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第六十八話
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大学の時のクラブの先輩から電話があり「今度展覧会やるんだけど、見に来てくれないかしら、」と誘われました。
大学を卒業したあと、絵を描き始めた事は聞いていたのですが、銀座で個展と聞いてびっくりしてしまいました。
当日、近くのデパートでクッキーの詰め合わせを買って会場に行きました。
展覧会の会場には、大学の時のコーラス部の同級生が大勢詰めかけていました。
会場で来客の応対で忙しそうにしている先輩に軽く会釈をして、もってきたクッキーを受付の女性に渡しました。
名前を書いて下さいと言われて、ノートで作った名簿に名前を書いていると礼子さんの名前も見つけました。
しかしもう帰ったようで会場には見あたりませんでした。
一回り絵を見てから帰ろうと思って、ほかの客の中に混じって端から絵をみていきました。
先輩の描く絵は人物画なのですが、正直いってあまりよくは分かりませんでした。
体の上半身にコートの様な袋をかぶせられて、その上から太い縄で縛られている絵がありました。
裸のお尻はこちらに向けられていて、横に縞模様のような紫色の彩色になっていました。
なんだか見ていても気持ちが悪くなるような色でした。
「現代の束縛を象徴する絵だね」と側のカップルが談義をしているのを聞いてそうゆうものかと思いました。
数枚の似たような絵の後、男性が椅子に腰掛けて、女性が二人跪いて男の腰に頭を寄せている絵もありました。
妙なことに二人の女性の手は後ろで縛られていました。
「これは権威への従属という社会的なテーマなんだ」とさっきのカップルがなにやら話していました。
最後の絵は、袴を着た女性の後ろ姿で、でちょうど卒業式に着る衣装によく似ていました。
しかし、袴は膝まで降ろされ、着物もたくし上げられてお尻が丸見えになっているという絵でした。
最初にみた絵と同じように、お尻は縞模様に紫色で彩色されていました。
私は意味がよく分からなくてさっきのカップルの会話を聞こうと思いましたが、もう二人は受付の女性と話し込んでいました。
絵も見たことだしそろそろ帰ろうと受付に戻ると礼子さんが中年の男性と一緒になにか話していました。
「あ、よかった、紹介するわね」と礼子さんが私に気づいて声をだすと、そばの男性が私の方を見ました。
私つま先から頭のてっぺんまで目を走らす男の仕草はなにかいやな気分でした。
「この先生に、展覧会の費用をだしていただいてるのよ」と言われて私はようやく先輩が展覧会を開いた理由が分かってきました。
いくら絵が上手でも、先輩が自分で展覧会を開ける訳がありませんでした。
私はいちおう聞いておいた方がいいと思って、「あの絵のモデル礼子ちゃんなの」とさっきの絵を指さしました。
「あ、そうよ」とあっさりと答えが返ってきて、拍子抜けでした。
「よかった有紀ちゃんもモデルにならない」と礼子さんに言われて「あ、私でいいんだったら、お願いしますね、」と気軽に答えてしまいました。
しかしさっきの礼子さんがモデルの絵をもう一度見て、余計なこといっちゃったのかしらと後悔しました。
「先生はね月に一度くらい理事会の会合で上京なさるのよ、理事会は午後だから、時間つぶしにカラオケしていきましょうよ」と誘われました。
先輩のパトロンの先生なら断ってあとで恨まれても困ると思い、カラオケくらいならと一緒に行くことにしました。
「この先ちょっと行くとカラオケの店あるから」と言われて私は3人で並んで大通りを歩き始めました。
先生は私と礼子さんの間に入ると私のお尻に下から手をあてがってきました。
ゆっくりと回すように指先が動いてきて私は思わず飛び上がりそうになりました。
すると礼子さんが「あなた、先生と初対面じゃないのよ」となにげなくつぶやきました。
初対面ではないと言われて、急に私には大学の時の思い出がよみがえってきました。
礼子さんと合コンのあと帰りに電車がなくてふらふらしているとき声をかけてきた男性に先生がよく似ている気がしました。
あのときも男はすぐにお尻に手を当てて下から押し上げるように撫でてきました。
お尻の割れ目に巧みに指を入れてくる感触はあの時と同じでした。
あのあと、カラオケに連れて行かれて縛られて、乱暴された相手がこの男に違いないと気が付きました。
お尻を酷く叩かれて、二人で「フェ××オさせて下さい」と言わされたのが昨日の事のようでした。
翌日はお尻が腫れ上がって椅子に座れなくて、授業のとき後ろに立って授業を受けたのを思い出しました。
あのあとも礼子さんが交際を続けていたのは間違いありませんでした。
さっきの絵の紫色の色合いは、本当にお尻が紫色に腫れ上がっているのだと気が付いて体が震えてきました。
そういえば卒業式のあとも一人だけ礼子さんが、謝恩会に出なかったのも理由が分かってきました。
卒業式のあと袴を着たまま酷い目に遭わされたのに間違いありませんでした。
私は急に怖くなって体中が震えてきました。
このままついて行ったらなにをされるか分からない。
でもどうやって逃げ出せばいいのと自分に問いかけても答えはでませんでした。
カラオケ店までの短い道のりが、限りなく遠い時間に感じられました。
店員に案内されて部屋に入ると先生はカバンから縄を取り出しました。
なにをされるのかはすぐ分かりましたが体が震えて逃げ出せませんでした。
礼子さんは先生に渡された縄を手に取ると私の両手と両足を縛り始めました。
「ごめんなさいね」と小さく私の耳元でささやく声が聞こえましたが、縛り方は手慣れた様子で、私は足首と手首をきっちり縛り付けられて動けませんでした。
「これでよろしいでしょうか」と礼子さんが丁寧な口調で先生に言うと、「お前まだ言うことがあるだろう」と先生が厳しい口調で責め立てました。
「お許し下さいませご主人様、有紀ちゃんを展覧会に誘うのを断りましたことを心からお詫び申し上げます、どうぞ思う存分お仕置きしてくださいませ」と言うと礼子さんは床に四つん這いになって、スカートをめくりお尻をむき出しにしました。
下着を着けていないお尻は、あの展覧会の絵のように紫色にみみず腫れの色が浮き上がっていました。
先生が鞭をしならせて、礼子さんのお尻に打ち下ろすと、礼子さんは悲鳴も出せずに体中ががたがた震えていました。
どうして逆らえないのかしら、どうして礼子さんは言いなりになっているのかしらと私は不思議な気がしてきました。
礼子さんが急に声をださずに動かなくなりました。
息はしていましたが、痛さのあまり失神してしまったようでした。
ここまで打ちのめされるのはどんな気持ちなのだろうかと礼子さんがうらやましい気がしてきました。
先生の鞭は間をおかずにすぐに私のお尻に打ち下ろされてきました。
私は痛みが次第に強くなっていくのを必死で耐えました。
この痛みが快感になるのね、礼子さんみたいに喜びの痛みになるのねと思うと嬉しくて涙がわき上がってきました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私の期待を裏切るように、ゆっくりとした波が私の感触を楽しむように打ち寄せてきました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
私の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれました。
時計の針が止まると、永遠の時間が私の体を支配していました。
先生の繰り返すリズムは最後の瞬間が近いことを私の身体に告げると、押し広げるようにして奧までしっかり届いてきました。
先生は私の身体を天国まで投げ上げると、次の瞬間に暗黒の淵に突き落としました。
大学を卒業したあと、絵を描き始めた事は聞いていたのですが、銀座で個展と聞いてびっくりしてしまいました。
当日、近くのデパートでクッキーの詰め合わせを買って会場に行きました。
展覧会の会場には、大学の時のコーラス部の同級生が大勢詰めかけていました。
会場で来客の応対で忙しそうにしている先輩に軽く会釈をして、もってきたクッキーを受付の女性に渡しました。
名前を書いて下さいと言われて、ノートで作った名簿に名前を書いていると礼子さんの名前も見つけました。
しかしもう帰ったようで会場には見あたりませんでした。
一回り絵を見てから帰ろうと思って、ほかの客の中に混じって端から絵をみていきました。
先輩の描く絵は人物画なのですが、正直いってあまりよくは分かりませんでした。
体の上半身にコートの様な袋をかぶせられて、その上から太い縄で縛られている絵がありました。
裸のお尻はこちらに向けられていて、横に縞模様のような紫色の彩色になっていました。
なんだか見ていても気持ちが悪くなるような色でした。
「現代の束縛を象徴する絵だね」と側のカップルが談義をしているのを聞いてそうゆうものかと思いました。
数枚の似たような絵の後、男性が椅子に腰掛けて、女性が二人跪いて男の腰に頭を寄せている絵もありました。
妙なことに二人の女性の手は後ろで縛られていました。
「これは権威への従属という社会的なテーマなんだ」とさっきのカップルがなにやら話していました。
最後の絵は、袴を着た女性の後ろ姿で、でちょうど卒業式に着る衣装によく似ていました。
しかし、袴は膝まで降ろされ、着物もたくし上げられてお尻が丸見えになっているという絵でした。
最初にみた絵と同じように、お尻は縞模様に紫色で彩色されていました。
私は意味がよく分からなくてさっきのカップルの会話を聞こうと思いましたが、もう二人は受付の女性と話し込んでいました。
絵も見たことだしそろそろ帰ろうと受付に戻ると礼子さんが中年の男性と一緒になにか話していました。
「あ、よかった、紹介するわね」と礼子さんが私に気づいて声をだすと、そばの男性が私の方を見ました。
私つま先から頭のてっぺんまで目を走らす男の仕草はなにかいやな気分でした。
「この先生に、展覧会の費用をだしていただいてるのよ」と言われて私はようやく先輩が展覧会を開いた理由が分かってきました。
いくら絵が上手でも、先輩が自分で展覧会を開ける訳がありませんでした。
私はいちおう聞いておいた方がいいと思って、「あの絵のモデル礼子ちゃんなの」とさっきの絵を指さしました。
「あ、そうよ」とあっさりと答えが返ってきて、拍子抜けでした。
「よかった有紀ちゃんもモデルにならない」と礼子さんに言われて「あ、私でいいんだったら、お願いしますね、」と気軽に答えてしまいました。
しかしさっきの礼子さんがモデルの絵をもう一度見て、余計なこといっちゃったのかしらと後悔しました。
「先生はね月に一度くらい理事会の会合で上京なさるのよ、理事会は午後だから、時間つぶしにカラオケしていきましょうよ」と誘われました。
先輩のパトロンの先生なら断ってあとで恨まれても困ると思い、カラオケくらいならと一緒に行くことにしました。
「この先ちょっと行くとカラオケの店あるから」と言われて私は3人で並んで大通りを歩き始めました。
先生は私と礼子さんの間に入ると私のお尻に下から手をあてがってきました。
ゆっくりと回すように指先が動いてきて私は思わず飛び上がりそうになりました。
すると礼子さんが「あなた、先生と初対面じゃないのよ」となにげなくつぶやきました。
初対面ではないと言われて、急に私には大学の時の思い出がよみがえってきました。
礼子さんと合コンのあと帰りに電車がなくてふらふらしているとき声をかけてきた男性に先生がよく似ている気がしました。
あのときも男はすぐにお尻に手を当てて下から押し上げるように撫でてきました。
お尻の割れ目に巧みに指を入れてくる感触はあの時と同じでした。
あのあと、カラオケに連れて行かれて縛られて、乱暴された相手がこの男に違いないと気が付きました。
お尻を酷く叩かれて、二人で「フェ××オさせて下さい」と言わされたのが昨日の事のようでした。
翌日はお尻が腫れ上がって椅子に座れなくて、授業のとき後ろに立って授業を受けたのを思い出しました。
あのあとも礼子さんが交際を続けていたのは間違いありませんでした。
さっきの絵の紫色の色合いは、本当にお尻が紫色に腫れ上がっているのだと気が付いて体が震えてきました。
そういえば卒業式のあとも一人だけ礼子さんが、謝恩会に出なかったのも理由が分かってきました。
卒業式のあと袴を着たまま酷い目に遭わされたのに間違いありませんでした。
私は急に怖くなって体中が震えてきました。
このままついて行ったらなにをされるか分からない。
でもどうやって逃げ出せばいいのと自分に問いかけても答えはでませんでした。
カラオケ店までの短い道のりが、限りなく遠い時間に感じられました。
店員に案内されて部屋に入ると先生はカバンから縄を取り出しました。
なにをされるのかはすぐ分かりましたが体が震えて逃げ出せませんでした。
礼子さんは先生に渡された縄を手に取ると私の両手と両足を縛り始めました。
「ごめんなさいね」と小さく私の耳元でささやく声が聞こえましたが、縛り方は手慣れた様子で、私は足首と手首をきっちり縛り付けられて動けませんでした。
「これでよろしいでしょうか」と礼子さんが丁寧な口調で先生に言うと、「お前まだ言うことがあるだろう」と先生が厳しい口調で責め立てました。
「お許し下さいませご主人様、有紀ちゃんを展覧会に誘うのを断りましたことを心からお詫び申し上げます、どうぞ思う存分お仕置きしてくださいませ」と言うと礼子さんは床に四つん這いになって、スカートをめくりお尻をむき出しにしました。
下着を着けていないお尻は、あの展覧会の絵のように紫色にみみず腫れの色が浮き上がっていました。
先生が鞭をしならせて、礼子さんのお尻に打ち下ろすと、礼子さんは悲鳴も出せずに体中ががたがた震えていました。
どうして逆らえないのかしら、どうして礼子さんは言いなりになっているのかしらと私は不思議な気がしてきました。
礼子さんが急に声をださずに動かなくなりました。
息はしていましたが、痛さのあまり失神してしまったようでした。
ここまで打ちのめされるのはどんな気持ちなのだろうかと礼子さんがうらやましい気がしてきました。
先生の鞭は間をおかずにすぐに私のお尻に打ち下ろされてきました。
私は痛みが次第に強くなっていくのを必死で耐えました。
この痛みが快感になるのね、礼子さんみたいに喜びの痛みになるのねと思うと嬉しくて涙がわき上がってきました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私の期待を裏切るように、ゆっくりとした波が私の感触を楽しむように打ち寄せてきました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
私の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれました。
時計の針が止まると、永遠の時間が私の体を支配していました。
先生の繰り返すリズムは最後の瞬間が近いことを私の身体に告げると、押し広げるようにして奧までしっかり届いてきました。
先生は私の身体を天国まで投げ上げると、次の瞬間に暗黒の淵に突き落としました。
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