22 / 122
第二十二話
しおりを挟む
旦那が夕食のあと部屋でパソコンをいじっていると急に大喜びして部屋をでてきました。
インターネットの懸賞でハワイ旅行が当たったというのです。
なんでも、普通の値段の3割引だと言うのです。
私は、「それはただ売れ残りの切符を安く売ってるだけじゃないの」と言ってみたんですが、旦那は「懸賞にあたったんだ」と言い張るので私は諦めました。
どうせ誰でもあたるインチキな懸賞に違いないのですが、旦那が喜んでいるのでそれ以上は言わない事にしました。
懸賞に当たったのは一人分だけだったので、旦那は一人でハワイに二泊3日の旅行に出かけました。
旅行から帰って来ると、こっそりカバンから草の乾燥させたものを取り出しました。
「これすごいんだぞ、これを飲むと感じるんだ、それも女専用の奴だ」と旦那が言い出します。
「効き目がすごいんだぞ」と言うのですが、どうも言うことが怪しくて現地の風俗の女性かなにかに貰った様子でした。
「それで、どうしてよく効くって分かるの、誰かに飲ませたの」と私が問いただすと、これはまずい展開になったと思ったのかそれ以上は白状しませんでした。
居間でお茶を飲んでいると、富山の置き薬のセールスマンから電話があり、これから集金に来るといいます。
私は押入から置き薬の箱をだして、玄関に用意しました。
すこし待つと、セールスマンがチャイムを鳴らす音がしました。
セールスマンは私が待っている間に、薬を調べて金額を合計していました。
私は旦那がハワイから持ってきた草をセールスマンに見せて、「この草なんの草だか分かりますか」と聞いてみました。
「旦那がハワイから持ってきたんですが、なにかの薬らしいんですが」と言ってみると、セールスマンは笑いながら「あ、これはただの雑草ですよ、ハワイでは観光客相手に雑草を薬だといって売りつける連中がいるんですよ」と答えてくれました。
「それでこの薬なんの薬だといって買ってきたんですか」と聞かれて、「女性によく効く薬だそうです」と言うと、「ああ、じぁあっちのコールガールにだまされたんでしょう、薬飲んで自分で薬が効いたように演技するんですよ」
「ところで、本当に効く薬ならありますけど、試して見ますか、バイアグラなんですけどね、アメリカからの平行輸入品でね、こっちは本当にききますよ」と勧められました。
「それで、効くんですか、バイアグラって」と試しに効いてみると、「そりゃあききますよ、元気な人が飲んだら一晩たちっぱなしですよ」と言ってまた笑いました。
「そうだ奥さん、バイアグラは男性用なんだけど、女性用もあるんですよ、」
「普段はお客さんには見せないんだけどね、いろいろあるんですよ」とカバンの中から、小さな薬を数錠だしてきました。
「よかったら今晩試してみませんか旦那が喜びますよ、いや内緒ですよ、内緒」と言いながら私の手に薬を2つほど渡してくれました。
セールスマンが帰った後、いつも遊びにきている早苗さんが訪ねてきました。
実家から柿を送ってきたからお裾分けにもってきたからと、大きな手提げバッグに柿をいっぱい届けにきたのでした。
私はちょっと悪戯に早苗さんに、さっきの女性用バイアグラを飲ませてみようと思いつきました。
柿を一つ切って、一緒にだす紅茶に薬を混ぜてテーブルに載せました。
早苗さんは柿を食べながら紅茶を飲み始めました。
しかし紅茶を全部飲んでもなにも様子は変わりありませんでした。
私はクッキーを勧めると、もう一杯紅茶に薬を入れて勧めました。
早苗さんが「最近駅前に女性用性感マッサージの店ができたらしいんだけど知ってる」と聞きます。
私は「聞いたことないけど、いつ出来たの」と聞き返しました。
「近所の奥さんが言ってたんだけど、そこに行くと必ず帰りに男の人に声かけられるんですって」と早苗さんが言うので、「声かけられて、そのあとどうするのよ」と聞いてみると、「どうも近くのラブホテルにいくらしいんだけど、これってなんか変よね」と言います。
「それで性感マッサージって言うのはいったいなんなの」と私が聞くと、「私もよくわかんないんだけど、なんというか聞いてみるとセックスそのままで、違うのはマッサージの人が女性ということだけらしいの」と言います。
