淫獄の玩具箱

asami

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第三十四話

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 俺は新型の電動エアーガンを買おうと思ったが金がない。
アルバイトを探そうと思ってインターネットを調べているとよさそうな仕事を見つけた。
ドラマのエキストラの仕事で通行人の役なのに結構な金になる。
俺はさっそく事務所に電話するとオーディションを受けてくれと言われた。
通行人の役なのにオーディションとは随分大げさだと思ったがそれだけちゃんとした会社なんだと納得した。
約束の時間に事務所に行くと、簡単な面接を受けた。
友達や家族や学校の事をいろいろ聞かれたので正直に答えた
「君モーニング娘の里保ちゃんに良く似てるね。友達に言われたことはない。いやこの仕事にはぴったしだ」と言われたが意味が分からなかった。
そのあと写真撮影をしてすぐに面接は合格した。
よっぽど応募者が少なかったらしい。
契約書にサインしてくれと言われてアルバイトなのに契約書を書くなんてよっぽどしっかりした会社に違いないと思った。
渡された契約書は難しい言葉が一杯書いてあって読んでも意味が分からない。
なんでもいいやと思って俺はろくに読まずに契約書にサインした。すぐ撮影するから衣装に着替えてくれと言われた。
街角で声をかけられる役で普通に自然に受け答えをすればそれでいいと言われて俺は衣装に着替えようとした。
だが奥の部屋で渡された衣装を確かめてみると女子高生が着るようなセーラー服だ。
それに下着はピンクのレース模様のブラジャーとパンティーだ。
俺は変だと思って、事務所にもどって「これ間違えてますよ」と言ってみた。
「間違えてないよ、セーラー服で女装するって契約書にちゃんと書いてあるからね」と言われて俺は困ってしまった。
通行人の役なのにセーラー服で女装するなんて意味が分からない。
俺は里保ちゃんの代役をするのかもしれないと気がついた。
きっと危ない役で里保ちゃんにはさせられないようなシーンを撮影するのだと思った。
奥の部屋で服を脱いで裸になると女物の下着をつけた。
俺はまだ小さかったころに姉の幼馴染みの誕生会で女装させられたことがある。
その時にワンピースの下に着せられたのもこんな感じの下着だった。
俺は女装させられたときオXンXンが立ってしまい、女の子たちにからかわれた事を思い出した。
その頃はまだ小さかったからなんで自分のオXンXンが立ったのか理由が分からなかったが、今思い出してみると死んでしまいたいほど恥ずかしい。
俺がセーラー服に着替えるとスタイリストの女性がお化粧をしてくれた。
本職だけあって手つきも慣れていて、あっというまにお化粧が済んだ。
自分で鏡を見ても可愛らしい女子高生の顔にしか見えなくて不思議な気持になった。
「可愛いわね、セーラー服もよく似合うし、本物の女子高生みたい。スタイルもいいし撮影にはぴったしよ」と褒められたが全然嬉しくなかった。
撮影用のワゴン車で六本木の裏通りに来るとさっそく撮影がはじまった。
俺が裏通りを暇そうに歩いているとすぐ横で大きなテレビカメラもった撮影クルーが俺の横顔を撮影している。
ブラジャーには大きなパッドが入れてあって胸がブラウスの前に突き出て足元がみえない。
胸の大きい女の子はいろいろと苦労があるものだと初めて気がついた。
すこし先で待ち構えていた男優さんが俺に声を掛けてきた。
「君可愛いね、モデルさんの仕事があるんだ。やってみないか」と男に言われて俺は嬉しそうな顔をして「本当ですか」と大げさに答えた。
「グラビアアイドルで人気がでたら将来はテレビの女優さんも夢じゃないよ。君ならきっとできる。大丈夫安心して任せなさい」と男に言われて俺は普通の女子高生がこんな事を言われたら大喜びをするに違いないと思った。
「とりあえず、写真を撮らせてもらうよ、近くに写真スタジオがあるんだ」と男に言われて俺はどう返事をしていいのか分からなかった。
俺のすぐ横でカメラが撮影を続けているので何でもいいから言うしかない。
「よろしくお願いします」と俺が答えると男は俺の手をとって歩き始めた。
