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第八話
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秋になって、教室の掲示板に張り紙がでていました。
学友会の掲示で恒例の秋の教室対抗テニス大会の参加募集でした。
そういえば、去年は私の教室が優勝したとかで、優勝記念の写真が飾ってありました。
先生は今年も優勝しましょうとずいぶん乗り気でした。
しかし、去年優勝した時のテニスの上手な先輩はもう卒業して今はいませんでした。
今年は誰を選手にするかの相談になったとき、礼子さんが高校の時テニス部だったので、まず最初に決まりました。
あと、ダブルスのもう一人の選手がなかなか決まりませんでした。
テニスをしたことのある人は、誰もいませんでした。
私がかろうじて、授業でテニスをしたことがあるくらいでした。
でも、全然下手でとても大会になど出られる腕前ではありませんでした。
結局礼子さんに選んでもらうことになって「有紀ちゃんいっしょにでましょう」と言われました。
「負けてもいいから、いい思い出になればいいとから」と言われて私は出ることにしました。
私が下手なことを知っているので礼子さんはすこし練習をしておきましょうと言ってくれました。
礼子さんといっしょに、礼子さんのお父様が教授をしている大学のテニスコートにいきました。
大学に着くとお父様の研究室の職員の技官の一人が私達を出迎えてくれました。
「いつもお世話になっています」と私達は丁重に扱われて私はびっくりしました。
私達が更衣室で着替えを済ませると、テニスコートまで荷物を持って案内してくれました。
テニスコートには、学生らしい男の子たちが大勢でテニスをしていました。
私達を案内してくれた技官がテニスをしている男の子たちに何か話しているようでした。
しかし、なにか言い争いをしているようで技官は一度私たちのほうに戻ってきました。
それから「少しまってくれませんかすぐどかせますから」と言うとどこかに行ってしまいました。
しばらく立って技官は守衛さんと戻ってきました。
守衛さんはテニスをしている男の子たちに何かいっていました。
最後には守衛さんは男の子達をどなりつけていました。
テニスをしていた男の子達が引き上げると守衛さんが戻ってきて、技官と少し言葉を交わして戻っていきました。
ここは職員専用のテニスコートなので勝手に使っていた学生は追い返したとの話しでした。
私達は二人で練習を始めました。
何度もテニスボールを打つとすこしは上手になったような気分になりました。
2時間程テニスをしてから私は更衣室に戻りました。
すると更衣室の前にはさっきの男の子たちが立ちはだかっていました。
私は男の子達の間をかき分けて更衣室にはいりました。
すると男の子達が私の開けたドアを押さえてそのまま入ってきました。
男の子達は明日試合で、学生用のコートが排水の工事中で使えないからこちらのコートを使ったといいます。
「職員でもないのに大きな顔をして、テニスなどしやがって」とリーダらしい男の子がいいます。
私はあわてて着替えもせずに更衣室の裏のドアから逃げだしました。
暗い廊下の突き当りはトイレになっていました。
私は女子トイレに必死で逃げ込みました。
男の子が私のすぐあとから私を追いかけてくるのがわかりました。
必死で女子トイレの個室の入ると、私は鍵を閉めようとしました。
しかし、手が震えて鍵をしっかりつかめませんでした。
すぐにドアが力一杯に開けられて男の子がなかに入ってきました。
男の子は私の体を後ろから抱え込んで押さえつけてきました。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、私の心は逆らう気力を失いました。
男の子の欲望は、楽しみを先に延ばしたいかのように、私の身体ををじらしながら開いてきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
信じられない感触が私の体中に広がると許しを請うことさえできなくなりました。
男の子の繰り返すリズムは最後の時が近いことを私の身体に告げると、震えながら奧までしっかり届いてきました。
男の子は私の身体を一撃で貫き通すと、最後の望みを打ち砕きました。
学友会の掲示で恒例の秋の教室対抗テニス大会の参加募集でした。
そういえば、去年は私の教室が優勝したとかで、優勝記念の写真が飾ってありました。
先生は今年も優勝しましょうとずいぶん乗り気でした。
しかし、去年優勝した時のテニスの上手な先輩はもう卒業して今はいませんでした。
今年は誰を選手にするかの相談になったとき、礼子さんが高校の時テニス部だったので、まず最初に決まりました。
あと、ダブルスのもう一人の選手がなかなか決まりませんでした。
テニスをしたことのある人は、誰もいませんでした。
私がかろうじて、授業でテニスをしたことがあるくらいでした。
でも、全然下手でとても大会になど出られる腕前ではありませんでした。
結局礼子さんに選んでもらうことになって「有紀ちゃんいっしょにでましょう」と言われました。
「負けてもいいから、いい思い出になればいいとから」と言われて私は出ることにしました。
私が下手なことを知っているので礼子さんはすこし練習をしておきましょうと言ってくれました。
礼子さんといっしょに、礼子さんのお父様が教授をしている大学のテニスコートにいきました。
大学に着くとお父様の研究室の職員の技官の一人が私達を出迎えてくれました。
「いつもお世話になっています」と私達は丁重に扱われて私はびっくりしました。
私達が更衣室で着替えを済ませると、テニスコートまで荷物を持って案内してくれました。
テニスコートには、学生らしい男の子たちが大勢でテニスをしていました。
私達を案内してくれた技官がテニスをしている男の子たちに何か話しているようでした。
しかし、なにか言い争いをしているようで技官は一度私たちのほうに戻ってきました。
それから「少しまってくれませんかすぐどかせますから」と言うとどこかに行ってしまいました。
しばらく立って技官は守衛さんと戻ってきました。
守衛さんはテニスをしている男の子たちに何かいっていました。
最後には守衛さんは男の子達をどなりつけていました。
テニスをしていた男の子達が引き上げると守衛さんが戻ってきて、技官と少し言葉を交わして戻っていきました。
ここは職員専用のテニスコートなので勝手に使っていた学生は追い返したとの話しでした。
私達は二人で練習を始めました。
何度もテニスボールを打つとすこしは上手になったような気分になりました。
2時間程テニスをしてから私は更衣室に戻りました。
すると更衣室の前にはさっきの男の子たちが立ちはだかっていました。
私は男の子達の間をかき分けて更衣室にはいりました。
すると男の子達が私の開けたドアを押さえてそのまま入ってきました。
男の子達は明日試合で、学生用のコートが排水の工事中で使えないからこちらのコートを使ったといいます。
「職員でもないのに大きな顔をして、テニスなどしやがって」とリーダらしい男の子がいいます。
私はあわてて着替えもせずに更衣室の裏のドアから逃げだしました。
暗い廊下の突き当りはトイレになっていました。
私は女子トイレに必死で逃げ込みました。
男の子が私のすぐあとから私を追いかけてくるのがわかりました。
必死で女子トイレの個室の入ると、私は鍵を閉めようとしました。
しかし、手が震えて鍵をしっかりつかめませんでした。
すぐにドアが力一杯に開けられて男の子がなかに入ってきました。
男の子は私の体を後ろから抱え込んで押さえつけてきました。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、私の心は逆らう気力を失いました。
男の子の欲望は、楽しみを先に延ばしたいかのように、私の身体ををじらしながら開いてきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
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