【完結】女子大生は犯されたい

asami

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第二十三話

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 先輩が卒業式のすぐあとに結婚することになり、私と礼子さんはお祝いの品を送ることにしました。
東急ハンズで二人で良さそうな品を探そうと相談して池袋駅で待ち合わせをしました。
しかし携帯で急な用事ができて行けなくなったとの連絡が入りました。
親戚の叔母が入院してお見舞いに行かなければいけないそうでした。
礼子さんは何度も「御免なさい」と言っていました。
私は一人で買い物にいってもしょうがないし、どうしようかと迷いました。
せっかく来たのにすぐ帰ってももったいないような気がして、駅の通りを何気なく歩いてみました。
しばらく歩くと、小さな映画館がありました。
上映中の映画の看板がいくつか並んでいました。
最近はいろいろと忙しくて映画の話題からも遠ざかっていて知らない映画ばかりでした。
なんでもいいやと思って私は映画館に入ることにしました。
映画館の中にはいって前回の上映からの帰りの客がでるのを待ちました。
しばらく待って、私は中にはいりました。
映画館は思ったよりも狭くて正面には横長のあまり大きくないスクリーンがありました。
私はどこでもいいと思って少し後ろの席に座りました。
観客は私を含めて数人しかいませんでした。
映画が終わって外にでたときにはもうかなり遅い時間になってしまいました。



 私は映画館の近くの駅から地下鉄に乗りました。
地下鉄の中は夜もかなり遅いのにずいぶん込んでいました。
私は降りるのに丁度いいように電車の一番前に乗りました。
しばらく電車が走ると、次の乗換駅で乗客が一斉に乗り込んできました。
私は運転席のすぐ後ろの角に押し込まれて、つぶされそうになりました。
私の後ろの男が体を押し付けるようにしてきました。
押し返すこともできずに私は苦しい姿勢でじっと我慢しました。
私のお尻のあたりにもぞもぞと動く感触がありました。
私は以前にも朝地下鉄で痴漢にあった事があるので、今度もすぐ痴漢だと思いました。
なにげなく、ミニスカートの上から軽く触れていたり離れたりしていた手が、今度は私のお尻をくすぐるようになで始めました。
私はどうしようもなくて、じっと我慢していました。
ようやく男の手がお尻から離れたとき私はほっとしました。
帰りの駅に着くと私は男を振り払ってなんとかホームに降りました。
駅の改札を駆け抜けると私はやっとのことでほっとした気分になりました。



 駅の出口ではほかの乗降客も階段を上っていくのが見えました。
私はもう大丈夫と思いアパートへの帰り道を急ぎました。
駅の前の通りはもう夜遅くて商店は本屋も、電気屋もみんな店を閉じていました。
飲み屋の前を通り過ぎると中からカラオケの音が聞こえてきました。
いつも買い物をしているコンビニの角をまがってしばらくはまだ人通りがありました。
アパートへ抜ける裏道にはいるともう誰も見えず暗い夜道が続いていました。
自分の足音だけを聞きながら一人で歩いていて何気なく後ろをみると、すこし後を同じ道を曲がって来る人影がありました。
私はたいして気にもとめずに歩いていきました。
しかし次の角を曲がったとき後ろを見るとやはり同じ角をまがってついてくるのが見えました。
私はすこし心配な気持ちになりました。
人影は少しずつ私に近づいてきました。
私が少し早く歩くと後ろの人影も距離をたもって足早に歩きはじめました。
アパート近くになって街灯の明かりもすくなくなると、人影は急には距離を詰めて私に近づいてきました。
男がすぐ後ろまで来るのが見えました。
私は慌てて小走りに駆け出しました。
私は精一杯がんばってアパートまで走ると必死で鍵を開けてドアを開けました。
もうすぐ男が私の肩をつかもうとしたとき、私はアパートの中に入ってドアをしめました。
しかし、男は私の閉めたドアを力ずくで開けると私の部屋に入り込みました。
私の子宮は男に乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
私の期待を裏切るように、ゆっくりとした波が私の感触を楽しむように打ち寄せてきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
終わることのない永遠の時が、私の支配者に与えられた時間でした。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
私の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
男が刻む律動は最後の時が間近だと私の身体に告げると、準備のための痙攣を始めました。
心を失った私の身体を、男は最後の一撃きで貫きました。
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