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第二十四話

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 模擬試験の在宅バイトに応募した。実は以前も一度応募はしたのだけれど登録試験が面倒になって途中で投げ出してしまっていた。その際は英語と何か忘れたけどもう一つ受ける予定だったのだが、今回は一応理系だったこともあり数学と物理を受験してみることにした。しかしミスをしたと思った。ウェブ上で受験するということで筆記用具を何も持っていなかったのである。そのため数学はほとんど暗算(まあ電卓を使ってもバレないだろうが)というか頭の中でやらなければならなくなかったのだ。簡単な問題ならよかったのだが複雑な微積分や幾何学の問題は図もなしじゃ解けるわけもなく適当にやった。次に物理なのだがこれはそこまで計算は複雑ではなかったのだがやはりもう何十年も前にやったことなのでほとんど忘れてしまっており、やっぱり適当に答えて提出した。ほかにはアンケートとともに適性検査というものもあったのだが、これも説明をちゃんと読まずに取り掛かってしまったため最初何を書いているのか意味が分からず気付いた時には時間をかなり消費しており半分も回答できなかった。そして数日後に登録試験の結果が届いたのだが、数学は予想通り落ちていた、がしかしなぜか物理は合格との通知が来た! しかし登録試験に受かっただけでは登録できるだけで実際に採用されるかどうかはシフトやらほかの要素で決まるらしくまだ受かったとは言えない……というか結局これも不採用となり1円も稼げず終わるのだろうなと予想している。不採用通知が来たらまたここで書きたいと思う。

 これも在宅ワークなのだが問い合わせメール対応の仕事に応募した。電話対応、もしくは電話対応中心でメールやチャットなども行うというものは多いのだがメール対応のみという仕事はなかなかないため、見つけてすぐ応募した。しばらくするとウェブ上でテストのようなものをするよう送られてきたためやってみた。それはクレームをつけられたときのシミュレーションのようなものでこういったクレームに対してどうメールを送るかといったものを3つほど書かされた。特におかしな回答はしてなかったはずなのだがなぜか落とされた。まあ全国から応募が来てるら同から倍率が高かったのだろう……。

 前回と似たような在宅バイトもあった。メールの対応ではないのだがやはりオンライン上で接客するようなものみたいで応募すると同じように課題テストが送られてくるのである。それには今後の日本がどうなるかとか情報化社会と高齢化社会について自分の意見を聞かれた。これまたとくにおかしなことは書いたつもりはなかったのだが結局採用の連絡が来ることはなかったのである。はっきりいってこういうのなんてみんな似たような回答しかされないだろうに本当にこれで選抜してるんだろうかと疑問に思えてきた。マジであみだくじで決めてるのかもしれない……。
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