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第四話
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大学に合格したあと、東京にでてきて最初にアパート探しをしました。
最初どうしていいのかわからなかったのですが、大学の掲示板にアパートの紹介業者がいくつか掲示されているので、そこに言ってみました。
大学の近くの方がいいですよね、ちょうと今年卒業して空く部屋があるからと案内されました。
お風呂がなかったのですが、銭湯は近くにあるからと言われました。
大学の授業が始まってからしばらくして、夕飯のおかずを買いに近所のスーパーにいきました。
スーパーのなかを買い物カゴをさげて行ったりきたりしていると、すぐ目の前に見覚えのある女性が買い物をしていました。
コーラス部の先輩の野口さんでした。
野口さんも私にきがついたらしくて、驚いたような顔をして「どうしてこんなところにいるの」と私に声をかけてきました。
私が「アパートが近くなんです」と答えると、もっと驚いた顔をしていました。
「ちょうどよかった、これから講演会に来ない」と野口さんが言います。
私はこれから講演会にとか急に言われてびっくりしまた。
「とても有名な歌手の講演会でとてもためになるから」と言います。
確かに私もテレビでよく見る歌手の名前でした。
「すぐ近所で見れるから、ここから5分でいけるの、絶対きて」と言われて、夕食のおかずを持ったまま講演会に行くことにしました。
案内されてついていくと、連れて行かれた場所は近所の市民会館のような建物でした。
中にはいると、広い講堂になっていて床は絨毯でそのまま座るようになっていました。
私は野口さんと一緒に、空いている所に座りました。
しばらくして、司会の人が挨拶をしました。
しかし、どうもどっかの宗教団体の人のようでした。
紹介されて歌手の人が舞台に登場しました。
たしかに、テレビでよくみる有名な歌手に間違いありませんでした。
いったいなんの話が始まるのかと思って聞いていると、始まったのは宗教の話でした。
この宗教にであって、いかに自分が生まれ変わってすばらしい人生を歩むようになったかの話が延々と続きました。
私はすこし退屈になり、なんとか早めにでようと思いましたが、野口さんは「全部聞いていきましょう、こんな機会はもう二度とありませんから」と言ってゆずりませんでした。
ようやく講演が終わって私が帰ろうとすると青年部長さんに紹介されました。
私はまた話が長くなると思って「じゃあ失礼します」と言って早めに出ようとしました。
帰りに、青年部長さんが私のアパートまで送ってくれました。
ちょっと素敵な感じの男性だったので、お茶でもと誘って部屋に上がってもらうと、また宗教団体に入りませんかと誘われました。
私は断わりましたが、繰り返し繰り返し同じ話を繰り返して、いつまで立っても帰ってくれませんでした。
話を聞いている内こんなに熱心に誘ってくれるのなら入った方がいいと思えてきました。
しかし、やっぱりよく考えた方がいいし、宗教など絶対いいことはないと思いました。
でも、青年部長さんは結構素敵だし、入ればいつも一緒にいられるのかと思うと心が迷いました。
夜の12時近くになってもまだ帰らないので、私はどうしようかと思いました。
私はお布団を敷けば、さすがにもう帰ってくれるだろうと思いつきました。
それで押入をあけてお布団を出して、青年部長さんの目の前にわざとしきました。
しかし、青年部長さんは平然とした顔でまだ話を続けていました。
いったいどうやって帰ってもらおうかと思案していると急に青年部長さんの携帯が鳴り「あ、今すぐ行きます」と青年部長さんが返事をして電話を切りました。
私はやれやれこれでやっと解放されると思って、青年部長さんが出て行ったあとパジャマに着替えてお布団の中に入ろうとしました。
ちょうど枕元に黒い鞄がありさっき青年部長さんが置き忘れていったらしいと気が付きました。
すると急に玄関のベルが鳴りました。
私はきっと青年部長さんが忘れ物を取りに来たと思って、パジャマ姿のまま玄関のドアを開けました。
ドアの前に立っていたのは見知らぬ男で手に洗剤を持っていました。
「奥さん、洗剤いらない、新聞とってくれたらタダで上げるよ」と言いながら男は部屋の様子を伺いました。
部屋に布団が敷いてあるのを見つけると男の視線は私のパジャマの胸に注がれてきました。
男は私を押しのけるようにして部屋に上がり込むと、私をお布団の上に押し倒してきました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私の身体を包み込んだ欲望の渦は、すぐには激しくならずに、私の感触を楽しんでいるようでした。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
支配者の欲望に従順に従うことだけが、私に許された最後の希望でした。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
子宮からあふれる潮の流れがつま先から頭のてっぺんまでを奔流となって走り抜けていきました。
支配者に従属するのが女の宿命だと私は心のそこから思い知らされました。
男の繰り返す律動は最後の時が間近だと私の身体に告げると、震えながらしっかりと奧まで届いてきました。
廃墟となった私の身体を、男は最後の一突きで貫き通しました。
最初どうしていいのかわからなかったのですが、大学の掲示板にアパートの紹介業者がいくつか掲示されているので、そこに言ってみました。
大学の近くの方がいいですよね、ちょうと今年卒業して空く部屋があるからと案内されました。
お風呂がなかったのですが、銭湯は近くにあるからと言われました。
大学の授業が始まってからしばらくして、夕飯のおかずを買いに近所のスーパーにいきました。
スーパーのなかを買い物カゴをさげて行ったりきたりしていると、すぐ目の前に見覚えのある女性が買い物をしていました。
コーラス部の先輩の野口さんでした。
野口さんも私にきがついたらしくて、驚いたような顔をして「どうしてこんなところにいるの」と私に声をかけてきました。
私が「アパートが近くなんです」と答えると、もっと驚いた顔をしていました。
「ちょうどよかった、これから講演会に来ない」と野口さんが言います。
私はこれから講演会にとか急に言われてびっくりしまた。
「とても有名な歌手の講演会でとてもためになるから」と言います。
確かに私もテレビでよく見る歌手の名前でした。
「すぐ近所で見れるから、ここから5分でいけるの、絶対きて」と言われて、夕食のおかずを持ったまま講演会に行くことにしました。
案内されてついていくと、連れて行かれた場所は近所の市民会館のような建物でした。
中にはいると、広い講堂になっていて床は絨毯でそのまま座るようになっていました。
私は野口さんと一緒に、空いている所に座りました。
しばらくして、司会の人が挨拶をしました。
しかし、どうもどっかの宗教団体の人のようでした。
紹介されて歌手の人が舞台に登場しました。
たしかに、テレビでよくみる有名な歌手に間違いありませんでした。
いったいなんの話が始まるのかと思って聞いていると、始まったのは宗教の話でした。
この宗教にであって、いかに自分が生まれ変わってすばらしい人生を歩むようになったかの話が延々と続きました。
私はすこし退屈になり、なんとか早めにでようと思いましたが、野口さんは「全部聞いていきましょう、こんな機会はもう二度とありませんから」と言ってゆずりませんでした。
ようやく講演が終わって私が帰ろうとすると青年部長さんに紹介されました。
私はまた話が長くなると思って「じゃあ失礼します」と言って早めに出ようとしました。
帰りに、青年部長さんが私のアパートまで送ってくれました。
ちょっと素敵な感じの男性だったので、お茶でもと誘って部屋に上がってもらうと、また宗教団体に入りませんかと誘われました。
私は断わりましたが、繰り返し繰り返し同じ話を繰り返して、いつまで立っても帰ってくれませんでした。
話を聞いている内こんなに熱心に誘ってくれるのなら入った方がいいと思えてきました。
しかし、やっぱりよく考えた方がいいし、宗教など絶対いいことはないと思いました。
でも、青年部長さんは結構素敵だし、入ればいつも一緒にいられるのかと思うと心が迷いました。
夜の12時近くになってもまだ帰らないので、私はどうしようかと思いました。
私はお布団を敷けば、さすがにもう帰ってくれるだろうと思いつきました。
それで押入をあけてお布団を出して、青年部長さんの目の前にわざとしきました。
しかし、青年部長さんは平然とした顔でまだ話を続けていました。
いったいどうやって帰ってもらおうかと思案していると急に青年部長さんの携帯が鳴り「あ、今すぐ行きます」と青年部長さんが返事をして電話を切りました。
私はやれやれこれでやっと解放されると思って、青年部長さんが出て行ったあとパジャマに着替えてお布団の中に入ろうとしました。
ちょうど枕元に黒い鞄がありさっき青年部長さんが置き忘れていったらしいと気が付きました。
すると急に玄関のベルが鳴りました。
私はきっと青年部長さんが忘れ物を取りに来たと思って、パジャマ姿のまま玄関のドアを開けました。
ドアの前に立っていたのは見知らぬ男で手に洗剤を持っていました。
「奥さん、洗剤いらない、新聞とってくれたらタダで上げるよ」と言いながら男は部屋の様子を伺いました。
部屋に布団が敷いてあるのを見つけると男の視線は私のパジャマの胸に注がれてきました。
男は私を押しのけるようにして部屋に上がり込むと、私をお布団の上に押し倒してきました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私の身体を包み込んだ欲望の渦は、すぐには激しくならずに、私の感触を楽しんでいるようでした。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
支配者の欲望に従順に従うことだけが、私に許された最後の希望でした。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
子宮からあふれる潮の流れがつま先から頭のてっぺんまでを奔流となって走り抜けていきました。
支配者に従属するのが女の宿命だと私は心のそこから思い知らされました。
男の繰り返す律動は最後の時が間近だと私の身体に告げると、震えながらしっかりと奧まで届いてきました。
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