あなたにとって一番辛いと思われる復讐をご用意させていただきました

第四十九話

　またリサイクルのアルバイトに応募した。時給は県内最低時給レベルだが自宅から歩いて２０分足らずと近いのが良かったからである。リサイクルと言ってもリサイクル工場ではなく中古品を売る会社である。ほとんどがネットオークションなどに出品していて実際にその場で商品を売買するものではない。面接では簡単な算数の計算やサイコロの分解図などの問題をやらされた。とりあえず来てみてと言われて行ったのだが一度商品を梱包する手順を見せてもらうとすぐに自分でやるように言われて正直合っているのかどうかわからない感じで商品を梱包していった。またネット通販がメインということもありパソコンを使って商品の出品作業やエクセルでの在庫管理もやらされた。通販の説明も正直よくわからなかったため商品のコンディションの基準など具体的に判断できずやり直しになったことも何度かあり、数日後突然試用期間中面倒を見てくれる予定だった人が急用で仕事に出れなくなったから今後しばらく仕事を任せられないから新しいバイトを探してほしいとの電話が来た。それから何か月も待ったものの結局仕事復帰の電話がくることはなかった。

　在宅ワークを探していると企業の情報リサーチ作業というものがあった。実は以前同じなのかはわからないがリサーチ業務のリモートワークに応募したことがあったが採用テストが面倒だったため結局やらなかったことがあったのだが今回はちゃんとそのテストを受けてみようと思ったのである。テストは名前の会社をネットで調べて電話番号や代表者名やら資本金などをマニュアル通りにコピーして記載していくだけなのであった。多少書き方に決まりがありそれに則って入力していったつもりではあったが次の日すぐ不採用のメールが来た。まあ単価１円とか５円とかのものだし採用されたところで小遣いにすらならなかっただるから良いかと思うことにする。

　最近完全在宅のアルバイトにばかり応募している。ウェブプログラマーのバイトに応募した。これはhtmlやcssなどのマークアップ言語野スタイルシート言語を使ってウェブサイトを作っていく仕事だと思われる。未経験歓迎と書いてあったものの履歴書すら提出する前からなぜか不採用にされてしまっていた。

もう一つは英語でのテレアポ業務である。英語でメールやチャットをしていろいろやるものらしいのだが詳細はよくわからない、これも応募しただけで面談も履歴書も出す前に落とされてしまっていた。