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第十七話

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 秋になると、先輩は、卒業研究の準備で遅くまで研究室に残る日が続きました。
幼児発達教育学会で卒業研究を発表するのが、毎年恒例になっていて、発表しないと卒業させてもらえないと言う話でした。
今年は学会は名古屋で開催されるので、来年の発表の下見をするために、私も付いていくことになりました。
学会の数日前に研究室で発表の予行演習をしました。
先輩は緊張したようすで声もうわずっていました。
「こんな内容じゃ卒業できないね」と教授にいわれて、先輩はすっかり落ち込んでいました。
先輩は発表の直前までなんとか手直しをしてがんばっていました。
教授は学会で座長をたのまれているとかで一足さきに名古屋に出発しました。
私は先輩と教室の助手の車で、発表の前日に名古屋に行くことになりました。
発表はなんとか無事にすんで、学会も最終日になりあとは帰るだけになりました。
学会の荷物預かりで荷物を受け取って車に乗ろうとするといつも共同でゼミをしている他の大学の学生さん達が声をかけてきました。
みんなで明治村と、リトルワールドに寄っていきませんかとのお誘いでした。
私とは別に学会に来ていた礼子さんも一緒でした。
教授に聞いてみると「もう発表は終わったんだから」と言うことで「好きにしなさい」と答えが返ってきました。
私達は男の子達の車で明治村に行くことにしました。
明治村は中が広くてだいたい見て回るだけでも大変でした。
リトルワールドにも行きましたが時間がなくて大急ぎで一回りしました。
帰りは旅館に一泊することになりました。
夕食が終わると男の子達がフロントからカラオケセットを借りてきました。
男の子たちは代わる代わるカラオケを歌い始めました。
カラオケに会わせて男の子の一人が変な踊りを始めました。
すると歌の方もいやらしい替え歌になりました。
私は少しうんざりしました。
先輩が「私たちもなにかしないといけないわよね」と言い出すので礼子さんの発案で、文化祭でやったモーニング娘のラブマシーンを踊ることにしました。
みんなで踊ると、すっかり盛り上がって男の子達もまざって踊り始めました。
曲が終わると部屋のなかは何がなんだか分からないような大騒ぎになっていました。
次の朝、私は大学の助手さんの車に載せられました。
車が走りだしたとき、私は車に助手さんと二人だけで載せられたのに気が付きました。
私は助手さんとに話しかけれれていろいろ話をしました。
助手さんは名前を高典さんと言って、むづかしい研究の話を私にしました。
私がわかるはずも内研究の話がづっと続いて少しうんざりしたころ、今度はアメリカに留学した時の話になりました。
留学中は学会のためあちこちに旅行して、ナイアガラの滝も見物したとかの話でした。
私はようやく少しは普通の話になったと少し安心して適当に相づちをうって相手をしていました。
ところで昨日はすごかったですねと高典さんが話題を変えました。
「最近の女子大生はみんなフェ××オくらいあたりまえなんですね」と高典さんに言われてびっくりしました。
どうやら昨日お酒をみんなで飲んで盛り上がったとき、いろいろHな話題になったらしくて私は酔って覚えていないらしいと気がつきました
「この間の新人歓迎の合コンの時も、フェ××オの話題になって、みんなフェ××オ大好きと言う話になってね。しゃぶるの得意だと自慢する女がいたから、帰りに公園に散歩に誘ってベンチでしゃぶらせたんだ。俺がベンチに座ってるところを前にひざまづいてフェ××オさせてね、それで後ろのスカートめくりあげて、パンツ下げて、後ろからオXXコ丸見えにしてやったんだ。それで後ろをカップルが通る度に、オXXコが丸見えだぜと、言ってやったんだ。そしたら泣きだしやがって、口ほどでもない。そのあとラブホテルに連れ込んだら、こんなの初めてと言って、一晩中泣きじゃくってね」と自慢話でもするように話が続きました。
どうも話の様子では、この間の合コンの二次会のことのようで、フェ××オ得意な女というのは先輩の文恵さんのようなので、私はびっくりして聞いていました。
先輩は酔うとフェ××オの話を始めて止まらなくなるので、絶対に飲ませないようにとほかの先輩に注意されたことがあるのを私は思い出しました。
どうやら男の子達が先輩にお酒を飲ませて、またいつもの話が始まったに違いないと私は思いました。
「ところで有紀さんもフェ××オ大好きでしたね、昨日の続きをやってくれませんか」と言われて私もHな話題に加わったらしいと心配な気持ちになりました。
「アルバイト先の店長さんにフェ××オ狂いに仕込まれて、一日でもしゃぶらないと気が狂っちゃうそうだね」と高典さんが言います。
私はどうもお酒のせいでとんでもないことをみんなの前でしゃべったようでした。
「いつもコンビニのトイレでしゃぶらせられているので、トイレに入るとしゃぶりたくなるそうじゃないか」とまで言われました。
「昨日はトイレでとっても上手だったね、」と言われて、気分が悪くなってトイレで介抱された時に高典さんにしゃぶらせてとねだって実際に舌を絡ませらしいとわかりました。
