【完結】淫獄の玩具箱

asami

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第二十話

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 姉の親友の真理絵ちゃんが結婚することになり俺も結婚式に呼ばれた。
姉と真理絵ちゃんは家も近所で中学も高校も同じ学校だ。
披露宴の余興でセーラー服を着て校歌を歌うようにと姉に頼まれて俺は断れなかった。
真理絵ちゃんはよく家に遊びにきておままごとをしたが、その度に俺は姉の服を着せられて女装させられたのだ。
丸裸にされて下着まで女物を着せられて随分と恥ずかしかった。
刺激が強すぎたせいかオXンXンが大きくなった時が何度かあり、その度に女の子たちにからかわれた。
俺はまだ小さかったのでなんでオXンXンが大きくなるのか理由が分からなかった。
うっかり披露宴でのコスプレを断って子供の頃の女装をばらされてはかなわない。
結婚式の当日は着替える場所がないので家からセーラー服を着ていくことにした。
姉に手伝ってもらってお化粧もすると、自分でも結構可愛いと思える女子高生に変身した。
式場は都内の高級ホテルで俺と姉はタクシーを呼んででかけた。
姉がタクシーの運転手に行き先のホテルの名前を告げると運転手は怪訝な顔をした。
援助交際でホテルに行くとでも思ったらしい。
姉が「結婚式があるんです」と言うと納得した顔をした。
結婚式が終わると俺は姉の友達といっしょに二次会行くことになった。
着替える場所がないので、俺達はコスプレの衣装のまま駅前のカラオケ店になだれ込んだ。
カラオケの後俺は駅まで行こうと思って歩きだした。
近道をしようと思って裏道に入ると道を間違えたらしい。
人通りがすくなくて、どっちが駅なのか分からない。
ちょうど通りかかったサラリーマンらしい男性に俺は道を聞くことにした。
変だと思われないように女の子らしい声で「あの、駅はどっちでしょうか」と声を掛けると「ああ、ちょうど駅に行く所だから一緒に行きましょう」と言ってくれた。
俺はこれは助かったと思って男と一緒に歩きだした。
だが歩きだして何だか変だと気がついた。
薄暗い裏通りに連れ込まれて人通りが少なくなるばかりだ。
辺りを見回してみると「ご休憩」の看板が見える。
「ちょっと一休みしていこう、お小遣いあげるよ」と男に言われて俺はとんでもない事になりそうだと気がついた。
どうやら援助交際の女子高生と間違えられたらしい。
俺は必死の思い出逃げ出した。



 目が覚めたとき俺は公園のベンチで寝ているのに気がついた。
家に戻ったはずだと思ったがどうも違っていたらしい。
どうやらコスプレのセーラー服を着たまま公園のベンチで寝たしまったらしい。
昨日の事を思い出そうとしたが、カラオケを出て援助交際の女子高生とまちがえられた所までは覚えているがそのあとの記憶がない。
俺はセーラー服を着たままなので着替えようと思ったが着替えがない。
持ち物をさがすと財布と携帯をもっている。
これなら家に帰る電車賃くらいはありそうだと思って公園を出たが自分がどこにいるのか分からない。
景色を確かめると高層ビルが一杯立っているのが見えた。
どうやら新宿にいるらしいと俺はなんとなく気がついた。
駅前まで歩いていくとロッテリアを見つけたので一休みしようと思った。
エビバーガーとコーヒーを頼んで空いてる席に座ると食べ終わったあとトイレに立った。
セーラー服を着ているので便器に座って小便をしようとしたとき俺は愕然とした。
股間にあるべきものがないのだ。
何度も手で触って確かめたがやっぱりない。
それでも小便がでるので用は済ませたがやっぱり変だ。
トイレの鏡で自分の顔を確かめてみたがいつもの俺の顔とは全然違う。
お化粧をしているから別人に見えるのかとも思ったが顔の輪郭が全然違う。
胸に手を当てて確かめると肉の塊の感触があって本物の胸だ。
何がなんだかさっぱり訳が分からない。
俺は昨夜何があったのか思い出そうとしてみた。
俺は昨日までは確かに男だったはず。
結婚式の余興でセーラー服の女装をしたが、それだけで身体が女になるはずがない。
スカートを直して席にもどったが頭の中は混乱するばかりだった。
このまま家に帰るかどうか俺には決心がつきかねた。
俺はもともと男の子なはず。
家に戻れば家の子じゃないと言われるに決まっている。
決心がつかづにぼんやりしていると携帯にメッセージが届いた。
携帯を開いてみると「今どこにいるの」とだけ書いてあって相手に思い当たりはない。
もしかして俺が女体化した事を知っていてメッセージを送ってきたのではないかとふと思った。
だったら何か事情を知ってるかもしない。
「駅前のロッテリアです」とだけ返事を書くとすぐに「これから会えるかな」と返事が来た。
俺はロッテリアでメッセージの相手と待ち合わせの約束をした。
しばらく待っていると中年の男が俺の座った席の前まで来て「いや、待たせたね」と声を掛けてきた。
俺は男の顔をよくよく確かめてみたが見覚えはない。
だが相手の男が俺を知っている所をみると俺の女体化と関係がありそうだと思った。
「さっそくだけど昨日のお礼だ。約束通り三万円だ」と男が俺に一万円札の束を渡そうとした。
俺はなぜ男が俺に金を払うのか理由は分からなかったが、とりあえずお金はあったほうがいいと思ってお金を受け取った。
中年の男性が女子高生にお金を払うのはもしかしたら援助交際かもしれない。
俺は一応確かめた方がいいと思って「これは何のお金なんですか」と聞いてみた。
「昨日の分だよ、約束通り一晩で三万円だ」と男が答えるのを聞いて俺はやっぱり援助交際らしいと気が付いた。
だが援助交際とは言っても実際に何が起きたのか俺には全然記憶がない。
昨日まで俺は男だったはずなので援助交際なんかできるわけがない。
俺は男に昨日のことをどう聞いていいのか迷ったが「今日もお金はもらえるんですか」と試しに聞いてみた。
男はすぐに「もちろんだよ、遊んだ後にちゃんと渡すからね」と答えた。
やっぱり俺は昨日この男と一緒に遊んだらしいがそれと俺の女体化と関係があるのかはよく分からない。
俺が黙り込んでいるのを見て男は「今日はどんな遊びがしたいのかな」と俺に聞いてきた。
俺はとっさに「昨日と同じがいいです」と男に答えた。
そう聞けば俺が昨日男と何したのか確かめられると思ったからだ。
男は「昨日はそんなに良かったのか。よっぽどいい思いをしたんだな。初めてだったんだろう」と言って笑うと携帯を取り出した。
俺は昨日が初めての経験と聞いてもしかしたら初体験かもしれないと思った。
「昨日の女だ。手配頼む」と誰かと話をしたあと俺に「迎えの車がすぐ来るから外で待つんだ」と命じてきた。
俺は先に席を立つとトレーの後片付けをした。
いつもは自分の分しか片づけないけど、今は女の子なので気を利かせて男の分まで片づけた。
ロッテリアの前でしばらく待つと、高級な外車らしい車が止まった。
運転しているのは若い男の子で、見た目はかなりカッコいい。
男が車の後ろの席のドアを開けてくれたので、俺は奥の席に座った。



 車が動き出すと隣に座った男が手を伸ばすと俺の膝に手を載せてきた。
俺はどうしていいのか分からなくてそのままじっとしていた。
男の手が俺のセーラー服のスカートの下に入るとパンティーの上から俺のオXXコを指でなぞり始めた。
大通りをしばらく走った後車は小道に入ってラブホテルの前に着いた。
男に促されて車を降りると男の手はすぐに俺のお尻をセーラー服のスカートの下から撫で始めた。
ラブホテルに男と一緒に入ればすることは決まってる。
俺は一瞬逃げ出そうかと迷ったが、逃げても行く場所がない。
俺が急に女になったのはこの男と関係があるはず。
とりあえず昨日男と何をしたのかを確かめたほうがいいと思った。
男とエレベータに乗っている間も男の手が俺のお尻を撫で続けた。
俺は早く男と部屋にはいって、オXXコを撫でてもらいたくて気持ちがはやった。
部屋の前に来ると男が部屋のドアをノックした。
俺はそれを見てなんか変だと思った。
部屋にはもう誰かがいるらしい。
ドアが内側から開くと全裸の男が目の前に立っていた。
男は体つきががっしりとしていて、まるでプロレスラーみたいに筋肉が盛り上がっている。
男の股間のオXンXンは大きく膨れ上がってまっすぐ上を向いていた。
俺は自分のオXンXン以外は、勃起したオXンXンを見るのが初めてだ。
俺のオXンXンとはあまりに違う男のオXンXンを目の前にしてただ驚くだけだった。
俺を部屋まで案内してきた男は俺の背中を押して部屋の中に入れるとすぐにドアを閉めた。
男は俺をベッドに座らせると、ベッドの横にある大きな液晶テレビを操作した。
液晶テレビの画面にはアイドルグループのプロモーションビデオらしい映像が映し出された。
最近人気のモーニング娘がダンスをしているビデオで俺もYOUTUBEで何度か見たことがある。
センターは里保ちゃんでセーラー服に似たデザインの衣装を着ている。
プロモーションビデオが終わって画面が切り替わった。
女の子がフェ××オをしているビデオだとすぐ判った。
それに女の子が着ているのはさっき見たモーニング娘のプロモーションビデオで里保ちゃんが着ていたのと同じ衣装だ。
女の子の顔も里保ちゃんによく似ている。
里保ちゃんがフェ××オをしているビデオらしい。
そういえば以前ネットで里保ちゃんの裏ビデオあると噂になったことがあるがこのビデオだったらしい。
俺はパンティーが濡れているような気がして「トイレにいかせて下さい」と男に頼んだ。
奥のトイレでパンティーを降ろして便器に座ってみたがおしっこは出ない。
変だと思ってオXXコを指で探ってみるとまるでおもらししたようにびっしょりと濡れている。
俺は以前大人向けの官能小説を読んだとき、オXXコが濡れるという表現を見たことがある。
女の体はセックスの時に気持ちよくなるとオXXコが汗を書いたように濡れるらしいとは一応知識としては知っていたが本当に自分が濡れているのは初めての体験だ。
それもただ濡れるだけではなく、オXXコがうずうずしてもっと触わって欲しくてたまらない気分だ。
自分でもなんでこんな気持ちになるのか訳が分からない。
液晶テレビのスピーカーから「おっきいオXンXン大好き、早く入れてちょうだい」と女が大声で叫ぶ声がトイレまで聞こえてきた。
俺は今これから自分が裏ビデオで見たのと同じ目に遭わされるに違いないと気が付いて体が震えてきた。
今の俺は女の体をしている。
男に可愛がってもらえば、きっと女の喜びってやつを味わう事になるはず。
俺は男だから女の喜びがどんなものかは分からない。
だけどビデオを見ている限りでは、男にはとても体験できないくらいに気持ちがいいらしい。
今すぐその女の喜びを体験することになると思うと、俺は不安と期待でまじりあった気持ちで胸が苦しくなった。
いつまでもトイレにいる訳にはいかない。
俺は勇気をだして、男の待っているベッドに歩み寄った。
足が震えてとても歩けないが、一歩づつでもなんとか足を動かした。
俺がベッドに腰を掛けると、男はすぐに俺をベッドに押し倒してきた。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、俺の心は逆らう気力を失った。
俺の期待を裏切るように、ゆっくりとした波が俺の感触を楽しむように打ち寄せてきた。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがあった。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こした。
激しい渦の流れに俺の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなった。
いつまで続くともわからない時間が俺の心の中で凍り付いていた。
支配者が究極の快楽の時を告げるのを待つしかもう望みはなくなった。
男は俺の身体を一撃で貫き通すと、最後の望みを打ち砕いた。
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