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第七十二話
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買い物のあとレンタルビデオ店に旦那が借りたビデオを返しに行くと、近くの団地の脇に大きなビルが工事中でした。
見た感じは窓の形とか中の階段の様子とかが普通のビルとは違っていて私は何のビルなのかちょっと気になりました。
数日たって、また近所を通りかかるともう完成間近でビルの前には花輪がたくさん飾ってあり看板にはパチンコと書いてありました。
私はパチンコと言うのはやったことがないので、ちょうど昼頃遊びに来た近所の佐織さんに聞いてみると、開店のときはよく出るから一緒に行こうと誘われました。
夜旦那に聞いてみると、パチンコはやったことがないのでよく知らないと言われました。
まだ学生の頃は夢中になってパチンコで生活費稼いでた奴もいたけど、だいたいそうゆう連中は留年したとかでした。
しかし、佐織さんの話しでは「誰でも普通に遊ぶ、割合と人気のある遊びで、大抵の人はやったことがあるし、オタクの旦那はちょっと変わってるから」と旦那の悪口を言われました。
まあ言われてみれば旦那は変わってる方なので、それもそうなのかもしれないと思いました。
それで旦那には内緒にして行こうと佐織さんと相談しました。
開店当日は早く行かないといけないと佐織さんに言われて、二人で朝早く言ってみると、気の早い人が数人もう並んでいました。
この分なら別に並ぶほどでもなかったのにと思って開店を待っていましたが、やがて開店時間が近づくにつれて行列はどんどん長くなり、店を一回りしてもたりないくらいになりました。
確かにこれは朝早くこないといけないらしいと分かりましたが、店は広くてどう見ても全員入れるので早く来る理由はいまいちよく分かりませんでした。
佐織さんの隣に座って、よく訳のわからないまま一時間ほどして帰ることになりました。
「景品をもらってそれを今度は近くの両替所でお金に換えるのよ」と佐織さんに教えられて換金してみると、5万円近くが戻ってきました。
私はなんかの間違いだと思ってお金を返そうとしたのですが佐織さんが「こんだけ勝ったんだから、もらっていいのよ」と言うので受け取りました。
佐織さんも同じくらのお金をもらっていたので、やはりこれでいいのだと納得しました。
「それでいくら使ったの今日」と佐織さんに聞かれて「最初の千円だけ」答えると、佐織さんは酷くびっりした様子で「私は4万使って、戻ってきたの3万5千円だけど、あのた初めてだからついてたのね」と呆れた顔をしていました。
数日たって、テレビのワイドショーを見ていると、団地の主婦売春の特集をしていました。
テレビ画面にはモザイクがはいって、声も変えてある主婦のインタビューが流れていました。
「パチンコにはまって、それで借金ができて、それで金貸しの業者に、売春を勧められたの」とあっけらかんと話していました。
「いままで旦那しか男性は知らなかったけど、売春するようになって、いろんな男性と交際して、本当の男と女というのがどうゆうものかが分かるようになったんです、後悔なんかしてません」という告白を聞いて私はびっくりしました。
テレビの番組では、実際に主婦売春をしている所の隠し撮りが映っていました。
ラブホテルで待つ女性の所に男が現れてインタビューを受けているのには本当にびっくりしました。
「金が欲しくてやってる女性もあれば、中には、男と遊ぶ言い訳が欲しくて、金に困ってると言う女もいてね、パチンコなんかやれば金がなくなるのは当たり前だろう」
「パチンコもできて、男とも遊べるから、それで止められないんだ売春が」という男性側の意見もなるほどだと思って聞いていました。
最後に街頭インタビューで人妻らしい女性にアナウンサーが声をかけているのが映りました。
私はとても見ていられなくて、番組の途中でチャンネルを変えました。
夕方私は旦那と話す話題もなくて、昼間のワイドショーの主婦売春の話しを旦那にしました。
すると、「そんなのぜんぶ作り話のやらせにきまってるだろう」ホントに売春してる女がテレビにでるわけないし、女を買う男がインタビューされるわけないだろう。どっかの劇団から役者連れてきてアルバイトさせてるんだよ、劇団は金ないから喜んでなんでもやるんだ」
「俺の大学の時の友達も、しょっちゅうそれでテレビでてたぜ、いつも顔にモザイクかかってたけどな」
「それともお前、売春してみたいんじゃないのか、男が欲しくてたまんないんだろう、ばかじゃないのか」と言われました。
私は旦那に言うんじゃなかったと、後悔しました。
旦那は腹を立てた様子で、お布団の中でも私に背を向けて寝て、私が話しかけても寝たふりをして返事もしてくれませんでした。
しばらくして佐織さんが遊びに来たとき、「ねえ最近パチンコやってる」と試しにきいてみました。
「そうね、毎日じゃないけど」と答えが返ってきたので、「負けてお金がなくなると、身体を売って穴埋めする人妻がいるんだってホントかしら」と聞いてみました。
すると「そんなのあるわけないじゃないの」と言って笑い出しました。
たしかにこの間のテレビのワイドショーの話しは作り話に違いないと思って私は安心しました。
「今日暇でしょう、やりにいこうよ、パチンコ」と言われて、私は佐織さんと一緒にまたパチンコに行きました。
二度目のパチンコは要領は覚えたのですがすぐにお金がなくなりました。
「パチンコはね、負けたら負けた分つぎ込んで勝つまでやるのよ」と佐織さんに言われて私は佐織さんにお金を借りながら夕方までパチンコをやり続けました。
しかし、負け続けてお金は返って来ませんでした。
佐織さんは「お金はあとでいいから、気にしなくていいのよ勝ったとき返してくれればいいから」と言われて、私はどうせ次はまとめて勝つからと気にもしませんでした。
翌日も誘われてまた負けました。
佐織さんからの借金もかなりの額になりとてもすぐには返せそうにありませんでした。
旦那に相談するわけにもいかず、私はすっかりどうしていいのか分からなくなりました。
「なに簡単なことなの、電話がかかってくるからね、どこそこの家に行って下さいってね、それで車が迎えに来るの、それでそのあとは車で帰ってくるだけなのね、車で30分、お仕事1時間帰りが30分ね、それだけで2万になるの、ねいいお仕事でしょう」と勧められましたが、私はとてもそんな仕事はできないと断りました。
すると「明日までに金を作らないと、旦那に返してもらうからね」と捨てぜりふを言って帰って行きました。
私は何とかお金をつくらなければいけないと思い、またパチンコに行きました。
しかし、いくらお金をつぎ込んでも負け続けました。
私は諦めて家に戻ると旦那に全部事情を話すことにしました。
もうそれしかない、と覚悟を決めて私は旦那に一つ残らず話しました。
黙って聞いていた旦那は突然「今の話しは全部嘘だろう、わかってるんだ」
「お前はもう何回もずっと売春してたんだ、俺が知らないと思ってるのか」
「パチスロで借金作ったなんて嘘っぱちならべて、お前は男の身体が欲しかっただけだろう」
「お前みたいな女は今すぐ離婚だ、せいせいしたぜ」と言って家を出て行ってしまいました。
私はすぐに涙がこみ上げて泣き続けました。
しかしもうどうにもならないので佐織さんに電話して、「旦那には全部話しました、そうしたら旦那がいますぐ離婚だといって家出て行ったんです」と報告しました。
すると「よかったじゃない、これで安心して身体売れるはね、もう旦那にばれる心配はないんだし、今からすぐ車行かせるからそれに載って客の所にいっいてちょうだいね、とびきりドスケベな客だから、あなたも若い内にせいぜい楽しみなさいよ、男は旦那だけじゃないんだから、ホントの男と女がどうゆうものか、今夜教えてもらいなさい」と言うと電話が切れました。
私はもうどうしていいのか分からず呆然としていました。
夕方になって、電話があり会社の同僚の奥さんでした。
「言うかどうかまよったんだけどね、あんたの旦那浮気してるの、相手は下請け会社のプログラマーの女の子でね」
「こないだ大学でたばかりなのよ、そんでね、こないだの出張のとき二人同じホテルとってね」
「どうしたと思う、そのあと、彼女の両親の実家に挨拶に言ったんだって」
「もちろんご両親は、旦那が独身だと思っててね、もちろんよ、実家は地元では大病院経営しててね、お嬢さんも医者にするつもりだったんだって」とあることないこと話し始めました。
電話機を置くと、私は涙が出て止まらなくなりました。
旦那の様子が前から変だと思っていたのはこうゆうことだったのだと今頃きがつきました。
それで旦那は、私がパチスロの話しをしたら、まるで千載一遇のチャンスのように離婚すると言い出したのです。
今の告げ口の電話も旦那が頼んだに違いないと思いました。
私は旦那の猿知恵に呆れてものも言えなくなりました。
そのとき家の前に車が止まる音がしました。
私も浮気してやる、今夜浮気してやると覚悟を決めて私は車に乗りました。
車はしばらく走ると細い道に入り何度か曲がりました。
ヘッドライトの先には紫色の小さな看板が見えました。
こんな近所にも、ひっそりと小さなラブホテルがあるのにはびっくりしました。
これだったら、団地の主婦が気軽に売春ができるのも納得の行く話しでした。
客は部屋で待っている様子で、私は一人で部屋に案内されました。
中に入ると部屋の真ん中には丸い形をした大きなベッドがありました。
ふんわりと柔らかそうなベッドの上には、ピンク色のレース模様のシーツがかけられていました。
ベッドの上で紫色の照明が輝いていました。
ベッドの上には男がもう裸になって腰掛けていました。
私は服を脱いで、男の後ろに横になり男を待ちました。
私の子宮は男に乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
逆らう気持ちが、諦めの気持ちに変わったとき、ふいに体中が喜びで震えてきました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
私の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれました。
男が刻むリズムは最後の時が近いことを私の子宮に告げると、すぐにしっかりと奧まで届いてきました。
望みを失って泣き叫ぶ私の身体は、男の最後の一撃で砕け散りました。
見た感じは窓の形とか中の階段の様子とかが普通のビルとは違っていて私は何のビルなのかちょっと気になりました。
数日たって、また近所を通りかかるともう完成間近でビルの前には花輪がたくさん飾ってあり看板にはパチンコと書いてありました。
私はパチンコと言うのはやったことがないので、ちょうど昼頃遊びに来た近所の佐織さんに聞いてみると、開店のときはよく出るから一緒に行こうと誘われました。
夜旦那に聞いてみると、パチンコはやったことがないのでよく知らないと言われました。
まだ学生の頃は夢中になってパチンコで生活費稼いでた奴もいたけど、だいたいそうゆう連中は留年したとかでした。
しかし、佐織さんの話しでは「誰でも普通に遊ぶ、割合と人気のある遊びで、大抵の人はやったことがあるし、オタクの旦那はちょっと変わってるから」と旦那の悪口を言われました。
まあ言われてみれば旦那は変わってる方なので、それもそうなのかもしれないと思いました。
それで旦那には内緒にして行こうと佐織さんと相談しました。
開店当日は早く行かないといけないと佐織さんに言われて、二人で朝早く言ってみると、気の早い人が数人もう並んでいました。
この分なら別に並ぶほどでもなかったのにと思って開店を待っていましたが、やがて開店時間が近づくにつれて行列はどんどん長くなり、店を一回りしてもたりないくらいになりました。
確かにこれは朝早くこないといけないらしいと分かりましたが、店は広くてどう見ても全員入れるので早く来る理由はいまいちよく分かりませんでした。
佐織さんの隣に座って、よく訳のわからないまま一時間ほどして帰ることになりました。
「景品をもらってそれを今度は近くの両替所でお金に換えるのよ」と佐織さんに教えられて換金してみると、5万円近くが戻ってきました。
私はなんかの間違いだと思ってお金を返そうとしたのですが佐織さんが「こんだけ勝ったんだから、もらっていいのよ」と言うので受け取りました。
佐織さんも同じくらのお金をもらっていたので、やはりこれでいいのだと納得しました。
「それでいくら使ったの今日」と佐織さんに聞かれて「最初の千円だけ」答えると、佐織さんは酷くびっりした様子で「私は4万使って、戻ってきたの3万5千円だけど、あのた初めてだからついてたのね」と呆れた顔をしていました。
数日たって、テレビのワイドショーを見ていると、団地の主婦売春の特集をしていました。
テレビ画面にはモザイクがはいって、声も変えてある主婦のインタビューが流れていました。
「パチンコにはまって、それで借金ができて、それで金貸しの業者に、売春を勧められたの」とあっけらかんと話していました。
「いままで旦那しか男性は知らなかったけど、売春するようになって、いろんな男性と交際して、本当の男と女というのがどうゆうものかが分かるようになったんです、後悔なんかしてません」という告白を聞いて私はびっくりしました。
テレビの番組では、実際に主婦売春をしている所の隠し撮りが映っていました。
ラブホテルで待つ女性の所に男が現れてインタビューを受けているのには本当にびっくりしました。
「金が欲しくてやってる女性もあれば、中には、男と遊ぶ言い訳が欲しくて、金に困ってると言う女もいてね、パチンコなんかやれば金がなくなるのは当たり前だろう」
「パチンコもできて、男とも遊べるから、それで止められないんだ売春が」という男性側の意見もなるほどだと思って聞いていました。
最後に街頭インタビューで人妻らしい女性にアナウンサーが声をかけているのが映りました。
私はとても見ていられなくて、番組の途中でチャンネルを変えました。
夕方私は旦那と話す話題もなくて、昼間のワイドショーの主婦売春の話しを旦那にしました。
すると、「そんなのぜんぶ作り話のやらせにきまってるだろう」ホントに売春してる女がテレビにでるわけないし、女を買う男がインタビューされるわけないだろう。どっかの劇団から役者連れてきてアルバイトさせてるんだよ、劇団は金ないから喜んでなんでもやるんだ」
「俺の大学の時の友達も、しょっちゅうそれでテレビでてたぜ、いつも顔にモザイクかかってたけどな」
「それともお前、売春してみたいんじゃないのか、男が欲しくてたまんないんだろう、ばかじゃないのか」と言われました。
私は旦那に言うんじゃなかったと、後悔しました。
旦那は腹を立てた様子で、お布団の中でも私に背を向けて寝て、私が話しかけても寝たふりをして返事もしてくれませんでした。
しばらくして佐織さんが遊びに来たとき、「ねえ最近パチンコやってる」と試しにきいてみました。
「そうね、毎日じゃないけど」と答えが返ってきたので、「負けてお金がなくなると、身体を売って穴埋めする人妻がいるんだってホントかしら」と聞いてみました。
すると「そんなのあるわけないじゃないの」と言って笑い出しました。
たしかにこの間のテレビのワイドショーの話しは作り話に違いないと思って私は安心しました。
「今日暇でしょう、やりにいこうよ、パチンコ」と言われて、私は佐織さんと一緒にまたパチンコに行きました。
二度目のパチンコは要領は覚えたのですがすぐにお金がなくなりました。
「パチンコはね、負けたら負けた分つぎ込んで勝つまでやるのよ」と佐織さんに言われて私は佐織さんにお金を借りながら夕方までパチンコをやり続けました。
しかし、負け続けてお金は返って来ませんでした。
佐織さんは「お金はあとでいいから、気にしなくていいのよ勝ったとき返してくれればいいから」と言われて、私はどうせ次はまとめて勝つからと気にもしませんでした。
翌日も誘われてまた負けました。
佐織さんからの借金もかなりの額になりとてもすぐには返せそうにありませんでした。
旦那に相談するわけにもいかず、私はすっかりどうしていいのか分からなくなりました。
「なに簡単なことなの、電話がかかってくるからね、どこそこの家に行って下さいってね、それで車が迎えに来るの、それでそのあとは車で帰ってくるだけなのね、車で30分、お仕事1時間帰りが30分ね、それだけで2万になるの、ねいいお仕事でしょう」と勧められましたが、私はとてもそんな仕事はできないと断りました。
すると「明日までに金を作らないと、旦那に返してもらうからね」と捨てぜりふを言って帰って行きました。
私は何とかお金をつくらなければいけないと思い、またパチンコに行きました。
しかし、いくらお金をつぎ込んでも負け続けました。
私は諦めて家に戻ると旦那に全部事情を話すことにしました。
もうそれしかない、と覚悟を決めて私は旦那に一つ残らず話しました。
黙って聞いていた旦那は突然「今の話しは全部嘘だろう、わかってるんだ」
「お前はもう何回もずっと売春してたんだ、俺が知らないと思ってるのか」
「パチスロで借金作ったなんて嘘っぱちならべて、お前は男の身体が欲しかっただけだろう」
「お前みたいな女は今すぐ離婚だ、せいせいしたぜ」と言って家を出て行ってしまいました。
私はすぐに涙がこみ上げて泣き続けました。
しかしもうどうにもならないので佐織さんに電話して、「旦那には全部話しました、そうしたら旦那がいますぐ離婚だといって家出て行ったんです」と報告しました。
すると「よかったじゃない、これで安心して身体売れるはね、もう旦那にばれる心配はないんだし、今からすぐ車行かせるからそれに載って客の所にいっいてちょうだいね、とびきりドスケベな客だから、あなたも若い内にせいぜい楽しみなさいよ、男は旦那だけじゃないんだから、ホントの男と女がどうゆうものか、今夜教えてもらいなさい」と言うと電話が切れました。
私はもうどうしていいのか分からず呆然としていました。
夕方になって、電話があり会社の同僚の奥さんでした。
「言うかどうかまよったんだけどね、あんたの旦那浮気してるの、相手は下請け会社のプログラマーの女の子でね」
「こないだ大学でたばかりなのよ、そんでね、こないだの出張のとき二人同じホテルとってね」
「どうしたと思う、そのあと、彼女の両親の実家に挨拶に言ったんだって」
「もちろんご両親は、旦那が独身だと思っててね、もちろんよ、実家は地元では大病院経営しててね、お嬢さんも医者にするつもりだったんだって」とあることないこと話し始めました。
電話機を置くと、私は涙が出て止まらなくなりました。
旦那の様子が前から変だと思っていたのはこうゆうことだったのだと今頃きがつきました。
それで旦那は、私がパチスロの話しをしたら、まるで千載一遇のチャンスのように離婚すると言い出したのです。
今の告げ口の電話も旦那が頼んだに違いないと思いました。
私は旦那の猿知恵に呆れてものも言えなくなりました。
そのとき家の前に車が止まる音がしました。
私も浮気してやる、今夜浮気してやると覚悟を決めて私は車に乗りました。
車はしばらく走ると細い道に入り何度か曲がりました。
ヘッドライトの先には紫色の小さな看板が見えました。
こんな近所にも、ひっそりと小さなラブホテルがあるのにはびっくりしました。
これだったら、団地の主婦が気軽に売春ができるのも納得の行く話しでした。
客は部屋で待っている様子で、私は一人で部屋に案内されました。
中に入ると部屋の真ん中には丸い形をした大きなベッドがありました。
ふんわりと柔らかそうなベッドの上には、ピンク色のレース模様のシーツがかけられていました。
ベッドの上で紫色の照明が輝いていました。
ベッドの上には男がもう裸になって腰掛けていました。
私は服を脱いで、男の後ろに横になり男を待ちました。
私の子宮は男に乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
逆らう気持ちが、諦めの気持ちに変わったとき、ふいに体中が喜びで震えてきました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
私の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれました。
男が刻むリズムは最後の時が近いことを私の子宮に告げると、すぐにしっかりと奧まで届いてきました。
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