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第四十二話

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 なんとか貯金を増やせないかと思って、インターネットで出来るアルバイトをいろいろ探してみることにしました。
在宅ワークに登録すれば仕事が回って来るらしいのですがどうも、インチキが多いらしくてなかなか仕事も来ないらしいと私はがっかりしました。
いろいろ調べてみると在宅でパソコン教室を開いているというホームページがありました。
プロフィールを調べてみると、高校の先生をしている吉村邦夫さんという男性でした。
勤めている高校のホームページにもリンクが張ってあって、一応は安心できる人柄のようでした。
電子メールで生徒さんは何人くらい集まるのか聞いてみました。
するとすぐにメールがきて、生徒さんはすぐに集まるし収入もかなりになると返事が返ってきました。
私はそれはちょうどいいと思ってどうやって始めたらいいのか相談のメールを折り返しだしました。
すると邦夫さんが「メールでのやりとりは大変だからボイスチャットで打ち合わせをしよう」とメールに書いてきました。
私はそれもそうだと思って、旦那の帰りが遅いとき旦那のパソコンでボイスチャットをすることにしました。
電子メールで時間を知らせてボイスチャットで待ち合わせをすると、パソコン教室の始め方などいろいろと親切に教えてくれました。
「よかったら見に来てもいいですよ、」と言われた場所は、私の家からもそれほど遠くない場所でした。
「奥さんいらっしゃるんですか」と私は聞いてみましたが、いま実家に帰っていて一人暮らしだと言います。
私は事情をもっと詳しく聞こうとしましたが、どうも離婚寸前で嫁さんが実家に帰っている様子で、詳しい話しは聞けませんでした。
私はいくら見学とはいえ一人で行くのは危ない気がして、行くのは断りました。
すると邦夫さんは「最近旦那さんとはあっちのほうはどうですか」と話しをエッチな方に向けてきました。
私はやっぱりと思いましたが適当に返事をして相手にしませんでした。
しかし私がきっぱりとした態度を取らなかったせいか「いまどんな格好してるの、今度はビデオチャットでみてみたいね」と言い出しました。
私はやっぱり危ない人だと思って、適当に話しを切り上げてチャットを終わりました。



 翌日の夕方大学の時の先輩の真理子さんから電話があり「こないだ有紀ちゃんからもらったパソコンなんだけど具合が悪いんだけれど」と言ってきました。
旦那と電話を代わってもらうと、旦那は何やら真理子さんと話しをしてから電話を切りました。
「これから真理子さん来るから、やっぱり実際にノートパソコン見ないと分からないし」というので、少しは私に相談してから決めてくれればいいのにと思いました。
一時間ほどで真理子さんが来るはずでしたが、旦那に携帯が入り「また、客先でトラブルだ、明日朝までに復旧しろって」と言って家を出て行こうとします。
「明日にしてもらえないの、真理子さんがこれから来るんだから」と言っても「明日までに復旧しないと、違約金がいくら取られると思ってるんだ、億の単位たぞ、お前払えるのか」と言って相手にしてくれませんでした。
旦那と入れ違いに真理子さんが私の家に来ると、パソコンはやっぱり調子が変で途中で止まってしまいました。
私はインターネットで調べればいいと思い、パソコンからインターネットにアクセスしました。
するとこの間の邦夫さんもアクセスしていて、すぐにメッセージを送ってきました。
私はうっかり「パソコンが立ち上がらなくて、困ってるの」とメッセージを返してしまいました。
すると邦夫さん「どこが悪いのか、教えてもらえれば、なんとかなるかもしれないけど」とメッセージ返してきました。
私はこんな人に相談するわけにもいかないと思いましたが真理子さんがすぐにチャットにでて、しばらくメッセージのやりとりをしていました。
しばらく様子を見ていると真理子さんは、じっとしてパソコンの液晶画面をじっと見つめるだけでじっとしていました。
「どう、直ったの」と聞いてみると「やっぱり、再インストールしないとだめなんだって、いまスキャンディスクしてるんだけど、これ時間かかるらしいのよ」と言われました。
「何分くらい」と聞き返すと「2、3時間はかかるらしいんだけど」と言われ、私は困ってしまいました。
「いいから先に寝ていいわよ、終わったから教えるから」と言われましたが、真理子さんをそのままにして私だけ寝る訳にもいきませんでした。
しかし真夜中の12時近くになって終わらないので私は諦めてパジャマに着替えて寝室で布団に入りました。
ぼんやりと半分寝込んでいると耳に変な声が響いてきました。
私は旦那の部屋をこっそり覗いて見ました。
すると真理子さんがパソコンに向かって両足を広げてが「感じちゃうのこんなの初めて」と言いながら体を震わせていました。
私はすぐにはなにが起きているのか分かりませんでしたが、真理子さんが邦夫さんとビデオチャットをして、エッチな事をさせられているのだと分かりました。
私はどうしていいのか分からず、寝室に戻って布団に入り直しましたが、真理子さんの声は次第に大きくなり私の耳に響き続けました。
いつの間にか寝入っていると、急に真理子さんの声がして「ねえ、終わったから帰るわね」と言われました。
私は起きあがると、真理子さんの出て行ったドアを閉めました。
寝室でまた布団を被って寝ていると、旦那の部屋のパソコンを止め忘れたかもしれないと気になりました。
真理子さんが止めていってくれたに違いないとは思いましたが気になり始めると寝られなくなりました。
私は旦那の部屋に戻ってパソコンを確かめてみるとやっぱりついたままでした。
パソコンを落とそうと思って画面をよく見ると、さっきのチャットの画面がまだ残っていました。
どうやら、ビデオチャットをしていたようで相手の画面もまだパソコンに映ったままでした。
しかし、どうも映っている画面が変なのでよくよく目を凝らして確かめてみました。
大勢の男性が群がる中心には女性の足が見えて、助けを呼ぶ女性の声もスピーカから聞こえてきました。
部屋は邦夫さんの部屋に間違いないようでした。
まだチャットの会話ができるかと思って「いったいなにやってるんですか」とマイクで言ってみました。
すると邦夫さんらしい男がマイクの近くまで体を起こすと「このドスケベ女、ビデオチャットで輪姦プレーをさせたら、本当に輪姦されたいっていいだしやがって」
「思い通りにたっぷり楽しんでもらってるところだ」と言い出しました。
私はこれは大変と思い着替えると、自転車に乗って邦夫さんの家まで行きました。
部屋に入ると、パソコンの前には真理子さんが恥ずかしい格好に縛られて寝かされその花園のすぐ手前にカメラが置かれていました。
「この女も輪姦されたいんだってよ」と誰かが言うと、男達は一斉に私に飛びかかってきました。
私は逃げ出す余裕があるはずもないとすぐに思い知らされました。
繰り返される律動は、やがて稲妻にかわり私の体を引き裂きました。
いつ終わるのかわからない儀式は、繰り返すたびに私を快楽の底に沈めていきました。
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