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第一話
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俺は声優をやっている。身長194㎝で体重72㎏の細マッチョ体型に全頭高18㎝以下で股下は118㎝とスタイルもまあまあだ。そしてロシア系クォーターで碧眼、ルックスも重要視される今の時代にこれは大きな武器である。そして声質も体型にしては高めの少年声ということもあり養成所を出てすぐにそこそこ大手の事務所にジュニア所属だがすんなり入ることができた。しかしこの業界は甘くはなかった。やはり実績もない自分のようなものにはなかなかまともな仕事は来ない。アニメのガヤやモブのようなものばかりで名前のあるレギュラーなんて夢のまた夢という状態であった。本当は洋画吹き替えの仕事がしたかったのだけれど声質と事務所があまりそちらに力を入れてないということもありそっち方面の仕事も全然である。そんなときにマネージャーからもらったものがドラマCDの仕事だった。ジャンルはBL,つまりボーイズラブというものだ。そんなものを俺はそれまで全く知らずに生きてきたのだが、なんでも男同士の恋愛ドラマに声を入れるらしく正直はじめは生理的に無理だと思い断っていた。けれど今は仕事を選んでいられる状況ではない、バイトもいつ入るかわからない仕事のためになかなか入れるシフトがないため何度もクビにされており、もう何でも良いから仕事を取らないと生活できなくなってきたのだ。というわけでBL作品のオーディションがあるということでその現場に向かった。のだがそこはスタジオには全く見えない小さな民家のようなところであった。
「やあやあよく来てくれたね。君がARTエンタープライズの二階堂翔也くんだな!」
出迎えてくれたのはその作品の著者らしい。女だと思っていたのだがまさか男がそう言う作品を書いていたとは……。
「僕は新人とかベテランとか気にしない、というか新人の方が良いかな、演技は求めてない、自然体のままが欲しいからね。」
そう言ってアイスコーヒーを出してくれた。僻地にあったこともあり歩き疲れていたため怪しいと思いつつもそれを飲み干した。そしてそれ以降の記憶がない。
全裸で拘束された状態で目が覚めるまでは……。
「あ、やっと起きた、じゃあオーディション始めるよっ!!」
電気マッサージャーを片手にその男は言った。(なんだこれ……)
起き上がろうとするが両手両足は縛られているため動くことができない。しかも全裸で椅子に座っている状態だ。
「なんですかここ……」
「ここは僕専用の快楽調教部屋だよ!最近ストレス溜まってたんだけどさー、丁度いいところに君みたいな人が来たから連れてきたんだよ。」
(快楽調教?どういうことだ?)
「何のことかさっぱりわかりませんけど帰らせてくださいよ!」
「えーせっかく来たのに帰っちゃうのかぁ~、でもまあいっか、とりあえず始めるよ?」
「やあやあよく来てくれたね。君がARTエンタープライズの二階堂翔也くんだな!」
出迎えてくれたのはその作品の著者らしい。女だと思っていたのだがまさか男がそう言う作品を書いていたとは……。
「僕は新人とかベテランとか気にしない、というか新人の方が良いかな、演技は求めてない、自然体のままが欲しいからね。」
そう言ってアイスコーヒーを出してくれた。僻地にあったこともあり歩き疲れていたため怪しいと思いつつもそれを飲み干した。そしてそれ以降の記憶がない。
全裸で拘束された状態で目が覚めるまでは……。
「あ、やっと起きた、じゃあオーディション始めるよっ!!」
電気マッサージャーを片手にその男は言った。(なんだこれ……)
起き上がろうとするが両手両足は縛られているため動くことができない。しかも全裸で椅子に座っている状態だ。
「なんですかここ……」
「ここは僕専用の快楽調教部屋だよ!最近ストレス溜まってたんだけどさー、丁度いいところに君みたいな人が来たから連れてきたんだよ。」
(快楽調教?どういうことだ?)
「何のことかさっぱりわかりませんけど帰らせてくださいよ!」
「えーせっかく来たのに帰っちゃうのかぁ~、でもまあいっか、とりあえず始めるよ?」
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