21 / 89
第十九話
しおりを挟む
今までで一番ひどいところに応募したかもしれない。今回応募したのは電子部品製作の事務バイトだった。時給は1200円と直雇用にしては今までで一番高い時給だったのと自宅から5分ほどの位置に勤務地があると知り男で事務など務まるのかという半信半疑ながらとりあえず応募するだけしてみたのである。男だし若くもないしスルーされて終わるのかと思いきや意外にも連絡が来たため履歴書と職務経歴書を送付した。履歴書と職務経歴書について詳しい内容をメールで説明を求めてきたり、たかがバイトぐらいで面倒だなあと思いつつもそれに答えた。一週間ほどしてやはり落ちたのかと思っていたころに返信が来て面接したいと言われたので相手の提案してきた面接日に約束をした。が……なぜか当日の面接まで2時間ほど前というところで向こうがその約束を一方的に破棄してきたのである。メールフォームでキャンセルボタンを押すだけでそれができるためか謝罪も説明も一切なし、面接の日時を変更したとかでもなくただフォームから一方的にキャンセルしてきただけである。電話を何度かかけたものの完全にスルーという一方的なバックレをされた形となった。事務仕事のためちゃんと着ていくためのスーツも用意していたというのにこれは酷すぎる、どうせバックレるなら最初から問い合わせた時点でやってほしかった……。
バイ〇ルのしごと体験ではこれまでずっと体験だけのつもりだったのに先に面接することになぜかなってしまい、履歴書を出して体験する前に落とされるかとんでもないブラック職だということを知らされるかばかりだったのだが某クリーニング会社に応募したときだけは違っていた。ここはちゃんとその日に体験させてくれたのであった。少し待たされたり簡単なアンケートのようなものを書かされ面談もあったものの、その後すぐにしごと体験をさせてもらえたからである。数時間ほどでちゃんとその時間分の時給をその場でもらうことができた。その面談では人が足りていないらしく普通にそちらさえ良ければすぐに来てほしいという旨を伝えられたのでその時点ではやりたいという思いもあったのだが仕事の内容が問題だった。クリーニングだからあまりきれいなものではないのは予想はしていたもののそこで触れるものは大便がこびりついたものや血(便かもしれない)が大量にしみ込んでいたものもあり、聞くとどうやら病院に入院している患者の布団やシーツを主に扱っているということであった。そしてその当時はやっていた感染病患者のものも分けられてはあったもののその場に置かれており、さすがにこれはきついと思いそこで働こうとは思わなかった。
「落とされたわけじゃないんだからそういう仕事でもやりなさいよぉおおおおおおおおおおおおお!!」
ビリビリビリッリリリィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!
さすがに健康に影響が出そうなものは無理である。(毎日電撃くらって健康を損ねているけれど……)
バイ〇ルのしごと体験ではこれまでずっと体験だけのつもりだったのに先に面接することになぜかなってしまい、履歴書を出して体験する前に落とされるかとんでもないブラック職だということを知らされるかばかりだったのだが某クリーニング会社に応募したときだけは違っていた。ここはちゃんとその日に体験させてくれたのであった。少し待たされたり簡単なアンケートのようなものを書かされ面談もあったものの、その後すぐにしごと体験をさせてもらえたからである。数時間ほどでちゃんとその時間分の時給をその場でもらうことができた。その面談では人が足りていないらしく普通にそちらさえ良ければすぐに来てほしいという旨を伝えられたのでその時点ではやりたいという思いもあったのだが仕事の内容が問題だった。クリーニングだからあまりきれいなものではないのは予想はしていたもののそこで触れるものは大便がこびりついたものや血(便かもしれない)が大量にしみ込んでいたものもあり、聞くとどうやら病院に入院している患者の布団やシーツを主に扱っているということであった。そしてその当時はやっていた感染病患者のものも分けられてはあったもののその場に置かれており、さすがにこれはきついと思いそこで働こうとは思わなかった。
「落とされたわけじゃないんだからそういう仕事でもやりなさいよぉおおおおおおおおおおおおお!!」
ビリビリビリッリリリィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!
さすがに健康に影響が出そうなものは無理である。(毎日電撃くらって健康を損ねているけれど……)
0
お気に入りに追加
165
あなたにおすすめの小説

完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。
音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。
だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。
そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。
そこには匿われていた美少年が棲んでいて……

愚か者の話をしよう
鈴宮(すずみや)
恋愛
シェイマスは、婚約者であるエーファを心から愛している。けれど、控えめな性格のエーファは、聖女ミランダがシェイマスにちょっかいを掛けても、穏やかに微笑むばかり。
そんな彼女の反応に物足りなさを感じつつも、シェイマスはエーファとの幸せな未来を夢見ていた。
けれどある日、シェイマスは父親である国王から「エーファとの婚約は破棄する」と告げられて――――?

【完結】悪役令嬢の反撃の日々
くも
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。
「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。
お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。
「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。

リストラされた聖女 ~婚約破棄されたので結界維持を解除します
青の雀
恋愛
キャロラインは、王宮でのパーティで婚約者のジークフリク王太子殿下から婚約破棄されてしまい、王宮から追放されてしまう。
キャロラインは、国境を1歩でも出れば、自身が張っていた結界が消えてしまうのだ。
結界が消えた王国はいかに?
悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。
香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。
皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。
さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。
しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。
それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

学園にいる間に一人も彼氏ができなかったことを散々バカにされましたが、今ではこの国の王子と溺愛結婚しました。
朱之ユク
恋愛
ネイビー王立学園に入学して三年間の青春を勉強に捧げたスカーレットは学園にいる間に一人も彼氏ができなかった。
そして、そのことを異様にバカにしている相手と同窓会で再開してしまったスカーレットはまたもやさんざん彼氏ができなかったことをいじられてしまう。
だけど、他の生徒は知らないのだ。
スカーレットが次期国王のネイビー皇太子からの寵愛を受けており、とんでもなく溺愛されているという事実に。
真実に気づいて今更謝ってきてももう遅い。スカーレットは美しい王子様と一緒に幸せな人生を送ります。

だから言ったでしょう?
わらびもち
恋愛
ロザリンドの夫は職場で若い女性から手製の菓子を貰っている。
その行為がどれだけ妻を傷つけるのか、そしてどれだけ危険なのかを理解しない夫。
ロザリンドはそんな夫に失望したーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる