【完結】令嬢はされるがままに

asami

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第九十九話

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 礼子さんから電話がかかってきて、コーラス部でやる学園祭のコンサートを聴きにきて欲しいと頼まれました。
大学を卒業してからはありま学園祭にはいったことがなかったのですが、礼子さんがどうしてもと言うので行くことにしました。
土曜の10時にいつもの講堂に行くと、広い会場にはわずか数人しか観客が居ませんでした。
いつものことだとは思いましたが、毎年観客が少なくなっているのは間違いありませんでした。
すこし遅れてコンサートが始まると、舞台には女の子達が黒い長いスカート姿で並びました。
私も学生の頃はああやって、黒のスカートで舞台に立ったのだと思うと涙がこみ上げそうになりました。
無事にコンサートも終わると、礼子さんは私に男性を一人紹介してくれました。
いま交際中のカナダ人だとの事です。
サイモンはもう日本に長くて、日本語は普通にしゃべれるからと礼子さんが言います。
たしかに、片言の日本語ではなくて、ちゃんとしたしゃべり方をするので私はびっくりして聞いていました。
これは、結婚間近なのだなと思い、結婚式はいつの予定ですかと聞いてみると、礼子さんは笑いながら私たちそうゆう古い考え方はしないのよとサイモンとなにか英語で話しました。



 「これから六本木に遊びにいきましょう、サイモンがアルバイトで出てる店があるのと」と礼子さんに言われて、私たちは地下鉄に乗りました。
礼子さんと一緒に店にはいると、サイモンは仕事があるからと、店の奥に入りました。
店は中央にステージがあり、ステージを囲んで丸いテーブルがたくさんならんでいました。
ボーイさんは全部外国人の男性で、客はほとんどが中年くらいの女性でした。
なんだか変な店ねと思いましたが、出てきたのは普通の食事でした。
しばらくお酒を飲んで話しをしていると、ショータイムが始まりました。
店のボーイをしていた男性がステージで変なポーズを取りながら服を脱ぎ始めました。
ステージの右端にはサイモンもいて、水兵のような衣装でした。
一人一人の踊りらしいものが終わって、男達は下着一枚で一列に並びました。
下着の下に大きく盛り上がっているものがはっきり見えて、場内は異様な熱気でした。
やがてサイモンが、あちこちのテーブルを回ってお客さんからお金をもらって歩くと、
礼子さんの手をとってステージに上げました。
サイモンが礼子さんに膝を突かせるとパンツを下げて、礼子さんの口を塞ぎました。
礼子さんが、頭を上下左右に回しているのが見えました。
なんのことはない、礼子さんはこれを私に見せたかったのに違いありませんでした。
礼子さんがテーブルに戻ってくると「どう、あなたもしてみたいでしょ、」と言い出すので私は呆れて言葉を返せませんでした。
ショーが終わった後サイモンが別の外国人の男性と一緒に私たちの席に戻ってきました。
礼子さんは「ハワードが有紀ちゃんのこととっても気に入ったらしくて、今夜是非付き合いたいったいってるのよ」とハワードを私に紹介してくれました。
店を出てどこに行くのかしらと思って歩いていくと裏通りの先にはラブホテルの看板が見えてきました。
私は男達が私と礼子さんをラブホテルに連れ込むらしいと気が付いてびっくりして足が震えてきました。
礼子さんがサイモンと先にラブホテルに入ろうとしているのを見て私は足がすくんで動けなくなりました。
ハワードが私に何か英語で話しかけてきましたが私にはハワードが何を言ってるのかさっぱり判りませんでした。
ちょうどラブホテルの前にタクシーが止まると、客のカップルがタクシーから降りてラブホテルに入るのが見えました。
私はこれはちょうどいいと思って、タクシーの運転手に向かって手を振りました。
タクシーがすぐ私の目の前まで来るとすぐにドアが開いたので私は急いでタクシーに乗りました。
ハワードが私の後からタクシーに乗り込もうとしたので、私は「急いでください、早く車を出してください」と慌てて運転手に頼みました。
運転手は私がハワードにラブホテルに連れ込まれそうになって逃げようとしているのだとすぐ判ったらしくてタクシーはすぐに動き始めました。
運転手に私のマンションの住所を伝えると運転手はカーナビを操作して道順を選んでいました。
タクシーが大通りに出たとき私の携帯に礼子さんが掛けてきました。
「お願い有紀ちゃん戻ってきて。私一人でサイモンとハワードの相手するなんて無理。有紀ちゃんが来なければGang bangするって言ってるのよ」と泣きそうな声で礼子さんが言うのを聞いて私はすぐには礼子さんの言っているGang bangの意味が分かりませんでした。
「Gang bangってなんなの」と私が礼子さんに聞くと「輪姦の事よ有紀ちゃんだって知ってるでしょう」と言われてしまいました。
私は女友達の言う輪姦の意味がすぐには判らなくて「輪姦っていったい何のことなの」と礼子さんに聞き返しました。すると礼子さんは「サイモンとハワードがかわりばんこにオXンXンを私のオXXコいれて遊ぶのよ」と答えてくれました。
「なんでそんなことするの」と私が聞くと「有紀ちゃんが居ないんだから私が一人でサイモンとハワードの相手をするしかないじゃないの」と礼子さんが答えました。
私は礼子さんの言葉の意味が判らなくて、「そんなことして礼子ちゃん気持ちいいの」と思わず聞いてしまいました。
すると礼子さんは「二人とも凄いのよ。私のオXXコ壊れちゃう。お願い有紀ちゃんすぐ戻ってきて」と必死でした。
「嫌なら断ればいいじゃないの」と私が言ってみると礼子さんは「断れるわけ無いじゃないの。二人ともオXンXン凄いのよ。断ったりなんか出来るわけな無いわよ。有紀ちゃんだってきっと喜ぶはずよ」と訳の分からないことを言い出しました。
私は礼子さんが輪姦されるのを嫌がっている訳ではないらしいと気が付いて馬鹿らしくなってきました。
「いまサイモンと電話代わるわね」と礼子さんが言うと「Hey bitch. I want fuck you」と英語の声が聞こえてきました。
私は返事をしてもしょうがないと思ってそのまま電話を切りました。
「奥さん、輪姦は気を付けたほうがいいですよ」と運転手が声を掛けてきて私ははっとして前を向くとバックミラー越しに運転手と目が合いました。
「刺激が凄くてね、一度体験したらもう普通のセックスじゃ満足できなくなるんですよ。だからね不倫が止められなくなるんですよ」と運転手が話すのを聞いて私は思わず「そんなに凄いんですか」と言ってしまいました。
「奥さんも一度経験すれば分かりますよ」と運転手に言われて私は余計なことを言ってしまったと後悔しました。
タクシーが何度か角をまがって細い道を走りつつけている内に私は次第に気分が悪くなって吐き気がしてきました。
お酒を飲み過ぎたせいらしいと気が付きましたが、タクシーの中で吐くわけにはいかないと思いました。
必死で我慢していましたが胃袋が何度もひっくり返るように動いて口の中に胃液がこみ上げてきてもうとても堪えきれませんでした。
「運転手さん、車を止めてください」と頼むと運転手も私の様子がおかしいのに気が付いたらしくてすぐにタクシーを止めてドアを開けてくれました。
すぐ目の前に公園があり、入口の近くにトイレがあるのが目に入ったので私はあわててトイレに駆け込みました。
トイレの個室で吐くだけ吐いて少し気分が楽になったとき、運転手が私の様子を見にトイレに入ってきました。
「大丈夫ですか」と運転手が心配げに声を掛けてくれたので、私は「大丈夫です」と返事をしました。
運転手が「これを飲むといいですよ」とドリンク剤らしい小さい瓶を勧めてくれました。
私は口の中が胃液でヒリヒリするので、運転手が渡してくれたドリンク剤を口に含みました。
口の中でうがいをするようにしてドリンク剤を飲むと胃袋にが楽になりました。
運転手はトイレの個室に入ると私の背中を撫でてくれました。
次第に気分が楽になると、私は急に体が熱くなって目眩がしてきました
私の背中を撫でる運転手の手が次第に下に降りると私のお尻を撫でまわしてきました。
信じられないような快感が私のお尻に満ち溢れると私は足が震えてきました。
「今飲んだドリンク剤はね。疲れた時にはよく効くけど。他にも効用があるんですよ」と運転手が私の耳元でささやいて来ました。
「どんな効用なんですか」と私が聞き返すと「女の体の感度がよくなるんですよ。触られただけで失神するほど気持ちよくなるんですよ」と教えてくれました。
「どうです、感じるでしょう」と言うと運転手は私のお尻を手の平で包むと小刻みに震わせてきました。
私のお尻には思いがけない快感が湧き上がると、頭のてっぺんまで熱い噴流が突き抜けました。
「だめ」と私がつぶやくと運転手は、今度は私の下の表着をたくし上げてパンティーの上から直に私のお尻を触ってきました。
私は女子高生だった頃に電車で痴漢にあった時の事を思い出して涙がこみ上げてきました。
「もっと気持ちよくなりたいでしょう」と運転手が呟くと、私のパンティーを膝まで引きずり降ろしました。
私のお尻に運転手の男根の表現が押し付けられてくると、私は期待で胸がいっぱいになりました。
運転手は私の手をつかむとガチャンと音を立てて私の手首に手錠を嵌めました。
いったい何をするつもりなんだろうと思っていると運転手は手錠をトイレの排水管に回して私のもう一方の手に手錠をはめました。
私の両手は手錠でトイレの排水管にしばりつけられた格好になって前かがみの姿勢で動けなくなりました。
私は運転手が遊びのつもりで私にこんな格好させているものとばかり思って胸がドキドキしてきました。
急にドアが閉まって運転手はトイレから出て行ってしまいました。
私は運転手がすぐに戻ってくるとばかり思っていましたがいくら待っても運転手が戻る気配はありませんでした。
しばらくして「輪姦をされたいって女がいるのはここか」と男の声が聞こえてきて私ははっとしました。
他の男が「ここのトイレなはずだぜ間違いない」と言うのが聞こえて私はどうしてここが分かったのか不安な気持ちになりました。。
男達がトイレの中に入ってくる足音が聞こえたとき私は思わず「助けて下さい」と言いそうになりました。
しかし私がこんな格好で縛られているのを見つかったら何をされるかわからないと気が付いて私は息を秘めてトイレの様子を伺いました。
急にトイレのドアが開くと「いたぜ、この女だ。たっぷり可愛がってやるぜ」と男の声が聞こえて、私は気が遠くなりました。
真夜中の嵐の中に浮かぶ小舟のように、私の肉体は波の間に激しく飲み込まれました。
許しを請う時も与えられずに、私の体は征服者に汚されました。
繰り返される律動は、やがて稲妻にかわり私の体を引き裂きました。
いつ終わるのかわからない儀式は、私にとっては永遠の時のように思えました。
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