【完結】令嬢はされるがままに

asami

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第百十話

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 礼子さんに誘われてファッションショーに行くことになりました。
当日銀座で待ち合わせして、会場に行くとテレビの取材の大きなトラックが何台もならっていました。
会場に入る受付には取材のカメラと芸能レポーターが陣取っていて、私達が受け付けを通るときも、カメラが向けられていました。
私達のすぐあとから、有名な姉妹が派手な衣装で現れると、レポーターが一斉に駆け寄っていました。
席に着くと、一番前のすこし横の席でしたが隣には芸能人らしい人が座って、カメラのフラッシュもまぶしいくらい何度も光りました。
ショーが始まると、会場一杯に音楽が鳴り響き、次から次へとモデルの女性がキャットウォークを行ったり来たりしました。
私は大学の時に学園祭でやったファッションショーを思い出しましたが、こんなに本物は違うのかとびっくりしました。
ショーが終わると、礼子さんが少し離れた席に座っていた外国人の男性を紹介してくれました。
このショーのデザイナーの親友で、そのせいで普通ではとても手に入らないショーの招待券が手に入ったのと説明してくれました。
どうりで、芸能人が来るようなショーに私達みたいなのが入れるはずないのにと分かりました。
ジミーはもう日本に長くて、日本語は普通にしゃべれるからと礼子さんが言います。
たしかに、片言の日本語ではなくて、ちゃんとしたしゃべり方をするので私はびっくりして聞いていました。
これは、結婚間近なのだなと思い、結婚式はいつの予定ですかと聞いてみると、礼子さんは笑いながら私たちそうゆう古い考え方はしないのよとジミーとなにか英語で話しました。

 「これから六本木に遊びにいきましょう、ジミーがアルバイトで出てる店があるのと」と礼子さんに言われて、私たちは地下鉄に乗りました。
礼子さんと一緒に店にはいると、ジミーは仕事があるからと、店の奥に入りました。
店は中央にステージがあり、ステージを囲んで丸いテーブルがたくさんならんでいました。
ボーイさんは全部外国人の男性で、客はほとんどが中年くらいの女性でした。
なんだか変な店ねと思いましたが、出てきたのは普通の食事でした。
しばらくお酒を飲んで話しをしていると、ショータイムが始まりました。
店のボーイをしていた男性がステージで変なポーズを取りながら服を脱ぎ始めました。
ステージの右端にはジミーもいて、水兵のような衣装でした。
一人一人の踊りらしいものが終わって、男達は下着一枚で一列に並びました。
下着の下に大きく盛り上がっているものがはっきり見えて、場内は異様な熱気でした。
やがてジミーが、あちこちのテーブルを回ってお客さんからお金をもらって歩くと、
礼子さんの手をとってステージに上げました。
ジミーが礼子さんに膝を突かせるとパンツを下げて、礼子さんの口を塞ぎました。
礼子さんが、頭を上下左右に回しているのが見えました。
なんのことはない、礼子さんはこれを私に見せたかったのに違いありませんでした。
礼子さんがテーブルに戻ってくると「どう、あなたもしてみたいでしょ、」と言い出すので私は呆れて言葉を返せませんでした。
「ね、ジミーの隣に金髪の男の子いるでしょう」
「ジョージっていう名前なんだけど、あなたのこと気に入ってるそうよ」
「この次にあなたを舞台に上げてもらうように頼んどいたから」と礼子さんに言われて私はいったいどうしようかと胸がドキドキしてきました。
私を気に入った男の子ってどんな男の子かしらと思ってよく見ると、肩から胸にかけての筋肉が逞しくて下半身はすらりとしていてギリシャ彫刻のようでした。
私はこんな身体の男性に抱きしめられたらどんなだろうと思って身体が熱くなりました。
踊りが一通りまた区切りがつくと、こんどはジョージが客席を回って舞台に上げる女の子を捜し始めました。
きっと私の所に来るに違いないと思って、私は胸が膨らみました。
ジョージが私達のテーブルに来ると英語でなにか言いました。
「いってらっしゃいよ、チャンスは今しかないのよ、さあ」と礼子さんに言われて、私は舞台に上がりました。
私はさっき礼子さんがしたようにジョージに口を使いました。
ジョージは小さい声で私に何か言いました。
私はショーのあとで待っていてくれと言っているのだと思いました。
ショーが終わると私と礼子さんは楽屋の出口で二人を待ちました。
すこし待ってから男の子達がでてくると、礼子さんは「じゃあ、楽しんでね、」というと二人で先に行ってしまいました。
私はジョージに近くのラブホテルに連れて行かれました。
中に入ると部屋の真ん中に大きなダブルベッドがおいてありました。
ふんわりと柔らかそうなベッドの上には、薄紫色のレース模様のシーツがかけられていました。
天井にはシャンデリアがあって明かりがキラキラ輝いていました。
私の子宮はジョージに乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
ジョージの繰り返す律動は最後の瞬間が近いことを私の子宮に告げると、震えながら奧までしっかり届いてきました。
ジョージは私の身体を一撃で貫き通すと、最後の望みを打ち砕きました。
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