あなたにとって一番辛いと思われる復讐をご用意させていただきました

asami

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第四十四話

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 運送会社のバイトに応募した。自宅から歩いて20分ほどのところでルート配送がメインらしい。4トントラックを使用するとのことでこういう仕事はたいがいフルタイムのものが多いのだが拘束時間が短かかったため興味を持ったのである。面接で説明を受けると配送業はどこでもそうなのだろうけれどやはり1時間前後の残業は毎回あるかんじだと言われた。そして4トンということもあり普通車と同じ感覚で乗るのは難しくある程度練習しないといけないということであった。4トンともなるとトイレに行きたくなったとしてもどこでも駐車できるわけではない。時給は研修期間話になっていたものの横海苔期間中は最低賃金で独り立ちしてもそれプラス数十円くらいだった。不採用の場合履歴書は郵送で送ると言われたのだが結局何年たっても送り返してくることはなかった……。

 完全在宅でできるアルバイトに応募した。応募してすぐ企業から返信が来たのだがなんだかいろいろ情報を聞かれて面倒くさくなったのでスルーすることにした。しかしその後も何度も向こうからしつこく連絡が来たのだがやはり面倒だったので放置していた。それからしばらく経ってその応募した求人媒体から連絡が来た。その内容は

「弊社にて確認したところ、ご応募いただいた上記の求人は、第三者が求人企業の名称を偽って掲載している求人である可能性があることが判明しました。」

というものでもうすでにその企業はBANされたものだと思うが最近闇バイトと言われているようなものも割と大きな求人サイトに普通に掲載されているみたいだし注意したい。

 またも在宅のバイトに応募した。デバッガーというまあ要はゲームをプレイしてバグを見つけたら報告するといったものである。同じところからプログラマーやシステムエンジニアも募集していたがデバッグ作業が一番簡単そうで経験のない自分にもできると考えたからというのもある。募集要項にはニートやフリーターも大歓迎と書いてあったのでもしかしたら自分でも行けるかなと思ったのだ。ただ完全在宅というわけではなく仕事に慣れてからと書かれてあったのでそれがちょっと気になったのだが給料がなかなか良かったこともあり迷わず申し込んだ。しかしその日のうちに不採用通知が届いた。ニート大歓迎といってももう自分はニートという年齢を大きく通り越していたからなのかもしれない。

「もう闇バイトでも何でもよいからやれよクソニートがああああああああああああああああああああああ!!」

ビリビリビリリリリィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

いやいや流石にそれはダメだろ……。
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