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第十九話
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地方のライブハウスでライブをした翌日は握手会だった。
大きな体育館を借り切った会場に着くと、会場の周りには大変な行列ができていた。
体育館の裏口から控室に入ると、さっそく着替えをしたあとメイクさんがお化粧をしてくれた。
定刻になって、席に着くとさっそく握手会が始まった。
ファンの男の子達が順番に並んでいて、メンバーの一人一人と握手をしていく。
ただ握手をするだけじゃなくて、ファンの男の子達とお喋りもしないといけないので結構大変だ。
握手会が終わった後に迎えのマイクロバスを待っていると携帯にマネージャーから連絡が入った。
マイクロバスが事故を起こして、すぐには迎えに来れないらしい。
しかたなくタクシーを呼ぶことにした。
しばらしてタクシーが来たので五人で載ろうとしたら断られてしまった。
定員は四人でそれ以上は載せられないという。
しかたなく私が降りて別のタクシーを呼んだ。
タクシーにホテルの名前を告げるとすぐに走り始めた。
しばらくして私は疲れがでたせいで、タクシーの中で居眠りをしてしまった。
「お客さん着きましたよ」とタクシーの運転手に声を掛けられて私は目を覚ました。
慌ててタクシー代を払おうとしたが思ったより料金が高くてお金が足りない。
私はどこかにお金がないかと思ってバッグの中を探してみたが有るはずもない。
「お客さん、お金がないならクレジットカードでもいいですよ」とタクシーの運転手が言ってくれた
私はクレジットカードなんか持ってない。
財布を探すふりをしたけど、有るはずもない。
「お客さん困りましたね、払ってもらわないと困るんですよ」とタクシーの運転手に言われて私は泣きそうになった。
「ねえ君。ラブエンジェルズの有紀ちゃんだよね」と声が聞こえて私はドアの外を見た。
全然しらない顔の男の人が二人立ってる。
私の事を知ってるってことはファンの人らしい。
「私困ってるんです、タクシー代払えなくて」と私が言うと「それなら僕が払うから心配いらないよ」と言ってくれた。
男の人にタクシー代を払ってもらってタクシーを降りてホテルに入ろうとしたがなんだか様子が変だ。
たしかにホテルの名前は合ってるには合ってるが建物が違う。
何だか変だと思ってよくよく見ると「御休憩5000円」との看板がでてる。
どうやらタクシーの運転手が間違えてラブホテルに連れて来られたらしい。
こんな所に男の人と一緒に入ったりしたらどんな目に会わされるのか判ったものじゃない。
「私帰ります、御免なさい」と言って私は男達から逃げ出そうとした。
しかし男は「いいじゃねえか、仲良くしようぜ」と言いながら私の腕をつかんで強引にラブホテルの部屋に連れ込んだ。
私は必死で抵抗したが男二人の力に敵うわけがない。
ベッドに押し倒されてもう逃げられない。
激しい嵐の中に浮かぶ小舟のように、私の肉体は波間に真っ逆さまに落ちていった。
許しを請う時も与えられずに、私の体は征服者に汚された。
激しさと優しさを繰り返しながら、征服される喜びが体に流し込まれてきた。
いつ終わるのかわからない儀式は、何度も繰り返しては私の身体を引き裂いた。
大きな体育館を借り切った会場に着くと、会場の周りには大変な行列ができていた。
体育館の裏口から控室に入ると、さっそく着替えをしたあとメイクさんがお化粧をしてくれた。
定刻になって、席に着くとさっそく握手会が始まった。
ファンの男の子達が順番に並んでいて、メンバーの一人一人と握手をしていく。
ただ握手をするだけじゃなくて、ファンの男の子達とお喋りもしないといけないので結構大変だ。
握手会が終わった後に迎えのマイクロバスを待っていると携帯にマネージャーから連絡が入った。
マイクロバスが事故を起こして、すぐには迎えに来れないらしい。
しかたなくタクシーを呼ぶことにした。
しばらしてタクシーが来たので五人で載ろうとしたら断られてしまった。
定員は四人でそれ以上は載せられないという。
しかたなく私が降りて別のタクシーを呼んだ。
タクシーにホテルの名前を告げるとすぐに走り始めた。
しばらくして私は疲れがでたせいで、タクシーの中で居眠りをしてしまった。
「お客さん着きましたよ」とタクシーの運転手に声を掛けられて私は目を覚ました。
慌ててタクシー代を払おうとしたが思ったより料金が高くてお金が足りない。
私はどこかにお金がないかと思ってバッグの中を探してみたが有るはずもない。
「お客さん、お金がないならクレジットカードでもいいですよ」とタクシーの運転手が言ってくれた
私はクレジットカードなんか持ってない。
財布を探すふりをしたけど、有るはずもない。
「お客さん困りましたね、払ってもらわないと困るんですよ」とタクシーの運転手に言われて私は泣きそうになった。
「ねえ君。ラブエンジェルズの有紀ちゃんだよね」と声が聞こえて私はドアの外を見た。
全然しらない顔の男の人が二人立ってる。
私の事を知ってるってことはファンの人らしい。
「私困ってるんです、タクシー代払えなくて」と私が言うと「それなら僕が払うから心配いらないよ」と言ってくれた。
男の人にタクシー代を払ってもらってタクシーを降りてホテルに入ろうとしたがなんだか様子が変だ。
たしかにホテルの名前は合ってるには合ってるが建物が違う。
何だか変だと思ってよくよく見ると「御休憩5000円」との看板がでてる。
どうやらタクシーの運転手が間違えてラブホテルに連れて来られたらしい。
こんな所に男の人と一緒に入ったりしたらどんな目に会わされるのか判ったものじゃない。
「私帰ります、御免なさい」と言って私は男達から逃げ出そうとした。
しかし男は「いいじゃねえか、仲良くしようぜ」と言いながら私の腕をつかんで強引にラブホテルの部屋に連れ込んだ。
私は必死で抵抗したが男二人の力に敵うわけがない。
ベッドに押し倒されてもう逃げられない。
激しい嵐の中に浮かぶ小舟のように、私の肉体は波間に真っ逆さまに落ちていった。
許しを請う時も与えられずに、私の体は征服者に汚された。
激しさと優しさを繰り返しながら、征服される喜びが体に流し込まれてきた。
いつ終わるのかわからない儀式は、何度も繰り返しては私の身体を引き裂いた。
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