【完結】令嬢はされるがままに

asami

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第二十七話

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 なんとか貯金を増やせないかと思って、インターネットで出来るアルバイトをいろいろ探してみることにしました。
在宅ワークに登録すれば仕事が回って来るらしいのですがどうも、インチキが多いらしくてなかなか仕事も来ないらしいと私はがっかりしました。
いろいろ調べてみると在宅でパソコン教室を開いているというホームページがありました。
プロフィールを調べてみると、高校の先生をしている中村達造さんという男性でした。
勤めている高校のホームページにもリンクが張ってあって、一応は安心できる人柄のようでした。
電子メールで生徒さんは何人くらい集まるのか聞いてみました。
するとすぐにメールがきて、生徒さんはすぐに集まるし収入もかなりになると返事が返ってきました。
私はそれはちょうどいいと思ってどうやって始めたらいいのか相談のメールを折り返しだしました。
すると達造さんが「メールでのやりとりは大変だからボイスチャットで打ち合わせをしよう」とメールに書いてきました。
私はそれもそうだと思って、旦那の帰りが遅いとき旦那のパソコンでボイスチャットをすることにしました。
電子メールで時間を知らせてボイスチャットで待ち合わせをすると、パソコン教室の始め方などいろいろと親切に教えてくれました。
「よかったら見に来てもいいですよ、」と言われた場所は、私の家からもそれほど遠くない場所でした。
「奥さんいらっしゃるんですか」と私は聞いてみましたが、いま実家に帰っていて一人暮らしだと言います。
私は事情をもっと詳しく聞こうとしましたが、どうも離婚寸前で嫁さんが実家に帰っている様子で、詳しい話しは聞けませんでした。
私はいくら見学とはいえ一人で行くのは危ない気がして、行くのは断りました。
すると達造さんは「最近旦那さんとはあっちのほうはどうですか」と話しをエッチな方に向けてきました。
私はやっぱりと思いましたが適当に返事をして相手にしませんでした。
しかし私がきっぱりとした態度を取らなかったせいか「いまどんな格好してるの、今度はビデオチャットでみてみたいね」と言い出しました。
私はやっぱり危ない人だと思って、適当に話しを切り上げてチャットを終わりました。


 翌日の夕方大学の時の先輩の和代さんから電話があり「こないだ有紀ちゃんからもらったパソコンなんだけど具合が悪いんだけれど」と言ってきました。
旦那と電話を代わってもらうと、旦那は何やら和代さんと話しをしてから電話を切りました。
「これから和代さん来るから、やっぱり実際にノートパソコン見ないと分からないし」というので、少しは私に相談してから決めてくれればいいのにと思いました。
一時間ほどで和代さんが来るはずでしたが、旦那に携帯が入り「また、客先でトラブルだ、明日朝までに復旧しろって」と言って家を出て行こうとします。
「明日にしてもらえないの、和代さんがこれから来るんだから」と言っても「明日までに復旧しないと、違約金がいくら取られると思ってるんだ、億の単位たぞ、お前払えるのか」と言って相手にしてくれませんでした。
旦那と入れ違いに和代さんが私の家に来ると、パソコンはやっぱり調子が変で途中で止まってしまいました。
私はインターネットで調べればいいと思い、パソコンからインターネットにアクセスしました。
するとこの間の達造さんもアクセスしていて、すぐにメッセージを送ってきました。
私はうっかり「パソコンが立ち上がらなくて、困ってるの」とメッセージを返してしまいました。
すると達造さん「どこが悪いのか、教えてもらえれば、なんとかなるかもしれないけど」とメッセージ返してきました。
私はこんな人に相談するわけにもいかないと思いましたが和代さんがすぐにチャットにでて、しばらくメッセージのやりとりをしていました。
「家が近くだから、これから達造さん来てくれるって」と和代さんが言い出すので旦那もいないしこれは困ったことになったと思いましたが、断ることもできませんでした。
達造さんが車で来ると、ノートパソコンを色々調べて「これは再インストールしかないね。やってあげるよ、すぐ出来るから」と言って再インストールの作業を始めました。
和代さんもすぐ終わると思ったのか、一安心といっか顔で達造さんに愛想を振りまいていました。
しかし、いつまでたっても達造さんはパソコンの前に座って液晶の画面を見ているだけでした。
「あとどのくらいですか」と私が聞いてみると「そうだね、あと4時間くらいかな」と達造さんが言うので私はびっくりしてしまいました。
「すぐ出来るって言いませんでしたか」と私が言い返すと「ああ、再インストールで4時間なんてすぐ出来る方だよ。この間なんか12時間かかったんだから」と言い出しました。
私はあきれ果てて言葉が返せませんでした。
しかたなく私は和代さんを寝室に来てもらい、私のパジャマに着替えてもらって先に寝ることにしました。
夜中の2時近くになって、すぐ耳元で「う、ううぅ」という変な呻き声が聞こえてきました。
ぼんやりとした気分で半分目を覚ますと、すぐ横で和代さんが膝を肩に押しつけられた姿勢で縛れれて、達造さんが上から体を重ねていました。
これは大変だと思って、起きあがろうとすると達造さんは今度は私の体を押さえつけて、和代さんと同じ姿勢に手際よく縛り上げました。
私は声も出せないまま、何も抵抗することはできませんでした。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
支配者に従順に従うことだけが、私に許された快感だと心の底から思えてきました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
私の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれました。
このままずっと責め続けられたら、私の体はもう暴君に従うしかないと覚悟を決めました。
達造さんの欲望は私の体を責め続けると、ようやく最後の一撃で私を貫きました。
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