あなたにとって一番辛いと思われる復讐を用意させていただきました

第三十八話

　フォークリフト作業員のアルバイトに応募した。といっても検品や品出しのような手作業含むピッキング（たまに聞く泥棒や不審者などがカギを開ける技術とは同じ名前だが意味が違う）業務はこれまで何度も同じような求人は出ていたものの家から歩いて15分ほどのところで最低4時間という短いシフトで行けると聞いたからである。時給もまあまあ高かった。ただその会社で使用されているフォークリフトがリーチと呼ばれる立ったまま乗るタイプだったのがイマイチだったがこの際気にしないことにした。しかし問い合わせてみると結局即戦力になるほどの経験がなければ普通の倉庫作業員として働くしかないと言われ、当然時給も安くなるためばかばかしくなってしまいその後の連絡を無視することにした。そもそも普通のバイトとしては少し時給は高いものの経験者集めたいなら時給倍くらい出せよと思うような額なのはずるいと思う。

　駐車場のバイトに応募しようと考えていた。空港近くの駐車場でお客さんの車を預かってミニバンだかフルサイズバンだかのワンボックスの社用車で空港までの1分ほどと書かれていたからせいぜい数百メートルを運転して連れて行くだけというもので、シフトも最低3時間からということもありこれくらいなら自分でもできそうと思い、そこのサイトの問い合わせフォームから申し込んでみた。しかしながら返信がまったくこなかったのであきらめた。その後〇ウンワークにも求人が出ていたようだが掲載期間が終了していたとなっていた。しかし掲載期間中もそんな求人は見たことがないし普通は掲載期間囚虜一週間以内であれば応募できるようになっているのになぜかその求人だけはそれができず不思議な感じであった。

　土木作業員のアルバイトというか派遣のような仕事に応募した。そこの会社はかなり変わったシステムのようで、アプリを使って通いたい現場にだけ通うということができるという話であった。テレビ電話のようなものを使ってそこの社長さんと通話した。しかしヘルメットを実費で買わないといけなかったり今までのものと違い雇われる従業員としてではなく一人親方として契約するものらしいので税金とかどうするのだろうかとも思ったが聞かなかった。ほかにもいろいろ面倒くさそうな書類を最初に提出したりアプリをインストールしないといけないやらいろいろと面倒になってきたのでやっぱりやめることにして放置した。というか雇用契約が業務委託とおなじなんじゃないのだろうかこれ……？