【完結】女子大生は犯されたい

asami

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第四十七話

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 研究室でゼミの準備をしていると誰か来客がありました。
教授の部屋を教えると中に入って行きました。
すると教授がでてきて「ちょっとお茶をいれてくれない」と言います。
なんで私がと思いながらもしかたなくお茶をいれて部屋に持っていきました。
部屋ではさっきの来客が原稿をテーブルに広げていました。
しばらくして来客が帰ったので、私はゼミの準備を続けました。
そろそろゼミが始まる頃、私はさっきのお茶をかたずけたほうが教授に受けがいいと思って、教授の部屋に行きました。
私が部屋に入ってコーヒーカップを片づけると部屋を出ようとしました。
するとそのとき「まあ大変」と教授が叫ぶのが聞こえました。
いったい私のコーヒーカップのかたずけかたのどこが悪かったのだろうと一瞬どきっとしました。
また「最近の学生は常識がない」と怒られるのかしらと思いました。
するとさっきの来客が論文の原稿を置き忘れていったというので私は安心しました。
「悪いけどこれからすぐ、東大の学習心理学研究室に届けにいってくれる」と言われました。
締め切りが今日なのでどうしても、今からすぐ私が行かないと間に合わないそうでした。
私は「今日のゼミはどうするんでしょうか」と聞いてみました。
すると「こっちのほうが大事だから今日のゼミは中止にしてください」と言われました。
今日のゼミは私の番なので、これは得をしたかなと思い私は東大まで行くことにしました。
地下鉄で数駅で東大につきました。
コーラス部の合同練習で東大にはよくいっているので赤門までの道順はわかりましたが学習心理学研究室はどこにあるのかわかりませんでした。
しばらく案内板を見て探しましたが分からないので近くに歩いている学生に聞いてやっとたどりつきました。
私が部屋につくと教授が待ちかねた様子で私から論文の原稿を受け取りました。
「いやあ、どこに忘れたのかとさんざん探して、いったいどうしようかと思ってたところなんだ」と大変喜んだようすでした。
私はもう用事がすんだので「もう帰ってよろしいですか」と念のために聞きました。
すると「いまお茶だしますから、お茶くらい飲んでいって下さい」と言われました。
それで私は教授と一緒にお茶を飲むことにしました。
お茶も終わって帰ろうとするとさっき私が道を聞いた学生が教室にはいってきました。
私に気がついたようすで「用事はすみましたか」と聞かれました。
私が帰ろうとすると「これから日比谷野外音楽堂に行きませんか。クラシックのコンサートがあるんです」といきなり誘われました。
男の子は祐二さんと言う名前でした。
私は日比谷野外音楽堂には行ったことが無いので、せっかくのチャンスだから断るのももったいないと思いました。
私が「構いませんけど」と返事をすると祐二さんは嬉しそうに微笑みました。
地下鉄に乗ると祐二さんはいろいろ私のことを聞いてきました。
それから自分のこともいろいろ話始めました。


 地下鉄の日比谷駅で降りると、日比谷公園の奥の野外音楽堂まで二人でお喋りをしながら歩きました。
初めて見る野外音楽堂は、ギリシャの野外劇場みたいな造りで古めかしい雰囲気でした。
席についてしばらく待っていると、クラシックの演奏家らしい服装をした男性が数人舞台に登場しました。
バイオリンやフルートに、キーボードの演奏が始まりましたがなんだか変な気がしました。
まるでコントの様に時々ふざけて踊りだしたりと普通のクラシックのコンサートとは思えませんでした。
祐二さんは私が不審な顔をしているのに気が付いて「これはね、クラッシックとはいっても現代音楽なんですよ。ちょっと変わってるでしょう」と教えてくれました。
私は現代音楽の事をよく知らなかったので、きっとお笑いの芸人さんがクラシックの真似をしているのだと思って見ていました。
公演が終わった後、日比谷公園の日比谷パークセンターで食事をして行こうと誘われました。
それほど高級なレストランではありませんでしたが、屋外のテラス席は眺めが良くて楽しく食事ができました。
食事が済んだあと、公園を散歩しようと祐二さんに誘われて私たちは一緒に歩き始めました。
公園のベンチにはカップルが並んで座っていて、見ているだけでも気持ちがドキドキしてきました。
祐二さんは歩きながら私の手を取ると、さするようにしながら手を重ねてきました。
私がされるままになっていると、今度はもう一方のてを私の腰にあてがい手のひらを回しながらお尻にさわってきました。
私は足下が震えそうになりながら祐二さんと一緒に歩きました。
ちょうど席を立つカップルを見つけて、祐二さんは立ち止まりました。
「ここにしよう」と言われて私達はベンチに座りました。
祐二さんは私を見つめながら「とても素敵だよ」と私のよろこびそうな言葉を口にしました。
祐二さんの手が私の膝に伸びると、私の膝頭の感触を楽しむように動き始めました。
微妙な感覚に私の膝が震えると、祐二さんの指先はさらに大胆に巧みな動きを始めました。
思いもかけない感触が私の体の芯から広がり、泉のように溢れだしました。
頭の中まで熱い奔流が流れこみ、私は半分夢のなかにいるかのように体が重くなりました。
祐二さんは私をベンチから立たせると手を取ってベンチの裏に連れて行きました。
木立の間の芝生に祐二さんは横になると私の手を取って私をその上にしゃがみこませました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
祐二さんの欲望は、楽しみを先に延ばしたいかのように、私の身体ををじらしながら開いてきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
今誰が私を支配しているのか、それだけが私の涙を誘う喜びでした。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
私の体中に欲望の電流が流し込まれて止まらなくなり、体中が許しを求めて震え始めました。
支配者に従属するのが女の宿命だと私は心のそこから思い知らされました。
征服者が究極の至福の時を告げるのを待つしかもう希望はなくなりました。
祐二さんは私の身体を天高く舞い上がらせると、快楽を楽しむ時も与えずに奈落の底に突き落としました。
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