カメラを持ったクルーを俺の後を追いかけてすぐ後ろからついてきた。
しばらく歩くと変な看板の出た建物の前に来た。どうやらラブホテルらしい。
いくらなんでもラブホテルで撮影をするなんてどう考えても変だ。
俺はこのビデオはアダルトビデオらしいと気がついた。
アダルトビデオだったら通を歩いている女子高生に声をかけてラブホテルに連れ込むなんてのはよくあるストーリーだ。
だが可愛い男の子に女装をさせて撮影するアダルトビデオなんてろくな物じゃない。
俺は男の手を必死で振りほどくと一目散に掛けだした。
大通りにでるとデパートのトイレに逃げ込んだ。
セーラー服で女装していたがいつもの癖で男子用トイレに入ってしまったが仕方ない。
個室にはいって鍵をしめてしばらく待った。
一時間程様子を見てからトイレを出て用心深く辺りの様子を見ながら駅に行こうとしたが電車賃がない。
どうしようかと思って駅前で立ち止まると男に声を掛けられた。
「ちょっと、君可愛いねカラオケでもしないか」と男性に声を掛けられた。
知り合いかと思ったが見たことのない顔だ。
それに中年の腹のでたオヤジでどう考えても変だ。
どうやら俺の事を本物の女子高生だと思ってナンパするつもりらしい。
俺は男と一緒にカラオケをすれば帰りの電車賃くらいは出してくれるはずだと思いついた。
男と一緒にカラオケ店に入ると飲み物を勧められた。
一口飲んで見ると舌にピリッと来た。
なんだか変だと思ったがそのまま飲み込むと胃袋が熱くなった。
頭がぼんやとして目眩がしてきた。

目が覚めたとき俺は公園のベンチで寝ているのに気がついた。
家に戻ったはずだと思ったがどうも違っていたらしい。
どうやらコスプレのセーラー服を着たまま公園のベンチで寝たしまったらしい。
昨日の事を思い出そうとしたが、カラオケを出た所までは覚えているがそのあとの記憶がない。
俺はセーラー服を着たままなので着替えようと思ったが着替えがない。
持ち物をさがすと財布と携帯をもっている。
これなら家に帰る電車賃くらいはありそうだと思って公園を出たが自分がどこにいるのか分からない。
景色を確かめると高層ビルが一杯立っているのが見えた。
どうやら新宿にいるらしいと俺はなんとなく気がついた。
駅前まで歩いていくとモスバーガーを見つけたので一休みしようと思った。
テリヤキバーガーとコーヒーを頼んで空いてる席に座ると食べ終わったあとトイレに立った。
セーラー服を着ているので便器に座って小便をしようとしたとき俺は愕然とした。
股間にあるべきものがないのだ。
何度も手で触って確かめたがやっぱりない。
それでも小便がでるので用は済ませたがやっぱり変だ。
トイレの鏡で自分の顔を確かめてみたがいつもの俺の顔とは全然違う。
お化粧をしているから別人に見えるのかとも思ったが顔の輪郭が全然違う。
胸に手を当てて確かめると肉の塊の感触があって本物の胸だ。
何がなんだかさっぱり訳が分からない。
俺は昨夜何があったのか思い出そうとしてみた。
俺は昨日までは確かに男だったはず。
ビデオ撮影のバイトでセーラー服の女装をしたが、それだけで身体が女になるはずがない。
スカートを直して席にもどったが頭の中は混乱するばかりだった。
このまま家に帰るかどうか俺には決心がつきかねた。
俺はもともと男の子なはず。
家に戻れば家の子じゃないと言われるに決まっている。
俺はぼんやりとモスバーガーの中を見渡してみたが、女子高生の姿が多い。
女の子達はいろんな学校の制服を着て居て同じ学校の子だけが集まってる訳でもない。
大抵が一人か二人で座っていて、みな携帯をいじってる。
それにどの女子高生もお化粧が濃くてスカートの丈も短くて普通の女子高生には見えない。
どうして女子高生がみな携帯をいじってるのか気になって、俺の隣の席の女子高生の携帯をこっそりと盗み見した。
女子高生は携帯の操作に夢中で俺が盗み見しているのには全然気が付く様子もない。
女子高生が夢中になってやっててるのはどうやら出会い系サイトらしい。
俺も携帯を取り出して今居る店の名前を検索してみた。
いろいろ試してみると俺は変な名前の投稿サイトを見つけた。
どうやらこの店は出会い系サイトの待ち合わせの場所になっているらしい。