「なんか、そうゆうの好きな人がいけばいいんじゃないの」と私が言うと、「それもそうね」と早苗さんは納得しました。
私はしばらくおしゃべりしながら早苗さんの様子を伺いましたが、結局なにも起こらずにちょっとがっかりしました。
早苗さんは「そろそろ夕食の支度しないと」と言って帰っていきました。
旦那が帰ってくると、今日は早苗さんの旦那と秋葉原に一緒にDVDを買いに行ったので、夕食の後、家にDVDを見に来るからと言います。
旦那自慢のDVDシアターセットを夫婦に自慢したいようでした。
夕食の後早苗さんが旦那の高典さんと一緒に来ました。
なんだか早苗さんは、妙に明るくすこしいつもとは様子が変でした。
きっとなにかいいことでもあったに違いないと思って早苗さんを見ていると、早苗さんはミニスカートでソファーに座ると、足を開いてパンティーが見えそうな格好で私の旦那の方に向けていました。
お茶を飲み終わるとそろそろビデオを見ようという話しになり、4人で旦那の部屋に入りました。
旦那が「今日買ってきたのはスターウォーズエピソードⅡだけど、一緒に裏DVDも買ってきたからそっちにしようか」と冗談交じりにいいました。
すると早苗さんが「私、裏DVDを見てみたいわ」と言い出しました。
旦那はすこしびっくりした様子でしたが高典さんが「今日こいつすこし変なんです、」と言い訳しました。
私はどうも薬が効いてきたらしいと気が付きました。
裏DVDが始まると、部屋一杯に女性の喘ぐ声が響き渡り大変な迫力でした。
私が画面を見入っていると、旦那の様子が変でした。
横を見ると早苗さんが、旦那にしがみついて足を絡ませていました。
私が唖然として二人の様子を見ていると高典さんが「今日こいつ、スワッピングがしたいって言い出してね、たまには刺激が欲しいって言うんだ。いつもは俺がやろうと言っても絶対いやだって言うのに、今日はどうしてもスワッピングしたいって言い出してね」と私に言います。
旦那は早苗さんを抱きしめながら、「あ、こいつなら好きにしていいですよ、いつも早苗さんがいいって言えばスワッピングはいつでもオッケーだって言ってますから」と高典さんに言いました。
私はこれはまずいと思いました。
早苗さんは、セックスに関しては真面目いっぽうで、スワッピングなどオッケーするはずがないので、私は早苗さんがオッケーなら私は構わないけどと、旦那にいつも言い逃れしていたのです。
高典さんが二人の身体をまたいで、私の上に身体を載せてきました。
私はどう言い逃れしていいのか分からなくて、じっとしているしかありませんでした。
その時急に旦那の携帯の呼び出し音がしました。
客先でコンピュータのシステムがトラブルで停止してしまったと緊急の呼び出しでした。
同僚の高典さんも慌てた様子で、身支度もそこそこに出かけていきました。
残された私と早苗さんは身体をもてあましたままどうすることも出来ませんでした。
早苗さんがふと思いついたように「ねえ、さっき話した性感マッサージの店行ってみようよ、このままじゃやでしょ」と言いました。
私もそれしかないと思って二人で駅前の性感マッサージ店に行くことにしました。
店の中は入ってみると以外と綺麗で壁の色は全部がピンク色でした。
入ってすぐに小さな待合い室がありその正面に受け付けの名札が立ててありました。
受付には看護婦の様な白衣を着た女性がこちらを見てほほえんでいました。
二人お願いしますと頼むと申し込み用紙に記入するように言われて、そのあと奧に通されました。
細長い廊下があって小さな小部屋が並んでいて、部屋の仕切は腰より少し下くらいのカーテンになっていました。
もうマッサージを受けている女性客が先にきているようで、かすかに呻くような声がどこかから響いてきました。
私が早苗さんの顔を見ると早苗さんも少し不安そうな顔で声の聞こえて来る方を見ていました。
二人並んだ部屋に通されると、カーテンは開けておいた方がいいですかと係の女性に言われました。
「そうですね」と私がはっきりしない返事をすると係の女性が仕切っていたカーテンを横にどけました。
腰くらいの高さのベッドのような台が二つ並んで脇に脱衣用の籠がありました。
私と早苗さんは店が用意した浴衣のような服に着替えると、その下はパンティーだけになりました。
ベッドにうつぶせになって下さいと言われて、ベッドに上がるとマッサージ師の女性が二人入ってきました。
やや中年くらいの外国人らしい女性は片言の日本語でなにか言うとマッサージを始めました。目をつぶってうつぶせになってマッサージを受けていると、すぐ隣で早苗さんの大きな声が聞こえてきました。
自分も同じ声をだしていると思いましたが、自分の声は聞こえませんでした。
薬が効いているせいか、意識が半分なくなって夢のような気分の中で、快感だけが体中に広がって止まらなくなっていました。
もうこれでたくさん、もういいからやめてと思うまで、マッサージ師の女性は手の動きを続けました。
もうだめと思って、涙がこみ上げて来たときようやく時間が来たようでした。
早苗さんの目にも半分涙がこみ上げてきているようで、私達はしばらくはベッドから起きあがることができませんでした。
すこし休んでからやっとのことで私達は着替えを済ませました。
店を出ようとすると店の女の子に「お二人ともどうですか、インターネットの交際クラブあるんですが、入ってみませんか、今だったら入会無料ですよ」と勧められました。
主婦をしていると、無料という言葉には弱くてついつい話しを聞いてしまいました。
「携帯のカメラで撮影した顔を、インターネットに登録しておくと、他の会員の男性からiモードで見ることが出来て、電子メールで交際のもうし込みが来るんです」という話しでしたが、どう考えても危ないクラブにしか思えませんでした。
しかし早苗さんが「あ、無料だったら私入ります」とすぐに返事をしてしまったので、私も一緒に交際クラブに入ることにしました。
「男性の方は、みな身元もしっかりしていて、安心しておつき合いできますよ」と説明を受けましたが、安心して交際なんてあるはずないのにと思いました。
女の子に渡された携帯で写真を撮ってもらうと、簡単な手続きをしてから店をでました。
早苗さんが「ちょっとお茶飲んで行きましょうよ」と言うので駅前のコーヒー店にはいりました。
早苗さんはコーヒーを飲みながら携帯を取り出すと電子メールのやりとりを始めました。
しばらくして、「ちょっと友達と会うから」と言って店をでていきました。
私はなんだか変だなと思って、すこし後から早苗さんの後をつけました。
するとやっぱり、駅の裏のラブホテルの方に男の人と入っていくのが見えました。
さっきの電子メールのやりとりの相手は、きっと交際クラブの男性に違いないと思いました。
私は一緒に写真を登録したのに、どうして早苗さんだけそんなに早くナンパされるのかしらとちょっと腹が立ってきました。
すると私の携帯にメールが届きました。
「こんにちは、初めまして、エッチな人妻さんかな」と届いた文面は交際クラブの男に違いありませんでした。
私はすぐにラブホテルに誘われるに違いないと思い、足が震えてきました。
「どう、最近気持ちいいことしてるかな」と次のメールが届きました。
私は「最近暇してるんです、暇で暇で」と試しに返事を出してみました。
すると、「じゃこれから遊ばないか、たっぷり楽しませてやるぜ」とメールが届きました。
私はもう自分でもなにがなんだか分からなくなって、「いまラブホテルの前なんです」と返事をしてしまいました。
しばらく待つと男がすぐに私を見つけて駆け寄ってきました。
声を掛けるより早く、男の手がすぐに私の腰からお尻をなで始めました。
ラブホテルに入ると、すぐにベッドに押し倒されました。
私の子宮は男に乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
私の身体はゆっくりとした動きで、永遠の時の底に沈み始めました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
私に許されたのは、望みを捨てて従属する快感に身をゆだねることだけでした。
このままずっと責め続けられたら、私の体は支配者に屈服するよりないと覚悟を決めました。
心を失った私の身体に、男は所有者の刃を力強く打ち下ろして来ました。
インターネットの懸賞でハワイ旅行が当たったというのです。
