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第三十三話

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 大阪に旅行したとき最後の一泊のホテルが手違いで取れませんでした。
駅前の掲示板にホテルの宣伝があったのでともかくそこに行って見ようと電車にに乗りました。
しかし駅についてもそのホテルや近くに並ぶホテルを探してみても空き部屋はありませんでした。
私はすっかり途方にくれてしまい駅前を通ると映画館がありました。
何時までやっているのかしらとふとみるとオールナイトとかで朝までのようだでした。
私はどうにかこの映画館で朝まですごそうと思い付きました。
夜遅いせいか、客席には人もまばらでした。



 重苦しい気分で目がさめかかると、体がなにか変な感触でした。
腰のあたりに生暖かい感じがします。
目がさめてみると、コートに隠れるようにしてスカートの下に手がいれられていました。
隣の席の男の手が私の腿の内側をつかむようにしながら動いていました。
私がびっくりして席をたとうとすると体が押さえられました。
指先がなんども私の腿をまさぐり続け私は腰が震えてきました。
私はあわてて席を立ちましたがカバンを置き忘れたのに気が付きました。
私は席にもどりましたがカバンがありません。
慌ててあたりを見回すと、となりの男が私のカバンを持っていました。
私は男のカバンをつかもうと手を延ばして前屈みになりました。
そのとき男がカバンを隣の席のに遠ざけました。
私はさらに前屈みになってに手を延ばしました。
カバンに手が届きそうになった時に私のスカートがうしろからめくりあげられていました。
私は思わず叫びをあげていました。
私は必死でカバンを取ると両手で抱えて必死で後ろを見ずに駆だしました。
男の笑い声が後ろで聞こえたような気がしました。
ドアをでると右手にトイレが見えました。
私は慌てて女子トイレに入ると中から鍵をかけました。
まだ半分めくれたままになってるスカートを直すと、やっとの思いで便器に座り込みました。
やがて私は疲れたままトイレの中に座り込んで壁にもたれて眠っていました。


 私はようやく目をさますと、外にでようと思ってトイレのドアを開けてみました。
するとドアの目の前には、男がたちはだかっていました。
昨日の痴漢が朝まで私をまちぶせしていたのでした。
私は慌ててドアを閉めようとしましたが、男は私の手を押し退けて中に入ってきました。
男は私の体を後ろから抱え込んで押さえつけてきました。
私の子宮は男に乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
私に抵抗する余裕を与えて、私を征服するのを楽しむかのように、男はゆっくりと私の身体を開いてきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
信じられない感触が私の体中に広がると許しを請うことさえできなくなりました。
このままずっと続くのなら、私は征服者に従うしかないと覚悟を決めました。
望みを失って泣き叫ぶ私の身体は、至福の喜びで一気に満たされました。
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