高典さんの話がどこまで本当なのかわからなくて私は愕然としていました。
私はなにがあったかわかりませんでしたが、ともかく内緒にしてもらわないといけないと思いました。
すると「そのかわり昨日の続きはやってもらうからね」と高典さんに言われ仕方なく小さくうなずきました。
しばらく走ると車がサービスエリアに入っていきました。
私が車からでようとすると「やることがあるだろう」と言われました。
なんの事かわからなくて私がとまどっていると「さっきの約束覚えているだろう」と言われました。
私はしかたなく小さな声で「はい」と答えました。
すると今すぐやってもらおうじゃないかと言いながらズボンの前のチャックをおろしました。
私は覚悟を決めて高典さんの焼けた鉄柱に口を寄せました。
「じょうずじゃないか、コンビニの店長さんはなかなか仕込むのが上手だな」と高典さんが私の耳をくすぐりながら言いました。
高典さんが私の口の中に出したので私はあわてて車をおりてサービスエリアのトイレに駆け込み口をすすぎました。
すると私の背後から大きな声で「ちょっとあなた、どうようつもりなの」怒鳴られました。
「いいきになるんじゃないわよ」と言われて振り返ると先輩の先輩でした。
私は思わず涙がこみ上げてきて必死でこらえました。
「いったい、なんなのよいい気になって、男なら誰でもいいんでしょう」と言葉が続きました。
しかしトイレに観光バスから女性が大勢で入ってきたので先輩は言葉を控えました。
私が車に戻ろうとすると先輩は「席を替わるからあなたはあの車に乗りなさい」と先輩が乗っていた車を指さしました。
私はこれでよかったと思い先輩が乗っていた車に乗り換えました。
サービスエリアから車が出ると、やがて高速を降りて市街に入って行きました。
先輩の車は一番最後で、私の車のあとからついてきました。
しばらく走ると車の両脇にはラブホテルの看板がいっぱい立ち並んでいるのが見えてきました
私は先輩のことが心配で後を振り返って先輩の乗った車をなんども確かめました。
交差点で止まって信号が青になって私の乗った車が走り出すと、先輩の乗った車が交差点を曲がってほかの道に入って行きました。
私はあわてて運転している男の子に「先輩の車が横道を曲がったわよ」と言いました。
すると「まだ曲がる道じゃないのに、道間違えたな」と言って男の子は車をUターンさせました。
先輩の車の曲がった道に入ると、ずっと先に先輩の車が見えました。
「高典さんの携帯番号しってますか」と男の子は私に聞きましたが私が知っているはずありませんでした。
男の子は携帯電話でほかの車に連絡をとると、ほかの車も戻ってくると返事が返ってきたようでした。
やがて先輩の車はラブホテルの前で止まりました。
私の乗った車が先輩の乗った車のすぐ後ろにつけてとまると、ちょうど先輩が車から降りるところでした。
先輩は私たちの車に気がついたようでした。
私と男の子が車から降りると「あんたたち、なんなのよ、さっさと帰りなさいよ」とすごいけんまくで怒鳴られました。
しかし残りの車がすぐに私たちの車のあとに止まって、女の子達が大勢降りてきました。
すると先輩は急におとなしくなり「ちょっと気分が悪くなって休もうとしただけ」と急にいいわけを始めました。
「もう直ったから」と先輩が言うので私たちは再びそろって帰路につきました。



 翌日、授業の後私は昨日の先輩にテニスに誘われました。
先輩がマネージャをしている近くの大学でテニスコートがとれたから一緒にテニスしたいという話でした。
私は先輩が昨日の事をもう怒っていない様子なので安心しました。
女子の更衣室は狭いからと言われ、大学の更衣室で着替えてから先輩と二人で近くの大学まで歩きました。
一時間ほど先輩と私と、あと先輩がマネージャをしているラクビー部の男の子でダブルスでテニスをしました。
次の時間の予約をしている学生がもうテニスコートの入り口で順番を待っているのが見えました。
先輩と私は時間ぎりぎりまでテニスをしてテニスコートをでました。
私が戻ろうとすると「ちょっと来て欲しいの」と言われ、私はテニスコートの脇のグランドの奥の建物につれて行かれました。
中に入るとそこは体育の用具室のようでした。
どうしてこんなところに来たのかしらと私は不思議な気がしました。
すると先輩は「いいから、ちょっと待っててくれる」と言います。
先輩がいったん外にでると、5、6人ほどの男の子が先輩の後から入って来ました。
みんながっしりとした体格をしていて、先輩がマネージャーをしているラクビー部の男の子達のようでした。
男の子達は私を取り囲むようにして並ぶと、今度は先輩が「昨日はよくも、恥をかかせてくれたわね」と急に態度が変わって怒鳴り始めました。
「もう二度とあんなことがないようにしてもらうからね」と言って私の頬を手のひらで思い切り左右に何度もひっぱたき始めました。
私はあまりの痛さにその場に倒れ込みました。
するとそれを合図に男の子達がめがけて飛びかかってきました。
燃えるような欲望が私をなぎ倒し、強い風が私の体を巻き上げるように吹き付けてきました。
許しを請う時も与えられずに、私の体は征服者に汚されました。
いつ終わるのかわからない儀式は、繰り返すたびに私を快楽の底に沈めていきました。
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