【完結】淫獄の玩具箱

asami

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第七十話

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 俺は夜遅くまでインターネットで裏ビデオを見たあと布団に入った。
夜中に変な夢を見た。
裏ビデオで見た人妻になって暴行される夢だ。
スーパーで買物をしたあとの帰り道で暴漢に目をつけられてマンションまで後をつけらて逃げられない。
旦那が留守の部屋で暴漢に力づくで犯されて逆らえない。
俺は必死で抵抗したが、抵抗する女を無理矢理に犯すのが楽しいらしい。
もうどうにもならないと諦めると男はわざと俺を焦らすように楽しみながら責めてきた。
俺が悦びの声を上げるまで責め続けると、俺の体は震えが止まらなくなった。
目が覚めると胸に何かが載っているような重みをかんじた。
胸に目をやるとパジャマの胸が膨らんでいる。
息をする度に胸が大きく上下に揺れるのはど考えても変だ。
体を起こしてみると、やっぱり胸に変な感触がある。
いったいどうなってるんだろうと思ってパジャマを脱いでみると胸が大きく膨らんでいる。
それもかなり大きい。
それだけでなく乳首がかなりの大きさで乳輪もでかい。
どうみても女の胸にしか見えない。
どうして胸がこんなにでかくなったのか理由が分からない。
俺はなんだか変な予感がして、パジャマの上から股間を探ってみた。
あるはずのものがないのに気が付いたとき俺は訳が分からなくなった。
俺は自分の目で確かめようと思ってパジャマのズボンを脱いだ。
俺は自分が女物のパンティーを履いているのに気がついて当惑した。
どうして俺が女物の下着なんかを履いているのか理由が分からない。
それになによりも肝心なのはパンティーの前にはみ出しているはずの膨らみがないってことだ。
俺はパンティーの下に手をつっこんで確かめたが、肉の膨らみの間に細い割れ目の感触がある。
いつもだったら指先に触れてくるはずのオXンXンがどこにもないのだ。
俺はその時になって自分の体が女になっているのに気が付いた。
いったい何がなんだか訳が分からない。
とりあえず学校にいかないといけないと思って制服を探した。
いつも制服をかけてあるクロゼットのドアを開けてみると、服は全部女物だ。
制服らしい服はセーラー服しかない。
俺は一瞬ためらった。
男の俺がセーラー服なんか着るわけにはいかない。
だがセーラー服しか着る服がない。
とりあえず着るだけ着てから後のことを考えるしかない。
ブラウスを着ようとして俺は素肌にブラウスを着るわけにはいかないと気がついた。
ベッドの横を見ると椅子の上にブラジャーが置いてあるのを見つけた。
俺はブラジャーなどしたことはないのでどうやってつければいいのか分からない。
なんとか工夫してブラジャーを胸につけると胸が前に飛び出して見える。
息をするたびにブラジャーで胸が締めつけられて苦しくて仕方がない。
だがブラジャーなしで外を出歩くわけにもいかない。
セーラー服に着替えてリビングルームに行くと、朝食の支度がもうできている。
おかんは洗濯をしてるらしい。
俺は急いで朝食を食べて、外に出た。
俺は高校生だから朝起きたら学校にいくしかない。
いつもの道を駅まで歩き始めたが、足元が妙に涼しい。
セーラー服を着た時には気が付かなかったけどスカートの丈が随分と短い。
歩くたびにスカートの裾が揺れて足に風が吹きつけてくる。
涼しいというより寒くて凍えてしまいそうなくらいだ。
駅のホームで電車を待っていると携帯にメッセージが入った。
「次の渋谷行き急行。前から二番目の車両。二番目の右側のドア」とだけ書いてある。
誰から来たメッセージなのか心当たりはない。
もしかして俺が朝女体化したのとなにか関係があるのかもしれない。
俺はきっと誰か友達と待ち合わせする予定になっているんだと思って二番目の車両の二番目のドアの行列に並んだ。
列には高校生らしい姿もあるが、俺に気づいて声を掛けてくる様子もない。
渋谷行の急行が来た。
ドアから大勢の客が降りたので入れ替わりに電車に乗ったがかなり混んでる。
なんとか体を押し込んで電車に乗ったが正直なところ胸がかなりじゃまだ。
いつもだったらちょっと体を押し込めば乗れるはずなのに、胸がじゃましてかなり頑張って体押し込まないと乗れない。
女の体というのはいろいろ不便なこともあるんだと思った。
電車が動き出したが周りに知り合いらしい顔はない。
さっきのメッセージはなんだったんだろうと不思議な気がした。
しばらくして俺のすぐ後ろから体を押し付けてくる男がいるのに気が付いた。
なんだか変なきがしたけど、電車が混んでいるので仕方がない。
携帯にまたメッセージが入ったので開けて見ると写真が送られてきた。
さっき待ち合わせのメッセージを送ってきたのと同じ相手からだ。
写真は何が写ってるのかはよく分からなかったが、スカートの下から盗撮した写真らしい。
プリーツスカートの奥にパンティーが写っている。
なんでこんな写真を送ってきたのか理由が分からない。
俺が携帯をしまおうとしたとき、俺のすぐ後ろの男が手にもった携帯を俺のすぐ目の前に押し出した。
男の携帯にはいま俺が見たのと同じ写真が表示されている。
俺は一瞬とまどったが、写真を送ってきたのは俺の後ろにいる男らしいと気が付いた。
だとすれば俺が待ち合わせをしたのはこの男に違いない。
俺は携帯に送られてきた写真がたった今俺を盗撮した写真らしいと気が付いて寒気がした。
いったい何でそんなことをするのか理由が分からない。
俺のお尻に変な感触があるのに気が付いて俺はドキッとした。
俺の後ろから体を押し付けてくる男はどうやら痴漢らしい。
さっき携帯に送られてきたメッセージは痴漢の待ち合わせのメッセージだったんだ。
男の手が俺のセーラー服のスカートの下からお尻を撫で始めた。
俺はもともと男だから痴漢にあったことはない。
女になって初めての体験が痴漢だなんてどう考えても運が悪い。
男の指先がパンティーの下に入ると直に俺のお尻を触り始めた。
俺は怖くて体が震えてきて声も出せなかった。
次の駅で電車が止まるまで俺は痴漢にされるままになっているしかなかった。


 地下鉄に乗って学校の前まで来たとき俺ははたと気が付いた。
俺の学校は男子校だ。
セーラー服を着た女の子が校舎に入れるわけがない。
俺が男だと言い張っても、どうみてもセーラー服を着た女の子にしか見えない。
俺は学校に入るのは諦めて、駅に戻った。
どこに行けばいいのか分からないのでとりあえず駅前のマクドナルドで一休みすることにした。
いつものようにシェークを頼もうと思ったが、足が冷えるのでとても冷たいものなんか飲めない。
ブレンドコーヒーを頼んで、席に着くとこの先どうしようかと思案した。
自分の身に何が起きているかいまいちちゃんと把握できていない。
しばらくマクドナルドで時間を潰していたが疲れが出て眠くなった。
目を覚まして腕時計を確かめると、学校の下校時間を過ぎている。
居眠りを続けている間に時間がたっていたらしい。
昼は食べていないのでさすがにお腹が空いたが食欲がない。
このまま家に帰るかどうか俺には決心がつきかねた。
俺はもともと男の子なはず。
家に戻れば家の子じゃないと言われるに決まっている。
だが朝クロゼットを見た限りでは、服は女物ばかりだ。
どうして俺の部屋の服が女物と入れ替わってるのか説明が付かない。
決心がつかづにぼんやりしていると携帯にメッセージが届いた。
携帯を開いてみると「今どこにいるの」とだけ書いてあって相手に思い当たりはない。
俺はもしやと思って朝携帯に届いたメッセージを確かめた。
やっぱりたった今メッセージを送ってきたのは朝の電車の痴漢に間違いない。
帰りの電車でも痴漢をするつもりらしいと思って俺はメッセージを無視しようと思った。
だが男が痴漢だけが目的で俺にメッセージを送ってきたのではないかもしれないと思った。
もしかして俺が女体化した事を知っていてメッセージを送ってきたのではないかとふと思った。
だったら何か事情を知ってるかもしない。
「駅前のマクドナルドです」とだけ返事を書くとすぐに「これから会えるかな」と返事が来た。
俺はマクドナルドでメッセージの相手と待ち合わせの約束をした。
しばらく待っていると中年の男が俺の座った席の前まで来て「いや、待たせたね」と声を掛けてきた。
やっぱり朝の痴漢の男に間違いない。
俺は朝この男にお尻を触られた時の感触を思い出して寒気がして膝が震えてきた。
「さっそくだけど昨日のお礼だ。約束通り四万円だ」と男が俺に一万円札の束を渡そうとした。
俺はなぜ男が俺に金を払うのか理由は分からなかったが、とりあえずお金はあったほうがいいと思ってお金を受け取った。
俺は男に渡された四万円が朝の痴漢の謝礼だと思ったが、どう考えても痴漢の謝礼にしては金額が多すぎる。
それに昨日の礼ということには、昨日この痴漢と何かあったらしい。
俺は男に昨日のことをどう聞いていいのか迷ったが「今日もお金はもらえるんですか」と試しに聞いてみた。
男はすぐに「もちろんだよ、遊んだ後にちゃんと渡すからね」と答えた。
やっぱり俺は昨日この男と一緒に遊んだらしいがそれと俺の女体化と関係があるのかはよく分からない。
俺が黙り込んでいるのを見て男は「今日はどんな遊びがしたいのかな」と俺に聞いてきた。
俺はとっさに「昨日と同じがいいです」と男に答えた。
そう聞けば俺が昨日男と何したのか確かめられると思ったからだ。



 マクドナルドを出て、裏道に入ると少し先に映画館が見えた。
スクリーンが一つしかない小さな映画館で随分と昔からある。
学校をさぼって何度か映画を見たことがあるけど、普通の映画館だ。
映画館の前まで来ると、今日はオールナイトらしくてやってる映画もかなりエッチな映画らしい。
男が入場券を二枚買ってくれたので俺は男と一緒に映画館に入った。
映画館の中はちょうど上映中でスクリーンが光って見える。
男はスクリーンから少し離れた見やすい席に俺を案内した。
俺はどうして映画を見ただけで四万円もらえるのか理由が分からなくて不安な気持ちになった。
上映中の映画は新聞で連載された不倫物の小説だ。
連載された当時は随分と話題になったらしいが俺は読んだことがない。
不倫なんてのは何が楽しいのかさっぱりわからないが夫婦仲が悪ければ他の相手が欲しくなるというのも分かるような気がした。
不倫のカップルが温泉旅行にいって家族風呂に二人で入るシーンがスクリーンに映った。
家族風呂というのは家族で入るとばかり思っていたけど、不倫のカップルがエッチな事をする場所らしい。
お互いに体を洗いっこしたり、変な格好で抱き合ってシャワーを浴びたりとエッチな場面が続いた。
そのあと部屋で二人っきりにてからは、へんてこな体位の変態プレーが延々と続いた。
不倫と言うのは夫婦ではできない変態プレーをやるから楽しいらしい。
もしかして俺のおかんも不倫してるんじゃないかとふと思った。
そのあとは不倫を種に怪しげな私立探偵に脅されて、借金を作って返せなくなり輪姦されるというストーリーだ。
新聞にこんな過激な小説が連載されれば話題になるのは当たり前だと思った。
主人公の女が服を一枚づつ脱がされて裸にされ最後には、輪姦される場面が延々と続いた。
女優の演技が真に迫っていると話題になったが、実際に輪姦されるシーンを見ると確かに凄い迫力だ。
輪姦されるなんてどう考えたって絶対に経験したくないはずだが、輪姦されてると思うとなぜか体がぞくぞくしてくる。
俺はなんだか変な気分になってきたが、自分の体がどうなってるのか自分でもよく分からない。
隣に座った男が手を伸ばすと俺の膝に手を載せてきた。
俺はどうしていいのか分からなくてそのままじっとしていた。
男の手が俺のセーラー服のスカートの下に入るとパンティーの上から俺のオXXコを指でなぞり始めた。
俺はやっぱりと思った。
今朝は地下鉄で痴漢されたけど、今度は映画館で痴漢だ。
この男はよっぽど痴漢が好きらしい。
映画館で痴漢されて四万円もらえるのなら安いものだと思って俺はしばらく男にされるままになっていた。
男とは反対側の席に座った別の男が俺の腿に手を伸ばしてきたので俺ははっとした。
痴漢は一人ではなかったんだ。
俺の後ろからも手が伸びてきて俺の胸をもみ始めた。
いったい痴漢が何人いるのか分からない。
いくらなんでも映画館でこんな目に遭わされるなんて思ってもみなかった。
映画が終わった時やっと俺の体からは痴漢の男達の手が離れた。
俺は映画館の痴漢プレーだけで四万円もらえるはずはないと思って不安になった。


 男達は俺の両手をしっかりと掴んで歩かせると映画館の外にでた。
そとはもう真っ暗で街頭の明かりがぼんやりと見えるだけだ。
しばらく細い道を歩くとラブホテルが見えた。
俺はやっぱりと思った。
男達は俺をラブホテルに連れ込むつもりらしい。
俺はどうやって逃げ出そうかと思案したが諦めるしかなさそうだ。
部屋に入ると男達は縄を取り出して俺を縛り始めた。
相手が大勢なので俺はとても抵抗できないと思って諦めるしかなかった。
男達は器用な手つきで俺の膝を肩に縛りつけて仰向けにベッドに寝かせた。
これから男達に何をされるのか大体の見当はつく。
俺は期待と不安がいりまじった気持で心臓が縮み上がった。
俺は逆らうチャンスがあるはずもないとすぐに思い知らされた。
許しを請う時も与えられずに、俺の体は征服者に汚された。
激しさと優しさを繰り返しながら、征服される喜びが体に流し込まれてきた。
体の震えが止まらなくなると、すぐに次の杭が打ち込まれてきた。
繰り返される欲望の儀式は、何度も繰り返しては俺の身体を引き裂いた。
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