【完結】偶像は堕ちていく

asami

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第八話

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 地方のライブハウスでライブをした翌日は握手会だった。
大きな体育館を借り切った会場に着くと、会場の周りには大変な行列ができていた。
体育館の裏口から控室に入ると、さっそく着替えをしたあとメイクさんがお化粧をしてくれた。
握手会の始まる前に、ケータリングでお昼の食事が運ばれてきた。
プラスチックの重箱に入った焼肉弁当はあまり美味しそうには見えなかったけど食べるしかない。
量が多かったので余った分はあらかじめ他のスタッフに分けて食べてもらった。
お弁当の他はペットボトルの烏龍茶しか飲み物がないけど文句など言えない。
お弁当を食べ終わって少し休んでいると握手会の時間になった。
定刻になって、席に着くとさっそく握手会が始まった。
ファンの男の子達が順番に並んでいて、メンバーの一人一人と握手をしていく。
ただ握手をするだけじゃなくて、ファンの男の子達とお喋りもしないといけないので結構大変だ。
やっと握手会が終わって控室に戻ると彩香ちゃんがお腹が痛いと言い出した。
握手会の間もずっと我慢していたらしい。
お腹が痛いと言ってもうっかり救急車を呼ぶわけにはいかない。
握手会の会場近くにはまだファンがいっぱいいるし、救急車を呼んだことがばれたりして週刊誌にでも書かれたりすると大変だ。
マネージャーが近くの病院に彩香ちゃんを連れて行くことになった。
一人で行くのは寂しいからと彩香ちゃんが言うので私も一緒についていく事になった。



 マネージャーの車で会場をでてしばらく走ると当たりの景色がなんだか変だ。
山道に入っていくらしくて道を間違えたらしい。
車をUターンさせようとしてバックしたとき車の車輪が道路の脇の側溝にはまってしまった。
マネージャーが車から降りてどうしようかと思案しているけど、レッカー車でも呼ばないと車は動かせそうにない。
ちょうどマネージャーが携帯を取り出したときに大きなワゴン車が私達の車の横に停まった。
男が数人でてくると「どうかしたんか」と声を掛けてきた。
マネージャーが「いや、車輪が側溝にはまっちゃって動けないんですよ」と答えたが男の子達の様子が変だ。
ジーパンに皮のジャンパーをきてるけど、尖った銀色の鋲がいっぱい付いていて、髪形も変な形だ。
「君たち今日握手会やったラブエンジェルズの有紀ちゃんと彩香ちゃんじゃないの。いや偶然だ」と男の子が言い出した。
男の子達が困っている所を助けてくれるなら有難いけど、どうもやっかいな事になりそうな予感がした。
話をしている間に、車が何台も停まって男の子達が大勢降りてきて私達を取り囲んだ。
「これから、俺たちと遊んでくんねえかな。カラオケにでもいかねえか」と男の子に言われてマネージャーは困った顔をしている。
相手は大勢なので、うっかりしたことを言ったら何をされるか判らない。
「こっちの車に乗って貰おうか」と男の子が彩香ちゃんの手を取ろうとしたとき、マネージャーが「止めるんだ」と大声を出した。
すぐに男の子達が数人マネージャーに殴りかかると、マネージャーはお腹を抱えて道路に倒れ込んだ。
私は必死で逃げようとしたが男の子達は私と彩香ちゃんをワゴン車の中に引っ張り込んだ。
ワゴン車はすぐに動き出した。
しばらく山道を走ると、古びた別荘らしい建物に着いた。
二階建ての古い建物は誰も済んでいないらしくて、あたりは真っ暗だ。
男の子達は私と彩香ちゃんを別荘の地下室に連れ込んだ。
レンガ造りの壁に囲まれた地下室は空気がひんやりとしてかび臭い匂いがした。
かなり広い地下室の中央には天上から石油ランプが吊るされていて薄暗い部屋を照らしていた。
「おい、どっちからやるべか」と男の子達が相談してるのが聞こえた。
「構わねえから二人いっぺんにやっちまえ」と誰かが言ったが「一人づつやったほうが二倍楽しめるんだぜ」と他の男の子が口を挟んだ。
これから私と彩香ちゃんを輪姦するつもりらしい。
彩香ちゃんはお腹が痛くてこれから病院にいく途中だ。
いくらなんでも彩香ちゃんが男の子達に輪姦されるのを黙ってみている訳にはいかない。
「お願い、彩香ちゃんは許してあげて。お腹が痛いんです」と私は思い切って男の子達に言ってみた。
男の子達は私と彩香ちゃんを見比べて品定めでもしている顔つきだ。
「私だったら何でもします」と私が言うと「じゃあ、口でやってもらおうかな」と男の子の一人が言い出した。
口でやると言うのはフェ××オの事だとすぐ判った。
相手の男の子達は全部で10人くらい居る。
全員にフェ××オしてたらそれこそ何時間かかるか判らない。
それにフェ××オをしただけで許してもらえるわけがない。
だけど彩香ちゃんを助けるためには私が立った今男の子全員にフェ××オするしか方法がない。
「やります、やらせてください、私フェラチオ大好きなんです」と私はわざと甘えた声で男の子達に頼んだ。
男の子達は「順番決めようぜ」と言ってジャンケンを始めた。
ジャンケンで勝った一番最初の男の子が私の前に立つとズボンの前を開けた。
柔らかな感触を求めて男は腰を寄せて私の口いっぱいに頬張らせた。
偽りのない従属を享受する楽しみを私は追い続けた。
支配者は快楽をむさぼるたびに喉の奥までいっぱいに届くと、律動が加わりながら勢いを増していった。
支配される快感がやがて私の体中を満たして、次の瞬間にあふれ出てきた。
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