店にいる女の子が携帯で自分の写真をアップロードして相手を見つける仕組みらしい。
出会い系サイトで男と遊ぶのは大抵が金が目当ての援助交際だ。
それでこの店には援助交際をしたい女子高生が大勢集まっているらしいと俺は気が付いた。
一応は女子高生らしくセーラー服をきているが、本当に女子高生なのか分かったもんじゃない。
俺も他の女の子の真似をして写真を出会い系サイトにアップロードして「いま暇してます」と書き込んだ。
すぐに男からメッセージが届いたので読んでみると「何して遊びたいのかな」と書いてある。
俺は適当に返事を書いて男とメッセージのやりとりを続けた。
「私、今日行くところがないんです」と俺が試しに書いてみると、すぐに男が「大丈夫、心配いらないら」とメッセージをよこした。
俺はとりあえず今夜はなんとか泊まる場所が確保できたと思って一安心したが、男に何をされるのかやっぱり不安な気持ちもあった。
俺はモスバーガー前で待ち合わせをする約束をして返事を待った。
男はすぐ近くらしくてこれからすぐ来ると返事が来た。
モスバーガー前でしばらく待っていると、それらしい男が来た。
「いや、春子ちゃんだね、可愛いじゃないか」と男は俺に気が付いてすぐに声を掛けてきた。
グレーのジャンパーを着た中年の男はサラリーマンには見えない。
歳も俺のおやじくらいで、随分と老けて見える。
男がそんなに待たせずに待ち合わせの場所に来たところを見ると、すぐ近くでモスバーガーの様子を覗き見していてよさそうな女を物色していたらしい。

(3)

 「じゃあ飯でも食おうか、お腹空いてるだろう」と男に誘われて俺は男と歩き始めた。
男はすぐに手を伸ばして俺の手をしっかりと掴んできた。
俺が逃げられないようにしっかりと捕まえておく気らしい。
俺は女の子と手をつないだこともないので、手を握られると胸がドキドキして変な気分になった。
「何が食べたいんだ」と男に聞かれて俺は「何でもいいです」と答えた。
しばらく歩いてお好み焼き屋に着いた。
店に入ると座敷の席に案内された。
畳の敷いた小さな席の中央に鉄板がある。
ウェイトレスにメニューを渡されたが、何を頼めばいいのか分からない。
男が先に注文したので、同じに頼めばいいと思って適当に頼んだ。
ウェイトレスが席に小麦粉を溶いた生地の入ったボールと頼んだ具を運んできてコンロに火を着けると帰ってしまった。
どうやらこの店では客が自分でお好み焼きを焼かないといけないらしい。
俺はお好み焼きなど作ったことはない。
学園祭の模擬店で食べたことがあるだけで、お好み焼き屋になんか来たこともない。
俺はいったいどうしたらいいのか困ってしまった。
「これ、どうやって作ればいいんですか」と俺は仕方なく男にきいてみた。
「なんだ、お好み焼き作ったことないのか、それじゃあお嫁にいけんぞ」と男に言われて俺は困ってしまった。
「俺が作り方を教えてやるからよく見てるんだ」と言うと男はお好み焼きを作り始めた。
だが見ていてどうも変だ。
肉や野菜をまとめて鉄板の上に載せるとその上から小麦粉の生地をかけてかき回している。
そんなやり方をすれば肉が生焼けになるはずだと思って見ているとしばらくして生地が固まってきた。
ヘラを使ってひっくり返すと男はソースとマヨネーズをたっぷりと掛けた。
「これで出来上がりだ」と男に言われて食べてみたが肉も野菜も生焼けでとても食べられない。
うっかりした事を言って男を怒らせてもまずいと思って俺は必死で飲み込んだ。
お好み焼きも食べ終わったころ男に「これから一緒にカラオケをしないか」と誘われた。
「俺はカラオケが大好きなんだ、可愛い女の子と一緒にカラオケをするのはとっても楽しいからね」と言われて俺は断るわけにもいかないと思った。
「はい、ご一緒させていただきます。私もカラオケ大好きなんです」と俺は男が喜ぶように品を作って答えた。
坂道を上がって大通りにでると、カラオケ店が見えた。
部屋に案内されると大きな液晶テレビが部屋の中央に置いてある。
男が得意な曲を何曲か歌ったあと「二人でデュエットしないか、いい曲があるんだ」と誘われた。
歌いながら男の手が俺のお尻を撫で始めたので俺はどきっとした。
お尻が変な感触で、気持ちがドキドキして脚が震えてきた。