なんでも、普通の値段の3割引だと言うのです。
私は、「それはただ売れ残りの切符を安く売ってるだけじゃないの」と言ってみたんですが、旦那は「懸賞にあたったんだ」と言い張るので私は諦めました。
どうせ誰でもあたるインチキな懸賞に違いないのですが、旦那が喜んでいるのでそれ以上は言わない事にしました。
懸賞に当たったのは一人分だけだったので、旦那は一人でハワイに二泊3日の旅行に出かけました。
旅行から帰って来ると、こっそりカバンから草の乾燥させたものを取り出しました。
「これすごいんだぞ、これを飲むと感じるんだ、それも女専用の奴だ」と旦那が言い出します。
「効き目がすごいんだぞ」と言うのですが、どうも言うことが怪しくて現地の風俗の女性かなにかに貰った様子でした。
「それで、どうしてよく効くって分かるの、誰かに飲ませたの」と私が問いただすと、これはまずい展開になったと思ったのかそれ以上は白状しませんでした。
居間でお茶を飲んでいると、富山の置き薬のセールスマンから電話があり、これから集金に来るといいます。
私は押入から置き薬の箱をだして、玄関に用意しました。
すこし待つと、セールスマンがチャイムを鳴らす音がしました。
セールスマンは私が待っている間に、薬を調べて金額を合計していました。
私は旦那がハワイから持ってきた草をセールスマンに見せて、「この草なんの草だか分かりますか」と聞いてみました。
「旦那がハワイから持ってきたんですが、なにかの薬らしいんですが」と言ってみると、セールスマンは笑いながら「あ、これはただの雑草ですよ、ハワイでは観光客相手に雑草を薬だといって売りつける連中がいるんですよ」と答えてくれました。
「それでこの薬なんの薬だといって買ってきたんですか」と聞かれて、「女性によく効く薬だそうです」と言うと、「ああ、じぁあっちのコールガールにだまされたんでしょう、薬飲んで自分で薬が効いたように演技するんですよ」
「ところで、本当に効く薬ならありますけど、試して見ますか、バイアグラなんですけどね、アメリカからの平行輸入品でね、こっちは本当にききますよ」と勧められました。
「それで、効くんですか、バイアグラって」と試しに効いてみると、「そりゃあききますよ、元気な人が飲んだら一晩たちっぱなしですよ」と言ってまた笑いました。
「そうだ奥さん、バイアグラは男性用なんだけど、女性用もあるんですよ、」
「普段はお客さんには見せないんだけどね、いろいろあるんですよ」とカバンの中から、小さな薬を数錠だしてきました。
「よかったら今晩試してみませんか旦那が喜びますよ、いや内緒ですよ、内緒」と言いながら私の手に薬を2つほど渡してくれました。
セールスマンが帰った後、いつも遊びにきている早苗さんが訪ねてきました。
実家から柿を送ってきたからお裾分けにもってきたからと、大きな手提げバッグに柿をいっぱい届けにきたのでした。
私はちょっと悪戯に早苗さんに、さっきの女性用バイアグラを飲ませてみようと思いつきました。
柿を一つ切って、一緒にだす紅茶に薬を混ぜてテーブルに載せました。
早苗さんは柿を食べながら紅茶を飲み始めました。
しかし紅茶を全部飲んでもなにも様子は変わりありませんでした。
私はクッキーを勧めると、もう一杯紅茶に薬を入れて勧めました。
早苗さんが「最近駅前に女性用性感マッサージの店ができたらしいんだけど知ってる」と聞きます。
私は「聞いたことないけど、いつ出来たの」と聞き返しました。
「近所の奥さんが言ってたんだけど、そこに行くと必ず帰りに男の人に声かけられるんですって」と早苗さんが言うので、「声かけられて、そのあとどうするのよ」と聞いてみると、「どうも近くのラブホテルにいくらしいんだけど、これってなんか変よね」と言います。
「それで性感マッサージって言うのはいったいなんなの」と私が聞くと、「私もよくわかんないんだけど、なんというか聞いてみるとセックスそのままで、違うのはマッサージの人が女性ということだけらしいの」と言います。
「なんか、そうゆうの好きな人がいけばいいんじゃないの」と私が言うと、「それもそうね」と早苗さんは納得しました。
私はしばらくおしゃべりしながら早苗さんの様子を伺いましたが、結局なにも起こらずにちょっとがっかりしました。
