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第二十八話
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夕方旦那がいつもより少し早めに帰ってくると、夕食の後「悪いんだけど、ちょっと頼まれてくれないか」と言いにくそうに切り出してきました。
「明日会社でプレゼンがあるんだけど、プレゼンにちょっと一緒に来て欲しいんだ。お前プレゼンて判るよな」と旦那に言われて初めは何のことか判りませんでした。
テレビドラマで新製品のプレゼンとかいうのがあったのを思い出した「新製品でも出すの」と聞いてみると「うん判ってるじゃないか、明日会社でその新製品のプレゼンやるからお前にも出席して欲しいんだけどいいかな」と旦那が頭を下げて私の目の前で両手を合わせました。
とりあえず旦那に恩を売っておいた方がよさそうだと思って「いいわよ」と答えると旦那が部屋に戻ってプリンターを動かしていました。
会社の誰かに電話で報告した後に、旦那が部屋から出てきて私にプリントを一枚渡しました。
渡されたプリントは英語で書いてあって新製品の説明らしい文章が並んでいました。
旦那は英語は得意なはずでしたが、英語の発音は下手なので私に頼んだらしいとなんとなく気が付きました。
私は旦那に恥をかかせるわけにもいかないと思って必死になって英語の朗読を繰り返し練習しました。
当日の昼頃に旦那の会社に行ってみると、すぐに会議室に案内されました。
会議室にはまだ誰も来ていなかったので私は繰り返し旦那に渡されたプリントを読み上げて英語の発音の練習しました。
予定の時刻になって、会議室にカナダ人らしい男が案内されて入ってきました。
プレゼンの相手は取引先の会長でこのプレゼンは、大事なプレゼンらしくて私は緊張して震えそうになりました。
旦那がプロジェクターでスライドを用意してくれたので、私は旦那の様子を見ながらスライドが進むのに合わせてプリントの英文を読み上げました。
プレゼンが無事終わった後は契約も済んであとは観光旅行をして帰国する予定で、旦那が案内役を頼まれました。
夫婦と一緒に秋葉原の電気街を見て歩いた後は築地の寿司屋に行って大トロを腹一杯食べました。
二人は契約も終わってくつろいだ様子でファーストネームで、ボビー、エミーと呼ぶように言われました。
食事が済んだ後は観光客向けのナイトクラブで花魁ショーを一緒に見ることになりました。
最初は普通に日本舞踊らしい格好で踊っていた花魁が帯を解いて服を脱ぎ始めたので私はびっくりして下を向いて顔を上げられませんでした。
旦那も花魁ショーで何をするのかは知らなかったらしくて恥ずかしそうな顔をしていました。
花魁ショーの後はカラオケに案内してみんなで歌い始めました。
外国には個室のカラオケはないらしくて二人とも珍しそうにカラオケルームの様子を眺めていました。
私が大学の学園祭の時に歌ったモーニング娘の曲をダンスの振り付けで踊ると二人ともびっくりして目を丸くしていました。
外国の歌も沢山用意してあったので、二人はいろいろと曲を選んで楽しそうに歌っていました。
一時間ほどカラオケで遊んだ後、旦那がボビーと何やらこそこそと相談をしていました。
この後は男だけでどこかに遊びにいくつもりらしく私は旦那にエミーをホテルまで送るように頼まれました。
カラオケ店を出て旦那と別れると私はエミーと一緒に大通りにでてタクシーを拾おうとしました。
しかしすぐにはタクシーが捕まらずに困っていると二人組の外国人に話しかけられました。
二人はエミーの知り合いらしくて馴れ馴れしい態度で話しがかけきました。
エミーも早口で喋るのでいったい何の話しをしているのかさっぱり判りませんでした。
しばらくして外国人の二人組とエミーとでこれからどこかで飲み直す話しがまとまったらしくて私は困ってしまいました。
裏通りのビルに案内されると、エレベーター上がって紹介された店は会員制の倶楽部らしくてドアには看板が出ていませんでした。
エミーは私が一緒に来ないなら先に帰ってもいいと言い出しましたが、エミーを残して私だけ先に帰るわけにもいきませんでした。
店の中に案内されると薄暗い照明の中でソファーやテーブルが一杯並んでいました。
一番奥のテーブルに案内されると紫色のカクテルが出てきてなんだか危ない雰囲気でした。
すこしづつ目が慣れてきて店のようすがだんだん判ってきました。
どのテーブルも席に座っているのは男女のカップルばかりで、男性はいかにもお金のありそうで成金趣味の服装、女性はキャバクラ嬢みたいな派手な格好でした。
私は隣に座った外人の男としばらく英語で話しをしましたがどうも変な感じでした。
旦那とのセックスの事をきかれたり、不倫してるかとかフェラチオは好きかとかそんな話しばかりでした。
少したってエミーが立ち上がると、男に奥の部屋に案内されておぼつかない足取りで歩き始めました。
私もエミーの後から部屋に入ってみると、薄暗い部屋の中央には大きな丸いテーブルが置いてあるのが見えました。
部屋の中を見回してみると、壁が大きな鏡になっていて変な雰囲気でした。
エミーが男に押し倒されてテーブルの上に寝そべったとき私は大変な事に気が付きました。
大きなテーブルだと思っていたのは、実際には大きな丸いベッドでした。
これは大変と思って振り返ろうとしましたが、もう逃げられませんでした。
すぐに私もベッドの上に押し倒されて男が上から身体を重ねてキスしてきました。
私の身体を襲う欲望は、嵐のような激しさでした。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
このままずっと奧まで責められたら、私の体はもう支配者に屈服するよりないと覚悟を決めました。
廃墟となって燃え落ちた私の身体に、男は支配者の刃を力強く打ち下ろして来ました。
「明日会社でプレゼンがあるんだけど、プレゼンにちょっと一緒に来て欲しいんだ。お前プレゼンて判るよな」と旦那に言われて初めは何のことか判りませんでした。
テレビドラマで新製品のプレゼンとかいうのがあったのを思い出した「新製品でも出すの」と聞いてみると「うん判ってるじゃないか、明日会社でその新製品のプレゼンやるからお前にも出席して欲しいんだけどいいかな」と旦那が頭を下げて私の目の前で両手を合わせました。
とりあえず旦那に恩を売っておいた方がよさそうだと思って「いいわよ」と答えると旦那が部屋に戻ってプリンターを動かしていました。
会社の誰かに電話で報告した後に、旦那が部屋から出てきて私にプリントを一枚渡しました。
渡されたプリントは英語で書いてあって新製品の説明らしい文章が並んでいました。
旦那は英語は得意なはずでしたが、英語の発音は下手なので私に頼んだらしいとなんとなく気が付きました。
私は旦那に恥をかかせるわけにもいかないと思って必死になって英語の朗読を繰り返し練習しました。
当日の昼頃に旦那の会社に行ってみると、すぐに会議室に案内されました。
会議室にはまだ誰も来ていなかったので私は繰り返し旦那に渡されたプリントを読み上げて英語の発音の練習しました。
予定の時刻になって、会議室にカナダ人らしい男が案内されて入ってきました。
プレゼンの相手は取引先の会長でこのプレゼンは、大事なプレゼンらしくて私は緊張して震えそうになりました。
旦那がプロジェクターでスライドを用意してくれたので、私は旦那の様子を見ながらスライドが進むのに合わせてプリントの英文を読み上げました。
プレゼンが無事終わった後は契約も済んであとは観光旅行をして帰国する予定で、旦那が案内役を頼まれました。
夫婦と一緒に秋葉原の電気街を見て歩いた後は築地の寿司屋に行って大トロを腹一杯食べました。
二人は契約も終わってくつろいだ様子でファーストネームで、ボビー、エミーと呼ぶように言われました。
食事が済んだ後は観光客向けのナイトクラブで花魁ショーを一緒に見ることになりました。
最初は普通に日本舞踊らしい格好で踊っていた花魁が帯を解いて服を脱ぎ始めたので私はびっくりして下を向いて顔を上げられませんでした。
旦那も花魁ショーで何をするのかは知らなかったらしくて恥ずかしそうな顔をしていました。
花魁ショーの後はカラオケに案内してみんなで歌い始めました。
外国には個室のカラオケはないらしくて二人とも珍しそうにカラオケルームの様子を眺めていました。
私が大学の学園祭の時に歌ったモーニング娘の曲をダンスの振り付けで踊ると二人ともびっくりして目を丸くしていました。
外国の歌も沢山用意してあったので、二人はいろいろと曲を選んで楽しそうに歌っていました。
一時間ほどカラオケで遊んだ後、旦那がボビーと何やらこそこそと相談をしていました。
この後は男だけでどこかに遊びにいくつもりらしく私は旦那にエミーをホテルまで送るように頼まれました。
カラオケ店を出て旦那と別れると私はエミーと一緒に大通りにでてタクシーを拾おうとしました。
しかしすぐにはタクシーが捕まらずに困っていると二人組の外国人に話しかけられました。
二人はエミーの知り合いらしくて馴れ馴れしい態度で話しがかけきました。
エミーも早口で喋るのでいったい何の話しをしているのかさっぱり判りませんでした。
しばらくして外国人の二人組とエミーとでこれからどこかで飲み直す話しがまとまったらしくて私は困ってしまいました。
裏通りのビルに案内されると、エレベーター上がって紹介された店は会員制の倶楽部らしくてドアには看板が出ていませんでした。
エミーは私が一緒に来ないなら先に帰ってもいいと言い出しましたが、エミーを残して私だけ先に帰るわけにもいきませんでした。
店の中に案内されると薄暗い照明の中でソファーやテーブルが一杯並んでいました。
一番奥のテーブルに案内されると紫色のカクテルが出てきてなんだか危ない雰囲気でした。
すこしづつ目が慣れてきて店のようすがだんだん判ってきました。
どのテーブルも席に座っているのは男女のカップルばかりで、男性はいかにもお金のありそうで成金趣味の服装、女性はキャバクラ嬢みたいな派手な格好でした。
私は隣に座った外人の男としばらく英語で話しをしましたがどうも変な感じでした。
旦那とのセックスの事をきかれたり、不倫してるかとかフェラチオは好きかとかそんな話しばかりでした。
少したってエミーが立ち上がると、男に奥の部屋に案内されておぼつかない足取りで歩き始めました。
私もエミーの後から部屋に入ってみると、薄暗い部屋の中央には大きな丸いテーブルが置いてあるのが見えました。
部屋の中を見回してみると、壁が大きな鏡になっていて変な雰囲気でした。
エミーが男に押し倒されてテーブルの上に寝そべったとき私は大変な事に気が付きました。
大きなテーブルだと思っていたのは、実際には大きな丸いベッドでした。
これは大変と思って振り返ろうとしましたが、もう逃げられませんでした。
すぐに私もベッドの上に押し倒されて男が上から身体を重ねてキスしてきました。
私の身体を襲う欲望は、嵐のような激しさでした。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
このままずっと奧まで責められたら、私の体はもう支配者に屈服するよりないと覚悟を決めました。
廃墟となって燃え落ちた私の身体に、男は支配者の刃を力強く打ち下ろして来ました。
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