俺は痴漢にあったことはないが、きっと電車で痴漢にあったらこんな気分になるんだろうと思った。
電車で痴漢に遭っても大声をだせない女の子の気持が判る気がした。
俺が男に触られても歌を歌い続けたので男の手はさらに大胆になって俺のスカートの下に差し入れられてきた。
俺はどうしていいのか分からなくて男に触られながらも必死で歌い続けた。
デュエットの曲が終わると俺は急に尿意がしてトイレに行きたくなった。
部屋を出て廊下の奥のトイレに入ってパンティーを降ろして便器に座ったおしっこはでない。
変だと思ってオXXコを指で探ってみるとまるでおもらししたようにびっしょりと濡れている。
俺は以前大人向けの官能小説を読んだとき、オXXコが濡れるという表現を見たことがある。
女の体はセックスの時に気持ちよくなるとオXXコが汗を書いたように濡れるらしいとは一応知識としては知っていたが本当に自分が濡れているのは初めての体験だ。
それもただ濡れるだけではなく、オXXコがうずうずしてもっと触わって欲しくてたまらない気分だ。
自分でもなんでこんな気持ちになるのか訳が分からない。
指先でオXXコをそっとなぞってみると、まるでオナニーするとき自分のオXンXンをこすった時みたいに気持ちがいい。
あまりに気持ちがよすぎて俺は自分でオXXコをなぞるのが止められなくなった。
オXXコがさらに湿り気を増して、指先がぬるぬるになった。
俺は今自分がしてるのは女のオ×ニーだと気が付いた。
男のオ×ニーだったら殆ど毎日してる。
だけど女のオ×ニーを経験するのはこれが初めてだ。
オXXコに軽く触れただけで、射精したときよりももっと気持ちいい。
まるで射精が何十回と続いて起きてるような感覚だ。
男のオ×ニーに比べたら女のオ×ニーの方が十倍どころか百倍くらい気持ちいい。
いちどこんな快感を味わったらもうとても止められない。
俺は自分でオXXコに指を使うのが止められなくなった。
オXXコといっても触る場所によって感覚が違う。
気持ちいい場所を探して、触り方を変えてみると急に体の震えがだしたりして訳が分からない。
まるで夢の中にいるみたいで俺はいつの間にか体中が震えて止まらなくなった。
不意にトイレのドアを叩く音がした。
俺ははっとして指を使うのを止めた。
服装を直してドアを開けてみるとさっきまで一緒にカラオケをしていた男だ。
心配になって様子を見に来たらしい。
「おい、もっと気持ちよくしてやるぜ、気持ちいいこと大好きなんだろう」と男が意地悪そうな口調で俺に言い放った。
俺がトイレで何をしていたのかお見通しらしい。
「立って両手を便器について前屈みになるんだ」と男が言い出した。
俺が戸惑っていると「さっさとやるんだ、俺に逆らえると思ってるのかこの雌豚」と男が俺をなじった。
うっかり逆らったら何をされるか分からないと思って俺は男に言われた通りに立ち上がって便器に両手をついた。
男の手が俺のスカートを捲り上げるとパンティーを膝まで引きずり降ろした。
男の指先が俺のオXXコに直に触れてきたとき俺は嬉しくて胸が一杯になった。
小刻みに震わせながら男の指先が俺のオXXコを押し広げるように動きながら奥まで入ってきた。
男の指先が俺の敏感な所をしっかりととらえて来ると私は膝が震えてとても立っていられなくなった。
俺の身体を襲う欲望は、嵐のような激しさだった。
男の欲望は、楽しみを先に延ばしたいかのように、俺の身体ををじらしながら開いてきた。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがあった。
激しい渦の流れに俺の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなった。
信じられない感触が俺の体中に広がると許しを請うことさえできなくなった。
支配者に従属するのが女の宿命だと俺は心のそこから思い知らされた。
思いもしなかった突然の緊張が俺の身体を捕らえると、いきなり奧までしっかりと届いてきた。
心を失って震え続ける俺の身体を、男はとどめの一撃きで貫き通した。
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