早苗さんは「そろそろ夕食の支度しないと」と言って帰っていきました。
旦那が帰ってくると、今日は早苗さんの旦那と秋葉原に一緒にDVDを買いに行ったので、夕食の後、家にDVDを見に来るからと言います。
旦那自慢のDVDシアターセットを夫婦に自慢したいようでした。
夕食の後早苗さんが旦那の高典さんと一緒に来ました。
なんだか早苗さんは、妙に明るくすこしいつもとは様子が変でした。
きっとなにかいいことでもあったに違いないと思って早苗さんを見ていると、早苗さんはミニスカートでソファーに座ると、足を開いてパンティーが見えそうな格好で私の旦那の方に向けていました。
お茶を飲み終わるとそろそろビデオを見ようという話しになり、4人で旦那の部屋に入りました。
旦那が「今日買ってきたのはスターウォーズエピソードⅡだけど、一緒に裏DVDも買ってきたからそっちにしようか」と冗談交じりにいいました。
すると早苗さんが「私、裏DVDを見てみたいわ」と言い出しました。
旦那はすこしびっくりした様子でしたが高典さんが「今日こいつすこし変なんです、」と言い訳しました。
私はどうも薬が効いてきたらしいと気が付きました。
裏DVDが始まると、部屋一杯に女性の喘ぐ声が響き渡り大変な迫力でした。
私が画面を見入っていると、旦那の様子が変でした。
横を見ると早苗さんが、旦那にしがみついて足を絡ませていました。
私が唖然として二人の様子を見ていると高典さんが「今日こいつ、スワッピングがしたいって言い出してね、たまには刺激が欲しいって言うんだ。いつもは俺がやろうと言っても絶対いやだって言うのに、今日はどうしてもスワッピングしたいって言い出してね」と私に言います。
旦那は早苗さんを抱きしめながら、「あ、こいつなら好きにしていいですよ、いつも早苗さんがいいって言えばスワッピングはいつでもオッケーだって言ってますから」と高典さんに言いました。
私はこれはまずいと思いました。
早苗さんは、セックスに関しては真面目いっぽうで、スワッピングなどオッケーするはずがないので、私は早苗さんがオッケーなら私は構わないけどと、旦那にいつも言い逃れしていたのです。
高典さんが二人の身体をまたいで、私の上に身体を載せてきました。
私はどう言い逃れしていいのか分からなくて、じっとしているしかありませんでした。
その時急に旦那の携帯の呼び出し音がしました。
客先でコンピュータのシステムがトラブルで停止してしまったと緊急の呼び出しでした。
同僚の高典さんも慌てた様子で、身支度もそこそこに出かけていきました。
残された私と早苗さんは身体をもてあましたままどうすることも出来ませんでした。
早苗さんがふと思いついたように「ねえ、さっき話した性感マッサージの店行ってみようよ、このままじゃやでしょ」と言いました。
私もそれしかないと思って二人で駅前の性感マッサージ店に行くことにしました。
店の中は入ってみると以外と綺麗で壁の色は全部がピンク色でした。
入ってすぐに小さな待合い室がありその正面に受け付けの名札が立ててありました。
受付には看護婦の様な白衣を着た女性がこちらを見てほほえんでいました。
二人お願いしますと頼むと申し込み用紙に記入するように言われて、そのあと奧に通されました。
細長い廊下があって小さな小部屋が並んでいて、部屋の仕切は腰より少し下くらいのカーテンになっていました。
もうマッサージを受けている女性客が先にきているようで、かすかに呻くような声がどこかから響いてきました。
私が早苗さんの顔を見ると早苗さんも少し不安そうな顔で声の聞こえて来る方を見ていました。
二人並んだ部屋に通されると、カーテンは開けておいた方がいいですかと係の女性に言われました。
「そうですね」と私がはっきりしない返事をすると係の女性が仕切っていたカーテンを横にどけました。
腰くらいの高さのベッドのような台が二つ並んで脇に脱衣用の籠がありました。
私と早苗さんは店が用意した浴衣のような服に着替えると、その下はパンティーだけになりました。
ベッドにうつぶせになって下さいと言われて、ベッドに上がるとマッサージ師の女性が二人入ってきました。
