ……」
「倒したんですね!」
「ああ!」
「よかったです……」
「でも、なんだったんだろうな……」
「さあ……」
~~~ 3人はギルドに戻って報告をしていた。
「はい!確かに受け取りました!」
「ありがとうございます!」
「では、報酬です!」
「おっおう……」
「どうしたんですか?ラビオリオさん……」
「いや、なんか変な感じがしてな……」
「そうか?」
「うん……」
3人は受付嬢に礼を言った後、家に戻った。
~~~ 3人が家に帰ってきた頃……
「ふぅー」
ラビオリオはソファーに座って一息ついていた。「疲れたな……」
「ああ、そうだな」
アルスレイヤルもラビオリオの隣に座っていた。
「それにしても、強かったですね」
「まあな」
「また、戦いたいです!」
「やめとけって……」
「えぇ~」
「ところで、ラビオリオ」
「ん?」
「あの力は一体……」
「あれか……よくわからん」
「わからないのかい……」
「でも、この剣のおかげであることは間違いないと思う」
「そうか……」
「しかし、あんなことができるなんてな……」
「ほんとだよな」
「今度からは、ラビオリオさんに守ってもらわなくて大丈夫かも……」
「おいおい、それは勘弁してくれ」
「冗談ですよ!」
~~~ それから数日後、3人は再びゴブリン討伐の依頼を受けていた。
「よしっ!今日も張り切って行くぞ!」
アルスレイヤルは元気良く出発していった。
「気合い入ってますね」
「だな」
2人も後に続いた。
そして、森に到着した時……
突然、巨大な火柱が上がった。
「なんだ!?」
「行ってみましょう!」
「おい、アルスレイヤル!これなんかいいんじゃないか?」
「どれだ?」
「ほら!このゴブリンの討伐依頼だ!」
「ふむ……悪くないな……」
「じゃあ、これにしようか?」
「ああ!」
「じゃあ、受注してくるよ!」
「頼んだ!」
「はい!」
「行ってきます!」
「おう!」
~~~ 数分後……
「ただいま!」
「おかえり!」
「それで、報酬はいくらだったんだ?」
「えっとね……銀貨10枚だって!」
「おお!なかなか高いじゃないか!」
「うん!」
「よし、早速行くか!」
「はい!」
「了解です!」
~~~ しばらくすると……
「あっ、あそこですね……」
「ほんとだ……」
「うわー、いっぱいいるね……」
「でも、なんとかなりそうですね」
「そうだな!」
「よし、作戦通りに行くぞ!」
「わかった」「わかりました」
「まずは、俺が突っ込んであいつらを蹴散らす」
「で、残ったやつを2人で倒すということだな?」
「そういうこと!」
「では、行きましょう!」
「ああ!」
~~~ 3人はゴブリン達に向かって走っていった。
「オラァッ!」
アルスレイヤルは次々とゴブリンを倒していった。
「フッ!」
ラビオリオも負けじと、ゴブリンを倒していった。
そして、最後の1体になった時だった。
「グガアアッ!」
突然、ゴブリンの体が光り始めた。
「なっなんだ!?」
「わかりません……」
次の瞬間、その光が収まったと思ったら……
そこには、先ほどまでのゴブリンではなく、赤い肌をした大きな怪物がいた。
「なんだよ……こいつ……」
「わからない……」
その時、怪物が喋った。
「我ハ魔王軍ノ幹部デアル……貴様ラヲ殺ス者ダ……覚悟シロ!」
「なにぃ!?」
「嘘だろ……」
「マジですか……」
「グワァッ!」
次の瞬間、ラビオリオ達は吹っ飛ばされた。
「ぐはぁっ!」
「くそぉ……」
「痛い……」
ラビオリオ達は地面に倒れていた。
「クカカッ!コノ程度ナノカ?マアイイ……トドメダ!」
「ちくしょう……」
~~~
「はあ……はあ……」
「大丈夫か?」
「ああ……」
「なんとかな……」
「ラビオリオさん達は?」
「それが……まだ戦ってるみたいだ」
「そんな……」
~~~
「はあ……はあ……」
「はあ……はあ……」
「はあ……はあ……」
「もう終わりか?」
「まだまだ……これからだぜ!」
「そうですよ……」
~~~
「はあ……はあ……」
「はあ……はあ……」
「クカカッ!モウ限界ミタイダナ!」
「うるせぇ……」
「お前だけは……絶対に許さない……」
「そうです……」
「ソノ目……気ニ入ッタゾ!ナラバ、最後ノ一撃ヲ見セテヤロウ!」
~~~
(俺にもっと力があれば……)
この時、ラビオリオの頭に声が響いた。
~力が欲しいか……~
(誰だ?)
~私は汝の中に存在する存在だ……~
(どういうことだ……)
~今は説明している暇はない……だが、これだけは言っておこう……~
「さっきから何ブツクサ言ッテイル?」
「なんでもねぇよ……」
「ソウカ……デハ、死ネ!」
「チィッ!」
「ラビオリオ!」
「ラビオリオさん!」
~~~
「うおおおっ!!!」
「ナニッ!?」
「これは……」
アルスレイヤル達の目に映っていたのは、今まで見たこともないような速さで動きながら、ゴブリンを切り刻んでいくラビオリオの姿だった。「すごい……」
「これが……ラビオリオの力なのか……」
「グオォッ!クソッ!」
ゴブリンは反撃を試みたが、ラビオリオの攻撃速度には追いつけなかった。
~~~
「はあああああっ!」
「グガァッ!」
「これで、終わりだああっ!!!」
「グアアアッ!」
こうして、ラビオリオはゴブリンを倒した。
「はあ……はあ……やったのか?」
「ああ……終わったよ……」
「倒したんですね!」
「ああ!」
「よかったです……」
「でも、なんだったんだろうな……」
「さあ……」
~~~ 3人はギルドに戻って報告をしていた。
「はい!確かに受け取りました!」
「ありがとうございます!」
「では、報酬です!」
「おっおう……」
「どうしたんですか?ラビオリオさん……」
「いや、なんか変な感じがしてな……」
「そうか?」
「うん……」
3人は受付嬢に礼を言った後、家に戻った。
~~~ 3人が家に帰ってきた頃……
「ふぅー」
ラビオリオはソファーに座って一息ついていた。「疲れたな……」
「ああ、そうだな」
アルスレイヤルもラビオリオの隣に座っていた。
「それにしても、強かったですね」
「まあな」
「また、戦いたいです!」
「やめとけって……」
「えぇ~」
「ところで、ラビオリオ」
「ん?」
「あの力は一体……」
「あれか……よくわからん」
「わからないのかい……」
「でも、この剣のおかげであることは間違いないと思う」
「そうか……」
「しかし、あんなことができるなんてな……」
「ほんとだよな」
「今度からは、ラビオリオさんに守ってもらわなくて大丈夫かも……」
「おいおい、それは勘弁してくれ」
「冗談ですよ!」
~~~ それから数日後、3人は再びゴブリン討伐の依頼を受けていた。
「よしっ!今日も張り切って行くぞ!」
アルスレイヤルは元気良く出発していった。
「気合い入ってますね」
「だな」
2人も後に続いた。
そして、森に到着した時……
突然、巨大な火柱が上がった。
「なんだ!?」
「行ってみましょう!」
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