【完結】令嬢はされるがままに

asami

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第百話

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 旦那がいつもより遅く帰ってくると、気が乗らない顔つきでした。
旦那は「今週の週末に急にアメリカに出張に行かされることになったんだ」と愚痴をこぼしました。
今度の週末は大学時代の友達と同窓会をすることになっていたのですが、欠席するしか仕方ないと困った様子でした。
旦那の話では人工知能学会で旦那の同僚が学会発表をすることになっていたのですが、急病で出席できなくて代わりに旦那が学会発表するためにアメリカに出張する事になったとの話でした。
旦那は英語は得意でしたが、読んだり書いたりするのが得意でも英会話は大の苦手。
アメリカに出発する前の晩まで学会発表の原稿を繰り返し音読して練習していました。
旦那がアメリカに出発すると私はこれでしばらくはのんびり出来ると思って気楽な気分でした。


 夕食は出来合のおかずを買って済ませようと思ってスーパーに行きました。
すると、近所の旦那さんが買い物をしていのを見つけました。
家の旦那が、よくいっしょにゴルフに行く仲間の邦夫さんでした。
嫁さんが出産のために実家に帰っていて、当分は一人暮らしだと言います。
私は邦夫さんの奥さんの幸代さんのお腹が大きかったのを思い出して成るほどと思いました。
「このところ、売ってるおかずばかりで食べ飽きたよ」と邦夫さんが私に愚痴をこぼしました。
「それだったら、すき焼きくらいだったら私作りますよ」と愛想を振りまいておこうと話しかけると「じゃあ今夜すき焼き作って下さい」と邦夫さんが言い出しました。
私はお世辞で言っただけなのにと思いましたが本気らしいのでしかたなく二人ですき焼きの材料を買いました。
スーパーを出た後しばらく歩いて邦夫さんマンションに入ると、嫁さんがいないせいで部屋の中は散らかっていました。
台所ですき焼きを作ってリビングルームに持っていくと邦夫さんは一人で夕刊を読んでいるだけで手伝ってくれる様子はありませんでした。
これだったら邦夫さんの嫁さんが実家に帰るのも無理はないと私は呆れてしまいました。
すき焼きの準備が出来ると私は冷蔵庫に缶ビールが沢山置いてあるのを見つけて邦夫さんに薦めました。
邦夫さんはお酒が大好きらしくて、私にもビールを勧めるとせっかく私が作ったすき焼きにはあまり手をつけませんでした。
一通りすき焼きを食べ終わったあと、食後の片付けも済んで帰ろうとしたとき「面白いビデオがあるんで見ていきませんか」と邦夫さんに誘われました。
変なビデオだと困ると思って「なんのビデオですか」と一応聞いてみると「以前日光に行ったときのビデオなんですよ」と邦夫さんが答えました。
夫婦で日光に旅行した時のビデオらしいので、断っても悪いと思ってビデオを見ることにしました。
邦夫さんに案内されて部屋に入ると、部屋の奥にセミダブルのベッドが置いてありその真横に大きな液晶テレビがありました。
家にある液晶テレビよりも一回りも広い液晶の画面を見て私は邦夫さんが相当な見栄っ張りのような気がしてきました。



 さっそく邦夫さんがビデオデッキのスイッチを入れると、大きな画面に幸代さんの姿が映りました。
旅行に行く途中のサービスセンターで撮った画像らしくて幸代さんが大きなアメリカンドッグを口いっぱいに頬張っていました。
幸代さんがわざと、舌先でなめるようにアメリカンドッグを口の中に入れるのを見て私はまるでフェ××オしてる見たいだと、変な気分に成ってきました。
幸代さんは面白がってわざとやっているらしくて、アメリカンドッグを口の奥まで入れてカメラに向かってうっとりとした顔をしていました。
「奥さんこうゆうの好きなんでしょう」と邦夫さんが意地悪そうな口調で私の耳元で囁いてきました。
私はどう返事をしていいのか判らなくて黙っていました。
しばらく液晶テレビの画面を見ていると、東照宮の陽明門が液晶テレビの画面いっぱいに大きく映し出されました。
細かい彫刻の一つ一つがまるで目の前にあるかのように映し出されて、私は美しさに見とれてしまいました。
「奥さん、綺麗でしょうこの液晶テレビはね2k4kテレビでね、普通のテレビよりも解像度が二倍有るんですよ。カメラも最新型の2k4kカメラなんですよ」と邦夫さんが説明をしてくれたので成るほどと思って感心してしまいました。



 「ところで奥さん、結婚して何年目ですか」と邦夫さんが私に聞いてきました。
「もう三年くらい立ちますけど」と私が答えると「もうそろそろ、お子さん欲しいでしょう」と邦夫さんに言われました。
「そうですね、でも旦那がなかなか協力してくれなくて」と私がこぼすと「うちもなかなか子供ができなくてね。いや毎晩一生懸命二人で頑張ったんだけどね。結婚してから毎晩ずっとね」と邦夫さんが言うので私は幸代さんが羨ましくなりました。
「毎晩必死になって子作りに励んでもね、出来ないときは出来ないんですよ。それがずっと続くとだんだん嫌になって来ちゃってね。それを乗り越えるのがまた大変なんですよ」
「夫婦でお互いに協力しあって雰囲気作りをして、食事や睡眠に気を遣って体調を整えてね」
「最高のセックスが毎晩できるように最前を尽くすんですよ。普通にしてたら子宝はなかなか授からないんですよ」と邦夫さんが得意そうに話すのを聞いて私も旦那にもっと頑張ってもらうにはどうしたらいいのかあれこれと思いを巡らせました。
「夫婦というのはねどんなに仲がよくても倦怠期はかならず何度もあるんですよ、でもいろいろと工夫すれば乗り越えられるんですよ」
「僕と幸代がどうやって倦怠期を乗り切ったのか、ビデオがあるので奥さんに見せてあげますよ。秘密のビデオだけど奥さんには特別にお見せします」
「夫婦の愛情を最高に高めるのに、こんな方法があったなんて知ったら奥さんもきっと驚きますよ」と邦夫さんに薦められて私はどんなビデオなのかと興味が沸いてきました。
もしかしたら二人でちょっと変わったプレーをしているのを撮影したビデオ化もしれないと思うとなんだかドキドキして来ました。
邦夫さんがビデオデッキを操作すると、液晶テレビに幸代さんの姿が映し出されました。
きちんとお化粧をして紺のスーツを着た幸代さんは大きめの茶色のソファーにぴんと背筋を伸ばした姿勢で座っていました。
私は変なビデオじゃなかったと思って安心しましたが、なんのビデオなのか気になって液晶の画面から目を離せませんでした。
「では、面接をはじめさせて頂きます」と男の声がスピーカーから聞こえてて、私は幸代さんが就職の面接を受けているらしいとなんとなく判りました。
そうは言っても人妻が受ける就職の面接といえば、スーパーかコンビニのバイトくらいでどんな仕事の面接なのか見当も付きませんでした。
「まず、最初にこの仕事を選んだ理由を聞かせて頂きますか」と男の声が聞こえて私はいったい何の仕事の面接なのかしらと興味津々で幸代さんが答えるのを待ちました。
幸代さんはちょっとだけためらいがちに一呼吸置いた後「主人に勧められました」と答えましたが、緊張しているせいか声が微かに震えているのが聞いていて判りました。
「なぜ、ご主人がこの仕事を奥さんに勧めたんですか」と畳みかけるように男が問いつめると「私、主人との夫婦生活に刺激が感じられなくなってしまって。子供が欲しいんですけど、肝心の夫婦生活が楽しめなくて。倦怠期というか全然楽しくないんです」と幸代さんが夫婦生活の不満を話し始めました。
「それで、主人とも話し合ったんですけど。私がもっといろんな男性と体験をして。男性に喜んで貰う仕事をすればもっと夫婦生活が楽しめるようになると主人が言うんです」と幸代さんが答えるのを聞いて私はもしかして水商売の面接らしいと思い当たりました。
「最初は私もそんな事はできないと断ったんですが、主人が熱心に薦めてくれて、私も一度は試してみてもいいかなと思って」と幸代さんが言うのを聞いて私は邦夫さんが何を考えて居るんだろうと腹がたってきました。
「この面接は全部ビデオに撮らせて頂きますが、その事は判っているんですか。ビデオは仕事を辞めるまでこちらで預からせて頂きます。それが駄目ならこの面接は最初っからなかったことにしますよ」と男が厳しい口調で幸代さんを問いつめると「それはよく判って居ます」と幸代さんが答えるのが聞こえました。
「ひやかしで面接を受けられても困るんですよ、面接で何をしてもらうのか、ご存じなんですか。面接の後は実地講習を受けて貰いますし、その後はすぐに今日から客を取ってもらいます。それも全部ビデオで撮影しますがそれで本当によろしいんですね」と男が言うのを聞いて私はびっくりしてしまいました。
客を取るって言葉は風俗の女性が働く時に使う言葉で、普通の仕事でそんな言い方をするはずはないのは分かり切ったこと。
幸代さんが風俗の面接を受けているらしいと気がついて、私は思わず邦夫さんの顔を確かめました。
「主人に面接のビデオを見せて貰ったので、面接で何をするのかは知っています。どんなことでもやらせて頂きます」と幸代さんが答えたのを聞いて私は邦夫さんがいったい何のつもりでこんな仕事を幸代さんに紹介したのか訳が分からなくなりました。
「ではまず、初体験はいつなのか教えて貰えますか」と男に聞かれて幸代さんが「中学一年の時です」と答えたので、私はそんなに初体験が早かったのかとびっくりしてしまいました。
「相手の男性は誰だったんですか」と男に聞かれて「親戚の叔父です」と幸代さんが答えたので私はまたまたびっくりしてしまいました。
しばらくエッチな話が続いた後「では服を脱いで貰えますか」と男が言い出しました。
幸代さんはソファーから立ち上がるとカメラの前でスーツの上着とスカートを脱ぎ始めました。
ブラジャーとパンティーだけの姿でカメラの前に立つと「では、ぐるっと一回りしてもらえますか」と男が声をかけました。
幸代さんが緊張した様子で一回りしてみせると「では、下着も全部脱いで貰えます」と男が命じました。
幸代さんはためらった様子ですぐには下着を脱ごうとはしませんでしたが男に「脱がないなら、面接はこれで止めますよ」と脅されて慌てて下着を脱いでカメラに向き直りました。
「奥さん、オ×ニ×してもらえますか。オ×ニ×はしたことあるでしょう。いつもしてるようにやってもらえます」と男に命じられて幸代さんはソファーに座って足を左右に広げました。
しばらく幸代さんが自分で指を使う場面が続いたあと、急に男が立ち上がって幸代さんの前に立つのが見えました。
男がズボンの前を開けると「奥さん口でやってもらえますか。いやなら面接は止めますよ」とまた脅すような口調で男が幸代さんに命じました。
「デリヘルで働きたいなら、フェ××オが上手なのが絶対条件ですからね、フェ××オができないなら、面接はいますぐ止めて帰ってもらいますよ」と男が言うのを聞いて私は幸代さんが受けている面接がデリヘルの面接だとやっと判りました。
デリヘルというのは、男性が電話で女性を呼び出してラブホテルや男の自宅で女性がサービスをする商売だというのは私も聞いたことがありました。
いくら旦那に勧められたとはいえ、幸代さんがデリヘルで働く決心をしたというのは私にはとても信じられませんでした。
テレビカメラが移動して男の腰のすぐ横に位置を変えると、男の熱い鉄柱がくっきりと真上を向いてそそりたっているのがはっきりと映りました
幸代さんが口元も男の腰に近づけて唇の間から舌を突き出すのをみて、私はびっくりしてとても見ていられなくなりました。
フェ××オのシーンがしばらく続いたあと、画面が変わってお風呂場の中が液晶テレビに映し出されました。
幸代さんが講習を受けているらしくて、男に指図されて風俗のテクニックを練習する場面が続きました。
私は風俗では女性がどんなことをするのか全然しらなかったので、幸代さんがお風呂場でしている事を見てただただびっくりするだけでした。
邦夫さんは幸代さんに風俗のテクニックを習得させて自分で楽しみたいらしいと何となく私は邦夫さんの意図が分かってきました。
お風呂場のシーンが終わると、今度は広いベッドの上に男性が大の字を書いて寝そべって幸代さんがサービスをする場面が延々と続きました。
幸代さんがいろいろなサービスを教わるのを見て、風俗では女性がこんなことをしてるんだと初めて知りました。
女性にこんなことをして貰えるんなら、普通の男性だったら風俗に行きたいのももっともだと私はすっかり納得してビデオを見続けました。


 一通り講習が終わったらしくて、画面が変わるとホテルの部屋らしい風景が映し出されました。
ドアをノックして幸代さんが部屋の中に入ってくると「よろしくお願いします、新人なので至らないこともあると思いますが、一生懸命がんばります」と男に挨拶している場面が映りました。
幸代さんが服を脱ぐと、ベッドの上で裸で寝ている男の上に重なってサービスをするのが映りました。
デリヘルの講習で習ったテクニックが一通り済むと、男が体を入れ替えて幸代さんの上に覆い被さりました。
幸代さんが大きく足を広げて男を迎え入れると、男はゆっくりと腰を動かし始めました。
最初は少しずつ浅く入れているだけでしたが、幸代さんの反応を見計らいながら急に深く押し込んでは、また少し休む動きを男は繰り返してきました。
幸代さんは頭を左右にふったり、体を仰け反らせたりと大げさな身振りをしていましたが演技でしているようには思えませんでした。
男の腰の動きが次第に早くなると幸代さんが「ぁあぁん、ぁあぁあーー」と大声を上げるのがスピーカーから聞こえてきました。
男がいったん動きを止めると幸代さんのお尻の下に枕をあてがって幸代さんの腰を高く上げさせました。
何をするんだろうと思って見ていると男が幸代さんの足首を掴んで幸代さんの肩の上まで持ち上げて押さえつけました。
男は幸代さんの上に体を重ねると、腰を真下に打ち付けるように激しく上下に動かし始めました。
「この体位は屈曲位といってね、女が一番妊娠しやすい体位なんですよ。そして女が一番気持ちいい体位でね」と邦夫さんが言うのを聞いて私は寒気がしてきました。
「もう駄目、幸代逝くーーーー」と幸代さんが大声で叫ぶのを聞いて、私は体の震えが止まらなく成りました。
「奥さんもこんな体験してみたいでしょう。見ず知らずの男と、初対面で言葉も交わさずに逝かされるなんて、女にとっては最高の悦びなんですよ」
「それもこんな気持ちいい体位でやってもらえるなんて、女だったら本当に幸せすぎて女に生まれて本当によかったって心底思いますよね」と邦夫さんに言われて私は言い返せませんでした。
「僕もね、この体位が得意なんですよ。幸代を妊娠させるために、何度も実践しましたからね。幸代もとっても喜んでね。奥さんも一度体験すれば、きっと女に生まれてよかったって実感しますよ」と邦夫さんが私の耳元で囁いてきました。
「奥さん、いま旦那が出張中で毎晩寂しくてたまらないんでしょう。僕も幸代が居なくて困ってるんですよ、何しろ男は溜まるんですよ。溜まると我慢できなくてね」
「奥さんも困ってるんだからお互いにちょうどいいんじゃないですか。相手が誰でも楽しみたいときは楽しまなくちゃね」と邦夫さんが言うと私をベッドに押し倒してきました。
「困ります、私本当に困るんです」と私が邦夫さんに言い返しましたが邦夫さんは「いいじゃないですか、お互いに信じ合えばいいんですよ。二人だけの秘密を持つって素敵な事じゃないですか」と訳の分からない台詞を言いながら私の口を塞いできました。
邦夫さんの舌が私の口の中で動き回ると私はもう我慢できなくなって、自分の舌を邦夫さんの舌に絡ませました。
欲望の儀式が始まる予感が、私の身体を襲いました。
私の身体はゆっくりとした動きで、永遠の時の底に沈み始めました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
支配者の欲望に従順に従うことだけが、私に許された最後の希望でした。
激しい渦の流れに私の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなりました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
天国に放り上げられた私の身体は、快楽の絶頂を求めて空をさまよい続けました。
邦夫さんは私の身体を征服すると私の身体は震え続けたまま止まらなくなりました。
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