やや中年くらいの外国人らしい女性は片言の日本語でなにか言うとマッサージを始めました。目をつぶってうつぶせになってマッサージを受けていると、すぐ隣で早苗さんの大きな声が聞こえてきました。
自分も同じ声をだしていると思いましたが、自分の声は聞こえませんでした。
薬が効いているせいか、意識が半分なくなって夢のような気分の中で、快感だけが体中に広がって止まらなくなっていました。
もうこれでたくさん、もういいからやめてと思うまで、マッサージ師の女性は手の動きを続けました。
もうだめと思って、涙がこみ上げて来たときようやく時間が来たようでした。
早苗さんの目にも半分涙がこみ上げてきているようで、私達はしばらくはベッドから起きあがることができませんでした。
すこし休んでからやっとのことで私達は着替えを済ませました。
店を出ようとすると店の女の子に「お二人ともどうですか、インターネットの交際クラブあるんですが、入ってみませんか、今だったら入会無料ですよ」と勧められました。
主婦をしていると、無料という言葉には弱くてついつい話しを聞いてしまいました。
「携帯のカメラで撮影した顔を、インターネットに登録しておくと、他の会員の男性からiモードで見ることが出来て、電子メールで交際のもうし込みが来るんです」という話しでしたが、どう考えても危ないクラブにしか思えませんでした。
しかし早苗さんが「あ、無料だったら私入ります」とすぐに返事をしてしまったので、私も一緒に交際クラブに入ることにしました。
「男性の方は、みな身元もしっかりしていて、安心しておつき合いできますよ」と説明を受けましたが、安心して交際なんてあるはずないのにと思いました。
女の子に渡された携帯で写真を撮ってもらうと、簡単な手続きをしてから店をでました。
早苗さんが「ちょっとお茶飲んで行きましょうよ」と言うので駅前のコーヒー店にはいりました。
早苗さんはコーヒーを飲みながら携帯を取り出すと電子メールのやりとりを始めました。
しばらくして、「ちょっと友達と会うから」と言って店をでていきました。
私はなんだか変だなと思って、すこし後から早苗さんの後をつけました。
するとやっぱり、駅の裏のラブホテルの方に男の人と入っていくのが見えました。
さっきの電子メールのやりとりの相手は、きっと交際クラブの男性に違いないと思いました。
私は一緒に写真を登録したのに、どうして早苗さんだけそんなに早くナンパされるのかしらとちょっと腹が立ってきました。
すると私の携帯にメールが届きました。
「こんにちは、初めまして、エッチな人妻さんかな」と届いた文面は交際クラブの男に違いありませんでした。
私はすぐにラブホテルに誘われるに違いないと思い、足が震えてきました。
「どう、最近気持ちいいことしてるかな」と次のメールが届きました。
私は「最近暇してるんです、暇で暇で」と試しに返事を出してみました。
すると、「じゃこれから遊ばないか、たっぷり楽しませてやるぜ」とメールが届きました。
私はもう自分でもなにがなんだか分からなくなって、「いまラブホテルの前なんです」と返事をしてしまいました。
しばらく待つと男がすぐに私を見つけて駆け寄ってきました。
声を掛けるより早く、男の手がすぐに私の腰からお尻をなで始めました。
ラブホテルに入ると、すぐにベッドに押し倒されました。
私の子宮は男に乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
私の身体はゆっくりとした動きで、永遠の時の底に沈み始めました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
私に許されたのは、望みを捨てて従属する快感に身をゆだねることだけでした。
このままずっと責め続けられたら、私の体は支配者に屈服するよりないと覚悟を決めました。
心を失った私の身体に、男は所有者の刃を力強く打ち下ろして来ました。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。



イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる