32 / 122
第三十二話
しおりを挟む
春先になって、いつもはなかなか電話をよこさない父から電話がありました。
親類に今度東京の大学を受験する甥が居るので私の所に泊めて欲しいという連絡でした。
父から言われて断る訳にもいかないので、全然構いませんよとひとまず返事をしました。
試験の数日前に高校の制服を着た男の子が来ました。
私のいた高校の制服だったので、すっかりなつかしい気持ちがこみ上げてきました。
背の低くて小柄な男の子は、中学生くらいにしか見えませんでした。
甥は通学用のカバンに受験用の参考書をたくさん入れて持ってきたようですが、他に着替えらしい荷物は見あたりませんでした。
数日は泊まることになるので、着替えくらいは持ってきたほうがよかったのにと思いましたが、何も言わないことにしました。
旦那の部屋に通して、荷物を置かせてひとまずお茶を飲ませました。
甥は落ち着かない様子で、受験会場の場所を確かめたいと言っていました。
私は地図を出してきて、場所を教えて電車の道順も何度も教えました。
甥は東京には慣れていないので、朝起きる時間を何時にすればいいのか分からないので困った様子でした。
ひとまず落ち着くと甥はカバンから参考書をだして、旦那の机に広げて勉強を始めました。
私は邪魔をしてもいけないと思い、旦那が帰るまでそっとしておく事にしました。
旦那が帰ってくると、一緒に食事をしながら旦那が色々と受験のアドバイスをしてくれました。
食事のあと甥の気持ちもすこしくつろいだ頃、旦那の携帯に電話がありました。
客先のシステムに障害がでたから、すぐ来るようにとの会社からの呼び出しでした。
障害がでたのは旦那の受け持ち分ではないのですが、頭数を揃えないと、客が怒るからとの呼び出しでした。
旦那が家をでたあと、私が歯を磨いていると、どうも甥は歯ブラシを持ってきていないらしいのに気が付きました。
私は近くのコンビニに歯ブラシを買いにいきました。
家に戻ってみると、旦那の部屋から大きな音がしてきます。
大きな泣き声はアダルトビデオから聞こえる声に間違いありませんでした。
私が慌てて旦那の部屋に入ってみると、旦那自慢のシアターセットにはアダルトビデオが流れていました。
甥は、私を見ると押し倒そうと手をひっぱりました。
私はこれはまずいと思いましたが甥の力は以外と強くて逆らえませんでした。
欲望の嵐が激しい竜巻となって私の体に襲いかかってきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
支配者の許しがなければ、私は涙を流すことさえできなくなりました。
激しい渦の流れに私の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなりました。
意志を失った人形の体を女の宿命が支配し続けました。
天国に投げ上げられた私の身体は、燃え尽きるまで宙を舞い続けました。
心を失った私の身体を、甥は最後の一突きで貫きました。
親類に今度東京の大学を受験する甥が居るので私の所に泊めて欲しいという連絡でした。
父から言われて断る訳にもいかないので、全然構いませんよとひとまず返事をしました。
試験の数日前に高校の制服を着た男の子が来ました。
私のいた高校の制服だったので、すっかりなつかしい気持ちがこみ上げてきました。
背の低くて小柄な男の子は、中学生くらいにしか見えませんでした。
甥は通学用のカバンに受験用の参考書をたくさん入れて持ってきたようですが、他に着替えらしい荷物は見あたりませんでした。
数日は泊まることになるので、着替えくらいは持ってきたほうがよかったのにと思いましたが、何も言わないことにしました。
旦那の部屋に通して、荷物を置かせてひとまずお茶を飲ませました。
甥は落ち着かない様子で、受験会場の場所を確かめたいと言っていました。
私は地図を出してきて、場所を教えて電車の道順も何度も教えました。
甥は東京には慣れていないので、朝起きる時間を何時にすればいいのか分からないので困った様子でした。
ひとまず落ち着くと甥はカバンから参考書をだして、旦那の机に広げて勉強を始めました。
私は邪魔をしてもいけないと思い、旦那が帰るまでそっとしておく事にしました。
旦那が帰ってくると、一緒に食事をしながら旦那が色々と受験のアドバイスをしてくれました。
食事のあと甥の気持ちもすこしくつろいだ頃、旦那の携帯に電話がありました。
客先のシステムに障害がでたから、すぐ来るようにとの会社からの呼び出しでした。
障害がでたのは旦那の受け持ち分ではないのですが、頭数を揃えないと、客が怒るからとの呼び出しでした。
旦那が家をでたあと、私が歯を磨いていると、どうも甥は歯ブラシを持ってきていないらしいのに気が付きました。
私は近くのコンビニに歯ブラシを買いにいきました。
家に戻ってみると、旦那の部屋から大きな音がしてきます。
大きな泣き声はアダルトビデオから聞こえる声に間違いありませんでした。
私が慌てて旦那の部屋に入ってみると、旦那自慢のシアターセットにはアダルトビデオが流れていました。
甥は、私を見ると押し倒そうと手をひっぱりました。
私はこれはまずいと思いましたが甥の力は以外と強くて逆らえませんでした。
欲望の嵐が激しい竜巻となって私の体に襲いかかってきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
支配者の許しがなければ、私は涙を流すことさえできなくなりました。
激しい渦の流れに私の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなりました。
意志を失った人形の体を女の宿命が支配し続けました。
天国に投げ上げられた私の身体は、燃え尽きるまで宙を舞い続けました。
心を失った私の身体を、甥は最後の一突きで貫きました。
1
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。



イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる