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第二十話
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新学期が始まって5月の連休になると、就職したばかりの先輩が大学に遊びにきました。
私は就職活動のこととか早めに考えておいたほうがいいと思いいろいろ話を聞きました。
先輩には資格は学生の内に取れるだけとっておいたほうがいいと言われました。
「英検の2級なら持ってます」と聞いてみると「2級くらいなら誰でも持ってるから、準1級くらいでないと、」と先輩に言われました。
「大学の授業だけではとても英検の準一級はとれないから、NHKの英会話で勉強したほうがいいわよ」と言われました。
ビデオレコーダを買って、録画した英会話のテレビ番組を何度も繰り返し勉強するのがいいと言う話でした。
私は早速駅前のヨドバシに行って、ビデオレコーダの値段を調べてみましたが一番安い機種でもとても買える値段では有りませんでした。
それで私はビデオレコーダを買うために、アルバイトをすることにしました。
学生課の掲示板でワープロの仕事をいろいろ探してみました。
ワープロの仕事はありまなかったのですが、何社か募集がありました。
どこにしようかと思いましたが、大学に近い方が便利だと思い一番近そうな所の電話をメモしました。
大学の公衆電話で電話してみると事務の女の子らしい声で、履歴書をもって面接に来て下さいと言われました。
翌日大学の授業が終わってから指定された場所にいくとみすぼらしいくらいに古いビルの五階でした。
担当の男性がでてきて履歴書を一通り見た後、「ところで彼氏なんかいるのかな」と聞かれました。
彼氏なんかどうでもいいのに、きっとセクハラなんだ採用する気なんかないんだと思い黙ってました。
じゃあ後日連絡しますと言われたので、てっきり駄目だと思って諦めて帰りました。
翌日電話があって明日から来て下さいと言われました。
スーツを着て来て下さいと言うのでいちおうそれらしい格好で行きました。
会議室で待っていると営業課長さんがでてきて名刺の束を渡されました。
一枚でいいのにと思っていると渡されたのは私の名刺でした。
なんで私の名前の入った名刺なんか渡されるのだろうと思って変に思っていると、これから東洋システムという会社に行くから一緒に来るようにとの話でした。
「君は内の社員ということにしてあるからね、そのつもりで」と言われました。
荷物もあるからとタクシーで東洋システムの会社まで行きました。
受付を通って中にはいるとソフトウェア開発部の基幹システム課の課長さんに紹介されました。
一応紹介されてからすぐ席に連れていかれました。
狭い部屋には机がたくさんならんでいて案内されたのはパソコンの前でした。
今度の新システムの設計書を、納品用にワープロで清書するのが仕事でした。
渡された分はそんなに多くなくて、これならゆっくりやってもすぐ終わると思いました。
マニュアルも読み終り時間だから帰ろうとすると課長さんによびとめられました。
歓迎会とかでこれからみんなで飲みにいこうと言われました。
私の歓迎会に私がでないわけにもいかないと思い私はしかたなくついて行きました。
近くの飲み屋に連れて行かれると、次は二次会に誘われました。
なんとか帰ろうとしたのですが、引き留められて帰ることができませんでした。
タクシーに乗せられて今度は六本木のカラオケスナックとか言われました。
課長さんに抱き抱えられるようにしてカラオケの相手をさせられ、帰りはタクシーになりました。
車は私のアパートまで来ました。
部屋にはいると、私はお茶の支度をして、課長さんに出しました。
お茶を飲みながら課長さんは私の机を上を眺めると、書きかけのレポートを手にしました。
発達心理学に提出する、フロイトに精神分析についてのレポートでした。
「ところで、この男根期というのはなんのことか教えて下さい」と課長さんに言われ、私は顔を真っ赤にしてうつむきました。
課長さんは私の手をつかむと引っ張りこんで倒そうとしました。
私は必死で手を振りほどいて逃げました。
課長さんは両手を広げて私を追い回すと部屋の隅に追いつめました。
課長さんの手が私の体を抱え込むようにして押し倒し、仰向けにさせました。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、私の心は逆らう気力を失いました。
私の身体を包み込んだ欲望の渦は、すぐには激しくならずに、私の感触を楽しんでいるようでした。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
激しい渦の流れに私の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなりました。
子宮からあふれる潮の流れがつま先から頭のてっぺんまでを奔流となって走り抜けていきました。
支配者が最後の快楽の時を告げるのを待つしかもう希望はなくなりました。
廃墟となって崩れ落ちた私の身体に、課長さんは支配者の刃を誇らしげに打ち込み続けました。
私は就職活動のこととか早めに考えておいたほうがいいと思いいろいろ話を聞きました。
先輩には資格は学生の内に取れるだけとっておいたほうがいいと言われました。
「英検の2級なら持ってます」と聞いてみると「2級くらいなら誰でも持ってるから、準1級くらいでないと、」と先輩に言われました。
「大学の授業だけではとても英検の準一級はとれないから、NHKの英会話で勉強したほうがいいわよ」と言われました。
ビデオレコーダを買って、録画した英会話のテレビ番組を何度も繰り返し勉強するのがいいと言う話でした。
私は早速駅前のヨドバシに行って、ビデオレコーダの値段を調べてみましたが一番安い機種でもとても買える値段では有りませんでした。
それで私はビデオレコーダを買うために、アルバイトをすることにしました。
学生課の掲示板でワープロの仕事をいろいろ探してみました。
ワープロの仕事はありまなかったのですが、何社か募集がありました。
どこにしようかと思いましたが、大学に近い方が便利だと思い一番近そうな所の電話をメモしました。
大学の公衆電話で電話してみると事務の女の子らしい声で、履歴書をもって面接に来て下さいと言われました。
翌日大学の授業が終わってから指定された場所にいくとみすぼらしいくらいに古いビルの五階でした。
担当の男性がでてきて履歴書を一通り見た後、「ところで彼氏なんかいるのかな」と聞かれました。
彼氏なんかどうでもいいのに、きっとセクハラなんだ採用する気なんかないんだと思い黙ってました。
じゃあ後日連絡しますと言われたので、てっきり駄目だと思って諦めて帰りました。
翌日電話があって明日から来て下さいと言われました。
スーツを着て来て下さいと言うのでいちおうそれらしい格好で行きました。
会議室で待っていると営業課長さんがでてきて名刺の束を渡されました。
一枚でいいのにと思っていると渡されたのは私の名刺でした。
なんで私の名前の入った名刺なんか渡されるのだろうと思って変に思っていると、これから東洋システムという会社に行くから一緒に来るようにとの話でした。
「君は内の社員ということにしてあるからね、そのつもりで」と言われました。
荷物もあるからとタクシーで東洋システムの会社まで行きました。
受付を通って中にはいるとソフトウェア開発部の基幹システム課の課長さんに紹介されました。
一応紹介されてからすぐ席に連れていかれました。
狭い部屋には机がたくさんならんでいて案内されたのはパソコンの前でした。
今度の新システムの設計書を、納品用にワープロで清書するのが仕事でした。
渡された分はそんなに多くなくて、これならゆっくりやってもすぐ終わると思いました。
マニュアルも読み終り時間だから帰ろうとすると課長さんによびとめられました。
歓迎会とかでこれからみんなで飲みにいこうと言われました。
私の歓迎会に私がでないわけにもいかないと思い私はしかたなくついて行きました。
近くの飲み屋に連れて行かれると、次は二次会に誘われました。
なんとか帰ろうとしたのですが、引き留められて帰ることができませんでした。
タクシーに乗せられて今度は六本木のカラオケスナックとか言われました。
課長さんに抱き抱えられるようにしてカラオケの相手をさせられ、帰りはタクシーになりました。
車は私のアパートまで来ました。
部屋にはいると、私はお茶の支度をして、課長さんに出しました。
お茶を飲みながら課長さんは私の机を上を眺めると、書きかけのレポートを手にしました。
発達心理学に提出する、フロイトに精神分析についてのレポートでした。
「ところで、この男根期というのはなんのことか教えて下さい」と課長さんに言われ、私は顔を真っ赤にしてうつむきました。
課長さんは私の手をつかむと引っ張りこんで倒そうとしました。
私は必死で手を振りほどいて逃げました。
課長さんは両手を広げて私を追い回すと部屋の隅に追いつめました。
課長さんの手が私の体を抱え込むようにして押し倒し、仰向けにさせました。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、私の心は逆らう気力を失いました。
私の身体を包み込んだ欲望の渦は、すぐには激しくならずに、私の感触を楽しんでいるようでした。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
激しい渦の流れに私の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなりました。
子宮からあふれる潮の流れがつま先から頭のてっぺんまでを奔流となって走り抜けていきました。
支配者が最後の快楽の時を告げるのを待つしかもう希望はなくなりました。
廃墟となって崩れ落ちた私の身体に、課長さんは支配者の刃を誇らしげに打ち込み続けました。
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